「管理人の痛い日記再発した中二病の日々」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

管理人の痛い日記再発した中二病の日々 - (2011/03/17 (木) 21:41:28) のソース

このページは出鱈目なので信じないように。
管理人の妄想を書いてます。



*2040/2/17
今日も街に警報がなる。
最近とみに増えた中国系海賊による襲撃だ。
私は銃を手に自分が襲われるのではないかと不安になる。
彼らの今回の目的はなんだろうか?

彼らは海を越えてやってくる。

2040年、資源の枯渇したこの時代。
希少資源を求め、他国から略奪にやってくる、非合法な海賊部隊は日常化している。
携帯電話だったり、ごみ捨て場を占拠しての長期発掘だったり、今の時代となっては貴重な工作機械だったり色々だ。

時に工場が狙われ、時に豊かだった時代の巨大なごみ捨て場跡地が荒らされる。

資源もないこんな時代である。
中国、インドが先進国並みの生活を求め資源を浪費した結果、地球には満足な資源が残っていない。
技術立国日本なんて過去の話。
資源もない世界ではもはや輸出産業なんて成り立たない。

幾つかの巨大企業は、世界に販路を求めた。
帆船が復活し、効率の悪い輸送手段が世界を覆っている。

若い連中は豊かだった時代をじいさんたちから聞かされては、そんな話を聞かされたこと自体を呪っている。
手に入らない幸せの話を聞かされて誰が喜ぶだろう。

今の時代、資源を争って日本人同士が小競り合いを起こし、時に資源交換交渉が行われている。
アメリカでは幌馬車までが復活し、馬の需要が増えているという。

内陸部が砂漠化したアメリカは沿岸部を除いて残っていない。
陸上交通の要だった自動車は、今は大航海時代。

私も農業以外壊滅し、一部のIT産業が貴重な宝物のように残っているこの日本。
この国を捨てて海外に活路を求めようかと考えているくらいだ。


*2040年3月17日
今日は仕事の出張。
私は、バイオテク関連の仕事場についている。
単なる野菜の種から、菌類まで幅広く卸している会社だ。

車が貴重品になった今の時代、鉄道や船舶を基準に、ある程度物資がたまってから配送する。
そんな時代の仕事である。
私は電話や省資源を極めた超小型PCを中心に事務仕事をとりまとめる。
値上がりした輸送費を効率よくさばくため、最小回数で荷物の配送計画を立てるのが仕事だ。
別の日は営業もしている。


今日は仕事場の研修で、学者による発表会に参加。
パンフにはいくつか興味深いものがある。

まずは虫歯対策だ。
虫歯菌を口内からせん滅し、歯や歯茎にダメージを与えない菌で口内を占拠させ虫歯菌の増殖を抑える。
虫歯菌を徹底的に死滅させる塗り薬、飲み薬、食事制限、最後に菌を歯茎に定着させて虫歯の悪化を抑えるというもの。

もう一つ気になるのは群生する雑草のDNAを群生しないタイプの野菜に移植し、高密度で繁殖する野菜を作るという研究も気になる。
群生する雑草は土地質や土中細菌を調整することで他の植物を近づけず、同類の繁殖が容易になるように土地質を改善する。
群生する雑草の繁殖が速いのは土地質改善能力もあるからだという話。
これを、野菜に応用しようという話らしい。

バイオ関連で生産力が上がったとはいえ、国内生産では六千万人程度の食料自給率しかなく残りは輸入に頼るしかない。

国民総農業体制だった江戸時代ですら3000万人しか養え買ったのである。
ぜいたくは言えない。
足りない分は、貴重品になったタンカーで海外から輸入するしかない。
コーヒーのような嗜好品はへり、アマゾンの焼き畑はやりつくされ食料品の世界的な生産は低下している。
肉は貴重品となり、国内では1000万単位の栄養失調者が存在している。
逆に言えば8000万人は食わしていけるわけだ。

この1000万人を助ける、私の仕事はそういったやる気をそそる仕事だ。


虫歯対策も営業に使えるかもしれない。
景気が悪く歯医者の質が悪くなった今の時代虫歯に悩む人も多く、もしかしたら主力商品になるかもしれない。
歯が悪くなると万病につながり、医療費を押し上げる。
こういう地味なのも当社で扱えるかもしれない、これの営業は社会貢献になる仕事でやりがいがある。
この2つは2重丸だ。



講演会場までは電車で移動。
車が高価になったこの時代、電車は輸送の王様だ。
工場も人も電車か船を中心に移動している。
政府は交通インフラこそが社会の動脈だということで国費を大量に導入して鉄道を維持している。

ぎゅうぎゅうづめの電車は仕方がない。
車のぶんが全部電車に移動したのだから推して知るべき。

電車内には色々な人がいる。
街へ買い出しにでるために、風呂敷を背負う人、仕事場へ向かう人。
貴重な電力の集散地たる都市へ遊びに行く若者。
まだまだ、活気はある。

地球で使える資源が減ったとはいえ、鉄道がある限りは当面日本の社会経済は大丈夫だろう。