【まどか☆マギカ】佐倉杏子はエビフライ可愛い66本目





32 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/08(木) 00:25:27.45 ID:7vElKHlG0 [1/5]

涼しい風を受けると秋が来たんだなって思ってしまいます
昼は蝉がミンミン元気よく鳴いているけど
夜になると静かに虫の鳴き声と風の音が聞こえるのです
真っ暗な空を見上げると疎らな星に大きくて綺麗な満月
あっ、また風が吹きました
辺りにいい匂いが広がったように思えました
わたしの隣の杏子ちゃんの髪の毛が月明かりに照らされて踊っています
「もう、秋って感じがするなぁ」
杏子ちゃんはお団子を一つ食べながらいいました
そうだねってわたしは返します
「お前も食うかい?」
杏子ちゃんがお団子の刺さった串をわたしに差し出しました
ありがとね杏子ちゃんってわたしは一つお団子を食べます
うん、とっても美味しいね

杏子ちゃんとわたしは手をつないで、身を寄せ合って
公園のベンチで秋の夜空をしみじみと眺めます
杏子ちゃんの可愛い顔と体温がわたしに伝わってきて変な気分になってきてしまいました
「あたし、ほんとにお前と友達になれて嬉しいよ」
杏子ちゃんが月を眺めながら言います
いきなりどうしたの?とわたしは少し不安になってしまいます
「いや、お前に出逢うまでここまで心を許せるヤツなんていなかったからね」
「家族以外じゃお前が初めてだよ」
わたしは少し恥かしくなってしまいました
「あたしの人生なんて魔女狩って、食って、寝ての繰り返しの退屈なもんだと思ってたんだけどさ
お前に逢ってから人生も捨てたもんじゃないなって思えるようになってきたよ」
魔法少女━━
不幸と絶望を撒き散らす魔女を倒す女の子のことです
わたしの隣の杏子ちゃんも魔法少女の一人です
いつも戦っている杏子ちゃん・・・
わたしも役に立ちたいと思いました
「駄目だね、お前を魔法少女なんかにさせない」
でも、わたしは杏子ちゃんを・・・
「お前がいてくれるだけであたしは幸せだよ」
「それに、お前が傷つくなんて」
「そんなのあたしが許さないからな」
そういうと杏子ちゃんはわたしのことをギュッと抱きしめてくれました

草木も人眠り、風の音と虫の声だけが響く秋の夜の公園で
わたしと杏子ちゃんは静かに唇を合わせてワルツを奏でたのでした

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202 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/09(金) 00:26:58.74 ID:/lQRusC40 [1/6]

どうしてこんなに恋しいの?
どうしてこんなに苦しいの?
わたしはこんなに幸せなのに・・・
茨がぐるりと伸びてわたしの四肢に絡みつく
茨はさらに伸びてわたしの心を締め付ける
燃えるように熱い長く細い茨
思いっきり引張れば引き裂けそうなほどに細くてか弱い焔の茨
でも、わたしにはそんなことできないの
これは杏子ちゃんの愛情だから
わたしはあなたになら縛られてもいいよ
だって、きっと杏子ちゃんもわたしの茨に締め付けられてるはずだから

ベッドにわたしと杏子ちゃん
二人で一枚の薄いタオルケットにくるまってるの
お互いの肌が触れ合って胸がドキドキしちゃう
「ちゃんと入れよ、涼しくなってきたからって油断は禁物だぞ?」
杏子ちゃんがわたしのことを抱きしめながら身体を気遣ってくれるの
優しい杏子ちゃん・・・大好きだよ///
わたしも杏子ちゃんに甘えて思いっきり抱きついてるの
「おいおい、そんなに抱きしめるなよぉ///」
杏子ちゃんのお顔、真っ赤だよっ!
私は人差し指で杏子ちゃんのほっぺたをつんつんっ!
「おい~やめろよ~///」
杏子ちゃんは気持ちよさそうな猫のような声で恥かしがってる姿いとかわゆし///
わたしはテンションが上がっちゃってもっと杏子ちゃんにスリスリしたの
「いてっ!」
杏子ちゃんはそう言うと黙ってしまったのだった
夜の静寂が訪れる
その沈黙の刹那が永遠に感じられた
杏子ちゃんどうしたの?とわたしは聞いてみた
「うぅ・・・」
杏子ちゃんはうなだれて答えない
嘘だよね・・・こんなの絶対おかし━
チュッ!
私の唇に温かくて柔らかい感触
それは神の与えし至高の宝物
そう、杏子ちゃんの唇だった
「驚いたかい?」
「ったく・・・好き放題してくれたねぇ?
「でも次はあたしが好き放題する番だぜ?」

杏子ちゃんがわたしのことを抱きしめて唇を貪る
わたしも杏子ちゃんに抱きついて舌を貪る
それは円環をなしてワルツを踊っているようだったのでした

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345 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 00:23:54.06 ID:qnx3VrWA0

あんこちゃんを次郎へ招待した
あんこちゃんはどうやら初めてらしく、色々とまどっていた
かくゆう俺も初めてだったのでじつはあんこちゃんがベテランジロリストだと勝手に想像してさそったのだ
おれは店の人にんにく入れるか聞かれて、ついとっさのことにふたつとも全部マシマシで
とこたえてしまった
俺もあんこちゃんも大食いにはじしんがあるほうだったからだ

そして出てきたものは

豚の餌だった…


二人とも最初は勢いよくがっついた…
だが届かない、麺はどこにあるのだろう
次第に顔色がわるくなっていくふたり
食い物を粗末にするなと脅される俺
そういいながら泣きそうなあんこちゃんを眺めながら

俺たちはたどり着いた、麺に


そして聖戦を勝ち抜いた俺達は公園のトイレに直行した…

コメント:

349 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/10(土) 00:28:19.36 ID:X9lReJc60 [1/4]

痛いっ!
何もないところでわたしは転んで膝を擦りむいちゃった
わたしって、ほんとバカ・・・
自分でもどんくさいなって自覚してるけど、まさか中学生になってこんな転び方するなんて
「大丈夫か?」
杏子ちゃんがわたしを気遣ってくれた!
この痛みもどこかに消えちゃいそう!
大丈夫だよ、杏子ちゃん
心配させちゃってごめんねっ!
わたしってどんくさいから・・・
「どういうことだオイ!・・・血出てるじゃねーか!」
杏子ちゃんがわたしの血の滲む膝を見てびっくりしている
杏子ちゃんは大袈裟だなぁ///
こんくらい大丈夫だよっ(正直、ちょっと痛むけどね)!
「ったく、仕方ねーな」
杏子ちゃんはそういうとわたしの事をおんぶしたのっ///
だ、大丈夫だよ、杏子ちゃん///
杏子ちゃんとくっ付けたのはとっても嬉しいなって思ったけど
同時にちょっと恥かしくてわたしの顔は真っ赤になっちゃったよ
「傷口からばい菌入ったら大変だろ!」
そういうと杏子ちゃんはわたしをおんぶしながら近くの公園へと向かったの

水が沁みて、それはとっても痛いなって思ってしまうのでした
でも、杏子ちゃんの気遣いはとっても嬉しかったな
「痛いか?でも、ちょっと我慢しろよ」
杏子ちゃんはわたしの傷口についた砂利を水で落とそうとしてくれた
イヤだぁ~・・・もう嫌だよ、こんなの・・・
杏子ちゃんの気持ちはとっても嬉しかったけど
矢張り痛いものは痛いのだ
「もうちょっとだから、な?頑張ろうな?」
お姉ちゃんみたいにわたしを励ましてくれる杏子ちゃん
でも痛いのは矢張り苦痛である
ひどいよ・・・こんなのあんまりだよ・・・
わたしは泣きごとを言って杏子ちゃんを困らせる
と言うのも実際、わたしの心の中で杏子ちゃんを困らせたい、
杏子ちゃんの困った顔を見てみたいというよからぬ欲望が湧き起こっていたのである
「ったく、調子狂うよな・・・ほんと・・・」
呆れたように、でも優しさのこもった声でそう言うと杏子ちゃんはわたしのことを抱きしめた
「抱きしめててやるから、頑張ろうな?」
うん!

天の御陵威は紅蓮に染まり、黒き翼が黄昏を告げる
やがて空は赤紫と青紫に染まり、混じり暗黒へと貌を返る
水は流れ、風は吹く
そんな流転する世界の下でわたしと杏子ちゃんは互いに唇を合わせ
そして、ワルツを踊ったの

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509 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/11(日) 00:26:30.45 ID:C6TnW1qL0 [1/9]

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたえしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな

林檎畠の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみとぞ
問ひたまふこそこいしけれ
    ※
「なんだ、それ?」
杏子ちゃんが不思議そうに聞いたの
『初恋』って名前の詩だよ
「初恋ねー、あたしはそういうのした事ないな」
杏子ちゃんは恋愛とか興味なさそうだしねー
わたしは杏子ちゃんのほっぺたをツンツンしてみる
「いきなり何すんだよー」
そう言うと杏子ちゃんもわたしのほっぺたをツンツンしてくる
まるでわたしたち相思相愛の恋人みたいだねっ!
「そうしそうあい?どういう意味?」
わたしが杏子ちゃんのこと大好きで、杏子ちゃんもわたしのことが大好きって意味だよ///
「わたしはお前のこと大好きだぜ?」
キュン///
わたしの胸が、身体が、そして心が熱く煮えたぎるのっ!
わたしも杏子ちゃんのこと大好きだよっ///
杏子ちゃんのことを思いっきり抱きしめちゃったの
「///」
杏子ちゃんは顔を真っ赤にしてこう言ったの
「これが初恋ってやつなのかな・・・///」
初々しいね杏子ちゃん、それはとっても可愛いなって
「茶化すなよぉ///」
茶化してなんてないよっ!
杏子ちゃんは最高に可愛いわたしのお嫁さんだよっ!
「お嫁さんか・・・///」
そう言うと杏子ちゃんは真っ赤なお顔でわたしを見つめてこう言ったの
「じゃあ、お前のその可愛いお嫁さんにキスしてくれよ」
杏子ちゃんは目を閉じる
やっぱ、貴方はわたしの恋人だったんだね
初めて逢った時からそんな気がしてたけど・・・
やっと相思相愛になれたねっ!

独り寂しく鴉の鳴く秋の夕暮れ
わたしと杏子ちゃんは比翼連理
ふたりでお互いの名前を呼び交わして
ワルツを踊ったの

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677 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/12(月) 00:22:46.56 ID:soxboveV0 [1/4]

風がとっても気持ちいいなって
杏子ちゃんの身体に掴まっているわたしはとっても幸せだなって
杏子ちゃんの漕ぐ自転車の乗り心地はとっても気持ちいいの
風と一緒に辺りに広がる杏子ちゃんの甘い甘い匂い
ミルクの霧に包まれたような甘い感じ
でも、甘いだけじゃなくてその香りはわたしを安心させてくれるの
まるで優しい女神様に抱擁されてるみたいなの
まぁ、杏子ちゃんがわたしの女神様ってことは変わらないけどねっ///
ほんと、わたしって恵まれた女の子だな~
「口に出てるぞー」
杏子ちゃんの声でわたしは我に帰った
口に出てたんだ・・・恥ずかしいよぉ///
「照れなくてもいいじゃんか」
「あたしもお前にそこまで好かれてると思うと嬉しいしさ///」
あー!もう我慢できない!杏子ちゃーん!!
わたしは嬉しさのあまり思いっきり杏子ちゃんを抱きしめる
杏子ちゃんの身体は温かくて柔らかくて気持ちいい
抱きしめていると本当に安心するの
でも不思議な事に胸もドキドキしちゃう///
これが恋ってものなのかな?
それはとっても幸せだな
「ひゃんっ///やめろよぉ・・・運転中に危ないだろぉ///」
耳まで真っ赤にしちゃう杏子ちゃん、とっても可愛いよお!
わたしは気分が高揚してきちゃって杏子ちゃんの耳に息を吹きかけるの///
「きゃっ///」
今までに聞いた事のない可愛い声だったよ!
きゃっ、なんて杏子ちゃんマジ乙女だよぉ///
「う・・・うっせーよ///」
杏子ちゃんは顔を赤くしながら自転車を漕ぎ続けました
そして、わたしたちは公園にやって来ました

「さっきはよくもやってくれたなぁ」
杏子ちゃんがジリジリと獣のようににじり寄って来ます
きゃっ/// 杏子ちゃん怖い/// きゃっ///
わたしは杏子ちゃんをからかって逃げ出します
「待てっ!このっ!」
でも、魔法少女と普通の女の子では全然運動神経が違います
わたしはあっという間に杏子ちゃんに捕まってしまいました
「やっと捕まえたよ」
杏子ちゃんはそう言うとわたしの頬を優しく、でも意地悪く触ってきました
杏子ちゃんの指はわたしの唇をなぞり舌を弄びます
やだっ・・・///んっ・・・///
「お前にはおしおきが必要だなぁ」
杏子ちゃんはちょっとエッチな顔でわたしの唇を奪ってしまいました///

杏子ちゃんは罰ということでわたしの唇を激しく獣のように貪っているのでしょう
でも、わたしにとっては全然罰なんかじゃありませんでした
寧ろご褒美です
わたしの大好きな杏子ちゃんと密着して愛のワルツを踊っているのだから///
杏子ちゃんに抱きつかれ、されるがままにわたしは唇を差し出します
こんな時が永遠に続けば、それはとっても嬉しいなって思ってしまうのでした///

コメント:

816 名前:†[sage] 投稿日:2011/09/13(火) 00:28:26.72 ID:otbWppmB0 [1/3]

今日の月はとっても大きくて綺麗な満月
中秋の名月っていうのかな?
月は常に定まる事はなく欠けたり満ちたりする
そう、それは運命に似ている
絶えず姿を変えてわたし達の目の前に姿を顕す
焔がゆらゆらと揺れるようだ
川が絶えず流れ続けているようだ
氷が溶け水になるよう
それは偶然なの?
それとも必然なの?
わたしはそれは必然だと思うの
そう、わたしと杏子ちゃんが出逢ったのは必然
神様がきっとそう決めていたことなんだよ
わたしと杏子ちゃんが相思相愛になったことも
そして、これからわたしが杏子ちゃんと一体になるのも必然だよ///

町外れの小高い丘
そこからわたしと杏子ちゃんは芝生で座りながら一緒にお空の大きな月を見ているの
「今日は一際明るいな」
わたしと手を繋ぎながら杏子ちゃんがそう言ったの
杏子ちゃんの双眸にはお月様だけが綺麗に映ってる
それはなんだか悔しいなって
いくら綺麗なお月様だからと言って
わたしの杏子ちゃんをとっていいものだろうか、いや、よくないよっ!
杏子ちゃんはわたしのものなんだから///
わたしは月を眺める杏子ちゃんに思いっきり抱きついたの
「うわっ」
わたしと杏子ちゃんは夜空の下の芝に二人して倒れる
ううん、わたしが杏子ちゃんのことを押し倒しちゃったって言った方が合ってるかもしれない
「いきなりどうしたんだよ?まったく・・・人が秋の夜空の風情を楽しんでいるってのにさ」
杏子ちゃんに風情なんて似合わないと思うよっ!
「なっ・・・!あたしのことバカにしてんのか?」
ううん、そんなことないよ
でも杏子ちゃんは月なんかを見るよりわたしのことを愛してくれていた方が似合うよ///
「  お前、最近甘えん坊になったよなぁ・・・」
杏子ちゃんの所為でしょ!まったくもう///

んっ///
杏子ちゃんの柔らかい唇がわたしの頬に触れる
優しくて温かくて・・・気持ちいい
「お前の顔・・・すっごく可愛いぞ///」
杏子ちゃんも、とっても可愛いよ///
わたしも杏子ちゃんの愛に応えなくちゃっ!
んっ・・・あんっ///
杏子ちゃんの舌、とてもあったかくて気持ちいいよ///
「ひゃうん///」
えへへ、お月様がわたしたちのこと羨ましそうに見てるよ///

ごめんね、お月様
さっきまで貴方の事を綺麗で素晴らしいって思ってたけど今はその気も薄れちゃったよ
だって、杏子ちゃんが可愛すぎて愛らしすぎてたまらないんだもん
杏子ちゃんの温かさが直接伝わってきてもうこの世界は楽園のようなの
貴方に分かる?ただ暗闇を孤独に照らし続ける貴方に?
分からないよね?
ごめんね、意地悪なこと言っちゃって
でも、わたしは貴方にも感謝してるんだよ?
だって、わたしと杏子ちゃんの愛のワルツの舞台を貴方が飾ってくれているからね
でも主役はあくまでもわたしと杏子ちゃん
そこは忘れないでね
さぁ、夜が明けるまで永遠に杏子ちゃんと踊り続けよう

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最終更新:2012年02月27日 21:28