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フランケンシュタイン文学 - (2014/02/12 (水) 15:33:36) のソース

只今記述中
とりあえず文章をでたらめに放り込んでパッチワーク的につなげ。
最後に文章を整形して整合性のある作品を作る予定。
今のところ文章をでたらめに並べている段階。
筋立ても何もかもでたらめなカオス状態。
完成するかは不明。
いろいろな小説から文法だけ拝借して中身の単語を入れ替えて話を作るという感じ。
なのでこの作品は私の中では完璧な盗作作品分類です、あくまで私の中での話で、他人がそういうことをしていても特に何とも言いませんが。
なんかここ一年創作する能力が恐ろしい勢いで低下しているのであまり期待しないでください。


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***物語の始まりを告げる歌
いざ、これより遊びなむ
罰をうくる憂慮なく
遊び楽しむときぞ来ぬ
時ぞ求めればいち早く。
貴方よ魔のもたらす虚構などは打ち捨てていけ

聖バレンタイン、聖ベネティク
世の聖人 キリストよ
悪魔の心から彼の3人を守りたまえ。
魔のもの鼠のように人の心に入りさる。
春の風吹く目覚めから冬の眠りまで彼らを守りたまえ

そこは心地よいまどろみの館
夢は半ば閉じた心に揺れ
きらめく星屑は全天に広がり
雲は絶えず平原に影を投げかける。
心は雲と風と草揺れる平野のもたらすまどろみとともに
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***破滅と幻想を歌う悪魔の娘の手記
本は手から手へとわたりゆく。
悪魔の本?
人は何か契約はしなかったの?
たまに、頻繁に、人は私に誰かを陥れる破滅の歌を、死から逃避する幻想の歌を。
でも今回私を召喚したこの人は?
今までとは違う。

本の最後のピリオドに到達したような感じ。
私を本に閉じ込めた占星術師の術(すべ)を終わらせるような。
そんな人のような気がする。

毎日が平穏な、それは私にとって異質な。
でも快い日常。
私はこの日常を本に書くでしょう。
本に閉じ込められたわたしでなく、私がこの日常を白い本に新しいインクで。
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ジョブや私のような一般人が、一秋、歴史ある屋敷を借りるなどそうそうできることではない話でした。


<記述中>

この館には一冊の悪魔の本がありました。
ある者の手によって館の奥深く隠されていた本でした。
夫のジョブと妻のジェシカ以外すまない新婚のその家で昨日までそんな本は机の上になかったのです。
ジョブが買ったものだろうか?
彼女はそれを手に取る。
タイトルはラテン文字に似ている。
分厚く赤い装丁に紙質はクリーム色で古い。
彼女はやさしく一枚一枚ページを繰っていく。


-本の歴史
中世人間が悪魔に頼り、それが近代の名のもとに太古の話となった時代。
悪魔を求める本は数は減ったがそれは中世より生き残った。
イギリスの古書店の埃のなかに、図書館や蔵書化の棚で、時に写経化に移され、悪魔崇拝教団のバイブルの中に。
形を変えて時代を生き延びる。
彼女が手に取ったのは歴史を経た一冊。
占星術師が幻想と退廃の歌を歌う悪魔の娘を閉じ込めた本。
悪魔崇拝教団が所蔵していたもの。

ページを繰っていく。
ラテン文字は読めないが、本の魔力でスラスラと詠唱していく。

その本は時代を超えて意思をもってこの19世紀アメリカグレートプレーンで生き延びてここにある。


手から手に渡り、ある儀式の失敗でとうとう本の支配権を悪魔が握り、悪魔崇拝の教団を本の中の悪魔の娘は立ち上げた。
本から自由に出ることはかなわなかったが。
娘は慎重に教祖を選び、信者を彼女の歌で幻想の中にとらえた。

教団はキリスト教の根強いヨーロッパを離れ新天地アメリカにわたり布教を続けた。
アメリカでは悪魔崇拝に子供たちをとられた親の群れが、教団を囲みキリスト教徒の群れが教団を囲んだ。
教団に突入し、子供たちを助け、火をつけたときもこの本は生き延びた。
狂信者が焼け跡から全く傷のついてない本を発掘し、教祖が所有していた別荘へと持ち運び隠した。
教団は瓦解し、くだんの信者はどこかへ消えたが教団の財産は破産管財人の管理のもと販売されたが。

ジョブとジェシカが安い値段でこの大平原の街の片隅にある屋敷を格安で手に入れられたのも。
そういう経緯があったからである。
誰も悪魔崇拝の人間が使っていた屋敷などほしがらなかったのである。

なるほど今の本に神殿なり、建物なり、または墓なりおよそ人の手による宗教のような力はない。
占星術師の技の中で本の中に形をもって生き延びた、


彼女は本をそらんじはじめる。
知らない言葉をゆっくりと抑揚をつけて自然と。
そこに書かれている中身を理解しないまま。
ただ彼女が呼び出したのは人の心を持った悪魔。
長年新しい主人に使われているうちに人の心を理解し始めた悪魔。
人が老衰するまで幸福な幻想を見せる悪魔。



***呼び出された悪魔の娘の感想
私が主人に呼び出された日。
昨日が今日で今日が昨日のような、アメリカの広大な平原の昼日中のことでした。
明日も晴天で明後日も晴天が続く平野部の一軒の屋敷でした。
私は呼び出されて挨拶をし、主人との契約を待ちました。

記述中

田舎のものの生活がこれから始まるのかと私は思いました。
そう彼女は悪魔である私に何も要求しなかったのです。
ただ、やさしい声で名前を尋ね、来歴を尋ね、彼女が一人ぼっちであることに同情した私を呼び出した方は。
そして一緒に暮らしましょう。
と言っていただけたのです。


***悪魔の娘の経歴
欧州スイス。
父はアドラメレク母はアムドゥスキアス、人の心を惑わす悪魔の歌を高らかに歌い惑わす家系。
父より人を惑わし幻を見せる偽善の言葉を、母より人の心を揺らす高らかな歌声を。
私は1を歌い人に10の虚飾を見せるもの。
父なを実を入れてこの子こそ堕天の娘と、母は私のさえずりを楽しみすごす。
人の世に交わりて夢を見せては破産させてきた。
ある時代、ある夜、ランプの灯りの下、石造りの街角のおく深く、私が堕天の歌をさえずれば占星術師が私を見そめ。
「その言葉、その歌声、私のもとに、悪魔の歌声さえずりをわがものと」
父の名、母の名、悪魔を総べる真言に私はとらわれる。
わが身は本の中。



本は手から手へとわたりゆく。
悪魔の本?
人は何か契約はしなかったの?
たまに、頻繁に、人は私に誰かを陥れる破滅の歌を、死から逃避する幻想の歌を。
でもこの人は?
何かが違う。
今までとは違う。

本のピリオドに到達したような。
私を閉じ込めた占星術師の本を終わらせるような。
そんな人のような気がする。

毎日が平穏な、それは私にとって異質な。
でも快い日常。
私はこの日常を本に書くでしょう。
本に閉じ込められたわたしでなく、私がこの日常を新しい本に新しいインクで。


記述中



配置考え中
アガペーという古いもの友として私たちは楽しい関係を築こうと思います。
よい心を集めて彼女を育てようと考えています。
アガペーの心を分け与える相手に悪魔も人もありません。
いつも空にいてあなたのことを見守るキリストの心を。
誰も拒まない、穏やかでいてそれでいて豊かな心の数々を私たちは彼女に注ぎたいと思うのです。
本の持ち手がたちが彼女を利用してきたなかにたまった悪しき心を。
私自身が彼女を育てます。
私たちは最初に彼女が本から出てきた時から。
アガペーの心は人から人へ渡り歩く。



***とある神父の述懐。
神の教えが科学の前に打ちのめされ信仰があいまいになってきている。
欧州に限ったことではなく科学が神を打ち倒そうとしている。

-適合する文法を探し中

それだけ人々がニヒリズムに陥り、ニヒリズムに征服されたのだとみられる。

昨日のことだが私は奇妙な経験をした。
一組の夫婦が若い娘を連れてきた。
見目麗しく月並みではない、目に独特の光がある。
夫婦はこの娘を悪魔の娘だというのだ。
この娘に洗礼を受けさせてくれと。
私は話の突飛さに驚いた。

記述中


***教会に訪れた夫妻
教会は花崗岩の岩石からなる大きな岩の上に建っていた。
大きな塊の上に木造の教会が小さくのっかている。

似たような教会は平原のこのあたりでは少ない。
大きな町小さな町大小さまざまの町の真ん中に教会があるが大抵は平坦な場所だ。

どんな街なのかニュースも届かないほど遠くの街もあれば、
経済的結びつきが強い近くの町もある。

お互いの発展度が同じ程度の町もあれば、衰退する町、発展する町もあった。

衰退して近隣の町に人口が吸収された町もある。

大抵の町は静かな日常が営まれ、大陸経済と強く結びついた町はごくわずかだった。

教会は質素な作りで




***町はずれの鉱山へ出ていく人たちの話。

体躯いかめしい白人の兄様 10人の兄様 男勝りの白人の姉さま 10人の姉さま
黒人奴隷の兄様10人の兄様 黒人奴隷の姉さま10人の姉さま。

彼らは孤児の私を育てていたが、私は倉庫の隅っこに部屋をこしらえ、その部屋で鞘刻み鞘彫、インディアン工芸。
それのみを仕事としておりました。

毎日朝になると兄様たちはピッケル背負って姉さまたちと一緒に出て行って。
暮れ方になると疲れた顔でずた袋を倉庫にしまう。
姉さまたちは疲れているのに食事をこしらえ私にはお膳を出して
自分たちも食事をしてかたづくと。

それから兄様たちは、工房で金属の抽出に忙しく手を動かす。
金属が抽出できると皆疲れているものだから
寝ると高いびきを響かせて眠ってしまう。

その次の日になるとまだ暗い中に
皆起きて姉さまたちが食事を設え私に食事を出して
皆食事がすむとまたピッケルを背負って行ってしまう。

また夕方になると疲れた顔でわかずな鉱石を持って帰ってくる。
いつまでも同じことをしていた。

今日もまた兄様たち姉さまたちはピッケル背負ってでていった。
魔よけの彫刻をしていた私はやがて作業台の上におきあがり杉の小弓に杉の矢をもって
山へ出てみると晴れた空のもと採掘場は広々とひろがって。

右へ左へ蒸気車がボォーボォーと働いている。
鉱山の東に黒人の姉さま、力を合わせて岩をほり。
白人の姉さま10人の姉さまたちが紐を引っ張って台車で岩を運んでいる。

黒人の兄様、10人の兄様が岩に取り付けられた高床の上で穴を掘りダイナマイトを埋め。
白人の兄様が安全確認して点火スイッチを押す。

皆、学がないものだから岩は不規則にパキパキとわれる。

そうして眺めていると私の隣に一人の娘がいた。





*町の大工が丘の上で奇妙な娘にあった話