名前 |
在原業平 |
ありわら の なりひら |
生年 |
天長2年 |
825年 |
没年 |
元慶4年5月28日 |
880年7月9日 |
平安時代初期の貴族、歌人。
従四位上・蔵人頭・右近衛権中将の官位を持った。
阿保親王と伊都内親王の5男。祖父は平城天皇で、血筋的には天皇家の嫡流。
兄弟の中では3男の
行平が有名。
六歌仙、三十六歌仙の一人で、歌がとても上手い。
美男子の代名詞ともいえる容姿の持ち主で、結構なプレイボーイ。そのせいか、堅実な兄・行平とはそこまで兄弟仲がいいわけではなかった。
また、伊勢物語の主人公と同一視されていて、
藤原高子や
恬子内親王との禁断の恋、要はスキャンダルがある。
行平とともに、鷹狩りの名手だった。さらに、歌人として勅撰和歌集に87首以上の歌が選ばれている。
ただし、学才のほうはぱっとしなかったようだ。
惟喬親王の従姉にあたる紀有常女と結婚しており、紀氏とも交流があった。
最終更新:2011年07月29日 19:05