【まどか☆マギカ】佐倉杏子はあんこ可愛い92


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。






76 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/11(日) 00:05:31.20 ID:GOK3ug2o0 [1/2]

3月11日、あの大災害もう一年。時間の流れとは速いものだ。
今日はダグラス・マッカーサー将軍がコレヒドール島から退却した日で、東北地方太平洋沖地震が発生した日。
第5代内閣総理大臣大隈重信の誕生日で小説家夢野久作の命日でもある。
去年の東北地方太平洋沖地震・・・。震源は三陸沖、地震の規模を示すマグニチュードは9.0、日本観測史上最大の地震。
この大地震は津波や原発事故、ダム決壊に地盤沈下や液状化現象、火災などを誘発し数えられないほどの死者を出した。
また、原発事故に関連して東北や関東の農産物から放射性物質が検出される等と農家も甚大な被害を受けた。
あの地震でわたしの家も激しく揺れて、食器が何枚か割れてしまった。あの揺れの恐ろしさは今でも覚えている。
食器の揺れる音、家具の揺れ動く音、そして食器が割れて砕け散る音。全てわたしの恐怖を煽る悪魔の哂い声だった。
それでも、杏子ちゃんがわたしのそばにいてくれたから取り乱さないで済んだの。やっぱり、大切な人の存在は大きい。
杏子ちゃんはわたしを不安にさせないように振舞ってくれたけれど、やっぱり何処か不安そうな顔をしていた。
当たり前だよね、杏子ちゃんだってわたしと同じなような年齢なんだから。だから、わたしも杏子ちゃんを抱きしめてあげたの。
あの大災害でわたしと杏子ちゃんは繋がり、コネクトの大切さを再確認した。そして、これからもそれを大切に維持していくつもりだ。
今日はあの悪夢からちょうど一年。悪夢を悪夢で終わらせてはいけない。そこから教訓を得なくてはならない。
だから、今日は杏子ちゃんとお家の防災対策をするの。教訓は活かさないとね。

ぺたぺたと天の助みたいなゼリー状のもの家具に下にくっつける。所謂耐震ジェルというやつだ
これは地震の時に家具が倒れたり揺れたりするのを防いでくれる凄いやつらしい
「こっちは終わったぞー。手伝うか?ってもう終わってるな」
うん、あとはこれを元の場所に戻すだけだよ。手伝ってくれるかな、杏子ちゃん?
「おっけー!終わったらお茶にでもしようぜ」
こんな感じで杏子ちゃんの助けもあって予想していたより早く仕事が片付いたのでした

クッキーと紅茶で午後の一息を楽しむわたしと杏子ちゃん。
杏子ちゃんの笑顔を見ると頑張って焼いた甲斐もあるってものだよ
『去年の震災の教訓を活かして━━』
ラジオでは専門家の人が防災について色々と説明をしている。
「あれからもう一年経ったなんて信じられねーな」
杏子ちゃんは紅茶を啜りながら呟く。
「今だから言うけど、あんな馬鹿デカイ地震体験したのは初めてだから怖くて堪らなかったよ」
それでも、杏子ちゃんはわたしの傍にいてわたしのことを元気付けてくれたよね。あの時は本当にありがとね杏子ちゃん
「違うさ、あんたがあたしに勇気を与えてくれたんだよ。あんたを守らなきゃな、って」
えへへ、やっぱ杏子ちゃんはわたしの騎士様だね。でも、ワルプルギスの夜を倒した杏子ちゃんでも怖かったの?
「おいおい魔法少女をなんだと思ってるんだよ、あんたは。魔法少女でも怖いものは怖いんだぞ?
それに超弩級の魔女のワルプルギスを倒したのはあたしだけの力じゃない、他にも仲間がいたからだよ」
仲間との連携・・・、絆ってやつ?
「改めてそう言われるとなんか恥ずかしいな・・・///でも、絆は仲間とのだけじゃないぜ?」
「あたしはあんたを守りたいって思ったからワルプルギスと戦ったんだ
もし、あんたと出逢ってなかったら、ワルプルギスとなんて戦わなかったかもしれない。リスクがデカすぎるからな。
また、ワルプルギスと戦うとしても、勝手に一人で勝負を挑んで勝手に一人でのたれ死にしていたかもしれないよ
もともとあたしは誰かとつるむなんてタイプじゃないからな。
大切なものがあると人間は強くなるってよく言うけど実際、それは当たってるのかもな」
杏子ちゃん・・・本当にかっこいいね。やっぱ、わたしの恋人が杏子ちゃんでよかったよ///
「茶化すなよ///」
ううん、茶化してなんてないよ。本当に杏子ちゃんの言うことには説得力があると思うよ。
絆・・・繋がり・・・、とっても大切なものだよね!
「あぁ・・・本当にそうだな」
じゃあ、わたし達の繋がり、もっと強くしようか///
「そうだな///」

そして、わたしと杏子ちゃんはコネクトしたのでした///

コメント:

173 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/12(月) 00:14:41.28 ID:W5FVJRcE0 [1/2]

3月12日、ボーイ・ミーツ(312)・ガール、私は男の子ではないけれど
今日はイグナチオ・デ・ロヨラとフランシスコ・ザビエルが列聖された日でマハトマ・ガンディーが塩の行進を開始した日
哲学者ジョージ・バークリや江戸幕府海軍奉行の勝海舟、声優の斎藤千和さんの誕生日でもある。おめでとう!
イグナチオ・デ・ロヨラとフランシスコ・ザビエルはイエズス会を創設した中心人物として知られる
「列聖」とは信仰の模範となるにふさわしい信者を聖人の地位にあげる事を意味する言葉だ
つまりロヨラとザビエルは教会に「聖人」と認められるだけの功績を残したという事だろう
ジョージ・バークリは代表的な経験論者の一人で「存在することは知覚されることである」という言葉で有名ね
彼の思想によると、例えば私が杏子に触れてその温かさを認識したとしても「杏子の温かさ」としてではなく、
「知覚として」認識しているだけであり、「杏子自体」を認識しているのではない、という事になるらしい
まぁ、私はそんなの全く信じていないのだけれど。だって、私は杏子の手を握りそれを感じたのだから
別に嫌らしい意味で言ったのではないわ。杏子は私の戦友・・・、否、今は素直に友達と言ってもいいのかもしれない
そう言えば今日は「ス(3)イ(1)ーツ(2)」の語呂合せ「スイーツの日」とされているらしい
せっかくだから、杏子にパフェでも奢ってあげようかしら。あの子の幸せそうな顔にはほっこりさせられるから

「まさか、あんたに食事に誘われるとは思わなかったよ。明日は大雨か?」
結構失礼な事を言うのね、杏子。せっかく誘ってあげたと言うのに
「いやいや、ただのジョークだよ。こんな美味いもん食わせてくれて感謝してるよ」
あんこのくせにジョークなんて・・・
「何か言ったか?」
別になんでもないわ。ほら、早く飲まないとスープ冷めちゃうわよ
「おっ、そうだな。じゃあ、あんたに感謝していただかせてもらうよ」
杏子はお上品にスプーンを使ってスープを口に運ぶ。そして、音を立てずにお上品に飲む。
あれ、なんかおかしくないかしら。杏子がこんなにテーブルマナーが出来ているなんて・・・
「意外かい?食事作法は親父に叩きこまれたからな。『ものを食べる時は神様に感謝して、
それに相応しい姿勢で行儀よく食べなさい』ってな」
でも、杏子。この前、スパゲティにお箸使ったり、ケーキを手掴みで食べてたりしたわよね?
「別に親父はスパゲッティをお箸で食べちゃいけないなんて言ってなかったぞ」
杏子・・・。そうね、別にいいんじゃないかしら
「つーか、あんたもちゃんと食いなよ。ただでさえそんな華奢な身体してるんだからさ。ほら、食うかい?」
杏子はニコニコしながら私に一切れのステーキを差し出してきた
えぇ、いただくわ
私はそう言って、杏子のフォークに突き刺された一切れの肉を口でパクリと食べた
これって間接キッスになるのかしら?///

「ふぅ~食った食った~!」
杏子は満足した表情でお腹をぽんぽんと叩きながら言った。
こんなに喜んでくれるのなら私も奢った甲斐があるというものだ
「なぁ、これからどうするんだ?」
もう20:00よ。このまま帰るのが普通じゃないかしら?
「そっか…。もし、あんたが良ければでいいんだけどさ、一緒に夜の散歩でもしないか?」
うっ…、こんな小動物みたいな目をされたら断れないじゃない…
別にかまわないわ。じゃあ、一緒に腹ごなしと行きましょうか?
「やった!」
杏子は満面の笑みを浮かべ、私の手を握ってきた
私は咄嗟の事で顔を赤くしてしまう。杏子、これはいったいどういうつもり?
「いやぁ、もう3月っつっても夜はまだ寒いじゃん?だから手を繋げば少しは温かくなるんじゃないかと…。イヤだったか?」
また、杏子は小動物のような目をしている。正直、とても可愛い。
そういう事なら問題ないわ。でも、手を繋ぐだけじゃたいして変わらないから、身体をもっと寄せ合いましょう
「へへへ、あんたの身体温かいな」
貴女の身体も温かいわよ

冷たい夜の春風が私の頬を撫ぜる。でも、私の心はとっても温かかった。

コメント:

291 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/13(火) 00:26:21.32 ID:1k3ZpWrS0 [1/2]

3月13日、最近あいつはクシャミばっかりしている。なんだか辛そうで可哀そうだ
今日はサンディエゴ州立大学が創設された日でナチス・ドイツによってオーストリアが併合された日
ローマ教皇インノケンティウス12世の誕生日で公家の三条実美の命日でもある
あいつはそう言っていたけどあたしには何のことだかさっぱりわからない。せっかく教えてもらったのに悪いね
また、数字の3(サン)が1(イチ)を挟んでいることから3月13日はは「サンドイッチデー」らしい
それにちなんで、あいつはわたしにサンドイッチを作ってくれた
BLTサンド、ツナサンドにカツサンド、タマゴサンド・・・どれも比べようのないくらい美味しかったよ
こんな風に、最高のサンドイッチとホットコーヒーであたしの一日は始まるのだった

久しぶりにソウルジェムを磨くあたし。一片の濁りのない綺麗な赤色の宝石。
我ながら綺麗な色をしている。でも、あたしには一つだけ心配ごとがあった。
最近は魔女の出現率が極端に低いって事だ。魔女どころか使い魔すら滅多に現われない。
だから、この頃は魔法少女の生命源「グリーフシード」の収穫が0だ。
つっても、まだストックは10個以上あるから問題ないんだけどな。それに譲ってくれるって奴もいるしな。
そいつは数え切れないほどのグリーフシードを盾の中に収納している。四次元ポケットみたいだよな。
口数は少なくていわゆるクールってタイプの奴だけど、優しくて頼りになる奴だよ
この前はバケツパフェ奢ってくれたし、昨日もあたしに御馳走を奢ってくれたしな。
さて、そろそろもういいかな。今日はあいつを誘って散歩にでも行きたいな

「I shall return! うぇひひっ!うぇひっ!」
あたしの恋人は変な恰好をして、変なことをしていた。
迷彩柄のジャージにサングラスをかけ、煙草のようなものを咥えている。匂いから考えるとあれはタバコを模した飴だろう
おい何してんだ、あんた・・・
あたしは恐る恐る奇怪な軍人のような恰好のあいつに聞いてみた
「へっ?えっなんで杏子ちゃんがここにいるの?え?ひょっとして見てたの!?」
あいつはグラサンを慌てたように外してあたふたして、飴を口から落としてしまった。焦りすぎだろ・・・
一応、部屋のドアをノックしたけど返事がなかったから勝手に入っちまった。なんか、その、ごめんな…
「やめて杏子ちゃん!謝られるとこっちが恥ずかしいよぉ…///」
どうしたんだよ、いったい?あぁ、学校で学芸会でもやるんだな…。それの練習か、あんたは真面目だな…。
「やめて!余計に恥かしくなるから!///」
そっか、ごめんな。ところで、あんたは何してたんだ…?
「…///。マッカーサーの真似///部屋のお片づけしてたら教科書とグラサンが出てきたからつい///」
そうか、でも言っちゃ悪いけど、あんたのグラサン姿、とてつもなく似合ってなかったぞ
「まっさーかー、なんちゃって///」
えっ
「えっ」
あ、あぁ、ダジャレか!面白かったぞ!うん!
「余計に惨めになるからやめてよ…」
しゅんとしてしまったあたしの恋人。やっぱこいつは可愛いな///
物真似やダジャレもいいけど、もっとイイことしようぜ?///
あたしはとてつもなく変な恰好をしたあいつの身体を抱きしめて顔を近づける
「まだお昼だし恥ずかしいよぉ///」
さっき、もっと恥ずかしいことしてたじゃんか?
「///」
安心しな、もっと恥ずかしいことしてやるからさ///

へへ、可愛いあたしの恋人。顔は真っ赤ーさー、なんてな///

コメント:

370 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/14(水) 00:11:45.21 ID:XSFvcZxl0 [1/2]

3月14日、3.14と言えば円周率。円周率といえばπ。杏子ちゃんのπは小さいけどとっても可愛いの
今日は国会で片岡直温大蔵大臣が東京渡辺銀行が倒産したと失言してしまった日で日本万国博覧会が開幕した日
小説家小栗虫太郎や物理学者アルベルト・アインシュタインの誕生日でもある
片岡大臣のこの発言は昭和金融恐慌の契機となってしまった
昭和金融恐慌の原因は色々挙げる事が出来るが、その一つとして1923年に発生した関東大震災が挙げられる
この震災で支払いができなくなった手形、所謂震災手形の存在もこの恐慌の原因の一つといえる
小説家小栗虫太郎は『黒死館殺人事件』や『完全犯罪』で有名な小説家
『黒死館殺人事件』は最近のラノベが束になっても敵わないくらいにルビが多い
しかし、夥しい衒学趣味で彩られており推理小説においての肝心の推理が飾りのようになっており主客転倒しているので、
本格的な推理を楽しみたいという人には合わない小説かもしれない
因みに『黒死館殺人事件』は夢野久作の『ドグラマグラ』、中井英夫の『虚無の供物』と並んで三大奇書と呼ばれる
また、今日はホワイトデーだった。杏子ちゃんから何かお返しもらえるかな?
本当は気持ちだけでも十分に嬉しいんだけれど、杏子ちゃんの作ったお菓子を食べられたらそれはとっても嬉しいなって

燦燦たる陽光、青青たる蒼穹、淙淙たる小川の唄
今日はいい事がありそうだ。今、わたしはひとりで春の散歩を楽しんでいる
わたしは今、杏子ちゃんに追放されている身だ。否、追放と言うと聞こえが悪い
正確には「ちょっと3時くらいまで外でぶらぶらしていてくれ」と言われただけだ。
きっと、わたしの為にお菓子でも作ってくれているのだろう。作っているところを見られたくないのだろうか
確かにその気持ちもよく分かるけれど、何せ杏子ちゃんは結構おっちょこちょいなところがある。
果たして杏子ちゃんひとりに台所に立たせてしまって大丈夫だろうか?お塩とお砂糖を間違えたりしていないだろうか?
なんて心配しても仕方がないし、杏子ちゃんに失礼だよね。それに大抵こういう時の心配は杞憂に終わるはず
さぁて、時が満ちるまでわたしは本でも読んでいようかな。其れにちょうどいい川原もすぐ其処にある。
風と語らいながら詩集を読もう。野球少年たちの声や葉と草叢の唄は心地良いBGMだ。今日のシルフはご機嫌だね
ノームやウンディーネも気持ちよさそうだ。サラマンダーは恥かしがって姿を見せない。まぁそんな日もあるだろう

「美味いか?」
杏子ちゃんはそわそわしながら聞いてきた。うん、とっても美味しい。
わたしが帰ってくると否や、杏子ちゃんはわたしに手洗い嗽を促してわたしを席に座らせた
テーブルには少々形が歪ながらも可愛らしいクッキーに、いつもの紅茶が淹れられてあった
どうやら、杏子ちゃんはわたしの帰りを楽しみにしていてくれたらしい。それはとっても嬉しいなって
「ちょっと形は変かもしれないけど・・・味はどうだい?こっちのも食ってみてくれよ!」
杏子ちゃんはそう言うとまた別の色のクッキーをテーブルに持って来てくれた。
色を見るとこれはおそらくチョコクッキーだろう。うん、美味しい!こんなに美味しいチョコクッキーは初めてだ
「美味いか?あんたが喜んでくれたんなら、本当によかったよ///
あいつからお菓子の作り方を教わっておいてよかった」
あいつ、というのは恐らく杏子ちゃんの「先輩」という人だろう。元々は魔法少女としての先輩だったらしいが今は友達らしい。
その人は魔法少女としての腕は勿論、頭も良く、料理の腕もピカイチ。所謂完璧超人というタイプだろうか
一時期、袂を分かつ事もあったらしいが現在ではその仲は修復され、以前のように友好関係を築いているとか
「なぁ、なぁ、美味かったか?褒めてくれよ!」
杏子ちゃんは純粋無垢に目をキラキラ輝かせて、わたしにぴったりとくっついてきたの///
わたしはそんな杏子ちゃんを抱き寄せて思いっきり頭をなでなでしてあげたの
こんなに美味しいものを御馳走してもらったら、お返しが大変だなぁ
「ホワイトデーのお返しなんて聞いたことないぞ?それに無限ループしちまうんじゃねーのか?」
わたしは無限ループしてもいいと思っているよ。杏子ちゃんの美味しいお菓子が食べられるならね///
「えへへ、それもそうだな。あたしもあんたのお菓子いっぱい食べたいし///」

こうして、わたし達の最高のホワイトデーは幕を閉じたのでした

コメント:

433 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 00:19:34.29 ID:M2SYEHQr0 [1/2]

3月15日、今日は最(31)高(5)の日となるか。
今日は硫黄島の戦いで、米軍が硫黄島の完全占領を発表した日で静岡県東部地震が発生した日
政治家ガイウス・ユリウス・カエサルや武将の曹操、小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの命日でもある
去年に発生した静岡県東部地震は東北地方太平洋沖地震の陰に隠れがちだが、富士宮市では震度6強を記録している
不幸中の幸いと言うべきか負傷者は出たものの死者は出なかったという
ガイウス・ユリウス・カエサルの死に様と言えば「ブルータス、お前もか」で知られる
この言葉はシェイクスピアの戯曲の中のセリフとして有名だが、カエサルは実際にこれに近い事を言ったという説もあるらしい
この他にも「賽は投げられた」や「来た、見た、勝った」などの言葉もカエサルの放ったものと言われる
そう言えば今日はネットで予約したゲームの発売日だった。早く杏子ちゃんと一緒にプレイしたいなって
konozama?そんなのわたしと杏子ちゃんが許さないよ!

ゲームが楽しみで眠れないわたし。真夜中だというのにわたしはそわそわしてしまう
「楽しみなのは分かるけどさ、ちゃんと睡眠を取っておかないとゲーム楽しめないぜ?」
杏子ちゃんは眠そうに目を擦りながら言う。うん、杏子ちゃんの言う通りだよ
でも、この気持ちを鎮める事が出来ない。まるで遠足前の小学生のようだ
杏子ちゃんが言う通りこんなんじゃ体力が持たないね。
せっかくのゲームも睡魔に犯されながらでは面白さ半減だ。
だから、わたしは本格的に寝る準備にかかる。でも、その前にホットミルクでも飲もう。睡眠効果があるらしいし。
「じゃあ、あたしも飲む~。あ、ちょっと砂糖入れてくれよな!」
こんな時間にお砂糖なんか入れたら太っちゃうよ?
「あたしは太らない体質だから大丈夫。っつーか、あんたもさっきポテチ食ってたじゃん!」
ずるいよ杏子ちゃん!わたしはこんなに体重に気を遣ってるのに…。そんなのってないよ!あんまりだよ!
「そんなに気にすることないと思うよ。むしろあんたはもうちょっと太った方がいいんじゃねーのか?
なんていうか、あんたは華奢すぎて思いっきり抱きしめたら折れちまいそうだ」
杏子ちゃんになら折られてもいいかな?///好きな人に抱きしめられて折れちゃうなんてロマンチックだよ///
「からかうなよ///」

「結局飲んじまったな。それにクッキーまで食っちまった」
体重と体脂肪率が増えちゃうよぉ…
「だからそんなに気にするなって。ほれ、そんなに贅肉ついてるってわけじゃないしさ」
きゃっ///いきなりお腹ぷにぷにするなんて杏子ちゃん酷いよ///
「じゃあ、こっちならいいのか?///マシュマロみたいに柔らかくて揉み心地いいな///」
やっ///杏子ちゃんのえっち!///ヘンタイ!///
「別に減るもんじゃねーんだからいいじゃんか///ほれほれ!」
もうっ///杏子ちゃんったら///そんなおいたしちゃあメッだよ!///
「だってあんた眠くないんだろー?///じゃあ、眠くなるまであたしと遊ぼうぜ///」
んっ///やっ……///杏子ちゃん///何して遊ぶ…んっ…///の?///
「二人の身体を使った愛のゲームだよ///」

後から知った事だけどホットミルクには惚れ薬の効果があるみたいなの
だから、杏子ちゃんがあんなに積極的になっちゃったんだね///
でも、そんな杏子ちゃんもわたしは大好きだよ///

コメント:

545 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/16(金) 00:05:58.37 ID:M2SYEHQr0 [6/6]

3月16日、杏子ちゃんと一緒にダンボールを駆使してサイロに侵入してみたい
今日は長屋王が謀叛の疑いで邸宅を包囲され自害した日で、ヒトラーがドイツの再軍備を宣言した日
実業家渋沢栄一の誕生日で戦国武将池田輝政の命日でもある
ヒトラーのドイツ再軍備宣言によりヴェルサイユ条約の軍事制限条項が破棄され、ドイツは急速な発展を遂げる
ヴェルサイユ条約は第一次世界大戦の講和条約で内容は簡単に言うとドイツの封じ込め条約だ
主に賠償金や領土の割譲、ラインラントの非武装化や参謀本部の解散といった軍事制限など。
領土関係ではエルザス(仏:アルザス)、ロートリンゲン(仏:ロレーヌ)を仏に割譲した事が一番メジャーだろうか
因みにワシントン海軍軍縮条約は対象が日本だけではないと言えども、実質は日本の封じ込めと言ってもいい
少し前まで古く臭い封権制度であった日本が日清戦争や日露戦争に勝利した事によって生まれた黄禍論の影響もあるだろう
池田輝政は白鷺城こと姫路城を現在の姿に修築した事で有名。
いつか杏子ちゃんと観光に行ってみたい。他にも伊勢神宮とか行ってみたいなって
でも、今日はお布団の中で杏子ちゃんと一緒にゲームをする日なの!

わたしと杏子ちゃんは同じ布団に入りながらゲームをしている
「たまには外に出ない日があってもいいよな~」
杏子ちゃんはわたしの隣で小さな紙パックの珈琲牛乳をストローで吸い上げて呟く
たまにはいいと思うよ。杏子ちゃんはいつも魔女狩ったりして頑張ってるんだから
「最近は魔女なんて中々出てこないぜ?それにグリーフシードは腐るほどストックしてあるしな」
杏子ちゃんはぴょんとベッドから降りて、机の上に置いてある缶箱を持って来たの
何やらジャラジャラと箱の中でものとものがぶつかり合う音が聞こえる
「ほら、こんなにな~♪」
杏子ちゃんは小さい子が自慢のお宝を見せるように箱の蓋を開けた
箱の中には所狭しと大量のグリーフシードが入っていた。100個以上はあるのかな?それにしても凄く禍々しい…
「そんな身構えなくてもいいよ。当たり前だけど、孵化しそうなもんは入ってないからさ」
わたしは杏子ちゃんの許可を取ってグリーフシードを一つ摘んでみる。あれ、意外と軽いんだね?
禍々しいと思っていたけど、安全なものだと分かると案外丸っこくて可愛いかもしれない。
そんな事を思ってしまった所為か否かは分からないけど、グリーフシードの先端がわたしの人差し指に刺さってしまった
痛っ…!うぇぇ・・・血が出ちゃったよぉ…
「おい!大丈夫か!?」
杏子ちゃんはそう言うと、わたしの患部を口に咥えてしまったの…///
やだ///恥ずかしいよぉ///それにこんくらい何てことないし…///
「バカ!///血ってのは大切なもんなんだぞ!なくなったら死んじまうんだぞ!」
だからって、咥えることはないんじゃないかな?///
「知らないのか?魔法少女の唾には傷を癒す力ってのが含まれているんだぜ?///」
杏子ちゃん…嘘はダメだよ///
「じゃあ、嘘かどうか試してみるかい?///」

杏子ちゃんが言ってた事は嘘なんかじゃなかったよ///
だって、さっきの痛みなんかはとっくに消えうせて、今は快感だけが残っているから///

コメント:

635 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/17(土) 00:42:43.26 ID:ECPv/GFd0 [1/2]

3月17日、今日は災難の日だよ・・・
今日は湯島聖堂が完成した日でパリでヴィンセント・ヴァン・ゴッホの絵画の展覧会が開かれた日
戦国武将豊臣秀吉や小説家の横光利一の誕生日でもある
湯島聖堂は元禄時代、5代将軍徳川綱吉によって建てられた儒教を学ぶ為の施設である
本来は孔子廟、つまり儒教の創始者である孔子を祀っている霊廟として建てられたと
「生類憐れみの令」を出し民衆を苦しめたと言われる綱吉だが、学問の発展には大きく貢献したと言われる
少し昔までは民衆を苦しめた悪い為政者というイメージが強かったが、彼は近年は研究され再評価されているらしい
豊臣秀吉は百姓という身分ながら織田信長などの武将に重用され、最終的には天下統一を果たした男として有名だ
彼は1596年にサンフェリペ号事件を機にキリスト教信者を処刑したので杏子ちゃんは良いイメージは持っていないかな?
因みに彼がバテレン追放令を出した理由の一つに、南蛮人が日本人を奴隷として売り飛ばしていたから、というものがある
そう言えば2012年は今日は彼岸の入りらしい。もうすぐ春だね
わたしと杏子ちゃんの中には、既に春は到来してるんだけどね///

久しぶりに心の底からわたしは恐怖というものを感じたの
こんな目に遭うのなら、結界の中で杏子ちゃんと魔女の戦いを見ていた方がマシだよ
いや、そんな事を言ったら杏子ちゃんに失礼だね。杏子ちゃんはわたしを守ってくれているんだから
自分の身が杏子ちゃんに守られているという前提で考えちゃダメだ。
こういう考えがわたしを窮地に追いやったんだよね?
わたしが杏子ちゃんに頼ってばかりのずるい子だからバチが当たったんだよね
なら、わたしはそれを受け容れるしかない。受け容れなければ杏子ちゃんに合わせる顔がないから
そう思っていても身体は正直なの。目の前の恐怖にわたしの身体はただ震える事しか出来ないの

わたしは人気のない路地裏でガラの悪い2人の男の人に囲まれていた
たまたま、その人たちの一人と肩がぶつかってしまった事に因縁をつけられ、現在に至るの
体格を見るに高校生といったところだろうか。
そんなに筋骨隆々というわけではないけれど、わたしなんかと比べ物にならないくらいの体格
わたしにとっては十分すぎる恐怖の対象となり得るものだ
『さっさと金出さねぇと顔殴るぞ!?』
ニット帽を被った鼻にピアスをした男の人が拳を振り上げた
わたしは目をつぶって覚悟したの。そういえば、人に顔を殴られるなんて生まれて初めてかもしれない
しかし、わたしの頬には何の痛みも感じない。不思議に思っていると次の瞬間、鈍い音と悲鳴がわたしの鼓膜を揺らした
わたしは恐る恐る目を開いてみる。そこには壁に叩きつけられ悲鳴をあげる男に人と、地面に蹲るニット帽の人、
そして、拳を振るう杏子ちゃんの姿があった。
壁に叩きつけられた人は鼻から大量の血を流していた。ひょっとしたら骨折してしまっていたのかもしれない
「あーあ、てめぇの汚い血で手ぇ汚れちまったじゃねぇか」
杏子ちゃんは溜め息を付きながら鼻血の人のお腹にフックを食らわせる。すると彼は力が抜けたように床に倒れこんでしまった
ふぅと溜め息を突きながら手首をぶらぶらさせる杏子ちゃん。その瞳は明らかに怒りの色が篭っていた
「大丈夫だったか?変なことされてねーか?」
杏子ちゃんは腰を抜かして尻餅をついていたわたしに手を差し伸べる。でも、腰が抜けちゃってうまく立てないよ
「立てないのか?仕方ねーな。よいしょっと」
杏子ちゃんはわたしの身体を抱き起こしてくれた。わたしは杏子ちゃんの体温を感じて初めて安堵を感じた
「ごめんな、怖い思いさせちまって」
杏子ちゃんはわたしを抱きしめた。強く、強く。それがわたしをさらに安心させてくれる
でも、視界には嫌なものが入ってしまう。横たわった2人の暴漢。ピクリとも動かない
「ん?あんた、あんなクズどもの心配してんのか?ほんと、あんたは呆れるほどに優しいんだな
心配すんなよ、死んじゃいねーさ。もうちょいしたら気を取り戻すと思うぜ?
さ、こんなところとはさっさとおさらばしようぜ。こんな汚え空気吸いたくないからさ」

わたしは杏子ちゃんに支えられながら家に帰った。家に着くと涙が溢れ出て来てしまった
杏子ちゃんは優しくそれを宥め続けてくれた。わたしは嬉しかった。
だからこそ、わたしは謝った。いつも杏子ちゃんに頼りっきりでごめん、と
杏子ちゃんは「もう言うな」と言ってわたしのことを抱きしめた

コメント:

771 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 00:35:08.84 ID:vJ9HCX0A0

3月18日、サイヤ人なら魔女にも勝てそうだなって
今日はWWⅡでナチス・ドイツ軍がハンガリーを占領した日でPASMOの運用が開始された日
予言者エドガー・ケイシーや作曲家の菅野よう子の誕生日でもある
PASMO、交通機関を使う際にわたしもよくお世話になっているよ
名前はパスネット(PASSNET)の「PAS」と「もっと」の意味を表す「MORE」の「MO」に由来しているという
ポケモンにケーシィというのがいたが名前の由来はエドガー・ケーシーからだろうか?
ケーシィの進化系ユンゲラーは自称超能力者のユリ・ゲラーに由来していると思われる
ユリ・ゲラーはそれを原因に任天堂を相手取り6000万ポンド(約101億円)の損害賠償を求める裁判を起こしたらしい
じゃあ、フーディンの元ネタは何なんだろう?まぁ、いいや。わたしも杏子ちゃんも大して使わないし
また、今日は柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の忌日が今日であると伝えられている事に由来して「精霊の日」と言われるらしい
「せいれい」と言うと三位一体を思い浮かべてしまうが、この場合は「精霊」じゃなくて「聖霊」だ
精霊と聖霊、違いはなんとなくは分かるけどハッキリとは分からない
きっと杏子ちゃんのお父さんなら懇切丁寧に教えてくれるんだろうなぁ
でも、杏子ちゃんはわたしにとっては聖霊のような尊敬に値する存在だよ

「あたしってチンピラっぽいか?」
杏子ちゃんはテレビドラマを見ながら呟いた
テレビ画面を観ると、チンピラっぽい主人公(でもイケメン)が雑魚の不良相手に暴れていた
そんなことないと思うよ。でも、どうしていきなりそんなこと聞くの?
「いや、ドラマの主人公の行動がなんかあたしに似てるなーって」
似てるかなぁ?それに、別にチンピラでも自分だけの信条とか持っているならカッコいいと思うよ
でも、チンピラってわけじゃないけど初めて逢った時の杏子ちゃんはちょっと不良ぽかったけどね
「あぁ、それはそうかもな。あんたに逢うまでのあたしって結構荒れてたと思うし」
でも、そのワリには初対面のわたしにお菓子分けてくれたよね?
「あれは気分だよ、気分」
でも、その杏子ちゃんの気まぐれにわたしはけっこう精神的に救われたんだよ?
「まぁ、魔女に襲われかけた後じゃそう思うのも無理はないかもな。
でも、もう一度言っておくけどアレはただの気まぐれさ」
杏子ちゃんは本当にツンデレさんだね///
「別にデレてねーし///」

テレビの画面では主人公が3人の雑魚の不良のボスと対峙していた
そして、主人公は『チッ!今日はこれくらいにしておいてやるぜ』と捨て台詞を吐いて画面からフェードアウトする
捨て台詞って…。今時珍しいくらいのチンピラぶりだよぉ…
「そっか?あたしだったら絶対こうするな。
自分と同等、もしくはそれ以上の敵を同時に3人相手にするなんて馬鹿のやることさ
もし、あんたがそういう状況に追い込まれたらどうする?」
ヘイストとかプロテスとかシェルを自分にかけられるなら戦うと思うけど、無理なら逃げるかな?
それ以前にわたしは喧嘩とかはあまりしたくないなぁ
「はは、あんたらしいな。でも、やっぱ逃げるだろ?あたしはそれが普通だと思うよ
もちろん、こんなのカッコ悪いかもしれないけど、自分の身が一番だろ?」

じゃあ、もし、わたしが人質に取られていたとしたら杏子ちゃんはどうするの?
「嫌なこと聞いてくるなぁ…」
で、どうなの?
「そりゃあ、助けるさ。でも、あんたを助けたらそのままとんずらするな、あたしは。
あんたが傷つけられたりしたっていうなら話はまた別だけどな」
杏子ちゃんはわたしの為なら自分の主義を曲げちゃうの?
「そんなに責めるような口調で言わないでくれよ…。
でも、責められたとしてもあたしは、今のあたしはあんたを一番に考えて行動するよ」
そっか…。なんか嬉しいな、わたし…///
「そう言ってもらえるとあたしも嬉しいよ/// やっぱ好きな人ができると人間って変わるもんなのかなぁ?」
好きな人って?///
「あんたに決まってるだろ///」

今晩は杏子ちゃんと不良プレイをして愛の営みを楽しんだのでした///

コメント:

921 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/19(月) 00:25:40.70 ID:LQOYih1W0

3月19日、カレンダーを見たら仏滅だった。なんか嫌だなぁ
今日は天武天皇が飛鳥浄御原令の制定を命じた日で都営地下鉄新宿線が全線開通した日
室町幕府7代将軍足利義勝の誕生日で哲学者フリードリヒ・ハインリヒ・ヤコービの命日
都営地下鉄新宿線にはこの前、杏子ちゃんとランチを食べに行く時にお世話になったよ
杏子ちゃんは「都営地下鉄新宿線」と言ってもピンとこないみたいだけど、「京王新線」と言うと反応するの
ヤコービは汎神論論争、無神論論争など多くの論争を行っている
と言っても哲学者ならば普通の事なのだろうが、とてもじゃないけどわたしには出来なさそうだ
論争・議論によって大きなものが得られるとしても、わたしなんかじゃ身体的・精神的に持ちそうにないよ
わたしは杏子ちゃんと駄弁ってるだけでいいや。お菓子でも食べながらね
また、今日は「ミュー(3)ジック(19)」の語呂合せで「ミュージックの日」らしい。
せっかくだから杏子ちゃんと一緒に奏でてみようかな?愛の協奏曲なんてステキだよね

工事現場付近で杏子ちゃんは顔を顰める。杏子ちゃんは騒音が苦手らしい。
もう年度末なので道路工事が多いのだろうか?どっちにしろ五月蝿いのはわたしも苦手だよ
杏子ちゃんは工事看板のヘルメットを被ったおじさんを睨みつける。でも、睨んだお顔もとっても可愛い。
「『ご迷惑をおかけしております』って書いてあるけど、このおっさん絶対そんなこと思ってないよな」
こういうのは社交辞令なんだよ杏子ちゃん。そんな事言ったら看板のおじさんがかわいそうだよ
「まぁ、そんなもんだよなー。こんなとこでつっ立ってても仕方ねーから先行こうぜ」
杏子ちゃんはわたしの手を引いて進む。因みにただのお散歩なので目的地とかはない

ちょっと公園のカフェでティータイム。わたしと杏子ちゃんは二人で一つのグラスのメロンソーダを飲む
昔は恥かしかったけど、今は別に恥ずかしいという事はない。もっと恥ずかしい事をしてるからかな///
そんな事を思っていると突然子供の泣き声が聞こえてきた。
その声の方に目を向けるとアイスクリームを地面に落とした女の子がわんわん泣いていた。
しばらくそれを見ていると保護者と思われる人物がやって来て、新しいアイスクリームを子供に差し出した。
その子のぐしゃぐしゃになった顔がみるみるうちに笑顔に変わる。優しいお母さんだね
「あー、なんかアレに似た光景この前も見たなー」
え?どういう事杏子ちゃん?
「いやー、この前な、『アイスおちたったー』って泣いてるガキ見つけたんだよ
あたしは無視して行こうと思ったんだけどあまりにも五月蝿いからポッキーをくれてやったんだ
そしたら泣きやんでくれてさ、案外それが可愛くてさ…って何の話してるんだろうな、あたし」
えへへ、杏子ちゃんはやっぱり優しいね。でも、わたし以外に心を動かされちゃうってのは感心しないなー
「何拗ねてんだよー?相手はガキだぜ?あたしにそんな趣味ないよ。
それともひょっとしてあんたって意外と嫉妬深いのか?」
ううん、そんな事ないよ。ただ杏子ちゃんにはわたしだけを見ていてほしいなってだけだよ
「それっていわゆる「やんでれ」って奴なんじゃないか?」
そんなんじゃないよ!ただ、普通の人より独占欲が強いだけだよ!
「ったく、しょうがない奴だなぁ。落ち着けよ、あたしは何処にも行かないし、浮気なんてしねーよ」
「店出たらそれを証明してやっから、ひとまず不機嫌そうな顔はやめようぜ?」

そして、わたしは杏子ちゃんに奏でられてしまった
わたしの中で燻っていた嫌な感情は杏子ちゃんの愛に塗りつぶされてしまったのでした

コメント: