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チュニジア日記1


【 初日:成田10:00発 】

イギリスのヒースローまでは14時間くらい。アメリカより近い感じ。
『景色を見たいので窓際に座りたい』とダダをこねた前田が離陸する前に落ちていたので、グーでぶん殴る。
飛行機の中は『ゴルゴ13』の取り合い。周りから白い目で見られる。
映画でキャッツがやってた。まあまあかな。俺はお腹が弱いのでほとんど機内食も食べずに寝っぱなし。

イギリスに着いたのは13時くらい。クイーンズ駅で小柄なおじさんに話し掛けられ、一人20ポンド(4000円くらい)の安
宿に泊まった。山田が大阪人みたいな勢いで値切る。でもとにかくイギリスの物価は高い。日本の1.2倍くらい。嫌にな
っちゃう。山田が朝食抜きでいいから18ポンドにしてくれとお願いしたがあっさりこと断られ、60ポンド全額を支払ってし
まう。そこで俺と前田は18ポンドにしてもらうよう、山田自身に交渉。山田「俺を値切るな!」と、さすがに折れず。

ホテルで10分休憩して、すぐに外出。歩いて郊外まで行き、ビッグベンと世界最大(ほんとか?)の観覧車に乗った。夜景
が綺麗だった。女性が来たくなるのがわかる気がする。でも俺らは男3人で全然ロマンチックぢゃない。被写体いつも同じ。
むさ苦しい髭ずら(山田)、ヨダレの止まらないアホずら(前田)、綺麗に撮ろうという気がわかない。でも折角デジカメ買った
ので一生懸命取り捲る。前田と山田も一眼レフの銀塩カメラを持っているのでバシバシ撮っているが、この二人のセンスの
無さは折込ずみなので、相手にしない。シャッターチャンスとは程遠いタイミングでパシパシ撮っている。センスが無いのも
気の毒だ。

観覧車に乗った帰りにBARで0時まで飲んだ。本当は食事したかったんだけど、どうしても本場のBARに行きたかった。で、
BARにはチップスしかなくて、はらぺこ状態で結局ホテルへ。前田は空腹に耐え切れず、ホテルに向かう途中で逃走する。
俺と山田は最高の場所にあった前田のベッドから荷物をどかす。

この時点で日本を出て24時間経過。すでに疲れてきている。
ベッドとシャワーの順番じゃんけんは今回も俺がビリ。先が重いやられる。

そして、
翌日のチュニジア行きのチケットを見ると、朝3:30に起きなければならないことが発覚。先に言えよなー。
ほとんど眠れないじゃん。
仕方が無いので、イビキでうるさい前田の顔にやさしくビニール袋をかぶせ、急いで寝た。

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以上、初日。
先進国見て回るのは初めてだったのでちょっと嬉しかった。
写真はぜーんぶイギリス。町並み/観覧車から見るビッグベン/BAR
初めての割に結構綺麗にとれているでしょ?あれ?だめ?
日記です。転送します。

【 2日目:ロンドン3:30発 】

朝3:30に起きて身支度。3人でシャワーを使うので、終わったら起こすって感じ。
最初に風呂に入る人は結構大変(俺)。5時の列車に乗らなければならないのに、現地時間に誰も時計を
あわせていなかったため、ホテルを出る間際に残り3分とわかる。駅までもうダッシュし、なんとか間に合った。
しかし無常なもので、乗った電車がEXPRESSではなく鈍行だったため、結局ギリギリで空港に着いた。

空港で搭乗手続きをし、マックで食事。うまい。久々の食事。
やっぱ海外ではマックに限るね。

飛行時間は約4時間。日本との時差は約8時間である。ガドウィック⇔チュニス間ともなると、日本人は全くおらず、
英語とフランス語の説明だけ。後ろの席の外人さんの香水がキツイ。なんで外人さんってあんなに香水がキツイん
だろ。しかし・・・『この環境ならばバレまい』と思い「お*ら」を10回くらいした。きついやつ。隣に座っている山田が
前田ともめていた。そのあと「あの飛行機。まじ勘弁。常にひどい臭いがするんだよ」ってぼやいていた。俺も香水の
匂いが辛かったと訴えたが、原因は違ったようだ。「川口さん。マジ勘弁!」と山田が言ってた。

チュニスの飛行場が見えてきた。青い海。白い家々。まさにリゾート。ここから私のバカンスが始まる。うふふ。

空港でまず帽子を探す。目的地の砂漠は日中50℃まで上昇し、日差しが強いそうだ。「帽子がなければ死ぬ」と
聞いていたので急いで探す。前田はせっかく日本で買ってきた帽子を成田で落としたらしい。そのまま命も落として
欲しいと心から願う。

お金をドルからディナールへ換金する。BANKOがたくさんあり、どこで両替したらいいのかわからない。最初に
両替しようと思ったところは換金率が悪く、他のと比較し一番儲かるところで両替する。そのとき、
「日本人ですか?」
と両替していた客に声をかけられた。彼は東京国際大学に留学しているそうだ。むちゃくちゃ日本語がうまい。
あたまよさそう。彼にチュニジアのいいとこと。絶対見るべきところを聞いて、更に国内線の登場口まで教えてもら
う。

そもそもチュニジア南部へはかなりの距離があり、時間の節約のため片道は必ず国内線を使わなければ無駄が
多い。そこで最南端トズールからここチュニスに戻ってくる国内線を探し、4日後に予約を入れた。受付の女性が
「ところで行きはどうするの?」
と言う。もちろん乗合バス。乗合バスーとは行きたい街が一致した者どおしが同席して乗り込むバスである。クー
ラーなし。箱づめ。砂漠の50℃。確かに辛いが、お金の節約にはもってこいだし、ゆっくり国を見て周るにはある意味
最適かもしれない。

乗合バスでチュニス→スファックス→ガベス→メドニン→タタウィンと乗り継いだ。途中、なかなか同じ方面に乗る人
がいなく、待たされる時間もあったが比較的スムースに進んだ。本当はマトマタまで行く予定だったが、マトマタには
あまり泊まるところがなく、翌日タタウィンまで向かうことを考えると、今日向かってしまった方がいいと考え、このスケ
ジュールとなった。国内線の姉さんも驚いていたが、乗合バス10時間はきつかった。全員グロッキー状態である。

今日くらいはいいところに泊まろうということになり、タタウィンの三ツ星ホテル「フラミンゴ」へ向かう。途中、乗合バスで
一緒になったフランス人女性が英語で我々の行きたい先を運転手に伝えてくれた。

ホテルに着いて、山田が値段交渉に行く。鳥目で一切暗闇を歩けない前田と英語の話せない俺はタクシーで待つ。
タクシーの運ちゃんが3人で6ディナールのところ一人6ディナールを請求してきた。頭にきた我々はホテルの人(黒人)
にお願いしておっぱらってもらった。

ホテSANGO最高。風呂に入らず、プールサイドで夕食を食べる。
夕食後タラフクビールを飲んで受付で翌日の個人ツアーガイドを紹介してもらった。我々の予定ではタタウィンからマトマタ
を経由しドゥーズーでラクダに乗ってから念願のタメルザ渓谷に入る計画だ。とにかく明日の8時にガイドを呼んでもらうよう
お願いし、部屋へ行った。

す、すばらしい。感涙だ。
これで本当に一人50ディナール(4500円)なのか?これまでの旅行で最高のホテルに満足し、笑顔でベッドを取り合
う。またじゃんけんで負けた俺は腹いせにクーラーをガンガンかけて寝ることにした。

明日は余裕の6時起きってとこです。

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写真は
①チュニジア東部(スファックスあたり)の地中海
②HOTELフラミンゴ。プールサイドでの晩餐
③乗合バス
④部屋
です。部屋綺麗でしょー?
でも前田と山田はやっぱすごいよ。
これだけノースケジュールで問題なく旅行できるのはあいつらの貪欲さのおかげだと思う。
ほいじゃ充実の3日目。写真もちょっと増えてきたよ。

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【 3日目:タタウィン 】

朝、5時に目が覚める。なんか年を食ったせいか、自然に目が覚めてしまう。そして2度寝できない。
ここタタウィンはチュニジアの街の中で最南端に位置している。周りは土砂漠。砂漠では夜が寒いと
聞いていたがあまり寒くはない。やはり街のあるところはオアシスなので、気温の変化は緩やかなの
かも知れない。二人はまだ寝ている。自分だけ起きてしまうと、体力を自分だけ消耗することになるの
で山田に「タバコを吸おう!」と誘い、起こした。こいつら相手に自分だけ体力を消耗するのは死を意味
する。

外に出てみると、昨日わからなかったホテルの概観がはっきりした。かなり大きいホテルで従業員も
たくさんいる。シーズンオフなのかガランとしていて、他の客はあまり見当たらない。いたとしてもそれ
は地元の人のようであり、西洋人らしき人はいない。
(写真1枚目/写真2枚目)

ビュフェ式の食堂で食事を食べる。やっと落ち着いた朝食。ここの主食は意外にもフランスパン。フラン
ス領だったこともあり、かなりフランスの影響を受けているみたいだ。野菜やフルーツジュースがとても
おいしい。

レセプションに行き、約束していた人と会う。今日の予定はタタウィンからマトマタへ北上し、途中見れる
限りのところを見て、私の一番行きたかったタメルザで宿泊することだ。ホテルの人は「タメルザパラス
に泊まる気でしょ?」と我々の先を読んでいた。地球の歩き方にも書いてあったがかなりのホテルのよう
だ。ワクワクする。それにしても受付のおねーさん綺麗。浅黒くて目鼻立ちがはっきりしていて・・・。
す、好き。

前田が行きたいところを告げると、3人で700ディナールかかることがわかった。しかも行きたいところは
とても周り切れないと言う。「ここはなんとかなるでしょ?」と現地のガイドに向かって強引にルートを指示
する前田。現地のガイドもその道は無理だと言っているので「前田無理って言ってるじゃん。あきらめよう」
と何度も説得するが絶対に折れない。ガイドよりもこいつが一番頑固だ。現地の人が無理なら普通無理
だろ。

しかし、結局すべてこちらの思い通りに進み、向こう側も翌日のガイド付、ホテル代半額で手を打ってく
れた。あまりの順調さにどこか騙されているのではないかと思うくらい。でもホテルで領収書をしっかり
切ってくれたので安心。さすが金額は安くとも一流ホテル!2日専任ガイドでトヨタのジープ。最高のホ
テルに泊まって3人で700ディナール(63,000円)。破格だ。

そのあと、午後1時出発と言うので午前中に現地のタクシーを使ってシェニニとクサールへ向かった。ここ
は北アフリカの先住民族ベルベル人の住居「ゴルファ」がある。観光名所となっている3箇所(スルタン/
ウレド/クサール)すべてを周ってもらった。

スルタンは一番綺麗に保存されているところで、景色もいい。現地の人が日陰でゲームを楽しんでいた。
(写真3枚目/4枚目)
ウレドでは現地の子供ガイドを雇い、適当に見たが壮大な景色がある反面、電線が張り巡らされ、ベルベ
ル人の生活にも近代の文明が入り込んできていることに複雑な思いを受けた。
(写真5枚目)
クサールはスターウォーズでスカイウォーカーの住居になっていたところで、映画の撮影場所にいることに
ミーハーな感動を覚えた。

どこも綺麗に残っていてすばらしいの一言だった。

帰ってきて、すぐに専任ガイドとタメルザに向かった。食事は途中の現地ファーストフード店で済ませた。
これがまた安くてうまい。食に関してはイギリスの100倍いい。前田は案の定食いきれない。バカか?
こいつは。タメルザに向かう途中5ヶ所くらい、ポイントポイントで降ろしてくれた。

まずは現在も生活しているベルベル人を紹介してくれ、家まで上がりこんだ。これはありえない経験だった。
50度の世界でも住居は28度程度に保たれていた。恐るべし砂漠の人々。また、ハーブティとナツメヤシの
干したものをご馳走になった。ハーブティは甘すぎる。ナツメヤシはうーん。見かけは悪いけど食えないこと
ない。

次に砂漠で野生のラクダを真近で見た。山田にらくだとの写真を撮ってもらったが、見るとらくだにピントを
合わせていやがった。最低だ。らくだはかなり凶暴。サハラの砂をフィルムケースに込めて、感動をかみ
締めていると、水のない砂漠に一筋の川が・・・。たっしょんをしている前田だ(ガイドから了解はもらった)。
こいつはどこでも生きていけそうだ。それにしてもあたりは道以外なにもない砂漠。こんなところに置いてい
かれたら、3秒でショック死すると思う。砂は本当にさらさらで、粉雪のようだ。
(写真6枚目/写真7枚目)

そしてドゥーズでドロマデール(ひとこぶラクダツアー)に参加した。念願のツアーだ。あきらめていたので本
当にうれしかった。3時過ぎの暑い日差しの中3人でラクダに乗り一面砂漠の世界へ。ラクダさんかわいい。
自分のラクダのおしりを触ると尻尾で「ペシン」。か、かわいいじゃねーかラクダさん。眺めもよく、面白い。
外人さんの団体ツアーもたくさん来ていた。これが夜で月明かりのもと移動できたら最高だと思った。
(写真8枚目/写真9枚目)

そのあと、タメルザパラスへ。もうすっかり日も落ち、8時を回っていた。でもこんなにゆっくりできるのはガイド
さんのおかげ。チップ(10ディナール=900円)を弾み。明日もがんばって貰うよう期待する。

ホテルは大きかった。ななななんと★★★★だ。つまり4つ星。タメルザにはアルジェリアの国境近くのオア
シスでイングリッシュペイシェントで有名になった場所。そして、ここタメルザパラスは1992年オープンの高
級ホテルだ。本当なら一泊110ディナールなのだが、一人65ディナールまで負けてもらった(これは最初に
払った700ディナールに含まれる)。もう最高。連荘でいいホテルに泊まり、感動が止まらない。

夕食でのサービスも完璧だ。ついつい地元のワインやビールを頼み楽しく過ごしてしまった。
「たまにはこんなリッチでブルジョアな旅行もいいね。俺らもう29だし。」
と山田が言う。俺はそのとき(29才)が初めての海外旅行でペルーだったので、まだまだ激しい旅行をみん
なに続けてもらわないと納得がいかない。最悪の環境でこそ本当のお互いの姿が見え、やさしくなれる。あ
まっちょろい環境での友情なんて信じられない。自分もいっぱいいっぱいの状況でどれだけ仲間を守れるか。
自分勝手なことを言わず、相手の意見を認められるか。それを超えられなければ友じゃない。
(写真9枚目)

なーんて。ちょっと真剣な話をした。

プールサイドのBARで3人で酒を飲み。今日の成功を祝った。しかし、山田の頼んだ「タメルザブルー」という
カクテルだけはまずかった。

明日も余裕の6時起き。今回の旅行は楽勝だ!と、このときだけ思う。

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3日目は本当に充実してた。俺らの旅行で優先するのはずばり
「時間」
そのために多少金がかかろうと体力が尽きようと、がんばる。
やっぱ忙しい日本人なのかな。いつかリゾート旅行もしたいよな。
では。