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MT関係
MT
XMT-1312 ビクトリア
XMT-1812 ビクトリアMk.Ⅱ
MT-156 アルマ
MT-286 スパーダ
XMT-307 サーブル
XMT-4014 ツェータビクトリア
MT-115 ソプラーノ
XMT-337 サーブルカスタム
XMT-388 ヴェネーレ
FMT-506 至誠号
MT-1013 ミロルド
XMT-2011 セラフィノ
GMT-727 白葵
MT-447 ブリンダ
MT-1712 アローロ
NMT-8106bis デルゲット
NMF-8513 ハオカー
MF-000 アソリュート
HMT-121X デグラート
DMT-926 ハイアルマ
XMT-9420 ファルソデウス
BLM-01 グリア・ナプス
BLM-04 エピネ・フリン
BLM-05 イオン・ミエリン
BLK-00 ブランド・カバリエ
BLK-001 アージェント・カバリエ
BLK-04 ゲオルギウス
BLK-05 デザスタ・カバリエ
BLK-07 エピタフ・カバリエ
BLK-09 シェルクーフ
BLK-18 ユルング・カバリエ
XK-03-SR-2 ジュエル・イマーゴ
61式MT スコーピオン
MT-167 ストラーダ
ARB-307X ラスファーン
VMT-625 グランチオ
VMT-01XM リンドヴルム
VMT-05 量産型メディウスMK.II改
VMT-07C 鉄輪丸
ExMT-001 アフェルマ
XMT-4015 ビクトリアセレスティ
AMT-4214A1 ビクトリアPlus
XMF-1512 インベルシオン
DMT-131 フォルツァ
MF-3111 テンペスタ
XMF-203 アーディティヤ
XMT-5021 ドラゴーネ
DMT-109C アリスト
DAM-101 ジレロ
HDM-202 マドルナーレ
BLK-10 スカーレット・ディスティニー
BL-0 リオコルノ
106式MT アルマ乙型
62式MT ストロハイム
DAM-201Sジレロ・フォルゴレ
MT-249シヴォラーレ
MMT-144デルフィノ
MMT-113ラーナ
MMT-167スクアーロ
MMT-113Cハイラーナ
MMT-167EスクアーロE
MME-113パグーロ
XMT-4014THシータビクトリア
XMT-3512フォルゴーレ
MT-156EXアルマカスタム
FMT-5712 劔
FMT-5156 稲妻号
MT
XMT-1312 ビクトリア
ミリティアのシンボルとして開発された点を含め、『機動戦士ガンダム』の主役機体RX-78ガンダムが大元のイメージ。形式番号はVガンダムのそれだが、3機しか存在しないのは初代設定から。
1番機は戦闘中ザクによって撃破され、2番機はアムロが搭乗。3番機はマグネットコーティングの実験機とされる。後に4~7番機の設定も追加され(ガンダムNT-1が4番機と設定された時期も)、近年のPS2/3ゲームに登場している。
BS:水中に陥らないのは、劇中の水中戦闘でも水陸両用MS相手に遜色無く交戦していた描写から。
XMT-1812 ビクトリアMk.Ⅱ
ガンダムMk.II。実際のところ、初代がザクマシンガンをも跳ね返すガンダニウム合金製であったのに対し、MK.IIは事実上弱体化している。
その一方で行動値がビクトリアより高いのは、ガンダムMk.IIがムーバブルフレームによって高い運動性を得た事に由来する。
MT-156 アルマ
GM……というよりはザクIIか。
あるいはこの両機を含む、所謂“量産機”の最大公約数、と言えるかもしれない。
MT-286 スパーダ
ガンダムMk.IIを参考にした機体となると、バーザムを連想するのだがどうか。
機動性を大幅に向上したMT-156のカスタムモデルなのだから、06R1Aもしくは06R2高機動型ザクではなかろうか。
XMT-307 サーブル
マシンガンとウィップを固定装備した格闘用機体というと、やはりMS-07Bグフだろう。
ザクより陸戦白兵能力を重視した設計と武装が為されたものの、その機体バランスと極端な固定武装はザクから乗り換えたパイロットからは不評であった。劇中でランバ・ラル操る機体がガンダムを追い詰めた事から、近年ではエースパイロット向けに作られたと云う説も有る。
XMT-4014 ツェータビクトリア
ツェータ(Z)を冠したビクトリアの可変型、となれば、元ネタは『機動戦士Zガンダム』の主役機、MSZ-006Zガンダムか。
と思わせておきつつ、実際フォーリナー専用機である可変型となると『聖戦士ダンバイン』に登場するビルバイン。後継機という点も同様。
むしろより直接的に、魔装機神からサイバスターではなかろうか。
MT-115 ソプラーノ
史上初の正式採用機、高い拡張性、出力不足でビーム兵器運用不可能……な辺りは、『機動戦士ガンダム』の旧ザクことザクⅠか。
(TV放映後に設定された)一年戦争の緒戦においてランバ・ラルや黒い三連星と云ったエース達が搭乗し戦果を挙げたが、後継機たるザクIIの配備以降は後方運用に回されている。TV版で唯一の登場であったガデム機も、本来は輸送艦パブワの作業用としての搭載であった。
このうち黒い三連星について言えば、教導隊で教官を務めた際に本来の高機動型ザクが修理中のため代替機として使ったという説もある。訓練最終日に遭遇したサラミス級相手に“ジェットストリームアタック”を実演し、新兵への餞としたとか。
XMT-337 サーブルカスタム
サーブルのカスタム機で固定装備がガトリングシールド+ウィップと云う点から、元ネタは『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場したMS-07B-3グフ・カスタムと思われる。
グフの実際の運用を踏まえて武装を外装式とした他、細部を改修し汎用性を高めた事で、対MS戦闘に限らない名実共にエース用MSとなった。
『第08MS小隊』本編での圧倒的な活躍描写はプラモデルの高セールスにも繋がり、「ガンダム以外でも売れる」と判断したバンダイが1/144新シリーズ・HGUCを開始する一因となった。現在に続くガンプラの流れを作った、功労者的MSと言えよう。
XMT-388 ヴェネーレ
ガンダム史上初のフルCGアニメ『MS-IGLOO』に登場したヅダが元ネタか。
かつてザクとの競争に敗れた実験機だったが、問題のあった推進器系統を一新し、新型機として蘇った……のだが。
FMT-506 至誠号
おそらくは『高機動幻想ガンパレードマーチ』に登場した人型戦車『士魂号』
MT-1013 ミロルド
重装甲の火力支援機というあたりは、『機動戦士ガンダム』に登場したガンキャノン、ガンタンクが元ネタだろう。
XMT-2011 セラフィノ
セラフィムフレームと合わせて『スーパーロボット大戦』のオリジナル機体ヴァイスリッターか。
「あの、装甲が薄過ぎません?」「あれは空力カウルですわよ」
GMT-727 白葵
MT-447 ブリンダ
MT-1712 アローロ
「ビクトリアの制式量産型」「火力不足」の記述より、こちらがGMであろうか。
NMT-8106bis デルゲット
デルゲットはナバホ族の神話に登場する人喰いの怪物。繁栄の末、神の恩恵を忘れてしまった人類を懲らしめる為に遣わされたという。
獣鬼兵・吸血鬼専用なのは、人喰いという原典のイメージの再現か。
NMF-8513 ハオカー
ハオカーはネイティブアメリカン・ラコタ族(スー族、ラコタ・スー)の神話に登場する雷神の名。嬉しい時は涙を流し、悲しい時は笑顔になり、暑さに凍え、寒さに汗をかいたという。
通常のMTの設計思想(人型に近い方が出力が安定する)とは逆を行っている事からの命名か。
MF-000 アソリュート
OZ-00MSトールギスではないか。
HMT-121X デグラート
GP-03デンドロビウム……と見せかけて、実はサイコガンダム。
更にこのサイコガンダムを元ネタにしたのが、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場したデストロイガンダムである。
デグラートはイタリア語で「破壊(=デストロイ)」の意。
DMT-926 ハイアルマ
どう見てもハイザックです。本当にありがとうございました。
XMT-9420 ファルソデウス
「隠し腕を装備している」という記述より、『機動戦士Ζガンダム』に登場するPMX-003ジ・Oだと思われる。
「ファルソ(偽の)」「デウス(神)」というネーミングも「神の意思」を意味するジ・Oとの共通点を思わせる。
BLM-01 グリア・ナプス
名称の「グリア」は神経細胞に含まれるグリア細胞から。「ナプス」はシナプスの意。
騎士が乗る高級機体に随伴する(或いは支援する)量産機、というイメージはTRPG『ワースブレイド』に登場する「従兵機」を彷彿とさせる。
BLM-04 エピネ・フリン
名称はアドレナリンの意。
ドップラーレーダーを備えた強行偵察機といえば、『機動戦士ガンダムF91』に登場したダギ・イルスか
BLM-05 イオン・ミエリン
名称の「ミエリン」は神経細胞同士を繋ぐ神経肢を保護するミエリン鞘から。
「騎士用の機体に迫る性能を持つ高性能な量産機」というフレーズは、TRPG『ワースブレイド』にしばしば登場する高性能従兵機と思わせる。
或いは、『機甲戦記ドラグナー』のドラグーンの可能性も。
BLK-00 ブランド・カバリエ
『The Five Star Stories』のMH、レッドミラージュと思われる。
もしくは『重戦機エルガイム』のブラッドテンプル。
この2作品は、前者の作者である永野護氏が、後者のキャラクター・メカニックデザインを考案する上で得られた設定をほぼ共有して使っているので、それぞれの作品でそれぞれ対応するモーターヘッドとヘビーメタルとが存在する事がある。
BLK-001 アージェント・カバリエ
旧版プレイヤー待望の「初期キャラクターでも乗れる無改造のブランド・カバリエ」である。以前は改装版であるエピタフ・カバリエがこの地位にいたが、より扱いやすくなっている。
秘蔵されていた超兵器の1号機と言うともうネタには枚挙に暇が無い。
名称は『銀の騎士』の意。これはFSSでKOG一号機、シュペルターを駆るダグラス・カイエンの異名の一つが『シルバーナイト』である事に由来か?
BLK-04 ゲオルギウス
「騎士用」「単眼式センサー」「純金の装甲」「最も華麗な~」などから、『重戦機エルガイム』に登場するヘビーメタル“オージ”かと思われる。
むしろ「単眼式センサー」ならばAトール同様コンタクトをつけている『ファイブスター物語』の"ナイト・オブ・ゴールド"ではなかろうか。
『パンツァードラグーン ツヴァイ』において、主人公が追う古代の飛行遺跡の名前が“シェルクーフ”、それとのラストバトルの舞台となる地名が“ゲオルギウス”である。
なお、聖ゲオルギウスは14救難聖人の一人で、竜を倒して異教の村にキリスト教を布教した「竜の奇跡」が有名。英語では聖ジョージ。
彼の記念日である4月23日は、シェークスピアやセルバンテス(ドンキホーテの作者)の命日であり、日本とスペインで本の日とされている。
テキストに「ORDER結成後に改修された」とあるのは、旧版では基本ルールブックに登場し、XMT-1312 ビクトリアより少し弱い程度のデータであったため。
BLK-05 デザスタ・カバリエ
「尖塔のような2基の砲」から、MHヤクトミラージュか。
『重戦機エルガイム』のエンバーテンプルも混じっているのでは。
BLK-07 エピタフ・カバリエ
旧版ではブランド・カバリエ9号機であった。
遊演体ネットゲーム95『鋼鉄の虹』に登場した装甲戦闘猟兵“ウービルト”シリーズの9番機“Nr.9 チュルヴィング”。歴代のパイロットは全員戦死しているが機体は無事という点が同じ(元ネタでは最後のパイロットのみ生還してしており、その時に大破した)。わざわざ「9号機」と明記している事から、明確に意識していたと思われる。
BLK-09 シェルクーフ
「ビクトリアの鹵獲改修機」「巨大なX字型の可動式スラスター装備」=『機動戦士クロスボーンガンダム』のクロスボーンガンダム、特に劇中でパイロットの裏切りにより木星帝国に鹵獲された2号機か。
映画『ローレライ』小説『終戦のローレライ』の主役潜水艦「伊507」のモデルとなった、フランス海軍の巡洋潜水艦“シュルクーフ”20.3cm連装砲を備え、専用に設計された水上機を1機搭載する。
『パンツァードラグーン ツヴァイ』及び『アゼル パンツァードラグーンRPG』の、旧文明時に作られた空を飛ぶ船型の塔“シェルクーフ”か。
BLK-18 ユルング・カバリエ
旧版ではカバリエの名を冠されていた。……のだが、『ラピスフィロソフォルム』に掲載時はカバリエの名を外されていた。きっと「隠密行動用だと!名誉あるカバリエの名を冠するにこの機体は相応しくない!」とか言い出した奴がいたに違いない。
だが、2012/12/27付のエラッタで晴れてカバリエに復帰した!やったね!!
一体どの様な紆余曲折があったのやら…と妄想がつきない。
ユルングはアボリジニの神話に登場する虹色の蛇神。『女神転生デビルサマナー』などに登場した。
虹色の装甲を持ち、かく乱や暗殺任務に使われる点から『ファイブスター物語』に登場する「虹のブーレイ」か。
余談だがブーレイ自体はサイレンをベースに改装したスプートニクや複数のMHを組み合わせたボストークなどのバリエーションが存在する。基本的には強力なMHを隠密行動仕様にしたもののようだ。
つまり、ひょっとすると機体の中身は……?
XK-03-SR-2 ジュエル・イマーゴ
亡国の王族用であること、型式番号の書式から『ファイブスター物語』のMHジュノーンを代表とする"エンゲージ"シリーズか。
なお、『ファイブスター物語』ではSR-1エンゲージ・オクターバーがお家取り潰しで国外追放となった王女アルルの搭乗機として登場。
或いは『重戦機エルガイム』のエルガイム、もしくはその原型となったヤーマン族のHMガイラム。
『天空のエスカフローネ』に登場する主役メカ・エスカフローネを忘れてはいけない。
『ラピスフィロソフォルム』P008に「ファイフのビクトリアを元に発展させた」とあるのも、この機体が所謂“主人公メカ”の系譜に属している事を表わしている。
61式MT スコーピオン
SCでは削られてしまったが旧版時の「人型特車」という呼称と型式の61から、戦後初の国産戦車として知られる61式戦車であると思われる。61式は当初の世情から「戦車」の呼称を忌避され、特殊車輌=「特車」と呼ばれていたのだ。この特車と云うカテゴリは、現在でも放水車等に対して用いられている。
後述のストラーダ同様、『機動警察パトレイバー』の98式AVイングラムもイメージの元だろう。これも劇中では警視庁警備部の「特車」二課の装備である。
名前の元ネタは、これも実在するチェコの短機関銃「Vz61スコーピオン」であろう。この銃は折り畳み式の銃床がサソリの尻尾に似ている事からこう呼ばれた。61式戦車と共に、制式採用が1961年である。
銃器の愛称を機体名に冠するのも、パトレイバーの例に倣っている。(イングラムはイギリスの軽機関銃M11から。他にパイソン、ピースメーカー、マグナム等が存在する)
MT-167 ストラーダ
治安維持・鎮圧用である事、軽量装甲を採用、「見る者の心理的影響…」のくだりから、『機動警察パトレイバー』の主役機、AV-98イングラム。
前述の61式がクルセイダー専用機である点、此方には原型機(サーブル)が存在する事を鑑みれば、イングラムの量産仕様AVS-98やパトレイバーの選に漏れたSRX-70の改修機SR-70サターン等の「(警備運用を主眼とした)民間向け機体」のイメージと分類しても良いかも。
ストラーダはイタリア語で「道」を意味する。
ARB-307X ラスファーン
技術盗用して作成されたMTという特徴的な記述や、装甲の薄さ・拡張性の高さに触れた文面から『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズのガンダムアストレイだと思われる。
VMT-625 グランチオ
グランチオ(Granchio)はイタリア語の「蟹」。
で、何でカニなのかと言うと、おそらく「土木・建設用の民間機」という点からして『機動警察パトレイバー』のクラブマンあたりからの発想ではないかと思われる。
或いは『戦闘メカ ザブングル』のウォーカーマシン、クラブタイプの可能性も。
イタリアでカニと言うと、『キン肉マン』に登場した最弱超人、カニベースか?
土木・建築工事に使われるという辺りから、『ユンボル』に登場する人型重機・アースムーバーか。
VMT-01XM リンドヴルム
リンドヴルム(Lindwurm)は独語で「龍」の意。
また、ドイツの伝説の王の名前。龍の姿で生まれた為誰からも愛されなかった王子が、美しい少女の愛によって人間となり、名君となって語り継がれたという。
グレズが龍である事を考えると、実に赴きがある。
このエピソードは『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイとマリナ・イスマイールの関係性とよく似ている。
名称を考えると『機甲戦記ドラグナー』のドラグナーが元か。
「モナドドライブとグレズコアを同期させる実験」とあるのは、特技《ダブルドライブ》と併せて『機動戦士ガンダム00』のダブルオーガンダムだろうか。
VMT-05 量産型メディウスMK.II改
原型であるメタロード・メディウスは旧版基本サンプルシナリオ『聖戦士、降臨』に登場する由緒正しいシナリオボスエネミー。旧版からのプレイヤーには実に馴染み深い存在である。
その後、R&R掲載のバシレイア戦役キャンペーンナリオでは解析・量産化されたメディウスMk.Ⅱが登場。かつての敵がカオスフレアの味方として再登場する展開は、驚愕(と爆笑)を持って迎えられた。
元のメディウスの恐竜型な外見と量産型~Mk.Ⅱな呼称から、大元のネタは『ゾイド』シリーズの看板メカ・ゴジュラスと思われる(武装を簡略化したゴジュラスMk.Ⅱ量産型も存在する)。
当時の雑誌展開では、制式採用された長距離砲装備タイプの他に、大型の丸鋸を装備したタイプや重装甲型も試作したとされている。
砲撃戦用の機龍形態からMT形態に変形する点は、同じくガウォーク形態での砲撃を主とする『マクロスF』のケーニッヒ・モンスターの要素が加えられたか。
VMT-07C 鉄輪丸
名前は能の曲名『鉄輪』からだろうか(鉄輪は五徳のこと)?いわゆる「丑の刻参り」を主題にしたもので、劇中でこれを行う女が顔を赤く塗り、赤い着物を着る。
この原型は「宇治の橋姫」と言われており、これは「女が夫を奪った龍神を呪って鬼になる」というもので、解説にある「赤い龍を象った」はこの二つを混ぜたのではないかと推測できる。
いわゆる「武田の赤揃え」にも掛けているのだろう。
ExMT-001 アフェルマ
“affermare”はイタリア語で「断言」「明言」「肯定」の意。
肯定から転じて∀ガンダム(∀=全肯定)か? 発掘された人型兵器である事なども類似。
因みに同様のものに『ガンドライバー』のディガーター、『巨神ゴーグ』などが。
『ガンドライバー』の場合は、古代人がテラフォーミングの為に開発した「神像」と、その護衛用に開発されブラティアン=インディアンの部族に伝えられた「守護像」。そして、その更に量産型であり、遺跡から発掘された「トロイの巨人像」を元に復元された「ガンドライバー」へと繋がっていく。
RPG『ワースブレイド』でも、先史文明によって建造された「古操兵」がしばしば遺跡から発掘される。
『バトルテック』シリーズにおいても、しばしば過去の遺産である強力な発掘メックが重要な争点になる。
最近では漫画『ブレイクブレイド』のブレイクブレイドこと「デルフィング」も発掘された機体である。
因みにブレイクブレイドは通称というかヒロインの技術者が呟いた言葉(敵側からはそのカラーリングから黒金と呼ばれている)。作中世界の火器は技術的理由で装備不能な為、主要攻撃手段が体当たりという前代未聞の主人公機。作品自体はカオスフレアより後発なので偶然なのだろうが、異常なまでのパワーを生かして超重装甲を装着し、異常なまでの防御力を発揮している点なども不思議と符号する。
ただしアフェルマ自体は発掘された人型兵器ではない。古代遺跡の超技術を導入して開発されたれっきとした現行MTである。
つまり『電脳戦機バーチャロン』に登場するバーチャロイドが近いと思われる。
XMT-4015 ビクトリアセレスティ
「双発のモナドドライブ」のテキスト、及び専用オプションなどから『機動戦士ガンダム00』に登場したダブルオーガンダムが元と思われる。
尚、ダブルオーガンダムの所属組織はソレスタル・ビーイング。英語で書くとCelestialでセレスティアルとも読む。天上、天空の意。
AMT-4214A1 ビクトリアPlus
名称及び「ツェータビクトリアの量産モデル」「バードフレームとともに運用」との解説から、Zガンダムを元に量産化された『ガンダム・センチネル』のゼータプラス並びに百式の原型機・δ(デルタ)ガンダムの量産型として『ガンダムUC』に登場したデルタプラスがイメージソースか。
因みに、初出となるR&R誌掲載時の名称は「アエロplus」。解説欄ではツェータビクトリアの誤記と思われるアエロビクトリアなる機体名が書かれており、恐らくこの部分も含めて本来の名称に訂正されたものと思われる。
XMF-1512 インベルシオン
特殊弾頭兵器の使用に特化した広域破壊強襲機=『機動戦士ガンダム0083』に登場したRX-78GP02Aサイサリスが元ネタか。
初出は旧版サプリ『インペリアルジェイド』掲載の同名シナリオ。シナリオ初出MTのデータ化としては、量産型メディウスMk2に次いで二機目となった。
DMT-131 フォルツァ
マドルナーレの原型となったことと、元々この機体用に開発されたと言う3種のAFから『ガンダム・センチネル』に登場したゼク・アインと思われる。
MF-3111 テンペスタ
曲線的なフォルム、ブリューナクフレームの運用前提な辺りは、『機動戦士Zガンダム』から登場したAMX-004キュベレイのイメージが強い。
XMF-203 アーディティヤ
古代インドを語源とする名称、強化型ブリューナク装備、量産不可のワンオフ機で交換部品すら用意されていない…云う設定は、『機動戦士ガンダムUC』のNZ-666クシャトリヤと重なる。
アーディティヤは「無垢」「無拘束」「無限」を意味する言葉で、女神アディティを祖とする5~8柱の神々を指す。士族階級(クシャトリヤ)の守護神でもある。
XMT-5021 ドラゴーネ
二頭身の小型機である事、≪幻神機≫として多用される事、魔術との親和性が高く、「種別:呪文書」が使用可能なあたりから、『覇王大系リューナイト』の各種リューが元ではないかと思われる。
資料集などでは、「リュー」の語源は「竜」だと記述されている。
『魔導王グランゾート』の魔導王も、(対応した地形でないと《モナドリンケージ》出来ない)魔法で作られた《幻神機》である。四頭身だけど。魔術との親和性はその名のとおり非常に高く、幾多の魔法を自在に使いこなす。
DMT-109C アリスト
単眼+複合センサーを持つ重砲撃機…と云う設定だけ取り上げるなら、『ガンダム・センチネル』に登場したゼク・アインの所謂第二種兵装(モノアイ内臓レドーム+ビーム・スマートガン装備)がイメージ的には近い。
DAM-101 ジレロ
AF/E-16S ディスクフレームと同様に、『機動戦士Zガンダム』に登場したアッシマーが元と思われる。
HDM-202 マドルナーレ
大量の武装+サブアーム装備、機体進化の究極を目指し袋小路に入った……と云う部分は、『ガンダム・センチネル』のRMS-142ゼク・ツヴァイを髣髴とさせる。
『フルメタル・パニック』の、満を持して登場した新主人公機レーバテインも、隠し腕、超重量級火器、戦闘艦級ジェネーレータといったラムダ・ドライバ搭載型ASにしか積めない、そして対ラムダ・ドライバ搭載型AS戦にしか使い道がないような武装を満載した代償に、通常型ASに必須とされる装備が全くないと言う恐竜的進化の具現といっていい機体であった。
BLK-10 スカーレット・ディスティニー
専用のアニマと乗り手を持つ点は『ファイブスター物語』のバッシュ・ザ・ブラックナイト。
機体名称及び、アニマ(=専用システム)に少女の魂が宿っている(様な描写が為される)点は『機動戦士ガンダム外伝』のブルーディスティニー。
“紅の騎士”の称号も、同作の主人公ユウ・カジマの二つ名“蒼の騎士”に由来しているものと思われる。余談だがユウ・カジマはこの他にも“蒼い稲妻”“蒼い死神”など複数の異名で呼ばれた事もある。
BL-0 リオコルノ
機体番号○○-0、一角獣を意味する機体名、白一色、異能者=カオスフレア/ダスクフレアに対して真の力を発揮、遺産を開く“鍵”……等の設定は、『機動戦士ガンダムUC』の主役機RX-0ユニコーンガンダムと重なる。
106式MT アルマ乙型
ハイ・アルマ=ハイザックの例に従うなら、ティターンズのみに供給されたハイザック後継機のRMS-108マラサイのイメージか。
62式MT ストロハイム
「スコーピオンのフレーム流用の空挺MT」と云う設定は、『機動警察パトレイバー』の98式AVイングラムと99式空挺レイバー・ヘルダイバーの関連性と重なる。
名前に関しては、「パトレイバーに登場する軍用レイバー“ブロッケン”→ゲーム『ワールドヒーローズ』の同名のサイボーグ軍人→その元ネタと思しき『ジョジョの奇妙な冒険』の“シュトロハイム”」「『超人ロック』のヘルダイバー指揮官“ストロハイム”」の、ダブルミーニングでは無いか?と推測されている。
DAM-201Sジレロ・フォルゴレ
「DAM-101を大型化」「MT輸送機へ変形」の解説から、『機動戦士ガンダムUC』に登場したアッシマーの後継機アンクシャ。
要は「MA形態時にMSが乗れるように足場等を追加してGM顔になったアッシマー」である。
名称の「フォルゴレ」はイタリア語で「稲妻」の意。
MT-249シヴォラーレ
どう見てもドムです。本当にありがとうございました。
MMT-144デルフィノ
アルマ流用で丸っこい形状と来れば、MSM-04アッガイではなかろうかと。
後付で「ザクの内部構造を流用」と設定され、近年の模型では胴体内部にザクを思わせる構造が再現されている。
MMT-113ラーナ
初期に開発された水陸両用にして初のビーム兵器搭載機、重装甲のずんぐりした体型=MSM-03ゴッグか。
TV版中盤において水中用MSの先駆けとして登場し、その怪獣的な描写と「流石ゴッグだ!なんともないぜ」の台詞で視聴者に大きなインパクトを残したMSである。
『スーパーロボット大戦IMPACT』では第1話に登場。海属性ユニット不在の自軍に対し海中から一方的にメガ粒子砲を撃ち込んでくる姿は当時のプレイヤーに「ゴッグ最強説」を唱えさせるに十分な脅威であった。
名称の「ラーナ」はイタリア語で「蛙」の意。
MMT-167スクアーロ
流線型のフォルムの高性能水陸両用機=MSM-07ズゴックか。
開発は前述のゴッグと同時期だが、ロールアウトが遅れた事でゴッグの運用データを取り入れ性能向上が図られた。
特に有名なのは赤く塗られた“シャア専用ズゴック”か。ジャブロー戦においてGMの攻撃を軽いステップで回避しつつ接近、クローアームでその腹部を貫く場面はプラモデルでも再現され、ガンプラブーム期の模型店のショーケースを飾った。
名称の「スクアーロ」はイタリア語で「鮫」の意。
MMT-113Cハイラーナ
型番並びに機体名・プラズマ兵器使用可能なラーナの改良機な点からMSM-03Cハイゴッグか。
ゴッグでは単なる物理武器であった腕部にビーム・カノンを追加。上陸戦闘での機動力向上も図られたが防御力は低下している。
MMT-167EスクアーロE
ハイラーナと同様に、こちらもMSM-07EズゴックEがモチーフと思われる。因みにEは「Experiment(試験機)」の頭文字。
「操縦系を改良」は、ズゴックEがジオン軍の統合整備計画に則ってコックピット等の規格をハイゴッグ等と揃えた設定からか。
MME-113パグーロ
「とがった頭部を持つ三角錐のフォルム」=MSM-10ゾックか。
前後対称の機体デザインと可動範囲の狭い手足を持ち、MSと言うよりは「辛うじて人型の移動砲台」な存在であった。そのデザインの奇異さは富野監督のラフスケッチを忠実に再現した為、とも。
因みにプラモデルのHGUCシリーズにおいて、所謂初代ガンダムのMSとしては一番最後にキット化されている。
一部ゲームでは4脚化等の大幅なアレンジを施されて登場した。
XMT-4014THシータビクトリア
付属フレームの性能からするとMSΖ-010ZZガンダムが元ネタか。
ZZガンダムの開発時コードネームは「θ(ギリシャ文字:シータ)ガンダム」である。
XMT-3512フォルゴーレ
思考を感じ取る、ビクトリアの名を冠する正式名称、付属フレームの性能からRX-93 νガンダムが元ネタか。
名称の「フォルゴーレ」はイタリア古語で「閃光」とか「輝き」とか言った程度の意。
おそらく『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』終盤にてνガンダムがアクシズを押し返す際に放たれた「サイコフレームの光」が元と思われる。
MT-156EXアルマカスタム
最初期量産機の極限改造仕様と言えば、近年だと『機動戦士ガンダム00』のGNフラッグが著名な例か。
MT-156 アルマ=ザクⅡのカスタム機、機体性能は上がったが元の機体より劣っている部分があることから元ネタはザクII改(ザクFZ)か。
小説『ZEONICFRONT 機動戦士ガンダム0079』では終盤に主人公の最初の乗機であるザクⅠを強化した機体が登場。劇中最強機体であるガンダム6号機を撃破している。余談だが、ガンダム正史に於いて『ザクがガンダムを撃破した』のは0080のザクFZ→ガンダムNT-1とこれが唯二のケースである。
FMT-5712 劔
「織田家、あるいはそれに縁のものか、将軍家の許しがなければ使用できない」「起動時、胸部に織田家の家紋が浮かび上がる」などのテキストから『最強ロボ ダイオージャ』の主人公メカ、ダイオージャが元と思われる。
FMT-5156 稲妻号
脚の代わりにノズル、と言えば『機動戦士ガンダム』のジオングか。
「足は付いていない」
「あんなの飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
もっともアルマが原型、な辺りはMSVに登場し、上記のジオングの原型という設定がなされた「サイコミュ高機動試験用ザクII」の可能性も。
類似な例としては、『ガンダム・センチネル』に登場したスペリオル・ガンダムのブースターユニット装着型などがある。
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