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5分単位で区切って書くというルールで創作を行うというルールでこのページを記述。
5府単位でかいたものを最低限の推敲や文章の手直しをしてから掲載。



学を修めて10年あまり。
この格子状の街路にも、格子状に煉瓦が積み上げられた塀の続く道にも、煉瓦を格子に組んで立てられた住まいにも、両側にまばらに草の生えた道にもなれてきた。
格子に並んだ露天から放たれる威勢のいい声を横切り、格子に並んだ街路樹を横切り、格子の門をくぐり格子な扉を開けるとそこに格子然と子弟たちが座っている。
私の学問所だ。

格子状に並んだ文字を解読して孔子だ論語だ荘子だと学問の道を喧々諤々。
学問の道は何につながるのか、天下国家にと考えた日もある。
同士は出世したもの、家業を継いだもの、親の金で道楽で来るもの、私はどの道を通るのだろうか?
先輩の道をみ後輩から学び色々な道を見人生を見た。

結局今は人に物を教える立場におちついた。

嫁しゅうとめの中がうまくいかない、商売上のトラブルがあって学のある人に調停をしてほしい、40の息子が60の父母の面倒をみる。ここで親子の道とはなにか。
そういったこまごまとした現実の質問が寄せられて学問に準じてそれにこたえる。
市井の裁判官、日常生活の模範を学問を通して答えるそんな仕事だ。

5分でここまで

こんな生活も悪くないとは思う。
しかしどこか心の奥で、自分もまだ天下国家の道を歩めないかと。
そんな夢を見る日もある。

それが来たのである。
無味乾燥で高尚な学問の姿も取ってなければ、毅然とした背筋を持った学者でもなかった。
私の日常にまとわりつく格子ではない、槍だ刀弓矢だ、なにやら物騒な雰囲気を連想させる男だった。

10分でかけたのここまで。