地震の二次災害についての情報

ここでは地震が起こった後の二次災害についてのページです。地震はときに新たな災害を生み出しうるので、注意が必要です。

目次


液状化現象

地震が発生したとき、家が傾いてしまったり、地中の土管が地上へ出てきてしまうことが起こります。何が起きているのでしょうか。
これは、地震の震動によって土や砂が不安定になり、地下の水に浮くようになり、まるで液体のようになってしまうことによって起きます。これを液状化といいます。液状化が起こるとその水が地表へ吹き出したり、さらに吹き出した分地盤が沈下したりします。
液状化マップなどを見て、普段から自分住む地域について知っておくことも大切です。
(例).東京都の液状化マップ
〈参考〉
ニッケンキソ『液状化はなぜ起こるのか』11.7.17
国土交通省『液状化現象とは』11.7.17
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火災旋風

ひとたび地震が発生すると、同時多発的に火事が起こります。しかも、地震発生の直後は消防もうまく機能できず、被害はどうしても大きくなってしまいます。さらにここで適当な風速、火災の熱による上昇気流、風が通る地形などの条件が重ね合わさると、火災旋風という現象が起きることがあります。いわば炎の竜巻といったところでしょうか。かの関東大震災のときにも発生し、多くの人々の生命を奪いました。
もしこの火災旋風に出会ってしまった場合、火災旋風の進行方向からみて横側へ逃げるようにしましょう。
〈参考〉
内閣府 『過去の災害に学ぶ(第14回)1923(大正12)年関東大震災-火災被害の実態と特徴-』(pdf) 11.7.15
東京消防庁 『<消防マメ知識><消防雑学辞典>』 11.7.15
『地震対策のあれこれ』 11.7.15
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津波について

津波警報・注意報の種類
種類 解説 発表される津波の高さ
津波警報 大津波 高いところで3m程度以上の津波が予想されるため、厳重に警戒。 3m、4m、6m、8m、10m以上
津波 高いところで2mの程度の津波が予想されるため、警戒。 1m、2m
津波注意報 高いところで0.5m以上の津波が予想されるため、注意する。 0.5m

土砂災害

土砂崩れ、地滑り、土石流などのことです。これらの災害は台風などの大雨によってよく引き起こされます。しかし、地震のあとは地盤がとても不安定な状態になっているため、少しの雨や雪解け水であっても、土砂災害が起きる可能性が高くなっているのです。もちろん、地震によって直接引き起こされるものもあります。山やがけなどに面している際に、小石が落ちてきたり、水が噴き出していたりした場合や、崖に亀裂が見られる場合、または雨が降っているにも関わらず川の水位が下がっていたり、山鳴りや木の裂ける音が聞こえてきた場合などがあてはまった場合、十分な注意が必要です。
〈参考〉
千葉県木更津市『地震のあとは土砂災害に注意!!』11.7.17
国土交通省『主な政策:砂防』11.7.17
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最終更新:2024年04月20日 16:45