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-子供向けSDロボットもの。 書きかけ ***翌日 ギガンダム出陣。 数日前まで広大なドックを占有してたコンテナは魔法のように消え失せ、今はドックに停留している宇宙船にすべて積み込まれていた。 空になったコンテナエリアには、宇宙船の各部隊が整然と並んでいる。 出撃前の演説が始まるのだ。 昨晩の酒を残すようなやわなものは存在しない。 全部隊がピシッと並んでいた。 総大将が演説台に立つのを、全員が敬礼して迎える。 総大将は日本武者風の鎧姿のロボ。 オオガタナと同じ星の出身である。 高い戦略眼と組織をまとめあげる能力。 有能なものを見つけ出すシステムの構築と暗闘の果てにこの地位についた。 ギガンダムは演説台の後ろに立ち、古代の神像さながらといった風情である。 そこに並べと言われたから立ってみたが、悪くない位置だった。 これから命を預ける顔を見渡せ、ギガンダムの巨体は味方に戦意を与える。 ギガンダム自身は総大将の演説を半分の耳で聞いていた。 戦況や作戦概要については事前に確認をし十分に覚えこんでいる。 戦意高揚のための演説につきあう義理もない。 総大将の演説を前に整列している部隊を見まわす、どこか軍人離れしたふてぶてしい顔が並んでいる。 全員が歴戦の戦士、もし悪魔軍が戦争に負けたとしても、私は負けなかった。 そういいそうな顔がずらずら並んでいる。 彼らは総大将の演説がなくとも戦意は高い。 戦いなれ戦いそのものを求めている。 ギガンダムにも戦意がないわけでもない。 彼らの熱気にほだされる所もある。 ギガンダムの戦意はオオガタナに対する個人的なものだった。 元々、ギガンダムはこの世界の住人ではない。 ギガンダムは人類という種に作られた、サイボーグ生物である。 はるか未来、宇宙に進出し高度な科学力を持った人類も宇宙の驚異的な生物の前にはあまりにひ弱だった。 異星の生態系の中で長期にわたり暮らすとき、人類に代わって宇宙生物と戦い時に地上における大型兵器として前線を支える存在が必要だった。 そうして生まれたのが彼、ギガンダム一族である。 彼は歴戦の勇士として星から星へ飛びまわり、最も多くの戦場を戦ったギガンダムだった。 改造も数多く施されている。 宇宙船の事故でこの世界に迷い込んだかれは、宇宙船の残骸にしがみつくように宇宙を漂っていた。 乗組員の人間は全滅し、彼を除けばコンテナに入ったラクダや馬のみ、それらも宇宙船を漂い軌道がずれていく。 原隊の支持を仰ごうにも彼らは相談の役には立たず、通信も通じない。 センサーで恒星系ないに星があることはわかるが、軌道が合わず当分降りられそうもない。 そんな状態で宇宙をさまよっていたところで、宇宙空間のそこかしこに閃光が上がり。 彼はこうしてオオガタナに見出され、ラクダは悪魔軍の改造兵器の素材に、宇宙生物の遺伝子と組み合わさった強靭な馬はコンテナごと天使軍に、ギガンダムはオオガタナ預かりとなり以後悪魔軍 へ身を預けることとなる. オオガタナの宇宙船に曳航され、連れてこられた先はガス惑星の回りを回る巨大基地だった。 迎え入れらたさきでは、黒衣のぴったりしたつなぎたSDロボ達、彼らの世界の科学者らしい。 彼らに徹底的に体を調査され、そのご長い質問に答えることとなった。 彼どこからきたのか、あの宇宙船の正体、背後にある組織や社会、次次へと質問が飛んできた。 はじめは宇宙船の事故で異世界から来たという、ギガンダムの話を信じなかった彼らも。 それがすむとしばらくして、休憩が与えられる。 その後、彼の身元が判明したのかギガンダムの話を信じたのか、ギガンダムの前に、総大将と名乗るロボが現れた。 そうして交渉は終了し、ギガンダムには本拠地防衛の仕事が与えられることとなる。 ここでの生活はそう悪くないものだった。 基地内にある広大な空間。神殿のような場所、エジプトの大神殿に似ている。 基地の主要な場所への第通路だと説明されたそこの前に立ち、出入りする者の前で威容を見せる。 戦場に行くものを見送り、帰ってきたものを迎える。 それが彼の主要な仕事だった。 道を通る色々な部隊から声をかけられ、故郷の星の話や戦場の話を聞き、ギガンダムはお返しに地球の話別の宇宙の話を物語として返した。 たいていの部隊は、ギガンダムのことを面白い話を作る愉快なやつだと考え、半分は宇宙船の残骸から考えて遠くの星から来た存在だと考えて話半分に聞いては去っていく。 定期的な検査や調査、人類のいた異世界に関する質問に答え、時折なまった体をほぐすために広大な基地内を巡回する。 何度かオオガタナに連れられて基地周辺の衛星、居住可能なそこへと強行偵察に来た天使軍の艦隊を迎撃するする任務に出たこともあった。 背中にバーニアを装備し、巨大戦艦に攻撃を仕掛ける。 悪魔軍での生活はオオガタナがいたおかげで悪くないものだった。 悪魔軍一のマッドサイエンティスト、ケミカルアドレスがギガンダムの完全分解をしたがったとき、大勢のロボが異世界のことについてしつこく聞いてきて辟易した時。 オオガタナがそれとなく気を利かせとりなしてくれた。 オオガタナが出撃から帰ってきた時、両軍の武勇を熱く語る様は、ギガンダムの心をとらえた。 故郷の星での生活を除けば、軍人生活しかしらないギガンダムにとってオオガタナの存在は大きな比重を占めた。 彼は亡きオオガタナの意思を感じ、それにほだされ、その意思を継ごうとしている。 演説に戻る。 演説は手短なものだが、それでもまだ少し続いていた。 ギガンダムは作戦内容と演説を照合する。 砂の星ガルド。 貴重な鉱物資源を産出し、長い群雄割拠と無数の地元勢力を持つ星である。 この星では両軍による勢力争いが繰り広げられ、地元勢力を傘下に収めるための知謀策謀から激戦までが繰り広げられている。 悪魔軍オオガタナの管轄だったこの星は今、オオガタナの不名誉な死を理由に天使軍の方にバランスが大きく傾いている。 数多くの部隊が悪魔軍からの離脱を表明。 致命的だったのはガルドの有力貴族連合、砂の知恵までが悪魔軍との同盟破棄を発表。 天使軍・悪魔軍から上手に利益を引き出し適度に日和見してきた彼らだが、天使軍ハインリヒの同盟に暫定調印。 巨大な同盟が結成されもはや悪魔軍は砂の星から追い落とされようとしている。 このバランスを取り戻すために、ギガンダム、規格外のサイズとパワーを持つ彼が、直々に出向くこととなった。 ギガンダムの超パワーで各基地を攻略することで悪魔軍に力ありと見せつけ同盟を引き戻す。 最終的にはハインリヒの同盟を崩すのが目的だ。 演説を聞く限り特に変更はないらしい。 ギガンダムはもう少し部隊を眺めている。 ギガンダムの顔が少し動くと、そのたびに見られた方は、一瞬物おじする。 ギガンダムの巨体にはどこか威圧感がある。 歴戦の勇士として毅然とした態度をとりギガンダムにも負けないぞと胸を張る、そしてこんなすごいのが味方なのかと安心するのだ、その時の反応が妙に似通っていて少しおかしかった。 整列した部隊の端、壁際にライジン、フウジンもいる。 名前の通り雷と風を操るロボであり、仁王像のような精悍なボディに高い戦闘力を持つ。 オオガタナの両腕として幾多の戦いを勝ち抜き10神将に名前を連ねた両氏である。 部下になるならオオガタナ、それが無理ならフウジン・ライジンと言われたほど部下の面倒見がよい。 兵士たちから人気のある彼らだが、尊敬していたオオガタナを失って以来、不遇の窮地に達している。 今回の作戦では、宇宙軍を指揮しその後はガルドで活動をして名誉挽回を果たすはずだ。 ギガンダムは何となく彼らのことが気になり、聴覚センサーを向けてみる。 ライジン「例の件砂漠の星での宣撫工作だが、、、」 フウジン「離脱した連中、、、話だな」 ライジン「、、部下たちのなかに昔のように気楽に、、、砂の星ならそれができると、、、」 フウジン「、、、誘ってくるものが、、」 ライジン「、、、部下の気持ちもわからないでも、、、」 フウジン「俺たちの理想はもうこの悪魔軍では、、、、もしものときは、、、」 ライジン「、、ギガンダムの働き次第か、、、」 話そのものは問題ない。 彼らは、ギガンダムの活動と並行して砂の星での宣撫活動、離反した部隊に対する説得活動を行う。 だが少し気になる会話だった、より精度を上げようとする。 その時、総大将の演説が終わった。 演説が終わると同時に全部隊は戦艦へと移動を始め、ライジンとフウジンも自分の部隊をまとめるために壁際から離れる。 会話の内容がおかしい気もしたが、出撃となれば時刻通りに出なくてはいけない。 演説を終えた悪魔軍総大将はギガンダムに敬礼をし、ギガンダムも敬礼をし直してドックにある最も大きな宇宙船へと向かう。 ギガンダムは2人のことを一瞬怪しいと思ったが、ただでさえ不遇な二人である。 オオガタナの子分としての2人にあった時、よい指揮官だと思い、好感触を得た記憶もある。 会話が少し怪しいというだけで告発するわけにもいかなかった。 ギガンダムはドックに並ぶ宇宙船へと向かう。 巨大輸送機ギガントス、悪魔軍一の大きさを誇る惑星間輸送機である。 そのギガントスですらギガンダムを格納することはできない。 背中に乗ってもらうことにしたのだ。 全員が見守る中、ギガンダムは輸送艦に足をかける。 Gを弱めた人工重力だというのに輸送艦は普通ではありえない沈み込みを見せギガンダムの大きさを再認識させる、これを見ていた部隊に驚きが広がるが、これは衝撃吸収にすぎないので問題ない 。 慎重に足をかけまたがり8本の足を密着させた。 バランスを確かめる。 どうやら計算通り安定するらしい。悪魔軍の艦は丈夫にできている、これなら艦に張り付いたまま背中の武器で援護攻撃もできるかもしれない。 ギガンダムの武器は人類制の強力なものであり、この世界では戦艦よりも強力だ。 援護は十分に役に立つだろう。 ギガンダムが落ち着いたことを確認した部隊は次々と艦に乗り込む。 ドックから艦は一隻ずつ発進していった。 一隻ずつ虚空へと消えていく。 総大将は全艦の出撃が終わるまで敬礼をし見送った。 一隻一隻が順番にドックから離れるたびに彼は敬礼を行い、部下もそれに呼応した。 それが終わると総大将は即座に踵を返して司令部へ向かう。 司令部には彼の決断を待つ仕事が山積みだった。 両軍が制宙権を争う暗黒惑星の乱戦、デブリ多発宙域での小競り合い、切り札としての隕石の軌道確保、悪魔軍本拠地のある宙域での防衛力強化。 彼は有能で活動的なロボであり、彼の采配をまつ宙域が他にも無数に存在するのだった。 居住可能な惑星だけでも10を超えるのだ。 その半数以上で休眠状態にせよ、激戦にせよ戦線が存在し彼の仕事は多い。 重要な作戦へ向かう部隊を見送りたい気持ちをギガンダムへのエールとして通信で送り、総大将は次の仕事に取り掛かった。 宇宙船団は進む。 目指すは砂の星ガルド、天使軍ハインリヒの築いた要塞網の破壊。 全員が高い戦意で進撃していく。 [[一方その頃天使軍は]] #comment_num2(size=40,vsize=4,num=30,logpage=ギガンダム討伐コメント) &counter() &counter(today)
-子供向けSDロボットもの。 書きかけ ***翌日 ギガンダム出陣。 数日前まで広大なドックを占有してたコンテナは魔法のように消え失せ、今はドックに停留している宇宙船にすべて積み込まれていた。 空になったコンテナエリアには、宇宙船の各部隊が整然と並んでいる。 出撃前の演説が始まるのだ。 昨晩の酒を残すようなやわなものは存在しない。 全部隊がピシッと並んでいた。 総大将が演説台に立つのを、全員が敬礼して迎える。 総大将は日本武者風の鎧姿のロボ。 オオガタナと同じ星の出身である。 高い戦略眼と組織をまとめあげる能力。 有能なものを見つけ出すシステムの構築と暗闘の果てにこの地位についた。 ギガンダムは演説台の後ろに立ち、古代の神像さながらといった風情である。 そこに並べと言われたから立ってみたが、悪くない位置だった。 これから命を預ける顔を見渡せ、ギガンダムの巨体は味方に戦意を与える。 ギガンダム自身は総大将の演説を半分の耳で聞いていた。 戦況や作戦概要については事前に確認をし十分に覚えこんでいる。 戦意高揚のための演説につきあう義理もない。 総大将の演説を前に整列している部隊を見まわす、どこか軍人離れしたふてぶてしい顔が並んでいる。 全員が歴戦の戦士、もし悪魔軍が戦争に負けたとしても、私は負けなかった。 そういいそうな顔がずらずら並んでいる。 彼らは総大将の演説がなくとも戦意は高い。 戦いなれ戦いそのものを求めている。 ギガンダムにも戦意がないわけでもない。 彼らの熱気にほだされる所もある。 ギガンダムの戦意はオオガタナに対する個人的なものだった。 元々、ギガンダムはこの世界の住人ではない。 ギガンダムは人類という種に作られた、サイボーグ生物である。 はるか未来、宇宙に進出し高度な科学力を持った人類も宇宙の驚異的な生物の前にはあまりにひ弱だった。 異星の生態系の中で長期にわたり暮らすとき、人類に代わって宇宙生物と戦い時に地上における大型兵器として前線を支える存在が必要だった。 そうして生まれたのが彼、ギガンダム一族である。 彼は歴戦の勇士として星から星へと飛びまわる恒宙船に乗りこみ、最も多くの戦場を戦ったギガンダムだった。 改造も数多く施されている。 [[ギガンダムとオオガタナの出会い]] #comment_num2(size=40,vsize=4,num=30,logpage=ギガンダム討伐コメント) &counter() &counter(today)

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