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鬼子母神とは

■ 素性
  • 名:鬼子母神(キシモシン)。鬼の角の有無は地域によるっぽい。
  • 別称:訶梨帝母(カリテイモ)。梨と利の違いは知らん。
  • 系統:仏教系、仏法の守護神。
  • 信仰:出産、育児の神。盗難除けの守護とも言われる。

■ 由来
  • 鬼子母神はキシボシンとも発音される。名前に『鬼』と含まれるように、この神様は元は食人鬼である。その恐ろしい鬼がお釈迦さまの導きで子供を守る善神となり、人々に親しまれるようになったのである。子授けに霊験ありとされる神さまは数多く存在するが、その中でも一番広く信仰されているのがこの鬼子母神なのだそうだ。
  • 元々、インド出身の神様でサンスクリット語でハーリーティー(Hariti)といい、それが音訳されて訶梨帝母と呼ばれ、『青色鬼』『大薬叉女』とも漢訳された。訶梨帝母は鬼神・鬼女である王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神から生まれた鬼女だった。後に般闍迦(Pancika・パーンチカ)という鬼神の元に嫁ぎ500人(1000人とも1万ともいわれる)の子供を生んだ。大変な多産で彼女は特に一番末子の『愛好』を可愛がっていた。食人鬼の夫婦は子供を盗んでは食べ、その肉を子供たちにも与え育児をしていった。その一方で子供を奪われた親たちは悲嘆に暮れ、どうしたらいいかお釈迦さまに相談に行った。その話を聞いて哀れみを感じたお釈迦様は訶梨帝母が一番可愛がっていた末子を神通力で隠してしまった。愛児がいなくなった悲しみに耐え兼ねて助けを求めにやってきた彼女にお釈迦さまは「多くの子を持つお前がたった1人を失っただけでもそんなに悲しいのに少ない子供を盗まれた母親はもっと悲しいだろう」と教え論じた。こうして彼女は改心し、これからは法華経の信奉者を守り、人間の子供たちを守る善神となって罪滅ぼしをすると誓い子供を返してもらった。辛い思いを経験した人はそれだけ人の心の痛みも分かるもの、母親の子を思う心が鬼神を善神に変えたわけである。しかし神通力というが神隠しもできるのかと疑問に思うのだが(参考:はてな - 神通力とは)。ちなみに鬼子母神と呼ばれるようになるのは改心して以後のことで仏教では出産の神、育児の神とされている。その理由は500人もの多くの子供を生み育てた経験を持つことと同時に子供を失った母親の悲しみも知っているというところにあるのです。また、育児以外に盗難除けの守護とあるのですが、幼児誘拐除けといったところでしょう。

鬼子母神に関しての逸話

■ すすきのみみずく
昔ある所に、1人の孝行娘がいました。
彼女は病に臥せった母親の面倒を毎日見ています。
例の如く薬代がなく途方に暮れてしまいます。
ある日、彼女は鬼子母神にお参りに行きました。

「母の病が治りますように」

数日後の満月の晩のことでした。
夜の闇に紛れ神の化身である美しい蝶が彼女の眼前に現れこう言いました。

「すすきの穂でみみずくを作って売りなさい」

彼女は御告げの通りにすすきのみみずくを境内で売りました。
すると思いのほか参詣者の土産として好評になり無事薬が買えました。
薄の木兎(ススキノミミズク)は、一種の福を招くものとされる。病を治し、無病息災の縁起物とされた。九州地方の俗信にミミズクが鳴くと子供が生まれるという伝承がある。また沖縄ではススキは悪疫災難を払う魔除けの力があるとされている。人々がススキやミミズクというものになんらかの神秘性を感じたところから、こうした縁起物が生まれたと考えている。ちなみに木兎というのはフクロウのことである。まぁシルエットだけで言えばト○ロみたいなモノです。

■ 鬼子母鬼とザクロの関係
  • 鬼子母神に祈願するときはザクロの絵馬を奉納するのが習慣となっている。何故にザクロなのかという理由については訶梨帝母の次のような前世譚が関係している。―――曰く、前世の彼女はごく普通の女性で平凡に結婚していた。ところが懐妊しているときに徹夜で踊ったりして流産してしまう。その罪業を負ったことから、生まれ変わったときに鬼女となったのだ。ところが前世で彼女は徳の高い人に500個ものザクロを献上したことがあったらしいのだ。それが唯一の功徳となって鬼女と生まれてからも500人の子を授かったとか。
  • 鬼子母神像は左手に子供を抱き、右手に吉祥果を持っているが、これがザクロらしい。その理由はザクロが人肉の味がするからだそうで、鬼として子供を食った罪業を示すものとも解釈できるのですが、人肉というのは後に付けられた説だそうです。ザクロは一度に多くの種を成すことから多産、豊穣のシンボルともいわれる。そのことから、鬼子母神への信仰は非常に民俗神的であったという。ザクロというのは実に多くの粒を内包している果実です(参考:ザクロ - Google イメージ検索

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