一部の引きこもりに効果的な処方箋を書きます。

引きこもりにも色々種類がありますが一つの成長パターンとして以下のようなものがあります。

  • A 食事を除きほとんどベットで寝たきり
  • B 漫画やパソコンや仕事に結びつきそうもない学習程度はする
  • C 家ではまだ普通だが、家から外に出ると異常な恐怖感に襲われる
  • D コンビニくらいはいける
  • E ニートでも友達くらいはいる

A~Eまでを目指すだけでも完全な引きこもりから外出程度はできるニートに成長できればこれは家族や本人にとって大きな前進です。

A~C脱却するためには、バイクを買い与える、免許を取らせる等の移動手段を確保する、ベットから出すために漫画を与える等お勧めです。
Cの場合外にでるのに恐怖感を覚えているので、庭で一緒にバトミントンなどの軽いスポーツや体操につきあう、買い物にこまめに突き合わせる等お勧めです。
とにかく外出に対する恐怖感をゆっくり低減させましょう。

運動による筋肉増加は意外と本人に自信を与え外出しようという機運を作り出しA~Cにたいし効果的です。
まずはコンビニくらいはいける引きこもりを目指すところから始めるわけです。


Eは引きこもりでも友達がいる場合はよいのですが、一人ぼっち人間だと困難。
支援施設の利用をお勧めします。


仕事ですが、引きこもりが長いと、仕事の流れの中で一日に多くの作業をこなすという流れについていく能力が足りなかったり、手順を頭の中で組み立てて実行する能力、人と報連相しながら仕事する能力が著しく低下している場合が多いといえます。
仕事場に無理やり送り込んでも最短数日、最長1カ月で家に送り返されて本人にとってトラウマとなるか。
職歴のない足元を見られてブラック企業で働かされるなど本人にとって極めて危険な状態が続くか。
10年つとめても何の技能も身につかない使い捨て仕事に回されるか。

など本人にとってメリットが少ない状態になります。

ここはお金をあげて体を使ったレクリエーションや遊びに参加させることでこれら仕事に必要な能力を回復させるのが有効です。

引きこもりは働いてないのに遊んではいけないという発想が、引きこもりの選択肢を狭め、その結果お金のかからないパソコンやゲームや安い費用で出来る独習に向かうという現象があります。
これをゲーム理論というもので語れば、家族と引きこもりが選択するゲームで囚人のジレンマ状態です。
このゲームでは引きこもりには人生経験を得られる選択しが与えられ、家族はそれを許すか許さないかという選択肢となり、その結果お金の面を考え引きこもりが折れてゲームのような得られる人生経験が少ないものを選択してしまうのです。

TVゲーム等は普通の人が遊ぶのは問題ありませんが、引きこもりのパソコンやゲームでは人生経験が少ししか得られないために、本人のレベルアップは期待できません。

ここは家族が協力してあげることで新たな展開を目指すべきです。


まず社会参加や就職によるレベルアップを考えますが、この場合。
仕事や社会で起こっていることや世の中の色々なグループに参加するにはレベルが低すぎて集団から追い出される引きこもりにその道でのレベルアップは困難です。

社会に参加するためのステップアップ、事前訓練が必要です。
遊びが最初の有効な階段になります。

引きこもりが人生経験の経験値を得られる手段を選択できるように、お金をあげて体をつかった遊び等に参加させるのです。

多種多様な体を使ったレクリエーションに参加させることで。
体を使った作業の手順組み立て能力、周囲と協調しながら行動する能力や会話能力など社会参加のための能力の基礎が築かれます。

引きこもりの場合脳自体で会話をする機能そのものが衰えている場合があるので、遊び場での社交を通してそれを回復させます。

引きこもりの社会復帰訓練施設に入れるのはそのあとにした方がよいでしょう。

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最終更新:2013年09月11日 12:21