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  • 風船式建築法の応用例(漫画用ネーム)
風船のように膨らましてたてる建築物。
袋にセメントやモルタルが含まれており、袋に空気を入れて膨らまし、セメントやモルタルが固まるのをまつことで建物が出来上がる。


膨らます前の図。

(図作成 堀江伸一)

建物を膨らました後の図。
建物の外壁となる袋にはセメントやモルタルが含まれており、これらが膨らました後に固まることで非常に丈夫な外壁となる。
扉や窓の部分には枠がはめられており、膨らました後、枠の中の部分だけ袋を切り取り(ここにモルタルは塗られておらず普通の袋)、枠に窓やドアをはめることで作成する。
配管や電気の穴も同じ要領で作成される。

(図作成 堀江伸一)





追加作図、風船式建築によるn階建築物の概念図。
(現在作図中)
電気、ガス、水道の配管を考慮した設計や屋根裏や床下を作る方法、5階建て程度の建築物を作れる風船式建築法の図を考えています。
階段どうしよう?





  • 飛行機の内側気密作業概念図。

(図作成 堀江伸一)


  • 3Dデータ(GSU6.0作図)






  • 風船式建築キット(漫画用ネーム)
気球サイズで風船のように膨らみ膨らむとかまぼこ型になる袋と硬化剤で構成されるキッド。
袋にはそれぞれF1,F2、、、Fnと番号がうってあり入れ子構造となる。
かまぼこ型の極めて頑丈な建物を短時間で製造することができるキット。
壁と床と屋根のみが作成可能なキッドで、窓一式や、ユニットバスや内装などは別売り。


  • 組み立て手順
袋F1を広げ、ゲル状態のファイバー入りモルタルの入った樽の中につける(溶剤の種類はu.yanさんのアイディア)。
F1に空気をいれ風船のように膨らましかまぼこ型へと整形し、F1のモルタルが凝固するのを待つ、これで建築の概観ができる。
F2も同様にモルタルの中にいれ漬け込み袋全体にも均質にモルタルを均等につけ、F1の中にF2をいれて、F2を膨らます。
これをF3,F4、、、と同じ操作を何度も繰り返すことで、積層構造を持った極めて丈夫な建造物を作ることができる。
袋を膨らますとき、Fk-1とFkの袋の間にある空気を抜くための操作が必要となるが、これは袋を奥のほうから膨らますことで解決される。
全てのモルタルが固まったらかまぼこ型建造物の完成である。
ドアや窓のための穴を開けてドアや窓を取り付け、最後に内装を整えれば建築の完成。

  • 備考
F1の袋はかまぼこ型の端に、地中へ埋め込む壁をつくるための余分なふくらみがついている。
F2を膨らます前にここにモルタルをを流し込み、それからF2を膨らますことで、建築にかかる力を外に逃すことのできる一体整形の建物を作ることができる。
(建築の外に力を逃す仕組みが必要というアドバイスはu.yanさんによるものです、このくぼみは堀江伸一によるアイディア)








  • 別の製造方法
  • より強固な外壁の形成方法
より分厚い壁を作る場合の製造法。

F1の床に均等にゲル状の硬化剤を広げる。
その上に袋F2を広げ、同様にF2の上にゲル状の硬化剤を均等に慣らし、金属網(鉄筋コンクリートの鉄筋に似た働きをする)をかぶせる。
かぶせ終わったF2に空気を送り込み、F2を風船のように膨らます。
F2が膨らむとF1も膨らむので、F1ゲル硬化剤F2という層をもったかまぼこ型の建物の概観が出来上がる。
F1とF2の間に挟まれた硬化剤は時間がたつと硬くなり、これが建物の概観となる。
硬化剤が固まるのを待つ。
(膨らますとき、F1とF2の間の空気を上手に抜いていく作業が必要になるがこれはF2をおくから膨らむようにすれば良い)
固まったらF2袋の中に、同じ要領で硬化剤を塗ったF3袋をいれF2と同じように膨らます。
後はこれをF4、、、、Fnまで繰り返せば風船型建築の出来上がり。
これによりかまぼこ型建物の壁、床、屋根が出来上がる。

最後に最初のF1袋に取り付けた枠部分にドアを取り付け、壁に穴を開けて窓などを取り付け、水道と電気の穴を開けて配線や配管を通していく。
この設計は使用する袋の数が少なく、より丈夫な壁を持つ建築物を作ることができる。







  • 風船式建築法において部屋を増やす方法
膨らました整形済みの袋(かまぼこ型)の中に、より小さな複数の袋を入れ、これらを同時に膨らますことで複数の部屋を作り出すことができる。
当然小さな袋にはファイバー入りモルタルが染込み、大量に塗りたくられており、袋は部屋に使えるサイズまで膨らむ。
建物の中に、膨らんだ袋による泡状の部屋ができるイメージである。


小さな袋同士が膨らむと、だんだんと袋の隙間が小さくなり、袋が互いに押さえつけあうこととなる。
そして、袋のモルタルが固まりはじめると部屋ができるという按配である。



利点
  • 膨らむ過程で袋同士は互いに圧迫しあうので、袋の間に壁として使える平面ができる。
  • また、各袋の膨らみ具合を調整することで各部屋のサイズを調整できる。
  • 袋のうちドアとなる部分や配線穴になる部分にモルタルを塗らないことで、膨らんだ袋のうちその部分の加工が容易となりドアや配線、配管が備え付けやすくなる
  • 泡状部屋わりの壁は建造物の強度に寄与し、柱が要らなくなる。



欠点
  • モルタルでは内装の壁や床としてすばらしいといえないので、内装には更なる加工もしくは別の硬化剤が必要となる。





  • 乗り物への応用(小説用ネーム)
飛行機のBodyなどの円柱形の外壁の気密処理に風船式をつく。
乗り物の外壁ができたところで、接着剤を外面に塗った袋を外壁の内側に入れ、これをを膨らまして外壁と密着させることで、風船による内側の層をつくりだす。
そしてドア枠や窓や配線などの穴の部分の周りだけ穴を開けて切り取っておく。
格安短時間で気密処理ができる工法となる。







  • 風船式建築法その2
かまぼこ型になる袋を膨らまし、その風船を枠にみたてて、風船の表面に土壁を形成していく建築(建築エコノミスト森山さんのアイディア)。
土壁の材料を塗りたくり、バーナーで焼き固めながら建築していく実験住宅。
土の手触り間が楽しめる暖かい建築。






  • 著作権
特に記載のないところは 住所 675-0033-79-16 堀江伸一が作成。

  • 元ネタ
蟹や昆虫の外骨格の形成、炊飯釜やレトルトパウチの袋の多層構造の生成方法、飛行機のハニカム構造部材の作り方などを参考に設定を作成。
特に飛行機のBody部材は薄いハニカム構造の板を接着材で貼り付けながら作るそうです、何百枚も薄い板を接着して作る。
それで恐るべき強度になるのだとか、まあハニカムなんて高級品を使うわけにもいきませんが風船式建築の多層構造は屋根や壁が結構な強度になるんじゃないかなぁと期待してます。
TPN社でユニットバスを作成の手伝いをしていたことも良い経験。
作りかけの家に行くことが多いので建築とは何か少しだけわかった気分、その経験も創作の役に立ってます。


  • アドバイザー
u.yan [u.yan@nifty.com]さんという建築関係の方に実際的な建築手順の相談を行う。
地震対策、建築にかかる力を外に逃す方法、分厚い壁の作り方、硬化剤としてもちいるのに適した溶剤の種類など、非常に丁寧なアドバイスをもらいました。

建築エコノミスト森山さんのサイトでは、風船式建築法によくにた建築について教えてもらいました。
アドバイスを受けたページ http://ameblo.jp/mori-arch-econo/entry-10436379451.html
森山さんThanks.




  • 製作経過
ジオデシックドームという半球状の建物があるのですが、それの制作方法を見ていると、骨組みの組み立てにやたらと手間がかかる。
楽に作れる方法ないかなあと2010/1/15に思ったのが創作の経緯。
17日までに、制作方法が大体決まりるも、あれがいいかもこれがいいかもという迷走状態のアイディアをネットにUP.
いろいろ細かい部分を煮詰め8割がたできた後2010/1/25に同じ発想の発明を見つけてしまう。
http://www.ekouhou.net/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%8F%E3%83%96%E5%BC%8F%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%BF/disp-A,2008-502827.html
コンクリート・キャンバスで画像検索のこと。



非常に残念というかうれしいというか。
最初から小説用の設定として煮詰めていたので、現実性については実験住宅レベルと考えていたのですが、私の考えていた建築思った以上に実用的な建築だったようです。
それにしても現実にあって、コンペに通っていたなんて。
さすがにコンペに提出されただけあって強度に関する発想が一枚上の3層構造。
それに、私が考えたアイディアより現地での製造が楽。
やはりプロの方はすごい、と感じました。

こちらは袋の積層構造ですしモルタルベースですのでいろいろ違いますが、基本的な考え方は一緒ですので先人に敬意を表します。


より、詳細な製作履歴は当Wikiの2010年1月関係の日記やこのページの編集履歴を参照ください。



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最終更新:2010年02月08日 21:43