テオス

テオス

  • ブランチそれぞれの名称が、全て『神』に関係するものを指す言葉となっている。
    • 『テオス』とはギリシア語で『神』の意味。
      • 『仮面ライダーアギト』のラスボスとして登場した神の如き存在(オーバーロード)もテオスの名が冠されている。
  • 宇宙最大の艦隊を持つ侵略宇宙人が、実はごく少数の上位種族に隷属しているという構図は、SFにおける侵略者のお約束。アン・マキャフリイ『キャテン』シリーズのキャテン人とエオス人、『スタートレック:ディープスペースナイン』のドミニオンとジェムハダーの関係など。
    • 身近なところでは『宇宙戦艦ヤマト2』の「白色彗星帝国」と「ガミラス帝国」がモデルの一つであろう。

《※ベイバロン》

  • 「バビロン」と同一の言葉であり、『ヨハネの黙示録』に登場する「バビロンの大淫婦」の事。
    • 文献によっては「ベイバロンが聖杯の血に接吻を与えるとワインになった」というものもあるようで、テオスワインとの関連性があるかもしれない。
  • アレイスター・クロウリーは「聖なる母」と呼び、「獣の姿を取って降臨した神との間に”偉大なる者(英雄、聖者、聖王、救世主など)”を設ける」としている。
    • また彼は、タロットの「欲望(伝統的には力、剛毅と呼ばれる)」のカードに書かれている女性をベイバロンと解釈している。

《※メガセリオン》

  • 注釈にある通り「黙示録の獣」を指す言葉。
    • なお「ベイバロン」「メガセリオン」はどちらも、『蒼穹のファフナー』に登場する人型兵器ファフナーのモデル名称でもある。
  • 「マスターセリオン(大いなる獣)」と共にアレイスター・クロウリーの用いていた魔術名のひとつである。
    • また彼は、タロットの「欲望」のカードに書かれている動物をメガセリオンと解釈しており、「獣の姿を取って降臨した神」だと考えていたようだ。

バール

  • セム語で『主』を指す言葉。ベールゼブブの解説の記述から、カオスフレア世界にも悪魔バール(バアル)は存在する事が判るが、関係性は不明。ただしバール氏族は使徒である事が明確な為、全く無関係という可能性は薄いと思われる。
    • と思われていたが、実はアボリジニ神話における「月の男(バールー)」であることがR&Rの記事で判明している。月の神アルティアとの関係も気になるところ。
    • 超能力を持つ支配者階層といえば『ファイブスター物語』の超帝國皇帝。
  • 『スターウォーズ』シリーズに登場する、シスの暗黒卿。
  • 宇宙を旅しては他の孤界を次々と侵略、支配していくという構図は、『さらば宇宙戦艦ヤマト』及び『宇宙戦艦ヤマト2』の白色彗星帝国ガトランチスを思わせる。

《タンブルスラッシュ》

  • 『スターウォーズ・エピソード3 シスの復讐』において暗黒卿ダース・シディアスが見せた、意外な程に身軽な身のこなし。立場はまるで逆だが、同シリーズにおけるジェダイマスター・ヨーダの体術もこれに当たるだろう。
  • ちなみにダース・シディアスとヨーダは共にアタールと呼ばれるライトセイバーの型(フォーム)を用いる。

《フォースライトニング》

  • 同シリーズにてシスの暗黒卿が用いる、暗黒面のフォースを雷に変えて撃ち出す術。

《ダークステップ》

  • 《タンブルスラッシュ》同様に『スターウォーズ』シリーズでシスの暗黒卿、およびジェダイ騎士の用いた体術。

《ツインエッジフォースセイバー》

  • 『スターウォーズ』のエピソード1に登場するダース・モールや同作のCGアニメ『クローン・ウォーズ』に登場する彼の弟サヴァージ・オブレスが使用するダブルブレイドライトセーバー。

《デュアルフォースセイバー》

  • アニメ『スターウォーズ/クローン大戦』に登場するアサージ・ヴェントレスが二振りのライトセーバーを用いて戦う。また、ジェダイでも『クローン・ウォーズ』に登場するアナキンの弟子、アソーカ・タノがライトセーバーの二刀流で戦っている。
    • 他にもオビ=ワン・ケノービなどが(他のジェダイのライトセーバーを借りるなどして)一時的に二刀流で戦うシーンがある。

《フォースグリップ》

  • 『スターウォーズ・ジェダイの帰還』において、皇帝パルパティンがフォースの念動力でルーク・スカイウォーカーを吊るし上げた術から。因みにエピソード4でもダース・ベーダーが自分に批判的な士官をこれで絞め殺している。

《スパイラルフォースセイバー》

  • 《ツインエッジフォースセイバー》が前提な所から『スターウォーズ』のエピソード1でダース・モールがジェダイの二人がかりの攻撃を捌いた体術が基か。

《バックハンドフォースセイバー》

  • 『クローン・ウォーズ』で初期の頃のアソーカ・タノがライトセーバーを逆手で使用していた(後にアナキンの勧めで順手に直している)。
    • これらは彼女の頬の模様と合わせて監督のフィローニ氏の好きなキャラクターである『もののけ姫』の登場人物、サンのオマージュと言われている。

《星剣術:シュクラ》

  • 『スターウォーズ』シリーズで設定されているライトセーバーのフォーム、アタール(アタロ)か。
    • 作中ではヨーダなどが使用しており、画面中を所狭しと動き回るのが印象深い。

《星剣術:ハムフス》

  • 『スターウォーズ』シリーズで設定されているライトセーバーのフォーム、ソーレス(ソレス)。特徴的な構えからほぼ確実。
    • 作中の第一人者はオビ=ワン・ケノービであり「ザ・マスター(ソーレスを極めた者)」と呼ばれている。

ネチェル

  • エジプト語で『神』を指す言葉。また巨人であるネチェル人そのものの原型は『超時空要塞マクロス』シリーズのゼントラーディ人である。
    • 『テオス』項目にある通り、原型のもう一つは『宇宙戦艦ヤマト』のガミラス帝国である。クイックスタートである『星海の覇者』がガミラス帝国の「デスラー総統」をモデルにしている事からも明らか。
  • 所謂「宇宙を舞台にした戦争物」並びにその登場キャラの再現に適したブランチ。『スターウォーズ』や『銀河英雄伝説』と云ったスペースオペラから『スターソルジャー』『グラディウス』等のSTGまで手広くフォロー可能である。

《スターファイター》

  • 『スターウォーズ』シリーズに登場する戦闘機の総称をスターファイターと呼ぶ。また、そのものズバリ『スター・ファイター』という映画もある。
  • 戦闘機がPCの乗機と云う点では『スターウォーズ』のXウイングや『カウボーイビバップ』の各種モノシップ、STGの自機のイメージか。
    • 「データを変更していない」スターファイターは他の特技も含めれば、スペースインベーダーに始まる古き良き時代のSTGの宇宙戦闘機の最大公約数だろう。

《スターシップ》

  • 富嶽:艦長の《宇宙戦艦》より行動値とHPの修正が軽い点から、『宇宙英雄物語』の星詠み号(遡れば元ネタの『キャプテン・フューチャー』のコメット号)の様な宇宙艇、或いは『ギャラクシー・エンジェル』『宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』シリーズに登場する「一人乗りの高性能宇宙戦艦」をイメージしても良いかも知れない。
    • TRPG的に言えば、『スペオペヒーローズ』のPC向けサンプル宇宙船「アダムナイト」級、『スターレジェンド』のパーソナルシップなど。

《マザーシップ》

  • スターフォースが自動でついてくる点を鑑みると、STGでよく出てくる、明らかに容積が足りないにも関わらず無尽蔵に戦闘機が出てくる巨大戦艦がモチーフだろう。

《身体小型化》

  • 『マクロス』シリーズにも身体を地球人サイズにまで小さくする「マイクローン」という技術が登場する。

《ミーティアーワルツ》

  • STGにおいて達人が見せる、弾幕の間を縫うような一連の動きを連想させる。

《※アタックターミナル》

  • STG自機の装備として登場する、自機に随伴し攻撃を行う、所謂“オプション”。
  • 『グラディウス』シリーズのオプションや『ツインビー』シリーズの分身が代表的だが、自機の初期装備として付随して自機以上の火力を持つ『R-TYPE』シリーズのビットやフォース、独特の攻撃手段を取る『XEXEX』のフリントロックの様なバリエーションも存在する。

《※スターフォートレス》

  • 専用兵器を持つ宇宙要塞と云えば『スターウォーズ』のデス・スターや『銀河英雄伝説』のイゼルローン要塞。
  • 『機動戦士ガンダム』の宇宙要塞ア・バオア・クー。富士急ハイランドで上映された『ガンダム・ザ・ライド』で、コロニーレーザー型の秘密兵器を内蔵している事が判明した。
  • 基本的には劇中で攻略/撃破される為の存在であり、主人公側の装備として登場する機会は少ない。この手の巨大要塞は「敵に回すと難攻不落だが、自分で使ってみると運用に手間と労力が掛かって案外使えない」と云うのが割とお約束である。

《ダートルショット》

  • 1秒間に十数回の連射攻撃……といえば、かつて一世を風靡した「16連打」。
    • よく間違われるが「16連射」ではない。
    • FC時代に一世を風靡したハドソンの高橋名人がSTG『スターソルジャー』にて見せた絶技。1秒間に16回ボタンを押している計算になる。
  • また同様のものの元祖としては「名古屋撃ち」が存在する。
    • こちらは『インベーダーゲーム』の技。インベーダーからは接敵した状態で攻撃を受ける事が無い。それを利用し、画面端に待機した状態で敵を一番下まで誘き寄せ、横に移動しつつ連射して一挙に殲滅するテクニック。無論、インベーダーが一匹でも下端に到達すればゲームオーバーなので、正確な連射とスピードが要求される。
  • 今は亡き夢工房の「ブレイジングスター」の自機には、連射する事で射撃モードが変更される機能があった。

《バトルポッド》

  • 巨人の乗る足つき戦闘ポッドといえば『マクロス』シリーズに登場するリガード

《※ストライクポッド》

  • 『マクロス』シリーズに登場するグラージ
    • 「希少な」と言うテキストはグラージの生産工場が既に破壊されており、新たに製造できない状況(ゼントラーディは修復技術を持たない)ことからか。

《ギャラクシーボム》

  • STGにおける所謂“ボム”から。多くのゲームでは画面全体の敵に対してダメージを与えると同時に、自機も敵弾に対して無敵になるため、一種の緊急回避手段として扱われている。

エラーハ

  • アラム語で『神』を指す一般名詞。
  • 「複製体の方がメインキャラ」の一例としては、『魔法少女リリカルなのは』シリーズのヒロイン(の一人)、フェイト・テスタロッサ。後の続編で、同様の出生の少年エリオ・モンディアルが登場する。
  • コピーすればするほど弱体化していくのは、いわゆる「再生怪人弱体化の法則」「ストームトルーパー効果」「忍者反比例の法則」を表現するものかもしれない。増殖すればする程取るに足らない雑魚になっていくのは典型的な法則の一つである。
  • 複製体であるが故に「オンリーワン」であるべき、尊重され敬意をもって遇されるべき、というのはコピー戦士に関する一般的なイメージの真逆を行くが、これはむしろ往年のハードSFで提起された「クローンや記憶移植が当たり前に存在する社会とはどういうものか」という問いに対する一つの答えなのだろう。
    • このクローン観を非公然ながら取り入れたのが『超時空要塞マクロス』で、ゼントラーディとの戦いで壊滅した地球が僅か数年で復興、更に外宇宙進出まで果たした背景には、優秀な人材のクローニングが大きな役割を果たしているのだ。
    • テオスはただの侵略者ではなく、エラーハもただの奴隷ではなく、もっと根本的なところで倫理観と価値観が違うという事なのだ。実にSFマインド溢れる話ではある。

《レプリカント》

  • 映画『ブレードランナー』(或いはその原作である『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』)に登場する、人造人間の呼称から。
    • 人類とまったく同じ外見を有しながら、その知能、筋力は人類以上。寿命は数年と極端に短いものの、社会に潜伏されるとまったく判別がつかなくなる。しかし、彼らには唯一の欠点があった。『感情移入能力』が無いのである。賞金稼ぎ=ブレードランナー達は、それのみを頼りにアンドロイドを追跡する。
  • 或いは、この『ブレードランナー』に大いにインスパイアされたKONAMIのゲーム『スナッチャー』に登場するスナッチャーの可能性も。こちらは人間そっくりに擬態する能力を有しており、人を殺してその人物と入れ替わり、人間社会に潜伏していた。
    • また『スナッチャー』のもう一つの元ネタと言われる映画『ターミネーター』のTシリーズも、元来は人間社会に潜入し、破壊工作を行うのが目的のロボットであった。
    • 近年では海外ドラマ『バトルスターギャラクティカ』のサイロンも同様の戦法を用い、多大な被害を人類側に与えている。
  • そのものズバリ『レプリカント』という映画もある。
    • 凶悪犯罪者を追跡する為、そのクローンを製造し対決させる、というストーリー。主役はジャンクロード・ヴァンダム。
      • 木曜洋画劇場にて放映された際、千葉繁氏のナレーションによるCMは大好評を博した。善のヴァンダム(グッダム)VS悪のヴァンダム(バッダム)て。

ドミニオン

  • 天使の位階の第4位『主天使』を指す単語。
    • 地上のおける天使達の監視役であり、ある程度の自我を与えられている為、最も地上の汚れの影響を受けやすい天使といわれる(これより上位の天使は滅多なことでは地上に降りないため地上の穢れを受けず、下位の天使は自我が希薄な為汚れの影響を受け難い)。結果、最も堕天し易い天使とされている。
      • 事実、アザゼルに代表されるグリゴリなど多くの堕天使は天界においてドミニオンであったといわれている。
  • 全体的に、所謂「ロボット単体が絶対的な存在では無い」ミリタリーテイストなロボット物を思わせる特技が集約された感が強い。近年の『機動戦士ガンダム』外伝作品や『太陽の牙ダグラム』『装甲騎兵ボトムズ』辺りを再現したいならこちらか。

《獅子身中の虫》

  • 『機動戦士ガンダム0083』で、裏切り行為を起こしたシーマ・ガラハウをアナベル・ガトーが評した台詞。

《ショルダータックル》

  • 『機動戦士ガンダム』第3話『敵の補給艦を叩け!』より、旧ザクことMS-05ザクIの繰り出した攻撃。ビームサーベルやヒートホークと違い振り被る動作や範囲を必要とせず、MSの速度と質量自体が武器となる点で、シンプルだが堅実な攻撃手段であった。
    • そのインパクトは相当に強く、後年のガンダム作品でも「旧ザク=タックル」と云う認識は健在である。

《戦場の異名》

  • 「名を聞けば、勇猛で鳴る戦士でさえ逃げ出す~」は、『機動戦士ガンダム』での赤い彗星に対する前ホワイトベース艦長・パオロの言動からか。
  • 敵の機体やパイロット名が分からない場合、前線の兵士の間で機体の色形やエンブレムから独自の異名で呼ばれるケースは多い。ガンダム=連邦の白い奴、白い悪魔などはその分かり易い例だろう。

《チェインアタック》

  • 『太陽の牙ダグラム』の24部隊や『機動戦士ガンダム』の黒い三連星、同『ガンダムZZ』のガザの嵐隊や3Dチーム。いずれも量産機(或いはそれに準じたカスタム仕様)で編成された部隊である。

《ライトニングステップ》

  • 「通常の三倍~」は『機動戦士ガンダム』の“赤い彗星”シャア・アズナブルの操るザクの描写から。
    • 当初は「シャア専用ザク=通常の三倍の速度」な扱いだったが、後年のMSVにおける高機動型ザク等の登場から流石にそれは無理があると云う事で、最近は『実際は三割程度の出力UPだが、操縦の技量で三倍の速度に見える』『燃料の噴出量を多くする事で、稼働時間よりも機動性を取った』と言う解釈が出されている。
    • 『第08MS小隊』映像特典の『宇宙世紀余話』では「戦艦やスペースデプリを蹴りつける事でより大きなスピードが出せた」という説が提唱され、「いくらなんでもそれは無いわ」とファンの総ツッコミを受けた。
      • …のだが、後に『機動戦士ガンダムUC』において”赤い彗星の再来”フル・フロンタルが実演している。
  • 名称は『新機動戦記ガンダムW』の”ライトニング・カウント”ゼクス・マーキスからか。

《熱砂戦線》

  • GC用ゲーム『機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡』より隠しミッション「熱砂戦線」。
  • MTに乗らなくても使用できるあたりは、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』(主に1話と2話)がモチーフか。

《北海に竜は潜む》

  • 漫画『機動戦士ガンダム MS IGLOO 603』より『南海に竜は潜む』。
    • ジオン軍の試作水中ビーム砲“エーギル”の実験運用を巡る話であり、原作であるOVAには無い漫画版オリジナルのエピソードである。
  • 『機動戦士ガンダム』シリーズにおける水陸両用MSとそのパイロット。大抵が敵役であり、有利な水中からの攻撃や水中戦闘に持ち込む事で主人公や友軍を窮地に陥れた。
    • 漫画版『オペレーショントロイ』では、連邦の巡洋艦を相手取って単身で戦うズゴックの雄姿が描かれた他、『機動戦士ガンダム』にてガンダムハンマーを受け止めた際の「流石ゴッグだ!なんともないぜ!」は印象的。

《※シャドウレイジ》

  • ガンダムデスサイズの、不意に現われて敵をビームサイズの餌食にする光景を連想させる。

《アラクノドワイヤー》

  • 『機動戦士Zガンダム』のハンブラビ隊が見せた連携技「クモの巣」か。

《頭上の脅威》

  • 岬兄梧、ゆうきまさみらの作品のタイトルにこの名が見える。

《フォースアンプリファイア》

  • ガンダムシリーズにおける強化人間達。大抵が記憶喪失や過去のトラウマと云った精神的疾患を負っている。
  • ゲーム『アーマード・コア』シリーズの一部では、特定の条件で強化人間となる事が可能。武器や機体の性能を向上させて初心者プレイヤーを救済する意味合いが大きいが、余りに強力な為に対戦モード等の大会では使用が禁止されるケースが多い。

《モータルストーム》

  • ガンダムヘビーアームズなどの「全弾発射」か。
  • また、ハッタリとカイザーも製作に参加した『エンゼルギア2nd』では、同名の特技がシュネルギア:カノーネの機体特技として登場している。

エーシル

  • アイルランド語で『神々』を指す言葉。一般には北欧神話におけるアスガルドの神々を指す。日本では単数形の「アース神族」と呼ばれる場合が多い。

《宇宙英雄》

  • 直接の名称の元は『宇宙英雄ペリー・ローダン』シリーズからと思われる。ギネスブックにも記録された、世界最長のスペースオペラ小説である。
  • そこから派生して伊東岳彦の漫画『宇宙英雄物語』やTRPG『スペオペヒーローズ』か。
  • 原典としては、『キャプテンフューチャー』や『レンズマン』等の(比較的初期に属する)スペースオペラ作品に登場する「宇宙の英雄達」であろう。

《夢の船乗り》

  • アニメ版『キャプテンフューチャー』のOP曲「夢の舟乗り」より。

《アニヒレーションインパクト》

  • 描写は『マクロス』シリーズにおいてVF(可変戦闘機)シリーズが用いた「ピンポイントバリアパンチ」がモデルと思われる。因みにシリーズにおける初出はOVA『マクロス・プラス』から。

《エネルギーフィールド》

  • 『スタートレック』等、様々なSF作品に登場する「フォースフィールド」(作品により呼び名は様々)が主要なモデルであろう。
  • 「ピンポイントに展開する」というテキストは、『マクロス』シリーズに登場する「ピンポイントバリア」の要素と思われる。

《強攻戦術》

  • 『超時空要塞マクロス』においてマクロスが用いた「ダイダロスアタック」(劇場版では「アームドアタック」)がモデルと思われる。
  • また、『マクロスF』においてマクロス・クォーターが用いた同様の戦法の名称が、そのものずばり強攻戦術。

《私掠免許》

  • 元ネタは16世紀のイギリスなどで敵国の力を弱めるために発せられた「私掠船(プライベーティア)」制度から。
  • 最近のスペースオペラ物では『ミニスカ宇宙海賊(アニメ版は『モーレツ宇宙海賊』)』の弁天丸船長加藤茉莉香が有名(亡父の得た私掠免許維持を船員達に頼まれ宇宙海賊になる羽目に)。
  • テキストで「他の宇宙海賊から蛇蝎のように嫌われている」とあるのは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のバスコ・タ・ジョロキアや、(こちらは“宇宙”は付かないが)『ワンピース』の王下七武海からか。

《マルチプルトランスフォーム》

  • 『マクロス』シリーズにおいてVF(可変戦闘機)シリーズが見せた、変形を交えた高機動戦闘の再現。

《※重量子反応砲発射》

  • 強攻形態でなければ使用出来ない点、などは『マクロス』シリーズに登場するマクロス級艦の主砲を彷彿とさせる。
    • 特に『マクロスF』において登場するマクロス・クォーターの主砲が重量子反応砲である。

アルタイル

  • アルタイルはわし座の星で、牽牛や彦星とも呼ばれる。
  • 基本的なイメージは『火星シリーズ』のカルデーンとライコール。頭部が鳥型と言う外見のイメージは『メトロイド』の鳥人族か。

《ふたつの頭脳》《死なずの身体》《※ふたつの命》

  • いずれも、カルデーンとライコールから。

インフェリア

  • 全体的なイメージとしては『海の闇月の影』のLUNA-2ウイルス、『トリニティ・ブラッド』のバチルス・クルースニク、『トランスフォーマー』の宇宙ペストだろうか。
    • TRPG界隈においては『ダブルクロス』のレネゲイトウィルスも連想させる。
      • …などと言っていたら、『ダイアモンドキャッスル』にてダブクロ分が大量投入されてしまった。
    • ブランチ名は漫画『ブルー・インフェリア』からか。
  • α感染者・β感染者・γ感染者という区別や地位なども含めた強さによるヒエラルキーは漫画『オメガトライブ』を連想させる。
    • 『オメガトライブ』では一次感染者α・αからの感染による死の危険を耐え抜きαの予備たりうるβ達・ウィルスをあえて潜伏感染させられαやβの崇拝者と化したキャリア達というヒエラルキーが存在し、世界に6人いる特性の異なるα(そしてそれぞれの配下達)が登場した。
  • これら「ウィルス感染によって肉体・精神が変異する」作品の元祖というと、吸血鬼伝承がモチーフとなっているリチャード・マチスンの『アイ・アム・レジェンド』か(同小説をもとに書かれた藤子・F・不二雄の『流血鬼』では「マチスンウィルス」によって変異・進化した「新人」が登場している)。
  • 『ジェネシックサファイア』ではスペリオルと共にクロスミームブランチ化した。

《物体透過》《悪夢の指先》《空中浮揚》《瞬間透過》

  • すべて『海の闇月の影』の主人公達が使っていた能力である。
  • 《物体透過》で素手が強化されるのは、小早川流水の攻撃方法が体内を直に弄って殺すためと、漫画の最終話で双子による殴り合いで決着が付いたためか。
    • パイルバンカーの社会属性と理由的には同じであろう。

《ウィルスインフェクション》

  • これも『海の闇月の影』の小早川流水がやったことからか。
    • 因みに、感染の方法であるがキス・・・粘液感染である。
  • 『オメガトライブ』の吾妻晴もキスによる感染法を使っているが…主に男性に対して使う場合が多く、むくつけき野郎共にキスしまくったり見た目小学生(実年齢30代)に極限状況でキスするというアレな光景が散見された。

《四肢浮揚》

  • 『海の闇月の影』ではこのような用法は無く、《変異:○○》が存在しないことから、TRPG『ダブルクロス』より、エグザイルシンドロームからだろう。
    • エグザイルは体を分離、変形させることが可能な力。攻撃をすり抜ける液体の体にする《透過》があるので《変異:○○》でなく、こちらに入れられたのだろう。
    • 効果としては腕を伸ばす《伸縮腕》が近い。

《変異:抗いがたき言葉》

  • TRPG『ダブルクロス』より、ソラリスシンドロームの同名エフェクト(特技)から。

《変異:エネルギーマイスター》

  • TRPG『ダブルクロス』より、サラマンダーシンドロームの同名エフェクト(特技)から。

《変異:魔獣の証》

  • TRPG『ダブルクロス』より、キュマイラシンドロームの同名エフェクト(特技)から。
    • ただし、テキストのフレーバーは《完全獣化》を、素手を強化するという特技の効果は《破壊の爪》《一角鬼》を思わせる。
  • あるいは、「バオー武装化現象(アームド・フェノメン)」とかぬかしてもオッケーかもしんない。こちらはウィルスじゃなくて寄生虫だが…
    • まあ、『ダブルクロス』とほぼ同じジャンルを扱った『デモンパラサイト』なんてゲームもございますゆえ。

《変異:降魔の雷》

  • TRPG『ダブルクロス』より、ブラックドッグシンドロームの同名エフェクト(特技)から。
  • あるいは、「バオー・ブレイク・ダーク・サンダー・フェノメノン」とか。

《変異:神速の鼓動》

  • TRPG『ダブルクロス』より、ハヌマーンシンドロームの同名エフェクト(特技)から。

《変異:水晶の剣》

  • TRPG『ダブルクロス』より、モルフェウスシンドロームの同名エフェクト(特技)から。
    • ただし、特技の効果そのものは、同じくモルフェウスより《インフィニティウェポン》に近い。

《変異:天性のひらめき》

  • TRPG『ダブルクロス』より、ノイマンシンドロームの同名エフェクト(特技)から。
  • 《変異:神速の鼓動》と組み合わせると『オメガトライブ』のクロックアップが再現できる。

《リペイントベクター》

  • TRPG『ダブルクロス』にて、全てのオーヴァードが共通で持つエフェクト(特技)《ワーディング》。

《※変異:黒星粉砕》

  • TRPG『ダブルクロス』より、バロールシンドロームの同名エフェクト(特技)から。
  • 代償が高いのは元ネタの『ダブルクロス』でこのエフェクトが使うと4d10侵蝕率が上がる(かなり使い所が限られる)もののため。

グレックス

  • アメーバーの変形菌の一種、キイロタマホコリカビが、食糧危機に陥ると4000もの固体が融合し、ソーセージ型の多細胞集合体を形成、ひとつのコロニーであり一個の生命体であるかのように振舞う。このコロニーのことを『グレックス』という。
    • このグレックス、先頭になった固体は移動と指揮、生命力の強い固体は固体同士の結合役、などのように、コロニー内で完全に分業体制を確立する。最終的には、選ばれた少数の固体を生命維持カプセルに封じ込め、より生育環境の整った場所まで送り出し、力尽きる。個々の生命が驚くほどの利他的な協調性を見せ、自分たちの一部を生き残らせるための共同作業に専心するイメージが、カオスフレアのグレックスに繋がったものと思しい。
  • 複数の体が一つの意識を共有するタイプの代表例は『ウルトラマン』のバルタン星人。
  • 最近だと、異星人では無いが『とある魔術の禁書目録』のミサカシスターズ。
    • 古くから集合存在意識はSF作品に散見されている。その影響を受けた本邦のSF作家たちも、自作品の中で登場させていることが多い(栗本薫『新・魔界水滸伝』のセルフィダ人など)。

ハプト

  • ドイツ語のHaupt(ハウプト)。意味は『主たる』『主要な』。
  • またギリシア語の「締める・閉じる」を意味するhaptein(ハプトン)から取られたハプト数(隣接原子を等価に『結びつける』記述数)や、ハプト藻が捕食などのために使う鞭毛「ハプトネマ」(『くっつく紐』)との関連も、他人の心を強引に結び、隷属させるハプトとの関わりがあり、興味深い。
  • エルフ耳の宇宙人、といえば『星界の紋章』のアブリアル一族や『スタートレック』のバルカン人。

ヒュアロス

  • ギリシャ語で、そのままズバリ“硝子”を意味するhyalos(ヒュアロス)から。近年話題となることの多い「ヒアルロン酸」の語源もこちら。
  • 鉱物質の異星人も色々あるが、隷属と言う点では火浦功の『銀河芸人伝説』に登場する、マケドニア星系のシリコン基生物か。
  • 単純に考えれば、『銀河鉄道999』のガラスのクレア。

《ルミナスイリュージョン》

  • ガラスの体で姿を消す、と言うアイデアは多数ある。『ウルトラマン』の透明怪獣ネロンガなど。

ミュートフォーマー

  • 骨子(骨は無いけど)は手塚治虫の『火の鳥』に登場するムーピーか。

インセクト

  • 昆虫型、という外見の異星人は数多くのSF作品に登場するが、最も有名なのはロバート・A・ハインラインの『宇宙の戦士』に登場するバグズであろうか。
  • 実は平和的で音楽を愛する、というあたりは『ルナル・サーガ』に登場する異種族フェリアからか。
    • 現実における社会性昆虫の生態を反映しているのかもしれない。昆虫は一見攻撃的に見えても怒ったり悪意を発したりはしないものだ(別に優しくもないのだが、少なくとも利他的ではある)。"兵隊"となった個体が半ば使い捨てになるのも社会性昆虫の宿命だ。
  • 『マクロス・フロンティア』のバジュラ。ニュアンスは違うが音楽に心動かされている。能力的にも宙(そら)を飛べる点やドラゴン並の身体能力などに相似が見られる。

カヴゥーリ

  • 金星と関係、「円錐ガニ」とも呼ばれる外見を併せるとロジャー・コーマン監督・製作の映画『金星人地球を侵略』に登場した金星人、通称“金星ガニ”が元ネタと思われる。

《胞子の体》《スポアブレス》

  • 多くの作品に登場するキノコ怪獣やキノコ怪人に頻出する特徴。

《ヒプノバット》

  • 「人々を操る」「コウモリ」というキーワードは『仮面ライダー』に登場した怪人・コウモリ男。
  • 直接的な元ネタは上記の金星ガニが用いる催眠コウモリと思われる。コウモリ型ガジェットによる催眠支配、というネタを広めた始祖的な作品であり、石ノ森章太郎作品や『バオー来訪者』などにも大きな影響が見られる。

《マシンバインド》

  • 『仮面ライダー』漫画版に登場した幹部級怪人「ビッグマシン」が、「機械に催眠術をかける」超音波でライダー2号を窮地に追い込んだ。
  • 『ウルトラマンダイナ』に登場した「菌糸怪獣フォーガス」は、巨大ネットワークシステム「アースネット」をハッキングする事で防衛チームの基地及び戦闘機を機能不全に陥らせた。

ケファロメガス

  • 火星と関係、タコ型の宇宙人、トライポッド、他の生物の血を吸う等の特徴は、ほぼH.G.ウェルズが1898年に表わした小説『宇宙戦争』に登場した火星人のそれである。

トライアス

  • 宇宙怪獣を起源とする点は、「ウルトラマン」シリーズに登場する非人間型宇宙人がイメージの原点か。
  • それ以前にも、怪獣のような宇宙人は海外のSF映画によく出てくる。
    • 三原色に分かれた目、ウォーマシンなる戦闘機械を運用する点から見ると、映画『宇宙戦争』(1953年版)及びその続編的TVシリーズ『新・宇宙戦争』に登場した火星人がモデルと思われる。

《プロトンリフェーザー》《プロトンチャージ》《*プロトンインプロージョン》

  • 「プロトン~」は多くのSF作品に頻出する用語。所謂「古き良きSF」を象徴する言葉である。
  • 『スタートレック:ヴォイジャー』では劇中劇として『キャプテン・プロトン』なるSFが登場する。小型宇宙船を操る主人公、片言で喋る不恰好なロボット、未来と云うより前時代的な衣装の悪役、ピンチの度に金切り声で絶叫するヒロイン(笑)……など、1930年代の米国産パルプ・フィクション(国産作品だと製作時期は下るが『キャプテン・ウルトラ』辺りのイメージが近い)のパスティーシュであり、当時の最新SFドラマであったスタトレ本編とのギャップ(映像も時代に合わせてモノクロに!)が視聴者に強い印象を残した。

ダーカ

  • サンスクリット語で『荼枳尼天』を表すダーキニーの男性格。後にタントラではダーキニーと性交をし、瞑想する性的なヨーガにおいて、ダーキニー役の女性と交わる男役のことを指すようになった。
  • 漫画/アニメ『北斗の拳』に登場する南斗聖拳の使い手達や、凶悪なモヒカンの悪党達を再現するブランチ。

《乱暴狼藉》

  • 『北斗の拳』劇中において、主に敵側の悪党達が行った、文字通りの乱暴狼藉の数々。
  • 『フローライトプリズン』p45で例として出されている演出的行動も、全て『北斗の拳』劇中にて登場人物が行ったもの。以下個別に解説。
    • 「実力を試すために襲い掛かる」
      • 南斗白鷺拳の使い手、シュウがケンシロウの実力を測るために行う。
    • 「巨大な墓をつくろうと何千人も動員」
      • 南斗鳳凰拳の使い手、聖帝サウザーが行った聖帝十字陵の建設。
    • 「種籾を奪おうとする」
      • 第1話にて、モヒカンが実行。
    • 「女性に変装して絡んできたごろつきを叩きのめす」
      • 南斗水鳥拳の使い手、レイが初登場時に実行。

《拳法殺し》

  • 『北斗の拳』に登場した、ハート様の「拳法殺しの身体」。
    • 全身を分厚い脂肪で覆う事で、通常の打撃を吸収するのみならず、秘孔を覆い隠して北斗神拳まで無効化することが出来た。ただし“切り裂く”技である南斗聖拳には通用せず、彼自身をして「我が拳法殺しの身体を破れるのは、シン様のみ。」と言わしめている。だが、主人公ケンシロウは北斗神拳奥義・柔破斬によって脂肪を“除ける”ことでこれを無効化。ハート様を打倒する。
  • あるいは同作より聖帝サウザー。サウザーは心臓の位置と秘孔の位置が通常と表裏逆という特異体質の持ち主だったため、これを見破らない限り正確に秘孔を突くことが出来ず、北斗神拳が通じなかった。

《残忍なる兵器》

  • 『北斗の拳』に登場する悪党たちが振るう、様々な奇怪な武器の再現。

《帝釈正拳》

  • 「阿修羅神拳と対をなす」「敵を切り裂き外部からの破壊を旨とする」などの描写は、『北斗の拳』に登場する南斗聖拳のそれ。

《帝釈伝衝烈波》

  • 『北斗の拳』にて、南斗紅鶴拳の使い手、ユダが使った技「伝衝烈波」から。ただし原作漫画版では技名は示されず、アニメ版にてこの名前が付けられている。

《帝釈人間砲弾》

  • アニメ版『北斗の拳』にて、KING軍所属のゴールドウルフ隊の隊長ガレッキーが使った、「南斗人間砲弾」から。

《帝釈爆殺拳》

  • アニメ版『北斗の拳』にて、ケンシロウに追い詰められたジャッカルがダイナマイトを投げながら、苦し紛れに叫んだ技名「南斗爆殺拳」から。
    • ケンシロウに「火薬に頼って何が拳法だ」と突っ込まれていた。

《帝釈爆星破》

  • アーケード版対戦格闘ゲーム『北斗の拳』にて、南斗鳳凰拳の使い手、聖帝サウザーが使用するゲームオリジナル技「爆星破」から。
    • ただし、ゲーム上では十字型の気らしきものを放つ《飛び道具》の一種として扱われている。
    • とはいえ、飛び道具としては射程が短く、遠隔攻撃手段というよりはガード崩しや連続技の基点としての側面が強い技であったため、差分値追加という表現はある意味的を射ているともいえる。

《※帝釈天頂七天拳》

  • 『北斗の拳』にて、南斗聖拳108派の頂点に立つとされる南斗六聖拳、およびその伝承者である南斗六星の宿星を持つ男たち。

《帝釈電人拳》

  • 北斗風味な拳法家がロボットに乗る、と言えば、『スーパーロボット大戦COMPACT3』『スーパーロボット大戦OG外伝』に登場した修羅軍がモチーフと思われる。
  • テキストの「帝釈正拳と完全兵器モナドトルーパーを組み合わせた新たな拳法」と言うフレーズは、往年のカルト格ゲー『風雲黙示録』からか。
    • 風雲拳―――それは実戦空手道とブーメランをくみあわせた、全く新しい格闘技…
      そしてこの若者の名はハヤテ、風雲拳の奥義をきわめた男だ。
      今、最強の獅子に挑む!

《帝釈無音拳》

  • 『北斗の拳』にてカーネルが使った「南斗無音拳」。鉤爪をつけるのも同様。

アスラ

  • 漫画/アニメ『北斗の拳』に登場する北斗神拳の使い手達を再現するブランチ。
  • アスラとはヒンドゥー神話に登場する魔族、悪神の事。世界創造の際、創造神ヴィシュヌと共に乳海を撹拌したが、ヴィシュヌに不老不死の薬を貰うという約束を反故にされたため、以後ディーバ(ヒンドゥーの神々)と敵対するようになった。

《阿修羅神拳》

  • 「相手の経穴を突き内力によってその肉体を内側から破壊する」の描写は『北斗の拳』の北斗神拳のもの、ほぼそのまま。

《阿修羅百裂拳》

  • 『北斗の拳』にて主人公、ケンシロウが使った技「北斗百裂拳」。

《阿修羅残悔指》

  • 『北斗の拳』にて主人公、ケンシロウが使った技「北斗残悔拳」。

《阿修羅魔破拳》

  • 闘気が獅子の形をしていると言うことから、『天空戦記シュラト』の主人公、修羅王シュラトの必殺技「修羅魔破拳」。阿修羅つながりか。

《※奥義・阿修羅永劫拳》

  • 「哀しみ」を知る者だけが身につけられる奥義ということや、アスラの特技がほぼ無力化されるという効果から『北斗の拳』における北斗神拳の究極奥義「無想転生」か。
    • 原作でもこの奥義を習得したケンシロウとラオウの戦いは北斗神拳の奥義が無効化されたことにより全霊の拳による殴り合いとなった。

《※奥義・阿修羅寂静拳》

  • 「痛みなく安らかなうちに死に至る」のテキストは、『北斗の拳』にてトキが用いた「有情の拳」。

《※奥義・阿修羅寂静破顔拳》

  • 『北斗の拳』にて、カサンドラに囚われていたトキが放った「北斗有情破顔拳」。
  • アーケードの対戦格闘ゲーム版『北斗の拳』においては、トキの一撃必殺奥義(《超必殺技》の一種)として登場。その発生の早さから、「アグラビーム」の異名で恐れられた。
    • >∩(・ω・)∩< テーレッテー
  • 対象:シーンなのは、おそらく『北斗無双』から。何故か胡坐で浮遊しながらくるくると回転し、周囲に謎ビームを浴びせるという仕様にされていた。
    • おかげでついたあだ名が「北斗有情ローリングバスターライフル」である。

《※究極奥義・阿修羅天羅拳》

  • 「フレアの奔流により敵と我が身を包み込み」「一瞬のうちに無限の攻防を繰り返す」というテキストから考慮すると、『スーパーロボット大戦OG外伝』に登場したヤルダバオトの最強技「真覇・猛撃裂破」がモチーフだろうか。

《※究極奥義・阿修羅無想流舞》

  • 『北斗の拳』の北斗神拳究極奥義「無想転生」か。
  • あるいはアーケードの対戦格闘ゲーム版『北斗の拳』において、トキが使うゲームオリジナル技「無想流舞」。
    • 元々は同ゲームにおいて、ロケテスト時に下位キャラクターだったトキへの救済措置として追加された技。一見するとダメージが発生しない、単なる移動技なのだが、「全方向に自在に移動可能。」「移動中無敵。」「通常技、必殺技のみならずこの技そのものからもキャンセル可能。」という高性能さ。特に最後の「~キャンセル可能。」は、吹っ飛ばした敵をこの技で追っかけてコンボを継続、という理不尽な真似を可能としており、トキをこのゲームの最“狂”キャラクターとして君臨させる一因となった。

《※究極奥義・阿修羅六道拳》

  • 『北斗の拳』にてラオウの野望を知った師リュウケンが、ラオウの拳を封じる為の戦いで用いた技「七星点心」がモチーフか。
    • 北斗七星になぞらえた動きをする事で、気配を読まれる事なく相手を追い込む事が出来るという技。アニメ版においては人間には決して克服できない死角をなぞる事で北斗七星の形になる、とされている。

セラフィム

  • 天使の位階の第1位『熾天使』を指す単語。
  • 『コードギアス』のブリタニア軍、特に(隊長であるクラウディア・アマラスンタ・バールのモデルの一人と目される)コーネリア皇女が率いるグラストンナイツなどの親衛隊が主たるモチーフと思われる。
  • 特技名にチェス関連が多いのは、『コードギアス』のブリタニア皇族(特に軍を率いる立場にある者)にチェスをたしなむ者が多く、戦術・戦略をチェスになぞらえる場面などが散見されることからか。

《ファクトセンサー》

  • 『テオトル型の三連ターレットカメラ式』は、『装甲騎兵ボトムズ』のスコープドッグなどに採用されている機構に酷似している。
  • 『テオス式の装甲でガードされた球体型』は、『コードギアス』のナイトメアフレームに搭載されている「ファクトスフィア」がモチーフか。

ユリウス

  • 古代ローマの貴族階級の氏族の一つであり、女神ヴィーナスの子孫を自称していた。ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)はこの氏族の代表的な人物。

《力の源泉》

  • 古代ローマ人の入浴好きは異常なレベルであり、特には一日以上公衆浴場にいたとされる。

バンダーラ

  • ヒンドゥー神話における下級神、ヤクシャ(夜叉)たちを呼び表す単語。
    • 元々はスリランカのシンハラ系王国の高級官僚に与えられた称号。
    • 特別な日に遠方の客人を一斉に招いて食事を振舞うという儀式の名前もこれであり、今でもインドやスリランカで行われている。
  • 数々の特撮作品に登場する、いわゆる「怪人」を再現するブランチ。
  • 人間の姿になるために特技を取得しなければならない辺りは、劇中始終着ぐるみで声優が声を当てているような怪人の再現ではないかと思われる。

《ファクター:イメージタイプ》

  • 「伝説や神話に登場する存在」の怪人といえば『仮面ライダーX』に登場のGOD機関の怪人達か。当初はネプチューン、メドゥーサなどギリシャ・ローマ神話モチーフにしていたが、番組後半はクモナポレオン、ガマゴエモンなど歴史上の有名人(+動物)がモチーフとなった。
  • 「日用品」の怪人といえば、『秘密戦隊ゴレンジャー』の黒十字団の怪人達が有名か。ヤカン仮面、革靴仮面、野球仮面など(後続も含めた)他の番組ではちょっと見られないモチーフが目立つ。
  • 「感情」の怪人では、最近だと『仮面ライダーW』に「テラー」などが登場している。
  • 「武器」は単独で怪人にされる例は珍しいが、『仮面ライダーV3』のデストロンの怪人達は動物+武器の合成怪人であった。(例:カメバズーカ。ハサミジャガー。)『仮面ライダーW』にアームズドーパントという武器そのものがモチーフの怪人が出ている。

《ファクター:バイオタイプ》

  • 動物、植物は特撮怪人のモチーフとしては最も一般的なもの。代表的なものとしては、怪人の概念を定着させた『仮面ライダー』のショッカーの怪人達(例:クモ男。コブラ男。ハチ女。)と、仮面ライダー1号・2号がバッタの怪人である。

《ファクター:ジェオティックタイプ》

  • モグラがモチーフの怪人といえば、『仮面ライダーアマゾン』に登場したモグラ獣人。

《ファクター:フェノメナルタイプ》

  • 最近だと、『仮面ライダーW』に登場するドーパントに「マグマ」「ウェザー」などが登場している。

《ファクター:マリンタイプ》


《ファクター:ロボットタイプ》


《テオスコマンド》

  • 『仮面ライダー』など多数の特撮作品に登場する「戦闘員」の再現。
    • 名称は『仮面ライダー(新)』に登場するネオショッカーの戦闘員、「アリコマンド」からか。

《ビッグバンプログレス》

  • いわゆる『戦隊物』の怪人が一度倒された後、巨大化するプロセス。特に、『科学戦隊ダイナマン』に登場する進化獣のものが全く同じ名称である。

テオトル

  • ナワトル語で「真の・神聖な」という意味を持つ「teotl」から。
  • また「神器」という意味合いもある。無機物と有機物と情報生命体と狭間に存在するカオスフレアのテオトルのイメージともよく合う。
  • ベルナール・ディアス・デル・カスティリョ著『メキシコ征服記』によると、アステカ人はコルテスらスペイン人を「神(テオトル)」と呼んだという。
    • ナワトル語はアステカ人やインディオの言語。現在メキシコ政府によって国語に指定され、保護を受けている。
  • トバイアス・S・バッケルの異世界SF小説『クリスタル・レイン』に登場する、心臓を抉り出す儀式を行う、人類を殲滅させようとする異世界の神。
  • ライトノベル『灼眼のシャナ』のネイティブ・アメリカンのフレイムヘイズ四人の神器名が、共通して「テオトル」。
  • “南米の古代文明と関連した宇宙人”という点ではTRPG『TORG』の未訳サプリ『スペースゴッズ』に登場する「アカシャン」が近いだろうか。
    • ただし「南米古代文明に宇宙人が関連していた」とする説はオカルト界隈では古くから取りざたされている話であるため(「ナスカの地上絵は実はUFOの発着場だった!」とかいう話をどこかで聞いたことはないだろうか。)、厳密には「元ネタが同じ」と言うべきなのかもしれない。

《シェイプ:アーモンドアイ》

  • 「アーモンド型の巨大な目」「90センチほどの身長」「他者の記憶を奪う超能力」等の記述から、いわゆる「リトルグレイ」と呼ばれるタイプの宇宙人がモデルと思われる。

《シェイプ:エキゾチックウィップ》

  • パーソナリティのマキリ・エエカトルの記述もみるに、クトゥルフ神話に登場する「ナイアルラトホテップ」がモデルと思われる。

《シェイプ:スターエンブリオ》

  • 『2001年宇宙の旅』に登場した「スターチャイルド」がモデルと思われる。

《シェイプ:トールフィギュア》

  • 「スペードのAのような形状の頭」「爛爛と輝く目」「3メートルから4メートルほどの高身長」「滑るように移動」等の記述から、「3メートルの宇宙人」こと「フラットウッズ・モンスター」がモデルと思われる。

《シェイプ:ビッグヘッド》

  • どう見ても『エイリアン』です。本当にありがとうございました。

テレオス

  • 義体を自在に取り換えるのはアメリカのTRPG『エクリプス・フェイズ』、時間や死を超越したデータ生命体は小説『ディアスボラ』、社会的評価=財産は小説『マジック・キングダムで落ちぶれて』(前述2作にもそれら要素はある)を想起させる…というかエクリプスの参考資料にこの2作があった。
  • 『傲慢な利他的存在』というのは「文明国」が「発展途上国」や「野蛮人」に対して「進歩」「発展」させるために自分の文明を押し付け相手の文化や自由を侵害してしまうことがよくあるからか。

チェレン

  • 「たとえ親が殺されても、その親自身が復讐よりも自分の死を盾に賠償を取れと遺言するほど」金銭に執着している宇宙人、なあたりは『スタートレック』シリーズに登場したフェレンギ人がモデルと思われる。

フラジール

  • 初歩的な銃器が存在したり、他の孤界から色々“混じって”しまっているオリジンに対して、こちらはもっと中世ヨーロッパ的な原点に近い、いわゆる“正統派な”あるいは“『指輪物語』的な”ファンタジー世界を指向しているようである。
    • まあTRPG者的には「昔の『D&D』のような」とか「旧版の『ソードワールド』のような」と言った方が分かりやすいであろうか。
  • 種族も《クラス:●●》に分類されているのは旧『D&D』(いわゆるクラシックD&D)から。
  • 《クラス:●●》を組み合わせて簡単に“マルチクラス”が出来てしまうのは、『ソードワールド』のスキルシステムや、『D&D 3e』のイメージか。
    • もっとも種族を表す《クラス:●●》まで“マルチ”出来てしまう事を考えると……本当は『マンチキン』なのかもしれなひ… 
  • 「フラジール(fragile)」は英語で「壊れやすい」「脆い」「脆弱な」程度の意。孤界の成り立ちを考えると名前の通りと言える。

《ソーズ&ソーサリー》

  • 英語で「剣と魔法」程度の意。英語圏でヒロイックファンタジー作品を表すためによく使われる言葉である。

《クラス:アコライト》

  • 旧『D&D』のクレリックの1レベル時の称号「侍僧(アコライト)」より。
    • ちなみに称号とはゲーム中でキャラクターが名乗りのためにに使う呼び名。「私は侍僧(アコライト)の●●です」と言うように使う
  • もっとも最近では『アリアンロッド』の僧侶職アコライトのイメージが強いか。
    • こちらは上級職がプリーストなのを含めて、MMORPG『ラグナロク・オンライン』の影響が大きいと思われる。

《クラス:アプレンティス》

  • 旧『D&D』のシーフの1レベル時の称号「こそどろ(アプレンティス)」より。

《クラス:エルフ》

  • 『指輪物語』に起源を持ち、以降『D&D』『ロードス島戦記』『ソードワールド』等で広まったエルフのイメージ。
  • 種族がクラスとなっているのは『D&D』旧版や『アルシャード』等のスタンダードRPG作品群から。
  • どの位「弓が上手い」かについては、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスを見て頂くと手っとり早い。

《クラス:ダークチーフ》

  • 『D&D』等におけるオークやダークエルフと言った、いわゆる“悪の勢力に属する種族”全般をイメージしているものと思われる。

《クラス:ドルイド》

  • 「連れている狼や鷹、熊、フクロウ、狐などの力を借りたり、」との記述は『D&D 3e』のドルイドの「動物の相棒(アニマル・コンパニオン)」が元と思われる。
  • ちなみに同ゲームのレンジャーも「動物の相棒」を連れてゆけるので、《クラス:レンジャー》と併せて取得してみるのもまた一興かもしれない。

《クラス:ドワーフ》

  • ヨーロッパの伝説に起源を持ち、『指輪物語』以降『D&D』『ソードワールド』で広まったドワーフのイメージ。

《クラス:ハーフリング》

  • 『指輪物語』のホビットに起源を持つ、『D&D』のハーフリング、『ドラゴンランス戦記』のケンダー、『ソードワールド』のグラスランナー、『アリアンロッド』のフィルボルといった“小柄で素早い種族”全般のイメージ。
  • ちなみに『D&D』では当初はホビットの呼称を用いるつもりだったようだが、版権の都合(ホビットはトールキン先生のオリジナル種族だったので)によりハーフリングに変更したのだとか。
    • ただし、エルフやドワーフと同じく「作中での人間側の呼称(翻訳では「小さい人」)」を採用しただけという意見もある(ちなみにそれぞれの種族での自分達の呼び方はエルフがエルダール、ドワーフがカザド、ハーフリングがホビット)。
    • 一方、『トンネルズ&トロールズ』では初期の版はホビットの呼称だったが、(おそらくはやっぱり版権の都合で)現在は「ホブ(Hob)」に変更されている。

《クラス:パラディン》

  • 『D&D』クラスの一つ「パラディン」より。
  • 邪悪な行いを行うと使用不可になる、のは同ゲーム第3版におけるパラディンの行動規範のルールから。

《クラス:ベテラン》

  • 旧『D&D』のファイターの1レベル時の称号「古強者(ベテラン)」より。

《クラス:メディウム》

  • 旧『D&D』のマジックユーザーの1レベル時の称号「霊媒師(メディウム)」より。

《クラス:モンク》

  • 『D&D』のクラスの一つ「モンク」より。
  • 元々は「修道士」を意味する言葉で余り戦闘的なイメージではなかったはずが…何故か少林寺の武術僧侶と習合され(おそらく当時アメリカで流行していた、『少林寺』等のカンフームービーの影響が大きいと思われる。)、現在ではすっかり格闘家のイメージとなってしまった。

《クラス:アサシン》

  • 『D&D』のクラスの一つ「アサシン」より。

《クラス:ドラゴンナイト》

  • ドラゴンに乗って戦う騎士、と言うと『ドラゴンランス』シリーズのドラゴン卿や、『ロードス島戦記』のハイランドの龍騎士が思い出される。
  • 元祖的なイメージとしてはアン・マキャフリイによる『パーンの龍騎士』シリーズが挙げられるか。

《クラス:レンジャー》

  • 『指輪物語』の馳夫(ストライダー)ことアラルゴンがモデルとされている、『D&D』のクラス「レンジャー」より。『ソードワールド』『アリアンロッド』といった幾多のファンタジーTRPGにも同名のクラスがしばしば存在する。
  • “軽装で”“二刀を振るう”戦闘スタイルと言えば、『D&D 3e』のレンジャーのそれ。
    • TRPG歴の長い方々の中には、「レンジャーの獲物って弓じゃねーの?」と思われる方も多かろうと思うが(実際『D&D』でも3.5eからは、二刀流と弓のどちらかを選択するようになった。)、実はこの「二刀流レンジャー」にはかなり確定的にモデルと思われるキャラが存在している、R.A.サルヴァトーレによるD&D小説『アイスウィンド・サーガ』シリーズの主人公、ダークエルフのレンジャー「ドリッズト・ドゥアーデン」がそれである。
      • 邪悪なダークエルフ(ドラウ)として生まれながら、“善”の心を持ってしまったため故郷を出奔。その後地上で迫害を受けながらも、理解ある仲間達と共に人々の為に戦う、というその大変厨二心をくすぐるキャラクター性から海外では非常に高い人気を誇っており、彼を題材にしたボードゲームなどが発売された他、『D&D 4th』のサプリ『フォーゴトン・レルム・プレイヤーズ・ガイド』においてはついにダークエルフがPC用種族として開放されるに至った。
    • また、“軽装で二刀流”というスタイル自体は、フリッツ・ライバーの『ファファード&グレイ・マウザー』の主人公(の一人)、グレイ・マウザーも彷彿とさせる。
      • 「手術刀」と名付けた細身の長剣と「猫の爪」と名付けた短剣を持っての二刀流であった。
      • この特技で「種別:突剣」が必要なのも、意外とこの辺からかもしれない(上記のドリッズトの得物は実はシミター)。
    • 日本の作品だと『風の谷のナウシカ』の登場人物、ユパ・ミラルダがまさにレンジャーである(ただし彼は「種別:短剣」での二刀流)。

《クラス:ロアマスター》

  • 『D&D』第3版に登場した上級クラス「ローアマスター」がモデルと思われる。

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最終更新:2017年09月02日 15:12
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