【まどか☆マギカ】佐倉杏子はぜんざい可愛い86杯目


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48 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 00:06:28.32 ID:k7yFlWxV0

1月16日、今日の杏子ちゃんも宝石みたいに美しいよ
今日は日本初のアイススケート場がオープンされた日で、ジンバブエドルが発行された日
初代連合艦隊司令官長官伊東祐亨の誕生日
なんかパッとしないなぁ
でも、わたしの杏子ちゃんへの愛はハイパーインフレーションしてるから今日も楽しい事があるよね

わたしは目を覚ました。午前7時。休日にしては早いかな?
わたしの目の前には杏子ちゃんの寝顔。涎。ペロリ。甘い。えへへ。
涎を舐める音が聞こえたのか杏子ちゃんも目を覚ました。
目を擦りながら欠伸をする杏子ちゃんが可愛い。白い八重歯も健康的で美味しそう
「おはよう、今日は早く起きたな。今、何時だい?」
おはよう、杏子ちゃん。今日も可愛い寝顔をありがとう。今は7時だよ
「そっか、ありがとな。今日のあんたも可愛いよ」
そう言って、杏子ちゃんはわたしの唇に優しく触れる
おはようのキス、何回しても温かくて気持ちいい
サラリーマンが毎朝モーニングコーヒーを嗜むように、わたしは杏子ちゃんとのキスを楽しむ
コクのある味わい、口に広がるミルクをような甘い愛
わたしはこれより美味しい味を知らない
「そろそろ朝食にしようぜ!」
杏子ちゃんはわたしに起きるように促す
わたしはそれに笑顔で答える
やっぱり、わたしの予想通り今日はいい事がありそうだよ

「たまには朝食を外でとるってのもいいな」
杏子ちゃんはハムエッグサンドを頬張りながら言うの
わたし達は近所の自然公園内のお洒落な喫茶店で朝食をとっていた
まだ朝早いという事もあってお客さんの数は少ないようだ
店内に流れるケルト音楽が心地良い
今流れているこの曲はEvit Gabrielだろうか
草原を杏子ちゃんと駆けたくなるような音楽だ
「なぁ、食べたらどうするんだ?」
杏子ちゃんは某名探偵並みにコーヒーにボトボトと角砂糖を入れている
うーん、これといってする事もないから今日は朝から公園デートでもする?
「する!」
杏子ちゃんは目を輝かせて大きな声で言った
じゃあ、その前にお口を綺麗にしないとね
わたしは杏子ちゃんの口周りについたコーヒーを舐めとる
ちょっと甘すぎだよぉ…
「そういうあんただって甘い味がするぜ?」
わたし達は互いのお口直しを楽しむ
「これで綺麗になったな」
うん、そうだね

こうしてわたし達のデートは甘いキスに始まったのでした

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125 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/17(火) 00:24:56.95 ID:9zVgpHpf0

1月17日、1月も半分が過ぎた
今日は応仁の乱が終結した日で、阪神・淡路大震災が発生した日
ローマ帝国皇帝テオドシウス1世や守護大名大内義弘らの命日だ
また、阪神淡路大震災の発生した前の年にはロサンゼルスでノースリッジ地震が発生している
そのまた別の年にはコンゴ民主共和国で火山が噴火したり、多国籍軍のイラク空爆により湾岸戦争が発生したりと穏やかな日ではない
そんな1月17日を平和に杏子ちゃんと過ごせるわたしは幸せ者だろう
平和と安穏に感謝して今日もわたしは杏子ちゃんと愛に生きよう

この前の約束通りわたしは杏子ちゃんに安全な廃墟に連れてきてもらった
魔女も不良も浮浪者もいない安全な廃墟
そこは町外れの山の麓の旅館だった
こんな所にどうして旅館を建てたのだろうという疑問は置いておいて、それは素晴らしい廃墟だった
旅館には植物の蔦などが絡まりまさに廃墟という感じがする
兵どもは夢の跡、と芭蕉が言ったらしいがその心はよく分かる
恐らくは賑わっていたであろう人工物が自然に蝕まれている姿は不思議な気分がした
寂しさと共に自然の悠久さを感じずにはいられない
「中に入ってみるかい?」
杏子ちゃんはわたしに更なる未知を与えてくれるようだ
「でも、絶対にあたしから離れるなよ?一度閉まったら開かなくなっちまうドアとかもあるからさ
あと、不用意にあちこち触ったりするなよ?想わぬケガをするばあいがあるからな」
杏子ちゃんはわたしの手をぎゅっと握ってわたしに確認する
その時のわたしに忠告する杏子ちゃんはまるでお姉さんのように見えた
わたしはうんと頷いて杏子ちゃんの身体について身を寄せる
とっても頼りになる杏子ちゃんの手は暖かかった

埃をかぶった写真、触れたら崩れてしまいそうな朽ち果てた木製の家具
旅館の一室にわたし達はいた
カーテンは破れ埃を被り、床には紙屑などが飛散している
窓は誰かに故意に割られたようでそこから部屋に風が入ってくる
「あんま、身体にいいもんじゃねーな。一回、屋上に言ってみようぜ」
わたしは杏子ちゃんに手を引かれ、廊下に出て屋上に続く階段を上っていく
屋上の隅には割れた硝子や瓶などが散らばっていた
「ふー。やっぱ、外の空気は気持ちいいな!」
うん、そうだね。今日はありがとね杏子ちゃん
「気に入ってくれたかい?っつっても別にあたしのモンってわけじゃないけどな」
杏子ちゃんはわたしの顔を見て続ける
「でも、廃墟って可哀想だよな。勝手な人間の都合で造られて棄てられてさ。
それにきっと沢山の人を幸せにした筈なのに、置き去りにされてひとりぼっちにされるなんてさ」
杏子ちゃん…
「別にあたしのことを言ってるんじゃないよ。あの教会のことさ」
ううん、あの教会は廃墟なんかじゃないよ。だって杏子ちゃんもわたしも覚えているから
誰にも訪れられずに忘れ去られたところが廃墟になるの
だから少なくとも、わたしと杏子ちゃんがいる限りはあそこは廃墟なんかじゃない
寧ろ、想い出の追憶の場所なんだよ
「そっか…ありがとな」
杏子ちゃんはわたしの身体をぎゅっと抱きしめてくれた
「じゃあ、何か食って帰ろうか?」
そうだね、今日のお礼も兼ねて杏子ちゃんの好きなものを食べていいよ
わたし達は手をつないで廃墟を後にした

誰もがいつかは必ず廃墟になるだろう
でも、大切な人が憶えていてくれる限りはそうはならない
だから、わたしはわたしの大切な人との時間を大切にして生きる
後悔なんてあるわけないような道をわたし達は進んでいく

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244 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 00:18:07.35 ID:0fJszUKz0

1月18日、そろそろ暖かくなってほしいなって
今日はパリ講和会議が開かれた日で独ソ戦のレニングラード包囲戦が集結した日
今日は三権分立論で有名なシャルル・ド・モンテスキューや軍人石原莞爾の誕生日
また、東京市営乗合バスが営業開始した事から都バスの日と言われているらしい
バスか…。久しぶりに乗ってみるのもいいかもしれない
あのバス特有の高い視点から道路を見るのはけっこう好きだ
杏子ちゃんと一緒にバスに乗ってデートをしてみようか

平日の午前、わたしと杏子ちゃんはバスに揺られている
人の少ない時間帯なので座れたし、静かでラッキーだった
杏子ちゃんは窓側の席から移りゆく道路を眺めている
「高くて面白いなー」
紙パックの珈琲牛乳を飲みながら町並みを見る杏子ちゃん
「あたしも久しぶりだよ、バスに乗るなんて」
杏子ちゃんはわたしにコアラのマーチを勧めながら言う
「あたしの教会って、ほら、町からちょっと離れてるじゃん
だから買い物するのにもけっこう不便だったんだよね
だから、けっこうバスには乗ってたんだ」
わたしは杏子ちゃんの指で摘んだコアラのマーチをパクリと口にする
「あたしの家は裕福じゃなかったから母さんの買い物について行くのは一人ずつって決まってたんだ
それでいつもモモとどっちが行くかって喧嘩して親父からよく叱られたものさ
今になっては懐かしい記憶だけどな」
杏子はわたしの口から指を引っこ抜き、ペロリと指についたわたしの唾液を舐め取る
杏子ちゃんにとってはバスは一人の思い出の場所なんだね
「まぁ、そうかな。でも、今こうしてあんたとお喋りということもあたしの新しいバスの思い出だけどな」

バスには沢山の人が乗るものだ
運転手、主婦、会社員、学生、お婆さんにお爺さん…、そしてわたしと杏子ちゃん
いったいこの動く箱の中でどれだけのドラマが生まれているのだろうか
後ろの方から聞こえてくる嗄れた優しそうな声の老夫婦は何を語っているのだろう
わたし達の前の方に座る学生は元気な声で何を語っているのだろうか
そして、わたしと杏子ちゃんはこれから何を語るのだろうか
交錯する人間と人間から新しいドラマが生まれる
わたしがこう考えているこの瞬間にもいくつのドラマが生まれているのだろうか

わたしと杏子ちゃんはショッピングモール近くのバス停で降りた
別にこの場所に意味はない
わたしはここに至るまでの過程を楽しんでいたのだ
杏子ちゃんとの買い物も物を買う事自体に意味があるのではない
杏子ちゃんと何を買うかお喋りしながら探す事に意味があるのだ
さて、今はちょうどお昼時だ
買い物の前にまずは何か食べようか
杏子ちゃんは待ってましたとばかりに幸せそうな顔になる
何を食べようか杏子ちゃん?
「じゃあまずはそれを探そうぜ」

わたしと杏子ちゃんの買い物はこうして始まった


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412 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/19(木) 00:00:54.42 ID:qBiJDA/m0

1月19日、今日の杏子ちゃんも可愛い
今日は戯曲『ファウスト第一部』が初演された日で富本銭が発掘された日
曹洞宗開祖の道元の誕生日でもある
また、NHKのど自慢が放送された日に因んでカラオケの日とも言われるそうだ
杏子ちゃんのあの可愛らしい甘い声はどんな唄を奏でてくれるのだろう
今日は杏子ちゃんを連れてカラオケに行ってみよう
そういえばファウストを題材にした音楽は沢山ある
ベルリオーズの『ファウストの劫罰』やグノーの『ファウスト』が有名な例として挙げられるだろう
まぁ、カラオケで歌う歌じゃないね
でも杏子ちゃんの可愛らしい声でオペラというのも乙なものかもしれない
杏子ちゃんが歌ってくれる歌なら全てわたしにとっては聖歌だけどね

とあるカラオケボックスの一室
狭くもないし清潔感もあって雰囲気は悪くない
杏子ちゃんはさっきからずっとメロンソーダをストローでちゅーちゅー吸っている
杏子ちゃんは歌わないの?
「メロンソーダおいしい」
杏子ちゃんはにこにこしながら言った
でも答えになってないような
「メロンソーダおいしい」
どうやら答えてくれないようなのでわたしは杏子ちゃんからメロンソーダを引っ剥がした
「あたしのメロンソーダ返せよ!」
じゃあ杏子ちゃん、何か一曲歌ってよ
「…あたしは歌はあんまり得意じゃねーんだ。あたしはあんたの歌を聴かせてもらうからさ
だからあんまり気にしないでいいぜ」
じゃあ杏子ちゃんが何か一曲歌ってくれたらメロンソーダを返してあげるよ
「どういうことだオイ…あたしの話聞いてたか?」
うん、聞いてたよ。でも、わたしは杏子ちゃんの歌が聴きたくてここまで来たの
「でも、あたし多分音痴だし、歌える歌少ないし…
っつーかあたしのメロンソーダ飲むなよ!」
美味しかったよ杏子ちゃん
「あたしのメロンソーダ…」
ここで提案なんだけど、杏子ちゃんが歌ってくれたらもう一杯メロンソーダ注文してあげるよ?
「あんた謀ったな…?」
何の事かな?
「うぅ…分かったよ。歌ってやるよ!」
やった!
「でも条件が一つある」
メロンソーダ以外の追加?いいよ、ピザでもバニラアイスでも何でもOKだよ!
「いや、そうじゃなくて、あたし一人で歌うのは恥ずかしいからあんたも一緒に歌ってほしいなって…///」
わたしとデュエットしたいって事?///
「まぁ、そうなるな///」
わたしは嬉しくなって杏子ちゃんの事を思い切り抱き締めたのでした

交わした約束忘れないよ
目を閉じ確かめる
押し寄せた闇?振り払って進むよ

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506 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/20(金) 00:02:28.22 ID:IoWzc13p0 [1/2]

1月20日、明日は雪が降るのかな?
今日は日ソ基本条約が締結された日でハンガリーが枢軸国から離脱した日
室町幕府第8代将軍足利義政やシャルロッテ・ブッフの誕生日
シャルロッテは『若きウェルテルの悩み』のヒロインのモデルと言われる
また、西暦年が4で割り切れる翌年の今日はアメリカ合衆国大統領就任式しい
1981年にはドナルド・レーガン、89年にはジョージ・プッシュ、2009年にはバラク・オバマが就任した
そんなわけで今日は杏子ちゃんとアメリカっぽい食べ物を食べよう
ハンバーガーとかフライドポテトとかジャンクフードばかりが挙げられそうだけど…
まぁ、1日くらい大丈夫だろう
杏子ちゃんはハンバーガーを100個食べたとしても太らないでケロッとしていそうだし…
問題はわたしの方かもしれない
でも、少し太ったとしても「丸いあんたも可愛いよ、キスしていいかい。」って杏子ちゃんは言ってくれるだろう
わたしは太る気なんてないけどね

お昼のファーストフード店、わたし達はハンバーガーを食べていた
「久し振りだな、ハンバーガーを食うのなんて」
確かに健康に良くないから食べる頻度は低いね
「でも、健康健康って健康に気を使いすぎたら安心して食えるもんなんてなくなっちまうよ」
そうだね、冷凍食品なんて添加物のワルプルギスの夜だもんね
だからって、毎日ハンバーガーなんて駄目だよ?
「分かってるよ、そんなの。やっぱり、あんたが作ってくれる料理が一番だからな」
嬉しいこと言ってくれるじゃないの
「別にあたしは本当のことを言っただけどな」
杏子ちゃんはそう言ってわたしの頬に舌を這わせる
ひゃんっ!いきなり何かな杏子ちゃん!?
「ケチャップ付いてたぜ?
いつもあんたにされてるから一度くらいはあたしからやってみたいって思ったんだ」
杏子ちゃんは悪戯な笑顔を浮かべる
わたしは杏子ちゃんの笑顔でお腹いっぱいだよ

その日のお風呂上がりの事
「やっぱり、あんたの料理が一番好きだな」
杏子ちゃんは濡れた頭にタオルを被ってうつ伏せの体勢でソファーで伸びながら足をばたつかせている
どうして杏子ちゃんは一つ一つの仕草がこんなに可愛いのだろう
「ちょっと来いよー」
杏子ちゃんは頗る機嫌よさそうにわたしの事を手招きする
わたしが杏子ちゃんの隣に座ると杏子ちゃんは頭をわたしの膝に乗っけてきたの
「あんたの膝枕って安心するんだ」
杏子ちゃんは眠たそうな瞳でわたしを見つめてくる
「もうちょっとこうさせて…」
杏子ちゃんは言い終える前に眠りに落ちてしまった
心底安らいだような杏子ちゃんの寝顔はわたしを幸せにしてくれる
それにわたしの膝枕で快眠してくれるって事はわたしを信頼してくれてるって事だもんね
わたしは杏子ちゃんのおでこに優しくキスをした

お休み、杏子ちゃん

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602 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/21(土) 00:04:47.11 ID:Vjt/ZMki0

1月21日、雪が降ったね杏子ちゃん
今日は世界初原子力潜水艦ノーチラス号が進水した日でロンドン海軍軍縮会議が始まった日
陸軍軍人の板垣征四郎の誕生日で幕末の政治家の勝海舟(勝義邦)の命日でもある
また、旧暦の1月21日に薩長同盟が結ばれたという
因みに今年は今日が大寒らしい
今日、雪が降らなければ外に出ようなんて思わなかっただろう
多分積もらないだろうが粉雪の中、杏子ちゃんと散歩するのも乙だろう
帰りにラーメンでも奢ってあげようかな?

「こなーゆきー♪」
わたしの隣の杏子ちゃんはご機嫌に口ずさみながら歩いている
コートにマフラー、毛糸の手袋に毛糸の帽子、足には暖かそうなブーツ
典型的な冬着だが杏子ちゃんが着るとそれらは聖遺物と化す
「積もらない雪ってのも儚げでいいな」
万物流転、諸行無常を感じさせる日本的な美だね!
そういえばさっき杏子ちゃん、ちょっと懐かしい歌を口ずさんでたね
「へへ。あんたから借りた「あいぽっど」に入ってたぞ。冬っぽくていいなと思ったんだ」
喜んでもらえたなら何よりだよ!でも、わたしは冬っていったら「雪の進軍」を思い浮かべるな

雪の進軍??氷を踏んで??
どれが河やら??道さえ知れず
馬は斃れる??捨ててもおけず
ここは何処ぞ 皆敵の国
ままよ大胆??一服やれば?
?頼み少なや??煙草が二本
焼かぬ乾魚に??半煮え飯に?
なまじ生命の??あるそのうちは
こらえ切れない??寒さの焚火
煙いはずだよ??生木が燻る
渋い顔して??功名噺
「すい」というのは??梅干一つ

こんな歌詞だけど杏子ちゃん知ってる?
「ご飯はちゃんと炊いた方が美味しいし、魚はちゃんと焼かないと腹壊すぞ?」
杏子ちゃんらしいね
「何が何おかしいんだよー?ちゃんと料理して美味しく頂くのが食べ物への礼儀だぜ?」
杏子ちゃんはわたしの周りをくるくると回ってわたしを注意するの
確かにその通りだね
大切な事を教えてくれた杏子ちゃんにラーメンを奢ってあげるよ
わたしは足を止め右の方を指差す
わたしの指先には杏子ちゃんのお気に入りのラーメン屋さん
杏子ちゃん曰わく塩も醤油も味噌も全てのラーメンが絶品という素晴らしいお店だ
「やった!トッピングでゆで卵も頼んでいい?」
もちろんだよ。わたしにとって杏子ちゃんの笑顔は至福の宝だからね
「へへ、ありがとな」
杏子ちゃんはそう言うとわたしのほっぺにキスをしたの
「早く入ろうぜ!」
わたしは杏子ちゃんに手を引っ張られてお店の中に入っていく

その夜、わたしと杏子ちゃんは麺とスープが絶妙に絡まるように身体を重ね合わせたの///

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693 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/22(日) 00:11:22.28 ID:UqkF6JGN0

1月22日、冷たい雨だね杏子ちゃん
今日はロシアで血の日曜日事件が起きた日で、米大統領ウィルソンが「勝利なき平和を」とWW1終結を両陣営に呼びかけた日
経験論の代表的な哲学者で「知は力なり」で有名なフランシス・ベーコンの誕生日でもある
イギリス経験論は彼からロックやバークリ、ヒューム、コンデヤックなどに広まっていった
また、ベンサムを批判した功利主義者ミルも経験論の影響を受けている
それらに対して大陸合理論はデカルトから始まりスピノザやライプニッツ、ヴォルフにマルブランシェなどに広がっていく
そして、経験論と合理論を纏め上げたのがカントの批判哲学だ
また、そのカントの思想はフィヒテ、シェリング、ヘーゲルに受け継がれて、それらを総称してドイツ観念論という
ヘーゲルの観念論的な弁証法は後世の哲学者マルクスやキルケゴールに大きな影響を与えた
キルケゴールを始めとするサルトルやヤスパース、ハイデガーらの思想を纏めて実存主義という
このように思想は決して死なず後世へと伝えられ、新たな思想を生み出す種となる
思想はわたしと杏子ちゃんの愛の実践に役に立つ
普段の生活からは見られない観点からわたし達の愛を見せてくれるから

「知は力なり」、ベーコンの経験論の立場を表す言葉として有名だが、わたしはその言葉を少し改変して二人の愛に役立てる
因みに哲学の意を表すフィロソフィのフィロは愛するの意でソフィは知の意
決してティロではない
「知は愛なり」、お互いを知れば知るほど愛は深まっていく
二人の愛が深まる事は愛の本質に近付く事とわたしは考える
愛は宗教や哲学で説かれているように恐らく永遠の真理の一つであろう
その真理は実践してこそ辿り着けるもので、決して観念的に語れるものではあるまい
そう、キルケゴールの言葉を拝借するこうだ

「私にとって真理であるような真理を発見し、
私がその為に生きそして死にたいと希うようなイデーを発見する事が必要なのだ」

愛とは不思議なもので触れなければ絶対に理解出来ないもの
いくら愛憎劇や映画を見ても愛は理解出来ない
わたしと杏子ちゃんのようにお互いを知り尽くした者でないと語れない
愛はただの好意だけではなく敬虔な、信仰的な、畏敬を覚えて愛になる
ただの好意は恋に過ぎない
しかしこの好意は愛の種で、時が経ち精錬されていく事で熟した愛となる

わたし達も初めは種だったのだ
そこからわたし達は互いを知り、求め合い、そして愛を知った
一年という短い時間に圧縮された悠久の時を経験した
これがわたしと杏子ちゃんの愛の歴史だ
そして、わたし達の愛はこれからも進化を遂げるだろう

コメント:

784 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 00:08:06.37 ID:Q0+/oIlc0 [2/2]

1月23日、ワンツースリーな日
今日は真言宗開祖空海が綜芸種智院設立を宣言した日で八甲田雪中行軍遭難事件の発生した日らしい
明治維新の元勲西郷隆盛や日本人初ねノーベル賞受賞者の湯川秀樹の誕生日
西郷隆盛というと西南戦争、田原坂の戦い、抜刀隊が思い浮かぶ
軍歌の抜刀隊は西南戦争での官軍を謳ったものだが敵の西郷隆盛の事も評価している
以下は抜刀隊の一番の歌詞の一部だ

吾は官軍吾が敵は
天地容れざる朝敵ぞ
敵の大将たるものは
古今無双の英雄で
これに従う兵(つわもの)は
共に慓桿決死の士
鬼神に恥じぬ勇あるも
天の許さぬ叛逆を
起こせし物は昔より
榮えしためしあらざるぞ

たいそう西郷は勇ましき武人だったのだろう
しかし、彼にも勝るとも劣らないであろう武人をわたしは知っている
否、それは武人というには余りにも可愛らしく美しくそして敬虔な聖女だ
そう、わたしの最愛の運命の人、佐倉杏子ちゃんだ
彼女が槍を振るい、水鳥のような身のこなしで宙を舞い、魔女という悪徳の化身を蹴散らす姿は戦闘と言うよりは芸術に近い
御陵威に満ちた空を斬り裂く真紅の弾丸
月が座す漆黒の暗闇を引き裂く真紅の閃光
わたしはそんな杏子ちゃんの戦いに魅了されてしまう

以前は杏子ちゃんが戦うのを見るのは嫌だった
杏子ちゃんが怪我をしてしまったらと思うとわたしは耐えられない
実際、杏子ちゃんが魔女との戦闘で負傷し血を流すのを見た時は気が動転してしまった
でも、頬を切られ鮮血を流す杏子ちゃんはその傷を全く気にせず当たり前のように魔女を倒してしまった
魔女を倒した杏子ちゃんはすぐに気が動転してしまったわたしの頭を撫でてくれた
「怖かったよな?でも、もう終わったぞ」
杏子ちゃんは傷付いた自分の手当てを後回しにして、杏子ちゃんの結界で守られていた無傷のわたしを心配してくれたのだ
正気に戻ったわたしは急いでポケットからハンカチを取り出し、杏子ちゃんの血の垂れた頬を押さえた
「ありがとな。でも、魔法少女はそんなに柔じゃねーんだ。綺麗なハンカチが汚れちまうぜ?」
杏子ちゃんはハンカチをわたしに優しく返して言った
「ほら、見てみなよ?まだ少し痛いけどもう血は止まってるんだ」
杏子ちゃんはわたしに切られた頬を見せる
「それにこんなのあたし達魔法少女にとってはかすり傷だよ。酷い時は全身を握り潰される事もあるしな」
杏子ちゃん、そんな酷い目に遭ったの!?
「落ち着けよ。ぎりぎりってところで抜け出したよ。
でも、あたし達魔法少女の生きてる世界ってのはそういうところだ」
酷い…そんなのあんまりだよ…
「まぁ、願いの対価だから仕方ねーんだけどな。でも、あたしは絶対に負けないよ」
杏子ちゃんはそう言うとわたしの顔を真っ正面から見つめる
「あたしはあんたと一緒にもっと色んなもん見たり食ったりしたいし…
だから、あたしは絶対に負けないよ。
心配してくれんのも嬉しいけど、あたしを信じてくれる方が嬉しいなって思うんだ」
言い終えると、杏子ちゃんはわたしの返事も待たずにわたしの唇を塞いだ

だから、わたしは杏子ちゃんを信じるの
それに杏子ちゃんが負けるなんて絶対ないもんね

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888 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 00:13:24.60 ID:JKlVqej10 [1/7]

1月24日、今月もあと一週間でジ・エンドだ
今日は江戸幕府が株仲間解散令を発布した日で、ソ連のサンクトペテルブルクがレニングラードに改称した日
五賢帝の一人ハドリアヌス帝の誕生日で小説家火野葦平の命日でもある
また、今日は米カリフォルニア州で金の粒が発見されカリフォルニア・ゴールドラッシュの発端になった事から金の日と呼ばれるらしい
また、日本では1月24日から1月30日までを全国学校給食週間とされているとか
1946年の今日に東京・神奈川・千葉で学校給食が再開された事に由来するらしい
杏子ちゃんはどんな給食がお好みだったのか
それとも杏子ちゃんの通っていた学校はお弁当制だったのだろうか
どっちにしろ、杏子ちゃんは残さず美味しく食べていそうだ
揚げパンを食べる杏子ちゃん・・・、想像したらほっこりした

そういえばハドリアヌス帝といえばある漫画を思い出した
古代ローマを舞台としたお風呂の漫画だ
どうやら古代ローマの大浴場というのは現在の銭湯と少し勝手が違うらしい
代表的な当時の大浴場と言えばカラカラ浴場やディオクレティアヌス浴場が挙げられるだろう
古代ローマの大浴場というのは風呂や食事処や図書館やバーを複合した施設のようだ
当時の人々はそこで読書や哲学的議論などを楽しんだそうだ
昔の大浴場に心を馳せていたら、わたしも銭湯に行きたくなってきた
そんな事を思いながらカーテンを少し開け、窓をガラガラと開ける
漆黒の闇の中、寒い風と共に白い雪がわたしの顔に吹きつける
そうだ、銭湯に行こう

「人、いないな・・・」
わたし達の声とお湯の音が響くだけの静かな露天風呂
雪の降る夜空の下で身体を寄せ合うわたしと杏子ちゃん
それにしても何時見ても杏子ちゃんの身体は美しい
「意外とあんたって思いたったら直ぐに行動するタイプなんだな」
杏子ちゃんは浴槽の端に積もった雪を取って、お湯の中に入れて遊んでいる
雪がお湯に溶ける様子が面白いようだ
嗚呼、杏子ちゃんはどこまでわたしの心を癒してくれるのだろうか
杏子ちゃんの遊びをうっとり見ていると、わたしの背中に冷たい感触が触れた
思わず、ひゃんっ!と素っ頓狂な声をあげてしまった
「ははっ、可愛い声だな、あんた」
杏子ちゃんは雪のように白く健康的な八重歯を見せて悪戯に微笑む
わたしも仕返しに杏子ちゃんの身体を隠すタオルの隙間から雪を入れる
「ばかっ///やめろよ///」
杏子ちゃんは真っ赤になって身体を赤くする
そんなこんなでわたし達はお互いにちょっかいをかけ合いながら夜のお風呂を楽しんだの

「あー、こう気持ちがいいとここで珈琲牛乳が飲みたくなるな」
うーん、お風呂場で飲食は禁止って書いてあったよ
でも、わたしを食べたり飲んだりするのは禁止じゃないよ、なんちゃって
わたしなりのジョークである
「そうだな///今なら誰もいないし///」
杏子ちゃんはそう言ってわたしの身体を抱きしめる
あれ、杏子ちゃん?今のはただのジョーク━━
わたしが言い終える前に杏子ちゃんがわたしの口を優しく塞ぐ
杏子ちゃん・・・///あったかい///
「ぷはぁ・・・///そう言えば、今なんか言おうとしたか?」
ううん、何でもないよ///それよりも・・・
「あぁ、そうだな・・・続きを楽しむとしようぜ///」

そして、氷の空の下でわたし達は焔のように情熱的な唄を謡ったのでした

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