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風船式建築法その2 - (2010/02/23 (火) 15:10:26) のソース

-分類 SF設定、小説用のネーム 実用新案
アクセス数 &counter()



-ネーム
風船式建築法の応用。
河川などで洪水が起こり、堤防が決壊したときのためにつかわれる、堤防修復用の応急処置製品。
5通りのアイディアを用意、アイディア1と4が有望。



-このネームは、2010年2月23日にお亡くなりになられました。
このネームは廃棄処分となりました。
単なる小説用のネームだったために、十分な調べ物をせず2010年2月23日までネームを作ってまいりました。
2月22日にこのネームを実用的なアイディアにする方法を思いつき、アイディア5への追加作図を持って今日2月23日にこのネームが完成する予定だったのです。
よくできたアイディアなので思わず実用新案も取れるかもと、2月23日に特許関係のサイトをあさってみたところ、平成20年に特許がとられておりました。
http://www.ekouhou.net/%E4%BB%AE%E8%A8%AD%E5%A0%A4%E9%98%B2%E7%94%A8%E8%A2%8B%E4%BD%93%E3%80%81%E4%BB%AE%E8%A8%AD%E5%A0%A4%E9%98%B2%E7%94%A8%E6%A7%8B%E9%80%A0%E4%BD%93%E3%80%81%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%80%81%E3%81%93%E3%82%8C%E3%82%89%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%81%9F%E4%BB%AE%E8%A8%AD%E5%A0%A4%E9%98%B2%E3%81%AE%E6%96%BD%E5%B7%A5%E6%96%B9%E6%B3%95/disp-A,2008-156847.html
同じ思考過程を経て、(相手のほうが寄り詳細に技術的な検討をしていましたが)、濁流を取り込んで巨大な袋を膨らまして堤防の決壊部をふさぎ、固定具や濁流のダウンフォースで袋を固定するなど完璧に同じでした。
微妙な相違点や改善点はありますが、現実が先行、非常に残念です。







堤防の決壊した部分に風船式土嚢を投下。
この土嚢がエアバックのように膨らんで、堤防の決壊部を一瞬で塞ぐイメージ図。


&ref(風船式土嚢2.jpg)
&ref(風船式土嚢2.skp)
図作成 堀江伸一






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-アイディア1(小説用設定、現実にできるかも)
堤防の決壊したところを応急処置するための装備。
飛行機から爆弾のように投下され、堤防の決壊が崩れたところに着弾。
爆弾の中身から袋がエアバックの用に膨らみ、堤防の決壊部分を綺麗にふさぐ。

-使い方
綺麗に折りたたみ錘をつけられた状態の風船式土嚢が爆撃機の格納庫に収められている。
土嚢は投下され河川に沈んでいく。
最初土嚢は表面積や流れに対する断面積が小さく重いので河川のそこに沈んでいく。

-着弾フェイズ
風船式土嚢が水中に没した後、炸薬が土嚢の中で爆発、固体が気体になり体積が22.4倍に増すことで土嚢が一瞬で膨らみすばやく風船式土嚢を展開することができる。
土嚢はエアバックのように膨らむ。

-塞ぎフェイズ
風船式土嚢は膨らむと表面積の増加により流れにひきずられ動き出す。
そして、決壊した部分へとだんだんと近づき、最後は土嚢が堤防にぴたりと張り付くこととなる。


;注意
着弾がうまくいった場合、最初のふくらみでいきなり決壊部を塞ぐことも可能。

(旧案1 固体→気体になるときの体積拡大を狙い、ゆっくりと固体から気体へ変化させていき風船式土嚢を吹くらます)
(旧案2 風船式土嚢には空気を送り込むための太い管がついており、ヘリに取り付けた空気ポンプよりエアーを送り込む風船式土嚢を膨らます。)
(そのほか 輸送方法をトラック、ヘリ、船舶、自走法から発射、クレーン、ブルドーザー、地上で決壊部に接地などいろいろ工夫しても良い)
(そのほか2 安く上げたいなら電柱に気球サイズの袋を縛り付けてから膨らましても良い)


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-アイディア2
堤防が決壊したところで作業をするタイプ。
堤防の決壊した現地まで、風船式土嚢をトラック輸送する。
現地到着後、まず最初に袋を膨らます。
その袋を洪水状態の河川に浮かべ、ロープでひっぱり流されないようにする。
袋は膨らむと口のすぼんだポケット型になるので、管を通してぽっけの内側にセメントをどんどん注ぎ込んでいく。
袋は最初軽いので、濁流の上に浮き流されない。
セメントが入り袋が重くなると、袋はだんだん沈んでいく。
袋は沈むに従い洪水の決壊部に引きずりよせられ密着、水門が閉じるように堤防の決壊部に沈んでいく。
この方法の利点は、袋が沈んでいくと流されやすくなるが、それに比例して袋も重くなり流されにくくなることである。
この風船式土嚢は堤防においてバンドエイドのような働きをする。








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-アイディア3
堤防の決壊部の両端に重りのついた網を掛け、堤防の決壊部に網を張る。
この網の間で複数の風船式土嚢を膨らます。
これにより、広い範囲の決壊にも対応できるようになる



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-アイディア4
風船式土嚢の強化版。
ここまでの風船式土嚢と同じだが、風船内部により小さな風船を多数いれてから膨らますことで穴あきによる欠損に強くしたり、複数の風船が反発しあうことで土嚢全体の形状がたもたれ決壊部分がより塞ぎやすくなる。






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-アイディア5
気体で膨らます変わりに、濁流そのものを風船式土嚢の中に通し、その圧力を使って、土嚢を膨らます案。
ただ今作図中。
(おそらく、このアイディアのみが現実に使い物になったと思うのですが、特許がとられておりました)




-問題点
流木や車、家などが風船式土嚢にぶつかったときどうするか?
本当に投下がうまくできるのか?
風船がうまく嵌ったとして、その後風船がいきなり外れたらどうするか?










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著作権情報
-アイディア製作者
名前 堀江伸一
住所 兵庫県加古川市加古川町南備後79-16


-アドバイザー
pixiv登録sameさん
2010/2/21
現実の観点から見た場合は、原理的に可能かどうかだけでなく、配布から保管、使用までトータルで専門家のアドバイスが必要。
小説の場合は、そこまで考えなくてもいいというアドバイスでした。
感謝しています。



-インスパイア元
BS世界のニュースの映像。
黄河の洪水で決壊した堤防の穴をふさぐために出動した中国軍の土木作業、人手で土嚢を運んで決壊部をを直していたシーン。


-元ネタ
機動戦士Zガンダムにでてきた、コロニーの穴を修復するための道具、このアイディアはトリモチからの丸パクリ。
血管の止血作用の解説図。
中国にある、風船のようなダム。
巨大なゴムの風船が河川に沈められており、河川の水を風船の中に引き込み、大量に蓄えたり減らしたりすることで、川の水量を調節したり水を蓄えたりできるらしい。


アイディア1の輸送方法は、装甲騎兵ボトムズのAT運搬シーンからなんとなく着想を得た。
アイディア2の袋の設定はウィダーインゼリーのパッケージを巨大化したような形を考えている。
アイディア3は漁師の網引き漁について解説したページから着想をえた。
アイディア4、ゴムボールのたくさん移った写真や物理Ⅱの教科書をぱらぱら眺めているうちに思いついた。



:注1
アイディア1の風船式土嚢の膨らまし方のアイディアはu.yan [u.yan@nifty.com]さんにもらったアイディアが元ネタ。
[[風船式建築法]]を一瞬で高い圧力で膨らましたいと筆者(堀江伸一)が相談したとき複数の案をもらいました。
その中に高い圧力といえば炸薬類だろうという案があり、今回はそれを流用してみました。



-その他の元ネタ
Nasaの火星探査船がエアバックを広げて転がりながら着陸するシーン。
自動車のエアバック。
発想4は近所の石垣ダム。





-製作履歴
このアイディアを生み出すまでに[[風船式建築法]]というものを先に発想。

製作過程の履歴がある日記。
http://www14.atwiki.jp/c21coterie/pages/291.html
http://www14.atwiki.jp/c21coterie/pages/292.html




-コメント欄、
世の中たいていのアイディアは先に思いつかれているものです。
よく似たアイディアがある、これは改良の余地がある、アイディアに問題点を見つけた。
ちょっと実験してみたらうまく言ったという方、ご意見はこちらへ。
#comment_num2(size=30,vsize=3,num=20,logpage=風船式土嚢)
-電話番号 080-5703-5497


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-ライセンス
C130写真 ライセンス	クリエイティブ・コモンズ 表示 3.0
説明	Everything down.A "dirty run" indeed.
撮影日	2005-11-26 21:10:12
撮影者	Elsie esq. , Brighton, England
タグ	
HerculesC130RAFtransportturbopropRoyal Air Force
撮影地	Woodchurch, England, United Kingdom 地図