【まどか☆マギカ】佐倉杏子はあんこカワイイ57


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45 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/03(水) 14:13:56.00 ID:88mOZdtm0 [1/4]

415 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2011/08/03(水) 14:08:18.35 ID:HB1cxapk0
「落ちちゃったな」
杏子ちゃんは寂しそうにそう呟いたの
寂しいのかい?
「いや、あんたがいてくれるんなら寂しくないよ」
嬉しいこと言ってくれるじゃないか
「へへっ」
「なぁ…」と杏子ちゃんが小さな声で僕に言う
「復活した記念にあんあんしよいぜ…///」
そんなにあんあんが好きなんて…
これじゃ「きょうこちゃん」じゃなくて「あんこちゃん」だね///
「ふんっ///」
怒っちゃった?
「別に怒ってねーよ」
「でも、本当に悪いと思うんなら…あたしのこと、思い切り抱きしめろよ」
ぎゅっ!大好きだよ杏子ちゃん!
「あたしもだよ///
あんたにならめちゃくちゃにされても構わないよ」

そんな優雅な午後のひととき


(鯖落ちしてたため本スレにあったポエム)

コメント:

212 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00:13:28.51 ID:UXscd2JP0 [1/7]

暗く厚い雲が広がり空を覆う
しかし、その雲間から夕日がこちらを覗いている
闇と光のコントラストが非常に面白い光景を演出する
このような天気は一番嫌われるものだろう
雨が降りそうで降らないことが多いから
さて、雨は降るのだろうか?降らぬのだろうか?
「雨降りそうだな」と杏子
杏子は雨が降ると思うか
「お前はどう思う?」
じゃあ、降らないに一票
「じゃあ、あたしが当たったらお前はひとつ、あたしの言うことを何でもきけよ
逆にあたしが外れたら、お前の言うこと一つきいてやるよ」
変な賭けに参加させられてしまった
でも、杏子が楽しそうだからいいか

結果から言うと僕の負けだ
風は吹きつけ雨は激しく降っている
おまけに雷鳴まで轟くありさまだ
「あたしの勝ちだな~」とご機嫌に口笛を吹く杏子
負けは負けだよ
さぁ、杏子の願いは何だい?
「考え中だよ、楽しみに待ってな」
外の荒れ狂う天気とは対照的に杏子は太陽のように笑っていた
じゃあ、夕飯にしようか
「今日はなんだい?」
ハンバーグだよ
「へへっ 楽しみだなぁ」
杏子はそれを想像したのか涎を垂らしていた
涎とは思えないほど綺麗な涎だなぁ
彼女の全てが愛おしい

食後
「ふ~ うまかった!」とご満悦な様子の杏子
それはよかった
彼女はソファの上に寝そべってテレビをつける
しかし、ある程度チャンネルを回すと切ってしまった
「つまんねー」と退屈そうな杏子
ソファから転がり落ちて床でゴロゴロしている杏子に言う
先にシャワー浴びてくれば
「ん~」と起き上がって胡坐をかき、考える杏子
「そうだ!」と何かが閃いた様子の杏子が近寄ってきた
「さっきのお願い決まったぞ!」
「あたしの背中流してくれよ」と杏子

浴室
タオルを巻いた石鹸の泡塗れ裸の杏子(といっても、プライベートなところは隠されている、残念)
「はやく背中流してくれよ」と顔を赤らめながら言った
はいはい、お嬢さ━━
その時、轟音と共に浴室の電気が消えお湯が水へと変わった
「きゃうんっ!」とビックリした様子の杏子
「どういうことだ!・・・オイ!」
どうやら停電らしいね
「うぅ・・・さぶい」と震える杏子
このままでは風邪をひいてしまうだろう
だからといって、水で泡を流すわけにもいかないし
だから、僕は彼女を抱きしめた

外は嵐でゴウゴウと五月蝿い
逆に僕達の愛は静かに奏でられた

コメント:

235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/04(木) 00:48:21.88 ID:yWLW3khr0 [1/2]

杏子ちゃんが苦しそうな顔をしている
どうしたの?と僕はきく
「気分が悪いんだ…」
杏子ちゃんは苦しげに口を押さえる
「ウッ…離れろ!」
馬鹿言うな!苦しんでいる彼女を見捨てられるか!!
「お前…」
僕は杏子ちゃんの背中を優しくさする
しばらくするとおさまったようで顔色が良くなっていった
「はっ…!情けねーよな…魔法少女が吐きそうになるなんてよ」
そういう杏子ちゃんの目は潤んでいた
「ゲロ吐き女なんて嫌いだよな…」
僕は杏子ちゃんを抱き締めた
自分をそんな風に言わないで…
君を愛してきた僕のことも考えて!
「お前…」
これが僕の気持ちだ
僕は彼女にキスをした

杏子ちゃんは僕に寄り添い泣いていた
好きなだけ泣くといい
そして、泣き疲れたら思い切り笑ってくれ

コメント:

409 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/05(金) 00:07:36.48 ID:UXscd2JP0 [7/7]

今朝から頭痛が酷い
まるで悪魔に憑かれているみたいだ
僕は何も悪い事をしていないのに
そう思う今現在も苦痛は絶えずに続く
灼熱の業火に暗黒の稲妻が発狂したように頭を疾駆する
あぁ、本当に悪魔が身体に巣食ってしまったのだろうか
遠い地ルーダンにて修道院長ジャンヌを苦しめた悪魔よ!
グランディエの契約に於いて彼女を苦しめた悪魔よ!
僕を苦しめるのはお前達だというのか
サタンよ、ベルゼバブよ、ルシファーよ!
エリミよ、レヴィアタンよ、アスタロトよ!
ああ、僕は願う どうか遠くへ悪魔らよどうか遠くへ行ってほしい
否、これは警告だ
お前達が僕に居座るというなら必ず鉄槌がくだされるであろう
僕の最も愛する人による正義と愛の鉄槌
さぁ、警告は終わりだ
悪魔よ、選ぶがいい
死か生か

「おい!大丈夫かよ!いきなりぶっ倒れるからびっくりしたぜ」
杏子の心配するような声が聞こえる
あぁ、彼女が悪魔を祓ってくれたのだろう
ありがとう、敬虔なる聖女よ
「大袈裟な奴だな あたしはただおしぼり持って来ただけだぞ」
僕の額には彼女が持ってきてくれた冷たいおしぼりが座っていた
「それに悪魔なんか存在しないんだ
悪魔とか悪霊だとか呼ばれる類は全て魔女なんだからな」
なら、魔女を狩る杏子はまさしくエクソシストだね
「馬鹿言ってねーで、休めよ」
杏子はそう言うと聖母のような優しい微笑を浮かべ
僕の頬を優しく撫でる
「心配したんだぜ?お前が倒れて」
ごめんね、ちょっと疲れただけかな?
それとも本当に憑かれていたのかもね
「へへっ 無駄口叩く元気はあるようだね」
あれ、面白くなかった?「疲れる」と「憑かれる」を掛けてみたんだけど
「・・・」
なんか無性に恥ずかしくなった

「で、具合はどうだい?」と気遣ってくれる杏子
悪いね、手間かけさせちゃって
「らしくないじゃんかよ」
もう、どうでもよくなっちゃったからさ
「お前━━」
僕は杏子のことを抱きしめた
杏子さえいてくれれば幸せだから
あんなに苦しかった痛みも今は喜びに変わってるんだ
「お前・・・」

杏子は僕の唇の優しくキスをして
優しく僕の身体を抱きしめてくれた

コメント:

435 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/05(金) 00:48:21.83 ID:KXtc40if0

「お前っていい身体してるよな」
何?いきなり…
「しかも、甘くてチョーうめーし」
杏子ちゃんがにじりよってくる
ちょっと怖いの
僕はたじろいじゃった
「逃げるなよ~!」
ひぃんっ!
杏子ちゃんに捕まっちゃった僕
「つかまえたぜ!」
そして杏子ちゃんは僕のYシャツをビリビリと裂くの
やだぁ///
あまりの羞恥に僕は泣いちゃうの
「へっへー 泣いても無駄だぜ?」
野獣の目をした杏子ちゃんは僕の涙をペロっと舐めたの///
そして、次は僕の唇を

杏子ちゃんに汚されちゃった///
いや、杏子ちゃんに清められちゃったの///

コメント:

532 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/05(金) 20:29:39.31 ID:pdDhAHgl0 [3/6]

ちょっと聞いてくれ、ブラザー
さっきのことなんだがな、杏子とデパートに買い物に行ったんだ
そんで帰りにレストランでディナーにしたのさ
俺はイカれたアメリカンなバーガーを頼もうとしたんだけどよ
杏子がそれを止めたんだ
Oh!何しやがる杏子!最高にイカれてやがるぜ
そしたら、杏子のヤツはこう言ったのさ
「HEY!そんなジャンクなフードばっか食ってるとビッグビッグになっちまうぜ!」ってさ
HAHAHA!杏子だってよく食ってるじゃないか!
「Oh!わかってねーなベイビー!
あたしはマジカルな少女なんだぜ!
お前とあたしじゃボディのつくりが違うのさ!HAHAHA!」
Oh!一理あるぜ杏子!
君は最高にイカしてるな
「HAHAHA!褒められるほどではないさ!」
じゃあ、何を頼むかい?
「この白玉ZENZAIなんてイカしてないかい?」
Oh!それじゃまるで君はANKOちゃんだな!HAHAHA!
「Fuck!あたしはANKOじゃなくてKYOKOだぜ?」

まったく杏子はイカした女だぜ

コメント:

607 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/06(土) 00:13:32.69 ID:L2uepwej0 [1/5]

昨晩のことだった
「夏だし肝試ししようぜ!」と杏子
えー・・・ 正直やりたくなかった
「ひょっとして怖いのか?」と杏子の挑発
正直怖い
「安心しなよ、なんか出てきたらあたしが護ってやるからさ」
あまり乗り気ではなかったが考え込んでいると杏子がシュンとした表情になっていた
杏子をガッカリさせるのは僕としてもいい気分ではない
仕方ない、腹を括ろう
いいよ、じゃあ明日の夜肝試しをしよう
「ありがとな!場所はもう探してあるからさ」
彼女の顔が花のようにパァッと咲いた

僕はどうせどこかの廃墟となった空家とかだろうと思っていた
しかし、現実はいつも非常だ
そんなに甘いものではなかった
僕の眼前に存在するのは廃病院
時刻は丑三つ時を過ぎあたりは真の暗黒と静寂に包まれていた
不気味なほどに静かすぎる
というのも仕方ないだろう、ここは山奥なのだから
最寄駅は最低でもここから30分は歩かないとならない
心地良くない冷汗が出てくる
「なっ?けっこう雰囲気あるところだろ?」と杏子
雰囲気あるどころじゃなくて本当に出てきそうなんだけど
「本当はもっと雰囲気のある墓地とか廃寺とか廃神社とかがよかったんだけどさ
マミたちにそのこと言ったら止めとけって言われたんだ」
廃病院についてはなんか言われなかったの?
「みんな反対してたけど病院なら平気だろ
流石に寺とか神社は神聖なところだからみだりに入るべきじゃないけどね」
ねぇ、やっぱ帰らない?と僕は後ずさりする
「何言ってんだよ わざわざこんな時間に来たのによー!」と杏子に手を掴まれてしまった
手を振り解こうとするけれどもやはり魔法少女は強かった
「さぁ、観念するんだな」
僕は杏子に手を引かれ不気味な廃病院に飲み込まれた

月も星も姿を現さない夜
まるで、誰も見守っていてくれないかのよう
頼れるのは僕の手を握る杏子だけだった

コメント:

608 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/06(土) 00:13:47.78 ID:L2uepwej0 [2/5]

資料の散らばった入り口
イスやテレビがあったが全て無残な姿になっている
そして、もちろん人気はなく僕と杏子の足音のみが響く
静寂と沈黙のみがこの空間を支配する
それを僕達の足音がそれを冒して行く
「雰囲気あるじゃんか~」と楽しそうな杏子
僕はずっと震えっぱなしだった
「じゃあ、次は上行ってみようぜ」

この病院はさほど大きいわけではないようで全3階+屋上という構造らしい
そして、現在僕たちのいるのは3階の廊下
沢山の病室がある
「じゃあ、ちょっくらお邪魔してみるか」と杏子がガラガラと病室のドアを開ける
そこは個室用の病室だったらしくかなり広くベッドは一つしかなかった
しかし、よくみて見るとベッドの枕元のテーブルには花瓶が置いてある
花は既に枯れたようでいけられてはいなかった
僕と杏子はその部屋の奥に進んでいく
するとガシャッという音が聞こえた
「なんか踏んだか?」というと足元の何かを拾い上げた
「うげっ・・・」
それはひびの入った写真の小さな額だった
写真の車椅子少女はピースサインをしている
「嫌なモン見ちまったな」と杏子
そう━━
その時、後ろからペタペタと足音が聞こえた
ここには杏子と僕しかいないはずなのに
恐る恐る後ろを振り向く
そこには━━
「ちっ」と杏子は舌打ちして僕を抱え窓ガラスを突き破って地面に降りた
その何かは病室から僕らを見下ろしている
「走るぞ!」と僕の手をひき全力で走る杏子

「ごめんな、お前はいやがってたのに変なモン見せちまって」
僕は恐怖のあまり泣いていた
杏子の胸の中で
そして、杏子に撫でられているうちに安心して意識を失った
目を覚ましたのは次の朝だった

コメント:

714 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/06(土) 22:22:05.68 ID:DZF3/4Is0 [2/2]

杏子ちゃんと一緒にお風呂に入って髪を洗ってあげたい
そしてドライヤーで丁寧に乾かして櫛で優しく髪をといてあげたい
気持ちよさそうな表情の杏子ちゃんのほっぺをツンツンして振り向く彼女の唇に優しく
チュッってキスするの
いきなりのことで顔を真っ赤にして戸惑っちゃう杏子ちゃんだけど
「お返しだ」って甘く優しいキスを返してくれる杏子ちゃん

そしてお風呂上がりに一緒に一つのアイスクリームを二人でペロペロするの

コメント:

748 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/07(日) 00:12:12.14 ID:BO5xPpZj0 [1/7]

蝉の五月蝿い昼のことだった
杏子が僕にあるお願いをしてきた
「髪切ってくれない?ちょっと頭が暑くてさぁ」と
僕は自分の髪はおろか他人の髪を切った事なんてない
いったいどうするべきか・・・
美容院でも行く?と無難な返事をしてみた
「あたしはお前に切ってもらいたいんだ」
生涯一度も髪を切ったことなんてないよ?
失敗してしまうかもしれないよ?
僕は何度も念押しする
「大丈夫だよ あたしはお前を信じてるから
それに、髪は好きなやつにしか触らせたくないんだ」
そう言うと杏子は髪をおろした
『髪は女性の命』という言葉を思い出した
杏子はそれだけ僕を信頼してくれているのか
そう思うととても嬉しくなった
同時に大きなプレッシャーを受ける事にもなった

浴室にて
杏子には濡れてもいい服に着替えてもらった
白いTシャツにホットパンツ
短パンとかの方がいいと思うけど・・・
「めんどくせーし、このままでいいよ」
じゃあ、まずは髪を洗うよ
「よろしく頼むよ」と杏子は目を瞑る
そして、彼女の髪を濡らしシャンプーで丁寧に洗っていく
シャンプーの泡と彼女の髪はとても柔らかくて触っていて気持ちよかった
流石、杏子の髪の毛だけあってとても優しく甘い匂いがした
そして髪を洗い終えるとお湯で泡を落とす
さて、では髪を切るとしますか

ふぅ…なんとか終わったな
「あれ、もっと切ってくれてもよかったのに」と鏡に映る自分の顔を見る
2、3cm短くしただけだけど、けっこう疲れるんだよ?
「そうなのか?でもありがとな」杏子は笑ってくれた
それだけで僕はとても嬉しい
そして、もう一度彼女の髪を洗い、ドライヤーで乾かす
彼女のチャームポイントの一つのアホ毛が元気よく背伸びした
とてもかわいいアホ毛だ
指で彼女のアホ毛を摘んだりして遊んでみる
「へっくち!」と杏子が可愛らしくクシャミをする
そうだった、杏子は濡れた服を着ているんだった
ごめんね、僕はここから出るからついでにシャワー浴びておいで
風邪ひいちゃうから、と僕は浴室を後にしようとする
しかし、杏子は僕の袖を引張り止めた
「お前もけっこう濡れてるじゃないか
だから、一緒にパパッとシャワー浴びちまおうぜ」
いや、僕は大丈━━━
僕が言い終える前に杏子が僕にシャワーを浴びせた
ビショビショになる僕
「こりゃ、もう一緒に浴びるしかねーよな?」
顔を赤らめながら僕のTシャツを剥ぎ取ろうとする

湯気の立つ小さな浴室で
杏子と僕は小さな曲を奏でた

コメント:

770 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/07(日) 02:51:10.67 ID:x3yy2jLa0

杏子の口から滴り落ちる
黄金の宝石
私はそれを手にしてこう叫ぶ
見つけたぞ
永遠の真理を!

そして真理の流出口を貪る
杏子の赤く火照る様子はルビーの如く
そして、杏子の顔がとろける
私もきっと、そうだろう

お休み杏子
また明日も愛を語り合おうぞ


コメント:

929 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/08(月) 00:12:17.51 ID:ciERfoIW0 [1/6]

今日はずっと家にいた
杏子は僕のGBで遊んでいた
DSやPSPを薦めてみたのだが彼女曰く酔うとの事だった
所謂「3D酔い」というやつだろう
ゲームセンターによく行く杏子にしては珍しいなと思った
外は暴風雨というほどではないが強い風に大粒の雨
クーラーをつけてダラダラと過ごす言い訳には十分であろう
晴耕雨読という言葉があるように今日のような日は読書に限る
今まで買っては積んで置いた本を消化するのに最適だ
哲学書やら古典的作品はよく時間を使ってじっくりと読むべきだからね
『神の国』や『告白』、『ファウスト』に『失楽園』・・・
難解な本だ 無論、読んでもこれっぽっちも本質を捉えることはできていないだろう
しかし、理解したつもりになって酔いしれるのも悪くない
さぁ、読もうかと本を取ると杏子が僕の膝に乗ってきた
「なぁ!このイカ強すぎて勝てねーんだけど」と杏子
彼女は僕にGBの画面を見せる
あぁ、僕もここは苦戦してたなぁ
懐古に浸り本を机に置く
あぁ、今日は本を消化出来なそうだ

「ぶっ壊れてるんじゃねーか!このゲーム!」とムスっとする杏子
あぁ、これは今の時点じゃ絶対倒せないね
「どういうことだ・・・オイ・・・!」と驚愕する杏子
杏子のパーティのレベルはいくつくらい?
「みんな16だぜ」
こいつはレベル38です
「なんでそんな奴がこんなとこにいんだよ!」
この敵は強敵な分、倒せば必ず仲間になるんだ
最後のボス戦の為に用意されたような敵だから今はまだ倒せなくて当たり前だよ
「むぅ・・・」
ちなみに仲間にすれば蘇生魔法と敵全体攻撃使えるよ
まだまだ早いけどね
「ちぇっ!」と言って杏子は電源を切ってしまった
セーブしたの?
「祠でした」
残念だったねぇ
「うるせー!」と杏子は僕にじゃれつき飛び掛ってきた
流石にこれは理不尽だと思う・・・
押し倒された僕の上に馬乗りになる杏子
なんだか恥ずかしくなってくる
自分の顔が火照っているのがわかる
杏子は不敵に笑みをこぼす

「そういえば、さっきお前本読もうとしてたよな?」
え・・・うん
「じゃあ、あたしって本を読んでみないかい?」
なんていう比喩だ
君はデカルトか
「デカルトでもオカルトでもいいさ お前はどうするのさ」
じゃあ、読ませてもらうよ
「そうかい」と僕の口を貪る杏子
快楽という文字が僕の頭に注ぎ込まれる

杏子という本はよく分からない
でも、僕を幸せにしてくれるものであるということは明確であった

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