5分単位で区切って何かを書けるかに挑戦。
前書き
アフリカやインディアンやアイヌの神話を思い出して創作。
カラスが何故黒いのか世界がなぜできたのかなど世界の何故にこたえるのが原始的な神話の役割だとしたら、この話はその役割を担ってない。
ただそういう話があったそうだということを伝えているだけである。
ある程度高度化した神話の中にもこれに類似したパターンを伝える神話はない。
史実を神話にしたものでもないし、神々の歴史でもない。
つまりこれは神話もどきの創作としては完ぺきに失敗している作品なのである。
まあ5分10分で書いたからその辺は許してほしい。
ぎりぎり一番近いのは絵本か日本昔話だろうか。
それなら似た作品がなくもない、その手の作品ではこの作品みたいに中二病的な言葉遊びはしてないが。
本当のところこの作品では言葉遊びをしたかったというのが本音である。
本編
鳥の王たちがあつまってある日会議を起こした。
王の王を決めようというのである。
ある鳥たちがさえずった。
誰よりもすぐれた目、全てを見通す眼をもつ鷹の王こそ王の王たるにふさわしいと。
力強い羽ばたき、全てをとらえて離さない鷹の爪のごときこそ王足るにふさわしい。
鷹の王はその澄んだ瞳で語った。
私の羽ばたきを持ってもとらえられないものがいる。
だれよりも早く飛ぶものこの世の果てから果てまで飛ぶツバメもよいのではないか。
5分でここまで記述
瞬玲なる翼をたたんでツバメの王がこれに答えた。
いかな俊足を持ってしても世界をくわしくしることあたわず。
世界の果てから果てまでを知るものこそが王にふさわしい。
もっともながき旅程を知る渡り鳥こそ王にふさわしい。
その翼雄大なる純白の渡り鳥の王は返した。
世界を広くみた我ら、その真理を理解することあたわず。
カラスのごとき知恵者こそが王にふさわしいと。
カラスの王は語った。
我らこと世を遊びの中に見出すもの。
遊びの果てに生きるものとて王のごとき大任になうにあたわず。
世界でもっとも繁栄しているもの、ハトなどは王にふさわしい。
鳩達は答えた。
我らのような凡庸なもの王にふさわしくない。
それより、、、、
10分でここまで記述
こうした調子で今日も鳥たちの会議は続いているのだそうです。
最終更新:2013年06月22日 13:09