5分以内で思いついた創作物を短時間即興で書くチャレンジです。
ルールは
書き始めるまでは何も考えない。
5分たったらつながりの悪い部分や文章の抜けを補足すること以上はしない。



その1

限定戦争。

この言葉をご存じだろうか?
地方恒星系経済圏ではよく見られるシステムである。

宇宙に進出した人類は数多の恒星系に広がっていった。
一つの恒星系から100年に一度でも3つも他の恒星系に移民船団を出していけば1万年もたてば銀河の広範な範囲に人類の版図は広がった。

恒星系内全域の豊かな資源。
他恒星系で開発された技術やサービスの蓄積。
量子コンピュータやロボット、人間の代わりにきつく危険な仕事を代価してくれる人工生物。
貧困や文化適当闘争などこの恒星系でも大抵の問題は解決されている。

それでも利害が対立するときは存在する。

軍事関係者はこれを軍事演習と
一度の戦闘に投入する資源量、用意する兵器、民間に与える被害、死傷者。
これらが戦争中常に監査され、一定値を超えたら停戦となるのである。

どの武装集団も恒星系内で恒星系内連合政府に登録している。
登録した団体は軍事関係の消費資源量の年間割当量を申請して取得する。
これを超えて戦闘や軍備の拡張を行うことはできない。
その年に戦闘に投入された資源が増加するほど、軍事資源の申請に大幅な制限がくわえられていく。


そのため戦争といえば大戦争は起きない。

ただテロリストは別だ。
貧困がほぼ解決されたとはいえ、数パーセントは恒星系ないで貧困にあえいでいる。
この話は、テロリストと戦う特殊部隊隊員の話である。

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最終更新:2013年01月28日 02:42