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初日
砂漠の星ガルド悪魔軍暫定政権首都カイロニア。
悪魔軍と南部の領主たちとの調印式の間、ギガンダムにはカイロニア警備というなの休息が与えられていた。
怪我の治療と修理も兼ねている。

サイボーグと生物兵器の中間たるギガンダムはほおっとけば自然に怪我が治る。
それでも、背中に背負った大砲は整備が必要だったし、装甲や脚部の調整は必要だった。
修理は広場で行われ、大勢の整備兵がギガンダムの背中を動き回っている。


調印式の合間を縫って領主たちが顔を見に来る。
彼らにあいさつをするのも仕事のうちである。
愛想よく挨拶し、腕を大きく振り上げて強さをアピール。
こけおどしをしておく。
あとは一日一度一時間の軍事パレードをしたら、休暇である。
といってもひっきりなしに自分を見に来る連中の相手をするだけで時間が潰せる。
一声しゃべるだけでも歓声が上がるというのは中々心地好い。
その日はそうして心地好く終わった。


2日目 ギガンダムと子供達

砂漠の星の住人は物見高い。
町の広場で休憩をとっているギガンダムをみに大勢の見物人が集まってきた。
自分の強さをアピールしておけとの命令だったが、もともと種族を問わず子供は好きなギガンダムである。
何人かの子供を選んで、背中に乗っけてやることにした。



ギガンダムの見た夢

ギガンダムは夢をみていた。
今は戻ることのかなわぬ故郷の夢。
宇宙戦艦グラビトンの重力制御装置の暴走でこの世界へ飛ばされてしまうまえ、自分の故郷で暮らしていたころの夢だ。


夢の中では、種族の長老が岩の上でギガンダム族の歴史を語り、まだ小さかったころの自分がその傍らで話に聞き入っている。
地球にあるという伝説のラボの話。
自分たちギガンダムを生み出し、ヤシノミムシ達やその他多くの生物を生み出した研究所、伝説のラボ、宇宙に進出した人類の話。



ギガンダム族に伝わる歴史と伝説。
人類と呼ばれる種とともに歩んだ歴史だ。
西暦2100年、高度な科学力で銀河に進出したものの人類は貧弱すぎた。

圧倒的な科学力を持とうとも、辺境惑星での生活は困難を極めた。
呼吸すら許されない過酷な大気が充満する星、砂漠より熱く南極より寒いが入り混じる惑星、機械があっとういまにさびる星。
宇宙には驚異的な生命力に満ちた生命体が多数存在し、人類の陸戦兵器をもってしても対抗が困難なものが数多くいた。



そこに白羽の矢が立てられたのがギガンダムだった。
人類とともに生活し、人類の傍らにたたずみ巨大な敵から守る巨大な守護者。
ギガンダムは、星に合わせてどんどん改良されどんな過酷な環境にも適応し、最小の資源で稼働する強靭な生物へと進化していった。
この特性に軍が目を付けた。
銀河にまたがる銀河帝国軍。
(宣伝 C21Coterieをよろしく)

どんな過酷な環境にも投入でき、辺境勤務年数が長くなろうとも文句も言わない。
常駐軍として広く浅く戦力を置いておくことこそが重要だった彼らには最高の兵士である。