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蛇の目 - (2010/07/15 (木) 19:53:49) の編集履歴(バックアップ)


牢獄のサスペクは、外の会話を盗み聞きしながら考える。


捕虜のままというのもいいがもっと多くの情報が必要だ。

もし彼らが天使軍との交渉に自分を使い、復帰となるならなんとかなるだろう。
彼らは独立勢力として成り立つための援助と引き換えに自分を交渉の材料に使うだろう。

悪魔軍に自分を差し出すとなればどうなるか。
海洋惑星イルォードで幾多の戦果をあげてきた自分のことである。
プロパガンダの果てに処刑、良くて宣伝材料として一生牢獄。

あまり楽しくない想像だ。
先ほどの看守達の会話によるとこの砦の連中は、全員で採決して組織運営を決定する合議制を取っているらしいこと。
悩んでいるとなれば彼らを説得するチャンスもあるだろう。
彼らが天使軍と交渉をするなら、交渉相手を紹介しても良い。

一つ考えを止めると彼は、生来の電波受信の感度を上げる。



幸運が1つ。
蛇、偵察用の蛇。
大気圏でギガンダムと戦ったとき使った竜の生き残り、その切れ端がこの近辺に落下していたようだ。
どこかの室内のようだ。
誰かに拾われたのかもしれない。

蛇を使えば、情報を集めることが出来る。

最悪、蛇を操り鍵を持ってこさせて脱走するにしろ情報を集めるにしろ、この幸運を使わない手はない。
サスペクは蛇との通信を確立すると、起動し蛇を操り始めた。