【まどか☆マギカ】佐倉杏子はお餅可愛い84個目


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126 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/01(日) 00:05:59.41 ID:uVRIkS3R0 [1/5]

こんな寒い中にご苦労様と言いたくなるような人混みから少し離れた林
あたしは恋人と寄り添い合いながらそれを見ていた
住職のつく鐘の音が寺に、町中に響き渡る
その鐘の音は煩悩を消すと言われるらしい
全ての執着を溶かし、煩悩をかき消す響き
あたしと恋人は互いの顔を見つめ合って苦笑した
「なんか悪い事してるみたいだね。本来なら煩悩を消す為の鐘の音なのに」
あぁ、それなのにあたし達は互いの愛に執着して、求め合っているんだからな
「それなのに、全く反省もしないで、こんな事やってるなんてほんとバチ当たりだよね」
かもな、でも仕方ねーじゃん。あたしはあんたが好きなんだから
あたしはあいつの華奢な身体を抱き寄せて、その潤った唇を指でなぞる
乾燥する時季なのに、その可愛らしい唇は潤っていて気持ちいい
しばらく彼女の唇を指で撫でているとあいつは痺れを切らせたようにあたしに抱きついてきた
そして、柔らかくて温かい感触があたしの唇に触れる
「今年の最後くらい焦らさないでよぉ・・・」
紅く蕩けた彼女の舌が、あたしの舌を愛撫する
あたしはそんなあいつが愛おしくて、愛おしくて仕方がなかった
強く締め付けたら崩れ去ってしまいそうに儚く華奢なあいつの身体
あたしはそれが分かっていたはずなのに思いきり抱きしめてしまった
「えへへ、苦しいよ杏子ちゃん・・・。でも、わたし、とっても幸せだよ」
こんなにか弱い身体なのに、こいつは何処までもあたしに尽くしてきてくれた
あたしが熱を出した時は寝ずに看病してくれて、
あたしが腹減ったと言えば最高の料理を作ってくれて、
あたしが憂鬱な気分になった時はあたしを抱きしめてくれた

コメント:

129 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/01(日) 00:06:46.75 ID:uVRIkS3R0 [2/5]

住職の鳴らす鐘の音一つ一つがあたしに今年の想い出を想起させる
初めてこいつと出逢った時のこと、初めて料理を作ってもらった時のこと、
初めて同じベッドで語り明かした時のこと、初めてキスをした時のこと
全てあたしの大切な宝物だ
あたしを人間に戻してくれたはこいつだ
あたしを無限回廊のような生活から救い出してくれたのはこいつだ
こいつは本当にあたしにとってかけがいのない宝物だ

そして、最後の鐘が響くと同時に人混みから歓声が上がった
どうやら年が明けたようだ
「普通に年が明けちゃったね、杏子ちゃん」
あいつが笑いながらあたしの腕を掴んでくる
でも、あたし達らしくていいんじゃねーの?こういうのもさ
「うん。そうだね、わたし達らしくていいね♪」
あたしはこうやって好きな人と無事年を越すことが出来て嬉しいよ
こんな幸せなこと、あたしにとってはご無沙汰だからな
「あ、そうだ。杏子ちゃん?」
ん?あぁ、そうだったな
「あけましておめでとう、杏子ちゃん!今年もよろしくね!」
こちらこそよろしく頼むよ、今年も・・・いや、ずっとよろしくな!

そして、あたし達は新年一回目の口付けを交わした

コメント:

211 名前:† 【大吉】 [sage] 投稿日:2012/01/01(日) 15:20:18.22 ID:c4ARnEHk0

新年だし杏子ちゃんに和歌を贈ろうか

うつせみに 命受けたる 我と君  年明けし時に 心も開けむ

くさまくら 年開け嬉し 寺往かむ 幸を祈りて 雪踏む積もり

ひさかたの 光明けしき 富士の山 君と見る日は 限りなしかな

コメント:

264 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/02(月) 00:06:15.97 ID:Bhy7vpx90 [1/5]

1月2日、まだあたし達のお正月は始まったばかりだ
といってもこれといってやることがあるわけじゃない
昨日、元日は初日の出を見たし、初詣も済ませた
でも、いつもどおり炬燵に篭っていたらなんか勿体無い気もする
そう思いつつも、あたしは炬燵でぬくぬくしながら蜜柑の皮を剥く
テレビをつけると駅伝の中継放送がされている
こんな寒いのに大変だなー、と思いながら見ているとあいつが皿を持って炬燵に入ってきた
「お餅焼けたよ杏子ちゃん」
部屋中に磯辺餅のいい香りが広がる
「まだお雑煮は残ってるけど、ずっと同じものじゃ飽きちゃうもんね」
あたしはお礼を言って熱々の餅の海苔の部分を掴んで大きく齧り付く
熱ッ━━!
あたしは口の中を火傷してしまった!
「大丈夫!?杏子ちゃん!」
あいつは慌てて洗面所へ走り出し、コップに水を入れて持って来てくれた
ほんと助かったよ・・・マジで死ぬかと思った・・・
餅はぴったりとくっついてしまうから危ない
美味しいやつにはトゲがあるもんだとつくづく思う
この世界は希望と絶望の差し引きは0でできているとあたしは考えている
美味しさが希望なら火傷する危険性は絶望か・・・

「大丈夫、杏子ちゃん?もし痛かったらお医者さん行く?」
あいつは心配そうにあたしの瞳を見つめている
まだ上顎と舌がヒリヒリするけど、大丈夫さ
「杏子ちゃん痛いの?じゃあ、羽根つきはまた明日にした方がいいね・・・」
あいつはシュンとしてしてまった。でも、そんなあいつも可愛いな///
そういえば羽根つきって何だっけ?バドミントンみたいな奴だっけ?
「うん、そうだよ。和服を着て羽子板でぽんぽんって羽根をつきあうんだよ」
面白そうだな!ごめんな、あたしの所為で出来なくなっちまって・・・
「ううん、大丈夫。わたし、今、面白い事を思いついたから♪」
そういうとあいつは冷蔵庫の方に小走りで走って行った
そして冷蔵庫の製氷室を開け、氷を口に含んであたしのもとに戻ってきた
いったい何をす━━━ッ!
するとあいつはいきなりあたしの唇を奪ってきた

何すんだよぉ・・・///
あたしが抗議の声を漏らすとあいつは悪戯な笑顔でこう言った
「氷つきだよっ!明日の羽根つきの練習も出来るし杏子ちゃんの火傷にも効くし一石二鳥の遊びなんだよ」
氷つき・・・初めて聞いたぞそんなもんは・・・
「うんっ♪今わたしが考えたんだもん!えーと、ルールを言うね
お互いの口の中の氷を舌を使ってつき合うのっ!最後に氷を口の中で溶かしちゃった方が負け。簡単でしょ?」
あんたはなんてもんを・・・。それで、負けたらどうするんだ?
「負けた方は勝者の言う事を一日中聞くの!絶対遵守だよっ!」
正直やりたくねーな・・・そんなの
「あれれー?杏子ちゃん自信ないの~?ざぁ~んねぇ~んだなぁ~?」
むっ・・・それはあたしが負けず嫌いだってことを知ってのことだな?
いいよ・・・受けてやるよ!その氷つきってのをさ!

結局あたしは大負けして、日が昇るまであいつに遊ばれてしまったのだった///
でも、不思議と嫌な気分はしなかったんだ・・・///

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266 名前:†[] 投稿日:2012/01/02(月) 00:15:40.30 ID:tEtBFm7M0 [1/2]

今日、俺は彼女と初詣に来ている。
何時もより機嫌が悪い。

俺は、仕事の都合上元旦に休みを取る事ができなかったのだ。
屋台も閉まり、二人きりの神社。

「なぁ、あんたは何てお願いしたんだ?」
突然、杏子が俺に聞いてきた
「知ってるか?杏子、日の本の八百万の神々に対しての願いは
簡単に口に出さないほうが良いっていわれてるぞ」
杏子はイマイチ理解できない様子だったので、分かりやすく言い直した
「まぁ、ようするにだお祈りした事を簡単に喋ると、その祈りは叶わなくなるって
言い伝えがあるんだ」

そうか、と杏子は小さくつぶやくとふてくされたように歩き始める。
人はだれも居ない。
そしてこの寒さだ、
杏子がブルブルと震えているのが分かる

「寒いか?」
「ちょっとだけ」
杏子が小さく答える。
「じゃぁこうしてやるよ」
俺は杏子を強く抱きしめた

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267 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/02(月) 00:22:06.37 ID:tEtBFm7M0 [2/2]

「あんたにぎゅっとされるとあったかいな」
杏子は消えそうな声で俺に言う
いつも“恥ずかしい”事を言う時は小さな声になってしまう。
こういう所がたまらなく可愛い。

「あんたと、今年も、来年も再来年もずっとこうしてたい」
杏子はそういうと、俺の唇を奪ってきた。
いつもより激しく、そして長いその行為。

もう、俺は歯止めが利かなくなってしまった。

この1月の寒空の下、ムーンライトに照らされながら
俺と杏子は雪をも溶かす勢いで燃え盛るような炎のように
ひたすらに愛を重ねあった

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371 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 00:29:53.74 ID:ex8xYvQa0 [1/8]

1月3日、三箇日の最終日
今年の正月の締めくくりにあたしはあいつと羽根つきをするんだ
羽根つきというものをあたしはした事がなかった
うちは教会、つまりキリスト教だったので和服も来たこともなければ羽根つきというものもしたことがない
別に親父から禁じられていたというわけではない
ただ、あたしが羽根つきに触れたことがなかっただけだ
あたしは羽根つきというものを知らなかったというわけではない
当時のあたしにとって『羽根つき』は『凧揚げ』と同じような正月にやる遊びという感覚でしかなかった
あたしは遊ぶことは好きだったが、別に凧揚げや羽根つきをやってみたいと思ったことはない
これは多分、あたしの育ってきた環境によるものだろう
恐らく、あたしの育った家庭がキリスト教系でなければ羽根つきに触れることもあったかもしれないな
あたしは別にキリスト教系の家庭が全て羽根つきをしないと言っているわけではない
ただ、うちみたいなキリスト教系の家庭はそのような日本独特の文化に触れる機会が少ないだろう
逆に言えば、あたしは他の人よりキリスト教に関することは詳しいと思っている

さて、そんなわけで羽根つきに触れてきたことのなかったあたしだが、今はけっこう興味がある
何せ、恋人が誘ってくれた遊びだ。楽しみじゃないわけがない
本当なら昨日やるはずだったらしいが如何せんあたしが口の中を火傷して痛みに喘いでいたので先送りになってしまった
本来なら、口の中の火傷というものはあと1週間くらいしないと治らないらしいのだが、あたしは魔法少女だ
魔法少女は普通の人間より治癒スピードが速い。だからお陰で火傷はすっかり治っている
これで心おきなくあいつと羽根つきに興じられるというものだ

「さすが杏子ちゃんだね。もうやり方を覚えちゃうなんて」
あいつはラケット(羽子板というらしい)で羽根を返しながら言った
まぁ、運動には自信があるしな
あたしは返事をしなから羽根も返す
「やっぱり杏子ちゃんは天才だね」
あいつはひらひらと和服の袖を揺らしながら羽根を返す
それにしても和服ってのもいいかもな 動きにくいけど
「気にいってくれた?その和服」
いや、あんたの和服姿が可愛いからさ
あたしがそう言うとあいつは顔を赤くして空振りしてシリモチをついてしまった
「いたた・・・ひどいよ杏子ちゃん!いきなりそんなこと言うなんて///」
はは、ごめんな でも、本当に似合ってて可愛いぜ?
あたしは地べたにぺたんとシリモチをついている恋人に手を差し伸べる
するとあいつは「すきあり~!」と言ってあたしのことを押し倒しじゃれついてくる
幸い川原の草っぱらだったので怪我はしなかった
あたしもやられっぱなしは癪なのであいつにじゃれつき返す
そんなことをしていたら、あたしたちの着物は乱れてしまった
でも、あたしの心はあの大空のようにとっても清清しかった
晴れた正月に原っぱであいつとじゃれつき合う
「杏子ちゃん、羽根つきは面白かった?」
あぁ、あんたとやったからかな?最高の遊びのように感じたよ
「えへへ、杏子ちゃんが喜んでくれたら、それはとっても嬉しいなって」
そう言って微笑むとあたしに顔を近づけてきた
「しちゃおっか?///」
あいつは目を閉じてあたしのある行為を待つ
外だから今はこれだけな
そう言ってあたしはあいつの可愛らしい唇に優しくキスをした

そして、家に帰ってからあたし達は再びつき合った
勿論、羽根なんかじゃなく、二人の愛をね

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517 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/04(水) 00:22:52.16 ID:8D2S/ygf0 [1/2]

1月4日、お正月が終ってやっと新年が始まったという感じがする
今日は三大奇書の一つとして有名な『ドグラ・マグラ』の著者夢野久作や点字開発者ルイ・ブライユの誕生日
また、日本で軍人勅諭が発布された日でもあり、日米間で国際電話が開通した日でもあるらしい
今日も色々あった日らしいけれど、やはり仕事始めという印象が一番強い
そんな今日もわたしは杏子ちゃんを愛で続ける
さて、今日はどうやって杏子ちゃんと愛の協奏曲を奏でようか

雲ひとつない一月の霄 温かい太陽の光はとても心地良い
わたしの目の前には自転車をこぐ杏子ちゃん
わたしはひらひらと揺れる杏子ちゃんの可愛らしいアホ毛を見つめる
まるで生きているみたいに杏子ちゃんのアホ毛は風に吹かれ踊っている
「気分はどうだい?」
杏子ちゃんがわたしに声をかけてくれた
最高だよ。杏子ちゃんの後ろで風を切るなんて

わたし達は今日、天気が良いのでサイクリングに出かける事にした
しかし、自転車が一台しかなかったのでわたしは杏子ちゃんの後ろに乗る事にしたの
と言うよりも杏子ちゃんがわたしに、後ろに乗ってくれとお願いしてきてくれたのだ
どうやら杏子ちゃんはまた、ドラマとかアニメに影響されてしまったようだ
こんな経験、この前もあったような気がするが気にしないでおこう
だって杏子ちゃんとなら、どんなに経験した事でも新鮮に感じるから
杏子ちゃんと一緒ならどんな既知も、わたしにとっては未知となり得る
これも愛の力ってやつなのかな

杏子ちゃんの身体はとても温かかった
自転車から落ちてしまわないように杏子ちゃんに掴まって密着しているととても温かく感じる
わたしがちょっとした悪戯で手の位置を上げ、杏子ちゃんの小さな胸を触ると杏子ちゃんの体温は一気に上昇する
「変なことすんなよ!///事故ったら危ねーだろ!///」
わたしは身体を少し斜めにして杏子ちゃんの横顔を見てみると杏子ちゃんの顔は真っ赤だ
わたしの嗜虐心は益々未知を求めていた
だから、わたしは後ろから杏子ちゃんの首筋に息をかけてみた
「ひゃんっ///」
杏子ちゃんの可愛らしい声とともに自転車は運動を止めた
「あんたさぁ・・・///」
杏子ちゃんは自転車を止めるとすぐにわたしの身体を抱きかかえた
あれ・・・怒っちゃったかな?やりすぎちゃったかな?
そんな事を思っている間に杏子ちゃんはわたしの身体を抱えて人気の少ない林の方へと入っていく
ちょっと杏子ちゃん!?何しようとして━━━━っ///
わたしの抗議を杏子ちゃんは自分の口を以って封じた
「ここなら誰の目にもつかねーよな・・・さっきまでのし返し、させてもらうよ///」
わたしは杏子ちゃんにお姫様抱っこされたままで身動きが取れず、逃げる事が出来ない
杏子ちゃんの意のままに口の中を、舌を愛撫されていったの
でも、満更でもなかったわたしは黙って目を瞑って、全てを杏子ちゃんに委ねたの
それにしても今日の杏子ちゃんは大胆だな///

昼とは思えない静寂の林の中
そこに木霊するのはわたしと杏子ちゃんの愛の歌劇
それを見て歓喜するのは風に吹かれた葉っぱの合唱
わたしと杏子ちゃんは自然に讃えられながら最高の愛を奏でたのでした

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613 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 00:08:28.98 ID:L8F1nhhj0

1月5日、なかなか正月気分が抜けなくて困る
今日は細菌学者の北里柴三郎や政治学者の吉野作造の誕生日らしい
でも、教えてもらっておいてアレだけど正直あたしはよく知らない
自慢できることじゃないけれど、あたしはとことん無知だ
当たり前だよな、あたしは学校に通っていないんだから
いや、それは逃げか
だって、学校に行けないからといって勉強ができないということはないのだから
でも、別にあたしはそれを嘆いたりはしない
寧ろ心の何処かでは喜んでるのかもしろない
そのお陰であたしはあいつから教えてもらえることに新鮮味を感じられるのかもしれない
あたしはあたしにもっと色々なことを教えてもらいたいと思ってる

あいつは鉛筆を回しながら、何やら難しそうな顔をしてホッチキスでとめられた紙を見ている
その紙を覗いてみると沢山のアルファベットが文章となって記されていた
あいつに聞いてみると、どうやら英語の宿題というものらしい
学校に行ってないあたしと違ってあいつには勉強という仕事がある
「めんどくさいよ~」
あいつは背伸びをして、その宿題に対する拒絶を露わにする
それにしても意外だな。物知りなあんたが学校の宿題なんかにてこずるなんてさ
「物知りなんかじゃないよ。実際、学校の宿題で悲鳴をあげてるわたしだよ?」
あいつはあたしの方に寄りかかってきて、あたしを上目遣いで見つめる
そっか…あんたもあんたで大変なんだな…
「いつも魔女を倒してる杏子ちゃんには及ばないよ」
はは、でも最近その魔女も出て来ないんだよな~
「魔女も年末年始は忙しいんじゃない?」
結界の中で大掃除したりお節料理食べたりしてんのかもな
「それならずっと中でパーティーでもやってればいいのにね」
へへ、あんた面白いこと言うね
「えへへ」

「ありがとね、杏子ちゃん。杏子ちゃんと話してたらやる気が湧いてきたよ」
そりゃ良かった
こんくらいでいいならいつでも力になるぜ?
「じゃあ、もう一つお願いしてもいいかな?」
あいつの唇の甘さがあたしに伝わった

そして、あたしたちは保健体育の実技をした
へへ、気持ちいい勉強もあるもんだな///

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704 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 00:21:09.12 ID:xzJgbgsO0

1月6日、ようやく正月気分が抜けてきた
今日はフランスの英雄的存在ジャンヌ・ダルクの誕生日で人形浄瑠璃作家近松門左衛門の命日らしい
このくらいならあたしでも知っている
また、今日は1月6日で色の日とも言われているらしい
これは知らなかったよ
色と言えばあたしとあいつの愛は何色だろうか
あたしは魔法少女の服から考えて赤色だろう
あいつはきっと桃色、ピンクだろう
あの可愛らしい姿に可愛らしい性格、まさしく桃色だろう
じゃあ、赤とピンクを混ぜて濃いピンクというべきだろうか
赤が薄れてピンクに近づく…
あたしがあいつ色に染まるということか
真紅の花と桃色の花、そして濃いピンクの花畑…
それはきっと世界一幸せな色だろうな

寒風が頬を切る自然公園の花畑
花壇を彩る光のイルミネーションに照らされた花は美しかった
そして、その光に照らされたあたしの恋人の姿もこの上ないほど可愛らしい
あたしの手を握り、顔を近づけて光の中の花を見つめる
「きれいだね、杏子ちゃん」
うっとりと蕩けた表情のあいつ
そんなあいつを見ているとあたしまで蕩けちまいそうだよ
あたし達は光の色に咲く花を楽しみながらお互いの手を握って歩み出す

光と花の景色が移り変わっていく
碧の光の中には青の花
白の光の中には白の花
黄金の光の中には黄色の花
紅の光の中には赤の花
そして、桃の光の中には桜色の花
そこであたし達は立ち止まった
静寂の公園には噴水の音にあたし達の足音が響く
あたしの右側には噴水、左には恋人と花畑
「綺麗だね…」
あぁ、ほんとだな。色とりどりの花…
「違うよ。杏子ちゃんだよ」
そう言って、あたしの懐に入ってきた
「イルミネーションで映えてるのはお花だけじゃないよ」
そうだな。イルミネーションに照らされたあんたは闇に舞い降りた天使のようだよ
「そう言う杏子ちゃんだって、聖女さんみたいだよ」
ありがとな。褒められて嫌な気分はしないよ
それにしても、あたし達はどんな色なんだろうな
あたしは恋人を抱き締めて赤と桜の海を見る
「きっと、このお花畑のように綺麗な色だよ」
そう言って恋人は背伸びしてあたしの唇に触れようとする
あたしはそんなあいつを抱きかかえて、彼女の唇に触れる

イルミネーションの光で虹色に輝く噴水
そんな中に二つの陰
陰は互いを求め合い、激しく揺れている
そんな夜の公園で愛の夜想曲が奏でられる
今宵は夜の音楽会だ
風に揺れる花の音
噴水が水面を打つ音
そして、あたし達の愛の夜想曲
それらが全て混ざって協奏曲となるか

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767 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 00:39:21.97 ID:q45ZEEIM0

1月7日、早いもので1月の第一週も終わりだ
今日は武烈天皇、天智天皇、清和天皇、そして昭和天皇が崩御された日である
また、一部では今日がクリスマスらしい
その一部とはユリウス暦を使う正教会らしく、グレゴリオ暦の1月7日がクリスマスに当たる
因みに、現在日本でも使われているのがグレゴリオ暦だ
そう言えば杏子ちゃんの教会はどうだったのだろうか?
それと別の話になるが今日は爪切りの日とも言われているらしいのだ
由来などは知らないがせっかくの爪切りの日だ
今日は杏子ちゃんの爪を切って愛でてあげようかな?
でも、切った爪はどうしよう…
わたしは杏子ちゃんの全てを愛している
それ故に、杏子ちゃんの爪とて例外ではない
しかし、流石に爪を保存したりしたら杏子ちゃんに引かれてしまうだろうか
でも、それを捨てるなんてわたしには耐えられない
杏子ちゃんの一部を捨てるなん
て、この身を引き裂かれても出来ないよ…
世間一般では、このような考えは異端と言われるのだろうか
でも、この信念だけは揺るがない
お義父さん。今なら分かる気がします
貴方が胸に抱いた信仰を異端として攻撃された貴方の気持ちが…

「へぇ~爪切りの日ねぇ」
杏子ちゃんの爪を切りながら爪切りの日の話をする
パチンパチンという音が静かな部屋に広がる
「爪って言えばこの前変な噂を聞いたな~」
変な噂?
「あぁ、なんか黒くて馬鹿でかい爪を持った魔法少女が出たんだとさ」
魔法少女?じゃあ、杏子ちゃんの同業者みたいなもんだね
「それがそうもいかないみたいなんだよなぁ。聞くところによるとそいつは同じ魔法少女を狙っているらしいんだ」
物騒だね…。しばらく杏子ちゃん、魔女を狩るのやめた方がいいよ
そんなおっかない子に何かされたら大変だよ!
「はは、安心しろよ。それ以前に最近、気持ち悪いくらいに魔女が出て来ないんだ」
良かった、とわたしは胸を撫で下ろした
「でも、心外だねぇ。あたしがわけの分からない通り魔ヤローになんか負けるとでも?」
杏子ちゃんはそう言ってニッと笑った
そうだよね…杏子ちゃんが負けるわけないよね!
「当たり前さ。ってワケでこれから外出る時は気をつけろよ?一般人を狙うとは思わねーが一応、な」
わたしはこくりと頷く。

あのね、もし、もしだよ?わたしがその通り魔に教われたらどうする?
「殺す。その通り魔ヤローを絶対に殺す。何があってもあたしはそいつを許さない」
そう答える杏子ちゃんはさっきまでのヘラヘラした調子ではなく、真面目な顔つきになっていた
「まぁ、あたしがそんな危ねー奴をあんたに近付けたりしないけどな」
杏子ちゃんはそう言って、真面目な表情を解いて、笑いながらわたしの頭を撫でる
「あたしはあんたの騎士だ。通り魔どころか蟻一匹すらあんたに触れさせないさ」
えへへ、ありがとね。わたしだけの騎士様。

わたし達はお姫様と騎士様の甘い誓いをしたの
杏子ちゃんがわたしの爪に、手の甲に、そして唇に甘いキスをする
そして、二人で歌劇を演じたの

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920 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 00:00:03.21 ID:RZWLNs920

1月8日、正月以来の日曜日だ
今日は戦陣訓の布告された日で、元内閣総理大臣を務めた小泉純一郎の誕生日でもある
それと同時に今日は天文学者ガリレオ・ガリレイや探検家マルコ・ポーロの忌日でもあるとか
わたしもマルコ・ポーロのように世界中を探検してみたいものだ
勿論、わたしの最悪の杏子ちゃんと一緒に
南極や北極、エジプトのピラミッドにシャングリラ、世界の全てを杏子ちゃんと見てみたい
高天原にヴァルハラ、黄泉の国にニヴルヘイム、神の国にエデンの園、想像するだけで心が躍る
実際に行けなくても、それを夢見るだけで気持ちが高揚する
でも、やっぱり行ってみたいという気持ちはないと言ったら嘘になる
せめて、ヨーロッパくらいには杏子ちゃんと旅行してみたいものだ
三千世界の鴉を殺し、貴女と旅行がしてみたい

「気持ちいいな~」
杏子ちゃんの柔肌がわたしの素肌に触れる
「雪景色の見える露天風呂って一同入ってみたかったんだよなー」
海外旅行は無理だけど、国内の温泉旅行くらいはしてみようと思ってやってきたのだ
一泊二日と短い旅行だが杏子ちゃんが喜んでくれたなら、それはとっても嬉しいなって
そんな事を思っていると突然、わたしの顔にお湯の塊がぶつかった
「へへっ!何ぼーっとしてんだよ!せっかくあたし達以外誰もいないんだから遊ぼうぜ」
杏子ちゃんは楽しそうにわたしの顔にお湯をかけ続ける
確かにそれもそうだ。露天風呂でこんなに空いているのは滅多にないしね
わたしはさっきのお湯攻撃の仕返しに杏子ちゃんの腋をくすぐる
「やめっ…///あたし、そういうの苦手なんだよぉ///」
杏子ちゃんはバシャバシャと手足をばたつかせて暴れる
そんなに暴れたら…

「あっ!」
言わんこっちゃない…。でも目の保養にはなるね!
杏子ちゃんの身体を守っていたタオルが外れ、穢れを知らない無垢な柔肌が露わになる
それはどんな宝石よりも美しく、強い魔性を持っていた
わたしはその魔性に心を奪われ、わたしの手は杏子ちゃんの身体に手を伸ばしていた
具体的にいうと杏子ちゃんの母性の象徴のあたりに///
「馬鹿っ!何してんだよぉ///」
杏子はそう言ってわたしに抱きついてくる
って…あれ?
「だって、こうしないとあんた絶対に見んだろ!///」
だからって抱きついて見えないようにするとは…。その発想はなかったよ
でも、恥ずかしがる杏子ちゃんは言葉にならないほど可愛いな
だから、わたしは杏子ちゃんの反応をもうちょっと楽しんでみようと思ったの
ねぇ杏子ちゃん?見るってわたしが何を見るって言うのかな?
「なっ///そんなの言えるわけ…///」
言葉にしてくれないと分からないよっ!
わたしは少し語気を強めてみた
杏子ちゃんはわたしに抱きつきながら、今にも泣き出しそうな顔で口を動かしている
ごめんね杏子ちゃん。でも、聞こえないよ…。もうちょっと大きな声でお願いしたいな
「胸…///」
え?
「だから離れたらあんたがあたしのおっぱい見んだろって言ってんだろ!///」
杏子ちゃんはそう叫んでわたしの胸元に真っ赤になった顔を埋めた。
くすぐったくてわたしも恥ずかしいよぉ///
どうやら恥ずかしすぎて泣いてしまったようだ
なんか悪いことしちゃったかな…
罪滅ぼしってわけじゃないけど泣いてる杏子ちゃんを抱きしめて慰めてあげたの

お昼には恥ずかしがっていた杏子ちゃん
でも、夜になると立場は逆転
わたしは杏子ちゃんにいっぱい恥ずかしい事をされちゃったの///


コメント:

975 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 10:47:07.89 ID:GgzSe2us0

杏子ちゃんの一日は激痛から始まる
寝相の悪い杏子ちゃんはベッドから落ちてしまって朝っぱらから全身打撲で涙目
ついてないなぁと杏子ちゃんは頭を掻きながら立ち上がる
すると、別の部屋からまどっちが光の如き早さで杏子ちゃんに入ってくる
「凄い音したけど大丈夫?」と満身創痍の杏子ちゃんを抱きしめるまどっち
杏子ちゃんは照れ臭そうに「大丈夫だよ。心配かけてごめんな」と呟いてまどっちと唇を重ねる
既に杏子ちゃんの痛みは消え、温かい気持ちが芽生えていた
そんな杏子ちゃんの朝食は昨晩の残りのカレーだ

コメント:

980 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 12:23:22.26 ID:Fonpe8rj0 [2/2]

朝目を覚ましたら杏子ちゃんがいた
同じベッドでお互いを見つめ合っていた
杏子ちゃんはわたしが目を覚ましたのを確認すると、わたしの頬に顔を近付けた
甘い熱が頬から身体全身に伝わった
「おはようのキスだよ!」
そうだった、わたしは昨日、杏子ちゃんと結婚したのだった

コメント: