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ベストパートナーになるために①」(2008/06/03 (火) 11:38:50) の最新版変更点

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ここでは、男性と女性とのギャップを説明したい。 おそらく男性は、「男性の考え方」に共感すると思う。 しかし、「女性の考え方」は何とも理解しがたいだろう。 女性も、「女性の考え方」にうなづき、「男性の考え方」を理解しないだろう。 「そんな考え方をするはずはない」とお互いが思っている。 しかし、自分が「自分の性の考え方」に持つのと同じ共感を、相手も「自分の性の考え方」に持っているのだ。 そう考えれば、お互いの間には、いかに大きなギャップがあるかを理解できるだろう。 ①男と女の採点の仕方 男女間で問題が起きるのは、得てして、お互いが得点差を感じているときである。 ここでいう得点は、相手に尽くした際に加点されるものだ。 自分は30点のことをしてあげたのに、相手は10点しか返してくれていない。 そう考えている際は、どんな些細なことも大事に発展していく。 しかし、同点に近いと感じていれば、ある程度のことには許容できる。 さて、ここで難しいのは、男性と女性の採点の仕方が違うということだ。 女性は、「行動」に対して得点を与える。 男性は、「気持ちの表現」に対して得点を与える。 ①-1.女性の採点の仕方 女性は、「行動」に対して得点を与える。 自分を気遣う言葉をかけてくれる、皿洗いを代わってくれる、花束を贈られる。 こうした「行動」の1つ1つに、「1点」を与えていく。 ここで男性が大きく勘違いしていることがある。 それは、「行動」の大きさによって、得点が変動すると思っていることだ。 3000円の花束を贈れば30点。でも、500円の花束なら5点と考える。 そして、3000円の花束を贈って30点稼いだのだから、得点を溜め込んだと考える。 しかし、女性にしてみれば、それはどちらも1点でしかない。 例えばである。 1.朝起きて皿洗いをして(1点)、子供のおむつを代え(1点)、妻と話しを聞きながら食事をする(1点)。   午後は妻に断りを入れてから(1点)、一人でマンガ喫茶で過ごす。   帰り際に100円の花を一輪買って帰る(1点)。   子供を風呂にいれ(1点)、妻の料理を褒めながら(1点)、今日読んだマンガの話しをする(1点)。 2.朝起きて、妻が家事をするのを横目に見ながら、1日の過ごし方を思案する。   妻がバッグを買い換えたがっていたのを思い出し、それを提案する(1点)。   デパートに連れて行き、バッグを買ってあげる(1点)。   夕食は外食をし、1日の家族サービスを十分に終えたと思った男性は、好きなテレビを見始める。 この2つの例の()の中は、女性が加点をするタイミングである。 「1」は8点なのに対し、「2」は2点だ。 しかし、男性は、「1」を0点、「2」を50点と解釈する。 「50点」を稼いだ男性は、実際には2点しか稼いでいないのに、しばらく得点するのをやめてしまう。 女性に対しては、大量得点を狙いにいこうとせず、小さなことを継続的に行うことが大事なのだ。 ①-2.男性の採点の仕方 男性は、「気持ちの表現」に対して得点を与える。 笑顔の「おはよう」、帰宅時の「おかえり」、皿洗いなどに対する感謝の言葉。 家族生活に満足していること。 そうした、自分を認めてくれる気持ちの表現に得点を与える。 ここで女性が理解できないことがある。 「気持ちの表現」をしない場合、それを男性は減点ととらえる。 皿洗いをしてくれた男性に対して、さも当然かのように女性が振舞えば、大量失点を意味する。 逆に、感謝を表現すれば、男性は自分に対し「良い夫」であるという自負を持つ。 例えばである。 1.女性が朝早くおきて掃除機を掛け始める。   遅れて起きてきた男性に、顔をむけることなく「おはよう」という(-10点)。   女性は、テレビを見始めた男性を咎めることなく、洗濯を始める。   その間に、男性が子供のおむつを取り替えるが、子育てはお互いの役割なので、ありがとうとは言わない(-10点 )。 2.女性は2度寝をしてしまい、男性より遅く起きる。   元気よく、「おはよう、ごめんね、寝かせてもらって」と笑顔で言う(+10点)。   「申し訳ないんだけど、掃除機か洗濯を干すかを手伝ってくれない?」と明るくおねだりする。   掃除機をかけてくれた男性に、「ありがとう。いい旦那さんだわ。」と感謝を表現する(+20点)。    この2つの例の()の中は、男性が加点・減点をするタイミングである。 「1」は-20点なのに対し、「2」は30点だ。 しかし、女性は、色々と自分で動いた分、「1」の方を高得点と考える。 そして、何もしてくれない男性に苛立ちをつのらせるのだ。 男性に対しては、「いかに自分が満足しているか」を伝えることが重要だ。 極端な話し、料理を作ってもらうことに男性は加点しない。 自分の作った料理をほめてもらうことに点を与えるのだ。 ②男と女の悩み方は違う ②-1.女性の悩み方と、その対処 女性は、「話す」ことで自分の心を整理し、心の不安定を解消させようとする。 「話す」行為自体が目的なのであって、そこに解決策を求めることは稀である。 男性が女性に相談されると、ついつい、アドバイスを行ってしまう。 「自分の出番だ!」と思ってしまうのだ。 しかし、女性はアドバイスを求めているわけではない。 聞き手を求めているのであり、「共感」と「同情」を求めている。 普段、どんなに論理的な女性でも、悩みをぶちまけている際は別人となる。 「話し」は支離滅裂で、論理性も無く、思ったことを口にする。 なぜなら、「相手に伝える」ことが目的でなく、「話す」ことが目的だからだ。 こうした悩みを相談された際、男性はどう対応すべきか? 1.まずは「共感」と「同情」で、相手の鼻息を抜いてあげる。   「YES(そうだね、分かるよ)」で接し、「NO(でも、だけど)」を使わない。    2.相手がある程度落ち着いた段階で、コーチングを試みる。   コーチングのコツは、とにかく相手に考えさせ、自分の考えをはさんだり、誘導したりしないこと。   そして、質問に対する相手の答えに対し、逐一、共感していくこと。 この2段階で、相手の「悩み」を、「考え」に昇華させてあげる。 補足だが、コーチングのコツとは何か? 「他責」を「自責」に転換させ、納得に結びつけることだと言われている。 ある外部要因に対して、人は反射的に、「攻撃」か「逃避」のいずれかを選ぶ。 そこに質問をぶつけることで、「では自分には何ができるか?」。 さらには、「相手のために何をしてあげられるか?」を考えさせてあげる。 すると、「他責」の視線から一段上がった視線に自分を持っていける。 冷静になり、「悩む」から「考える」に昇華される。 ②-2.男性の悩み方と、その対処 男性は「何事も自分で解決できる」「失態を見せたくない」という行動原理がある。 結果、何か悩みがあると、男性は口を閉ざして、自分の世界に逃げ込む。 外界からの接触を極端に遠ざけ、フタをする。 女性は、これを「無視されている」と誤解する。 そして、何とか穴倉から引きづりだそうとする。 なぜなら、女性は「話す」という行動をしない限り悩みが解決しない。 男性の「黙る」という行動が理解できず、それが解決に向かっている前向きなものだとは微塵も思わない。 これは大きな間違いである。 引きづり出される男性は、「あなた一人じゃ解決できない」と言われていると感じる。 自分で解決できると思ってるし、最終的には自分の中でしか解決できないと考えている。 こんなときに女性ができることは一つだけ。 それは、「そっとしておく」ことである。 買い物にでも出かけ、一人にしてあげる。 さも、何事もないかのように明るい挨拶をかわす。 しかし、寝るときに手を握るなど、言葉以外で愛情と関心を示す。 いつしか男性は穴倉から出てくる。 そして、自分を信頼し、気に掛けてくれた女性に感謝をする。 ここで重要なのは、いざ穴倉から出てきた男性に、根掘り葉掘り聞こうとしないことだ。 話さないということは、話したくないということ。 待ち構えていたかのように、質問攻めにしてはいけない。 [[トップページ]]

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