飛ぶ鳥、鳥とる人鳥とともに鳥籠もちて鳥の歌を歌った それは当たり前のふしぎな話。 鳥の歌は世界を包む。 広がるもの、広がりを持たぬ者。 思惟するもの思惟しないもの。 鳥が歌えば世界が目覚める。 石が静かに調子を合わせ、川がせせらぎをかなで、森が風と共にざわめき歌う。 鳥とともに人が歌えば世界が変わる。 自然の中へ森の中ですべてが私を包む。 タオとともに私は歩む。 鳥の歌を傍らに。 作者 堀江伸一 ---- その1.5 人をゲームをするマシーンに仕立てあげただと 人を、人々をゲームを遊ぶマシーンに仕立てあげたのだよ我々は。 課金、ガチャ、ネトゲ廃人。 我らがやってきたことはそういうことだ。 君もすぐに気持ちよくなるよ。 大丈夫。 何も痛くない。 さあ。 ---- その2ゴミ箱域の文章 冷えたスープ。 冷めたステーキ。 ナイフを通しフォークでとりパサポソしたそれを食べる。 状況を説明しよう。 私は今油絵で描かれた洋館の中に閉じ込められている。 世界がべた塗りなことからそれがわかった。 意識が遠のき最初に気が付いたのは入口玄関から広がる広間に奥の大階段。 室内に入り込んでる光がべったりと壁に張り付いていて、触ると光自体が少しべとべとしている。 壁も扉もシャンデリアもすべてが厚塗りに色がぼやけて重なっている。 敵の気配はしない。 確かに私はさっきまで敵と戦ってたのだ。 状況はわからないがこの洋館は油絵で作られているらしい。 私は洋館の中を探索してみる。 押しても扉は開かず窓は鋼鉄よりも固い、窓は壁そのものだ。 広間、階段、開かない扉、半開きの扉から見える寝室。 そして食堂。 洋館から出る道は見つからない。 食堂ではたき火がぬるぬると燃え木漏れ日がテーブルの上でゆらゆら揺れて午後の陽ざしが差し込みテーブルの上で光と影のダンスを踊っている。 そこにはスープ、ステーキ、サラダにパン一揃いそろっていた。 私のために用意されているのだろうか。 おなかが減っていることを思い出した。 森の中での隠密戦。 互いが互いの位置を悟られないようにしながら奇襲をとる。 食事をする暇すらなかった私はたしかに腹は減っていた。 なめてみる、味は最悪だが毒ではなさそうだ。 私は椅子に座って食事を始めた。 ---- その3 中二病アニメっぽいラストシーンを描写してみるテスト 少女「不幸の連鎖にピリオドをうて、結城。 この連鎖を断ち切る君の勇気が必要だ。 大地に足を踏ん張れ、次の一歩を踏み出せ。 大丈夫だ私の力を貸してやる。 私を信じろ。 今までの旅路でどれだけの苦難を乗り越えてきたか。」 悪党 「おやおやお嬢さんそこの青年。 万物流転、諸行無常、ナムサン。 ここまで来てまだわからないらしい。 もう世界因果システムは動き出しているのだよ。 誰にも止められない。 誰も。 そう君達にも。 私にすら止められない。 世界への復讐を止めることはできない。」