作者 堀江伸一
このページは堀江伸一の考えたオリジナル小説のプロットです。


とりあえず5分くらいでかいたもの。
多分10分くらいかかってる気もするけれど、サクッと書いたという意味。




ここの砂原ですね。
最初何かと思われたのです。

植民衛星の常で成分が研究され分析されました。

単なるさらさらの異常に流動性が高い砂。
月のレゴリスの仲間だと思われてました。
余りに粒子が細かいので肺に入って悪さをするようなね。
湖のようなくぼんだ真空の土地に水の代わりにぎっしり砂がたまってる。

成分分析ですな。
最初それが行われたんです。
ほとんど珪素、そこになぜか炭素や金属。
最初に分析結果がモニターに移された時有用な金属資源宝庫だと思われました。

顕微鏡で覗いてX線解析をしてからですね。
何やらこの砂途方もなく複雑な構造を持ってるのだとわかりまして。
圧力や光ををかけると内部でエネルギー反応が出てくる。

最初何かわからなかったのですが。
長年の研究の結果、この砂一粒一粒が量子コンピュータなのではないかと。

そんな結論が出たわけです。
砂同士はなにやら莫大な内部状態を持っていて、隣の砂と情報を交換するプロトコルまであるようなんです。
人間の群れが話して噂や情報が伝わるように隣の砂粒と会話をしている。

一体この砂が何を計算しているのか?
未だ持ってわからない。
なにせ砂粒の数は膨大。
そのデータの解釈方法は無限ですからね。

多分、未だ人類がコンタクトを取ったことがない宇宙人が残したものだと思うのですが。

一体これだけの計算を必要とする物は何だったのか?
何とも不思議になります。

この星系の人は話題がない時はこの砂原について議論しますし、時折思い出したようにこの砂原が銀河ネットワークの話題をさらっては、素人意見が続々と寄せられるという次第です。




創作履歴
最初はリンク先に投稿。
サクッと書いたので最初の投稿は量子コンピュータと粒子コンピュータを書きまちがえてた。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14108050934

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最終更新:2013年05月31日 17:00