概要
時代を昭和63年に移し、著者の作品に登場する「東城大学医学部付属病院」を舞台に一人の研修医が二人の医師との関わりの中で成長していく姿を描いた群像劇。また2008年の山本周五郎賞の候補作となった。
高階権太を始め『田口・白鳥シリーズ』に登場した脇の登場人物達や同シリーズの主人公である若き日の田口らも多く登場している。
高階権太を始め『田口・白鳥シリーズ』に登場した脇の登場人物達や同シリーズの主人公である若き日の田口らも多く登場している。
ストーリー
医師国家試験受験後、合否判定を待ちながらも「東城大学医学部付属病院」の研修医となった世良 雅志。世良が入局したのは教授の佐伯 清剛が頂点に君臨している総合外科教室「佐伯外科」、そんな佐伯外科に入局して3日目、世良は帝華大学からやってきた新任の講師・高階権太と遭遇する。高階は食道自動吻合器「スナイプAZ1988」を引っ提げ、手術の在り方に一石を投じ波紋を呼び、周囲の反感を抱かせるのだった。また「佐伯外科」には「オペ室の悪魔」と呼ばれる万年医局員の渡海 征司郎がおり、世良は高階や渡海との関わりの中で医師として成長していく。
だが佐伯も立候補した病院長選挙の時期、渡海と佐伯の因縁を巡る事件が起こった。
だが佐伯も立候補した病院長選挙の時期、渡海と佐伯の因縁を巡る事件が起こった。
登場人物
登場回数一覧参照。
書籍情報
関連項目
- チーム・バチスタの栄光
- 山本周五郎賞