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VSギガンダム ハインリヒの同盟会議 - (2009/05/20 (水) 08:48:01) のソース

その日、天使軍ハインリヒの本拠地足る要塞は喧騒を極めていた。
暫定政権を樹立し大陸南部における支配権を確立し始めた悪魔軍、これに対抗するための大規模な同盟者会議が開かれるのだ。


要塞の周りではハインリヒの本拠地へと向かう長蛇の列が並んでいる。
装甲車にジープにラクダ、馬たまに徒歩の者がいる。
たいていはグレイゼム大陸を割拠する領主とそのお付きか有力な商人である。
所々みすぼらしい身なりの者がおり、悪魔軍に身ぐるみはがされたものや敗残兵などであろう。
列の中では遠くの知り合いや親せきを見出しての挨拶が次々とまじわされる。


砂漠の空はいつも通り快晴。
悪魔軍本拠から遠く離れているため空軍は出撃しておらず、戦闘の危険もないので和気あいあいとした雰囲気が散在している。
戦争に手慣れているこの星では、作戦会議も日常の一部であり呼吸のようなものだ。
訪問者たちの列は、砂漠の星を2分する大戦争の方針をたているということに湧きかえっていた。
悲惨な戦争の現実と一線を画する奇妙な高揚感や武者震いつつまれている。
その明るい雰囲気の長蛇の列はハインリヒの要塞へと吸い込まれていった。


要塞のほうでは訪問者が来るたびラッパが鳴り響き、要塞の城門が開門され、先導者が来客者の名乗りを上げ、来客者をハインリヒが出迎え、あ互いに肩を叩きあい、遠路はるばる来たことをねぎらい、歓迎のあいさつや戦況や近況の話が交換される。
そんなことが一日に何度も繰り返されていく。



午前中の来客が終わり、中庭に張られたテントでジュースを飲みながらハインリヒは満足している。
来客者はほぼ予想通り。
北部の領主はほぼすべて来ている。
南部の領主は半々といったところか。
南部では悪魔軍の暫定政権を認めている領主も多い。
後日の日和見のため、両軍に代理の者を出しているものも多い。
今日の会議で彼らを引き付けなくてはならない。



となればここにリベルフォンがいないのが惜しまれる。
今でこそハインリヒの盟友として名をはせているリベルフォンだが、若いころはグレイゼム大陸を放浪し友も多く、その武勇とスカッとした性格から各領主より引手あまただった彼である。
ハインリヒが大陸同盟を結成できたのもリベルフォンが領主を取りまとめたからだ。
彼個人をしたっている領主もおおい。

(備考、リベルフォンに関する部分は部下との会話とかにしたほうが読みやすいかも?)


居ないもののことを考えてもしょうがない。
休憩を終えたハインリヒは、部下たちに部屋の準備を支持し。
自分は領主たちへ顔見せをするために大広間へと向かう。
大広間には大勢の領主が集まり、熱気にあふれていた。
ハインリヒが室内に入ると同時に歓声が上がり、次から次へと握手を求めてくる。
リベルフォンについて聞いてくるものも多い。

書きかけ
南部最大の領主だったトランが来訪したとの知らせに領主たちは城門へと向かう。

書きかけ



会議は数日にわたる予定だ。
今日の会議は夕刻より始まるが、初日では煮詰まるものも煮詰まらない。
初日は短めに済ませ高揚した気分で、宴会を楽しんでもらう。


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