公式シナリオ


『聖戦士、ふたたび』

  • そもそもこのシナリオ自体が、旧版のルールブック付属1『聖戦士、降臨』のセルフパロディとも言うべきもの。襲ってくるのはどちらも余人には歯の立たない「龍」であり(旧版のメディウスは龍型ロボットだが)、それに対してシナリオヒロインが伝説の勇者・聖戦士の到来を願う、というストーリーラインは全く同じである。
    • とはいえ、シナリオヒロインであるチェレスタ姫には『聖戦士、降臨』のシナリオヒロインであるキリンほどの突出した個性が演出されることはマレである。公式シナリオに連続で登場するものの、再登場は絶望的か……?
      • 最も、そのキリンも注目される様になったのは『ヤルダバオト降臨』にて、かのメディウスMk-Ⅱを開発した功績に依る物が大きい。付属2の『The End of the World』と併せて、今後の展開次第と言えよう。
      • ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
  • シナリオボスであるベルギオットが「地龍」なのは、OVA版『ロードス島戦記』第一話でボス格だったアースドラゴンから。
    • 神炎同盟周辺に『ファイヤーエムブレム』が大きく関連している事が判り、メディウスの元ネタがFE1作目の暗黒龍メディウスではないかと類推される昨今、そのセルフパロディであるベルギオットが「地龍」なのは必然と言える(暗黒龍メディウスは地龍族だったのだ)。
    • また、ベルギオットのイラストはゴジラ映画の2作目『ゴジラの逆襲』に登場した、怪獣アンギラスを彷彿とさせる。こちらはやはり(カオスフレアとしての)「2作目」を意識しているのだろう。
  • ピアニッシモ王国の名は、演奏記号の「とても弱い音で」を表すピアニッシモから。人名のチェレスタ・ベンガスタは、どちらも楽器の名前である。
    • この国が具体的にどこにあるのかは不明だが、神炎同盟に加盟している事・テオスとの最前線に存在する事・音楽関係の名前という独特の命名規則から、グラーヴェ山脈近辺の何処かにあると思われる。

『The End of the World』

  • メインヒロインであるエリザベートのモデルは『超電磁マシーン ボルテスⅤ』に登場したリー・カザリーン。乳母の娘、つまり幼馴染である点、身分違いから秘めた恋を諦めようとしていた点などが共通。
    • 『ボルテスⅤ』では遂にその想いを打ち明けないまま、最期を迎えてしまうのだが……エリザベートには是非とも幸せになって貰いたいものである。
  • OPシーン2でチェレスタ姫が机の引き出しから飛び出してくるのは、かの国民的アニメ『ドラえもん』の第一話から。
    • このシーン、ギャグ仕立てにこそなっているが、実はチェレスタ姫が界渡りの能力、つまり《ヤルダバオト》を持っている(フォーリナーとのマルチミームか?)という伏線を張り、シナリオ後半で彼女が創世砲を封じる事に説得力を持たせている。

『世界樹の頂で』(R&R51)

  • タイトルロゴはゲーム『世界樹の迷宮』と酷似。
  • 冒険者グループ「夕暮れの3人」の様に、冒険パーティに名前をつけるのは、TRPG『ソードワールド』(第1版)から。
    • 例:「羽根頭」「スチャラカ冒険隊」「バブリーズ」
      • ただし、これらの内「スチャラカ」と「バブリーズ」は、リプレイ執筆者によってつけられた“メタな”通称で、ゲーム世界内でこの名称で名乗ったり呼ばれりした事は実は1度も無い。
      • 因みに同ゲーム上で初めて(ゲーム世界内で)名前を付けられたパーティは、シナリオ集『石巨人の迷宮』でサンプルキャラクターとして登場した「風を追うもの」である。
      • 『ソードワールド』の後継作『ソードワールド2.0』ではパーティ称号ルールが実装され、リプレイシリーズ「新米勇者の女神たち」では「作中世界内で通用するパーティ名」が付けられた。その名も「ぞんざい勇者団」!…何もネタ名前まで後継しなくても。
    • 「夕暮れの3人」なのに4人パーティなのは『空飛ぶモンティパイソン』の『まさかの時のスペイン宗教裁判』?
      • 「まさかの時のスペイン宗教裁判!
        我らの武器は1つ!『驚愕』!『恐怖』!……2つか。
        我らの武器は2つ!『驚愕』!『恐怖』!『冷酷』!……3つか。
        我らの武器は3つ!『驚愕』!『恐怖』!『冷酷』!『法皇への忠誠』!
        ……ええい、もういい!!我らの武器の数々! 『驚愕』! 『その他』!!」
  • シーン11のロンシュタット少佐の台詞「汚名を挽回……、いや、返上してくれる!」は『第4次スーパーロボット大戦』でのあしゅら男爵の台詞から。
    • 因みにこの台詞を発した時のあしゅら男爵は、ロンド・ベル隊(このゲームではスーパーロボットの連合軍)に連敗続きで、実際汚名を返上出来なければ後の無い立場にまで追い込まれていた。
    • それから察するに、このシナリオのロンシュタット少佐も、上記のあしゅら同様に連敗続きであったと推測出来る。
      • そうなると少佐のモデルは『機動戦士Zガンダム』のジェリド・メサか、『戦闘メカ ザブングル』のキッド・ホーラか、はたまた『機動戦士00ガンダム』の“不死身の”パトリック・コーラサワーか……
      • このうちジェリド・メサは「ガンダムMk-Ⅱを使わせて頂けるのならば、自分が汚名挽回をしたく」と言う台詞を発しており(劇場版では修正)、登場機体がビクトリアMk-Ⅱである事も併せて、どうやらモデルはジェリドで間違いないようである。
    • 宝永での潜入任務なんて重要な仕事をしてたら、続く『英雄戦記』で辺境のレジスタンス殲滅作戦に左遷されちゃったしなぁ……

『英雄戦記』(R&R53、『サンセットルビー』)

  • タイトルはバンプレストのコンパチヒーローシリーズ『ヒーロー戦記』に由来か。
    • 『スーパーロボット大戦OG外伝』においては、『ヒーロー戦記』のBGMが、「英雄戦記」のタイトルで用いられている。
  • 今回のダスクフレア、暗黒騎士ヴェルサス(魔王レイブラッド)の容貌は、『指輪物語』に登場した指輪の幽鬼ナズグルに酷似。
  • また、ヴェルサスの腹心であるシェディムの容姿は『スーパーロボット大戦A』の女主人公ラミア・ラブレスに酷似している。“幻影の”の二つ名もおそらく『A』にて彼女のみが搭乗可能な機体、アンジェルグの武装に「ミラージュソード」「イリュージョン・アロー」「ファントムフェニックス」等、“幻影”に関連した名称のものが多数含まれている事からと思われる。
  • 魔王レイブラッドの名前は『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』に登場するレイブラッド星人からだろうか。本編開始時にすでに肉体が滅んでいたり、全知全能の究極生命体(≒ダスクフレア)を自称するなどの類似点がある。なお、このネーミングのさらなる元ネタはSF作家のレイ・ブラッドベリから。

『時計塔に少女は踊る』(R&R55、『サンセットルビー』)

  • アンナ・オッペンハイマーのモデルは、「空間を破壊する爆弾の開発」「憧れの女性への盲目的崇拝」「メガネ」といったキーワードから、『コードギアス 反逆のルルーシュ』に登場するニーナ・アインシュタインであろう。
    • 名前のモデルは物理学者の「ロバート・オッペンハイマー」から。原爆開発プロジェクトの指導者的立場から「原爆の父」と呼ばれ、後に核兵器に反対する立場となる。
      • 上記のモデルとなったニーナの姓が「アインシュタイン」であるため姓がオッペンハイマーになったのは間違いない。
    • この伝で行くと、時空振動弾開発を発案したルイ・シャルルは、やはり『コードギアス』に登場したシュナイゼル・エル・ブリタニアの立場か。
      • ミドルフェイズで全く出番がなかったにも、関わらずエンディングで意味深に登場するのも、今後の展開の伏線ではないかと思われる。

『風がふくとき ~The Time I'm Seeing You~』(R&R62)

  • タイトルの由来は1982年にレイモンド・ブリッグスが著したグラフィックノベル『風が吹くとき』(原題 When the Wind Blows)からと思われる。イギリスの片田舎に住む老夫婦ジムとヒルダを主人公に、核戦争に巻き込まれた二人の愛と死を描いた。1986年にはアニメーション映画化もされ、日本では1987年に公開された。
  • 副題の『~The Time I'm Seeing You~』は『機動戦士ガンダムF91』のイメージソング『君を見つめて -The Time I'm Seeing You-』が元と思われる。かつて『機動戦士Zガンダム』の後期OP主題歌『水の星へ愛をこめて』を歌い、『F91』公開時はバラドルとして絶頂にあった森口博子が歌手を務めた事で、主題歌『ETERNAL WIND -ほほえみは風の中に- 』と共に話題となった。
  • 今回ヒロイン役を務めたローラ・ガブリエラ嬢は、旧版『インペリアルジェイド』収録のシナリオ『イオニアの秘宝』に登場したNPC。正直な所『イオニア~』中においては単なる依頼人的存在だったが、今回晴れて名実ともにヒロインとして抜擢され、その後『アズライトブルー』でパーソナリティとして掲載された。
    • 因みに彼女に関する要素の殆どは『∀ガンダム』の登場人物に由来していると思われる。
      • 名前の“ローラ”は主人公ロラン・セアックが女装した際の偽名「ローラ・ローラ」から。
      • 金髪のロングヘアーな容姿はヒロインの一人である「キエル・ハイム」に、両親の死がきっかけで軍に志願した経歴は、キエルの妹である「ソシエ・ハイム」にそれぞれ由来していると考えられる。
    • 彼女が搭乗する「狙撃用にカスタマイズされたアルマ」の元ネタは、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場したGMスナイパーと思われる。
      • この機体の更なる元ネタはMSVに登場したGMスナイパーカスタム。ただしこちらは名前に反して狙撃の要素は余り強くない。
      • ただし食玩の『GUNDUM STANDart:RGM-79SC GM SNIPER CUSTOM』の解説によると、「各パイロットのニーズに合わせた個別の強化、改良が行われており、全機が狙撃用に特化されているわけではない」とされている。
      • 因みに「狙撃用機体のパイロット」と言うと、最近とみに死亡フラグ化しつつある(『機動戦士ガンダム00』のロックオン・ストラトス(初代)、『マクロスF』のミハエル・ブランetc.)ので、彼女の今後が色々心配。
      • ……まあ、『天元突破グレンラガン』のヨーコの様に“女子の”狙撃手は割りと安牌とする説もある。
  • PC③のオープニングで塔神丸の台詞「君が勇者グレズのニューリーダーだ」は、『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場したスタースクリームの“迷”台詞「今日からこの俺がデストロンのニューリーダーだ!」から。
    • ただし、スタースクリームのこの台詞は元のリーダーからリーダーの座を簒奪しようとして発しているので、状況的にはむしろ真逆だったりする。劇中でも大抵は上手く行かずに、最後に「お許し下さい、メガトロン様」と言うハメになるのがパターンだった(笑)。
      • 劇場版『トランスフォーマー・ザ・ムービー』では、念願叶って上手い事メガトロンを追い落とし、名実共にデストロンのリーダーの座に治まれたのだが……直後にガルバトロンとして復活したメガトロンにあえなく破壊されてしまうのだった。あ~ぁ(/_;)。
      • しかし人気があったのか、続く『トランスフォーマー2010』では幽霊として再登場。その後イロイロあって宇宙に追放されたが、時代は下って『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』にも出演を果たしている。
  • 「PCの選択による戦闘発生の有無」がシナリオギミックに取り入れられている点は、『スーパーロボット大戦α』シリーズで用いられた『熟練度システム』がモチーフか。シナリオ毎に設定された条件(ターン数等)クリア如何によって難易度が段階的に変化し、最難度をクリアするにはプレイを繰り返して経験点や資金を持ち越す必要もあった。このシナリオも、同様に複数回のプレイ=「周知プレイ」向けと言えるだろう。
    • カオスフレアSCという作品自体、複数回遊ぶ事が出来る。シナリオが同じであろうと、PCやPLが違えば紡がれる物語は大きく違う物になるはず。
  • 今回テオスが用いた「巨大な浮き島をぶつける」という作戦は、SF界隈で“質量兵器”と呼ばれるもの。国内では『機動戦士ガンダム』シリーズの「コロニー落とし」や「アクシズ落とし」が最も有名であろう。
    • 因みに『魔法少女リリカルなのは』にも“質量兵器”という単語が登場するが、こちらは(劇中で主に用いられた“魔法”に対して)科学的技術を用いた兵器の事を指す。

『罪と罰 ~ヒーローの条件~』(R&R71)

  • タイトルは恐らく、ドストエフスキーの同名の小説からか。
  • マスクファイアーのビジュアルは「仮面ライダーW」に酷似。設定は初代仮面ライダーだろう。

『聖戦士、降臨』(旧版)

  • 機械龍メディウスのデザインモチーフは『ZOIDS』のゴジュラスやデスザウラーだと思われる。
  • メディウスという名前はその後のグレズ軍団の解説により「真ん中」を指すものであると判ったが、名前そのものの元ネタは『ファイヤーエムブレム』の暗黒龍メディウスではないだろうか。オリジンの設定と同作品には関連性が深い。

『エルフェンバインの流星』(旧版)

  • シナリオ自体の元ネタは『逆襲のシャア』?
  • 「時空震動弾」が登場するのは『超時空世紀オーガス』。時空を超えて目標を吹き飛ばす兵器というのは同じであり、それが使用された結果大事件(CFではパンデモニウムの来襲)が起きるのも同じ。
  • 大量破壊兵器を奪取した敵とそれを追う主人公、体制に反旗を翻した軍人、という要素は「機動戦士ガンダム0083スターダストメモリー」に類似する点が見受けられる。
  • このシナリオには未訂正の誤植と思われるものが残されている。氷雨玄乃丈の乗艦が「青葉」と書かれた部分と「畝傍」と書かれた部分があるのだ。結局は青葉に修正されて落ち着いているようだが、これはおそらく畝傍(うねび)は普通読めない、という配慮からだろう。因みにどちらも旧日本海軍の巡洋艦である。
    • なお青葉は普通に(?)大戦末期に轟沈したが、畝傍はフランスに発注された後日本に来るまでに消息を絶つという実に珍しい末路を辿っている。日本海軍の歴史でも戦闘中以外で行方不明になったのはこの艦だけだ、とか。史実でもお蔵入りになっていたのだ。

『イオニアの秘宝』(旧版)

  • セッショントレーラー最後の「宇宙怪獣イオニドン登場」はウルトラマンシリーズのサブタイトルの後につくキャプションが元ネタである。

『インペリアルジェイド』(旧版)

  • インペリアルジェイドは、最高級の翡翠を意味する琅玕(ろうかん)の英語。
  • 冒頭の清華公主の手紙文「花は枯れ、鳥は~」は『太陽戦隊サンバルカン』の同名の主題歌のパロディ。そういえばPC1は「暁」の皇帝であったのだ。
  • VF団エージェントとして登場するアンテラ・サンテラの元ネタは『天空戦記シュラト』の日帝アンテラ・月帝サンテラ。

『死者たちの花束 -Preiddeu Annwfn-』(旧版)

  • 特徴的な横文字のタイトルは「アンヌウヴンの略奪」を意味し、ウェールズの詩集「タリエシンの書」に収められた物語。この中でアーサー王と仲間達が冒険を行なって奪い取るのが、魔女の持つ「ケリドウェンの鍋」なのである。

『クリスタルトゥーム』(旧版)

  • 平和を装った虚構の世界というTOKYOパンデモニウムの設定は『ゼーガペイン』を意識している。セッショントレーラーの最後の一文「忘れるなこの想い」も同作品のキャッチコピーが元ネタ。

『ドラゴンデュエル』(旧版)

『雪の女王』(旧版、『クリムゾンガーネット』〈改訂版〉)

  • 魔物である女王に魅入られた親友(恋人)を救う、というストーリーの骨子は童話『冬の女王』より。

『失われた過去への鎮魂歌』(旧版)

『時計塔に扉は開く』(旧版)

『天空城の虜』(旧版)

『妖刀・羅喉丸』(旧版)

『再開は挽歌に染まって』(旧版)

『トーキョー・イリュージョン』(旧版)

『冥界の扉』(旧版)

『エヌマ・エリシュ陥落』(旧版)

『忍法“宝永凍結”』(旧版)

『ヤルダバオト、降臨』(旧版)

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最終更新:2017年03月06日 09:30
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