【まどか☆マギカ】佐倉杏子はソウルジェムティー可愛い102杯目

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「止めるとまた暑くなるからそれは嫌だ」 我侭だなぁ、杏子ちゃんは… でもそういうところも全てひっくるめてわたしは杏子ちゃんが好きなんだけどね/// おっと、杏子ちゃん寒いんだったね とりあえずこのタオルケットを羽織ってみてよ今日子ちゃん これなら暑いって事もないと思うし、暑くなってもすぐ脱げばいいだけだしね 「おっ!思ってたより温かいな!それに柔らかくて気持ちいいし…それになんか落ち着くいい匂いがするよ」 いい匂いだなんて/// 「ん?どうしたんだ?」 そのタオルケット、さっきまでわたしが被ってたの それをいい匂いだなんて言われるとわたし、嬉しいような、恥ずかしいような気持ちになっちゃって/// 「やっぱりあんたの匂いだったのか~」ハムハム 杏子ちゃん!タオルケットは食べ物じゃないよ! 「ん?え?あぁ、そうだな/// あまりにもいい匂いでハムハムしちまったよ///」 それをハムハムするんならわたしのことをハムハムしてもらいたいなって/// 「いいのか?じゃあこっちに来いよ///一緒にこれ被ってはむはむしようぜ///」 そう言うと杏子ちゃんは羽織っていたタオルケットを一度脱いで横になったの そしてそれを掛け布団のように自分の身体の上にかぶせて、わたしに魅惑の手招きをするの/// わたしは杏子ちゃんの愛のお誘いに答えて夜這いをするような感じで杏子ちゃんに迫ったの/// わたしと杏子ちゃんが一緒にかぶる何の変哲もないタオルケット でも、その匂いを嗅ぐとわたしたちはとっても幸せになっちゃうの わたしと杏子ちゃんはそんな幸せの匂いを感じながらはむはむし合うの するとわたしと杏子ちゃんはもっと幸せな気持ちになるの/// - 規制のため引き続き避難所からの投稿 (2012-08-21 11:51:04) #comment(noname) *271 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/19(日) 00:24:37 ID:ECsOiQeY0 [1/2] 8月19日、盗んだバイクとかじゃなくてちゃんと正式に購入したバイクで杏子ちゃんと夜霧のハイウェイを走り出したい 今日は8月19日の「819」が「はいく」と読める事から「俳句の日」とされているらしいよ 俳句は近世に発展した文芸である俳諧連歌、略して俳諧から生まれた近代文芸なの 連歌は室町時代に流行して、その連歌から分岐して産まれたのが俳諧連歌なんだよ 俳諧連歌は江戸時代に松永貞徳によって大成されたと言われ、彼の一門の俳諧連歌は「貞門派」と呼ばれたよ 江戸時代には他の流派の俳諧連歌も生まれて西山宗因の一門を「談林派」、松尾芭蕉のものは「蕉風」と言われるの 時は流れて明治時代、近代文芸として個人の創作性を重視して俳句を成立させたのが正岡子規だと言われるよ 一部では俳諧と俳句を同一視する考えもあるらしいけどわたしはどっちでもいいと思うの 杏子ちゃんも知ってると思うけど俳句の特徴としては次の事が挙げられるよ 先ず、五・七・五の「韻律」で詠まれ、季語を入れ、必ず「切れ」があり、そして余韻を残す 因みにオーキド博士が詠んでいるのから分かるように川柳も五・七・五だけど別に季語は必須じゃないんだよ 例えば「かわいいね ああかわいいね 杏子ちゃん」って詠んだとしたらこれは季語がないので川柳 「かわいいね 向日葵みたいな 杏子ちゃん」って詠んだとしたら夏の季語「向日葵」が入ってるので俳句 リノ(! ゚ ヮ゚ノ「勝手に人を題材にして詠むなよ///」 ごめんね杏子ちゃん  でも杏子ちゃんが可愛すぎるのが悪いんだよ/// 日本人にはあまりそういうイメージがないかもしれないけど俳句って世界で最短の定型詩なんだって 因みに現存する世界最古の詩はシュメールの『ギルガメッシュ叙事詩』と言われるよ 「ギルガメッシュって色んな作品に出てるよな~」 英雄王だったり、次元のはざまにデジョンで送られたり、色々いるね 「そういえば次元のはざまって天空の城みたいなところあったよな 実際に存在するなら一度はああいう場所に行ってみたいと思わないか?」 いいよね、そういうファンタジーな場所!あの宇宙みたいな空間もかっこいいよね! でも滝のある洞窟でウロチョロしてるアレはファンタジーなのかな? 「初見殺しのオメガか」 でも杏子ちゃんの可愛さも初見殺しだよ///わたしのハートに乱れ撃ち///わたしの心は盗まれちゃったの 「せめてジョブをどっちかに統一しろよ…」 杏子ちゃんのジョブは「魔法少女」だね! 「でもFFみたいに一口に「魔法少女」って言うのは難しいんじゃねーかな? ほら、武器に大砲とかリボンを使うのもいれば剣を使うのもいる、中には時間を止めたりするのもいるし…」 言われてみるとそうだね~  杏子ちゃんは竜騎士+魔法剣士って感じ!色的には赤魔道士もいいかもしれないけど… 「あれって使ったことないんだよなー。 序盤では役に立つらしいけどなんか中途半端なのは嫌だなーって あたしは赤魔道士より青魔道士の方が好きだな~、なんか面白いし!」 わたしもラーニング大好きだよ!だからね、杏子ちゃん…/// 「なんだよ?」 杏子ちゃんの【赤の衝撃】をラーニングしたいなって/// 「なんだよそれ///」 ねっ、お願い><赤い杏子ちゃんから青魔法教わりたいなって/// 「仕方ねーな…死んでも文句言うなよ?///」 【レベル3あんこ】でも【レベル5あんあん】でも、何でもいいから杏子ちゃんの技、いっぱい知りたいな/// その晩わたしと杏子ちゃんはビッグベッドの死闘を繰り広げたの/// #comment(noname) *282 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/20(月) 00:06:43 ID:CqIxH4a.0 [1/2] 8月20日、今日は天空から隕石が降ってくるよ!嘘だよ! 今日は壬申の乱で大海人皇子軍と大友皇子の近江朝廷軍が瀬田川で戦闘した日らしいよ 壬申の乱は天智天皇の太子の大友皇子に皇弟の大海人皇子が反旗を翻したものだよ これは古代日本最大の内乱と言われ、反乱者である大海人皇子が勝利するという例の少ない戦いだったみたい 乱の後、勝利した大海人皇子は即位して「天武天皇」になったんだよ また、敗北した大友皇子は1870年(明治時代)に諡号を贈られ天皇として認められたの 因みにこの乱があったのは672年でこれは飛鳥時代(592~710)に当たるよ ところで杏子ちゃん、飛鳥時代と言うと何が思い浮かぶ? 「聖徳太子? 関係ないかもしれないけどこの前テレビで関西の方に飛鳥寺ってのがあるとも言ってたな…」 うん、両方飛鳥時代に該当するよ!飛鳥寺は蘇我氏の氏寺として有名だね 「そういえば聖徳太子って一度に十人の声が聞けたって本当か?」 創作話っぽいけど偉人って言うだけで出来ちゃいそうだよね。でも聖徳太子にはもっと凄い伝説があるんだよ 馬に乗って天高く飛翔したり、予言したり… 最近では聖徳太子はいなかった、なんて言われるくらいだから信憑性はアレだけどね 「そこまでぶっ飛んでるとある意味すごいな~」 でも聖徳太子は外交力は素晴らしかったみたいだよ、いた場合の話だけれど 「へぇー、ジャージ着てウダウダやってるだけじゃなかったんだな~」 えっ リノ(! ゚ ヮ゚ノ「えっ」 あの時代にジャージはないよ… リノ(!; ゚ ヮ゚ノ「や、やだなぁ…冗談だよ冗談!」 冷や汗かいちゃう杏子ちゃんも可愛いよ!でもこの味は!嘘をついてる味だよっ! 行ってみたいな廃村廃墟に廃病院!流石に廃寺とかは遠慮したいけどね! 「どうしたのさ、藪から棒に」 ほら、そろそろ8月終わっちゃうじゃない。だのに今年はまだ肝試ししてないなぁって それで肝試しするなら何処がいいかなって考えていたところなの 肝試しって言っても必ずしも心霊スポットとは限らないから安心してよ 「えー!?いいよ肝試しなんかしなくて!ほら、これでも食ってそういうことは忘れなよ」 きのこの山…だね、うん、好きだよきのこの山! 「あれ?あんた、たけのこの里の方が好きだったか?」 ううん、わたしはきのこもたけのこもコアラもトッポもポッキーも皆好きだよ そういえばきのこたけのこで思い出したけど「すぎのこ村」ってのもあったんだよ 「初めて聞いたよすぎのこなんて。名前から察するにきのこたけのこの姉妹品みたいなもんか」 うん、勘がいいね杏子ちゃん!流石お菓子マイスターだね すぎのこ村は細長いビスケットにつぶつぶアーモンドをたっぷりつけてチョコをかけたお菓子だったんだよ 「なにそれ美味そう!あたしもそれ食べてみたい!」 それがね…もう食べる事は出来ないの… 「どういうことだオイ…!」 すぎのこ村はもう廃村になっちゃったの…しかも村制が施行されたその翌年に… 2005年に夜のテドンの村の如く復活したという情報もあるけど今はもう… 「マジかよ…食いたかったな、そのすぎのこ村ってやつ…」 だから杏子ちゃんも食べたいと思ったお菓子はすぐに買った方がいいよ チューペットみたいにいつの間にかに製造中止になってるなんて事もあるからね 「そうなのか…。うん、分かったよ!迷ったらとりあえず買う!」 えへへ、それでこそ杏子ちゃんだよ! でも何か忘れてるような… リノ(! ゚ ヮ゚ノ「キノセイダヨキノセイ」 その晩、わたしと杏子ちゃんは溶けたチョコレートみたいに愛し合ったの… #comment(noname) *289 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/21(火) 00:28:29 ID:ENEQRAWc0 [1/2] 8月21日、ミツハニー♂を捕まえたよ!イラネ 今日は源頼朝が征夷大将軍に就任し、鎌倉幕府が成立した日とされるよ 鎌倉幕府は「いい国つくろう」の語呂合わせで1192年成立ってのが有名だよね でも、現在はそれより前に統治機構は存続していたと考えられているの だから今は鎌倉幕府成立は1185年という説が有力みたいだよ リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「それじゃあ『いい箱作ろう鎌倉幕府』だな」 語呂合わせにするとそうなるね。ところで鎌倉幕府っていうと何を思い浮かべる? 「モンゴルと戦ったのくらいしか覚えてないな。けっこう鎌倉幕府って地味な感じがするよ」 ところがどっこい鎌倉幕府もけっこう印象深い事も多いんだよ 「たとえば?」 鎌倉幕府の将軍には大きく分けて3つの流れがあるの 一つは1~3代までの源家将軍、4、5代の摂家将軍、それ以降は宮将軍(皇族将軍)、この3つだよ それに小倉百人一首が編纂されたのも鎌倉時代なんだよ あと杏子ちゃんが言ったように蒙古襲来も鎌倉時代を代表する大きな事件の一つとして有名だね 「へぇ~、鎌倉時代ってあたしが思っていたほど地味なわけじゃなかったんだな」 地味な時代なんてなかったと思うよ杏子ちゃん! 南北朝時代は日本史上で大規模な内乱だし、室町時代なんてあっちこっちで乱とか一揆とかが起こってるし 奈良時代も政争が激しかったし、弥生時代も邪馬台国と狗奴国が争ってたりしていたらしいし 「物騒なのばっかじゃねーか…」 魔女の仕業だよ! 「なんでも魔女の所為にすんなよ、って言いたいところだけど確かに魔女の性質から考えると否定しにくいな~ でも昔にも魔女がいたとすれば魔法少女もいたってことになるよな、いったいどんな戦い方してたんだろうな?」 平安時代の魔法少女は和歌を詠んで魔女と戦っていそうなイメージがするよ! 「そうか?あたしはお札を貼ったりお経を唱えたり式神を召還したり、ってイメージだな」 陰陽師さんだね杏子ちゃん!でも、杏子ちゃんは式神使えるよね、「ロッソ・ファンタズマ」という名のね 「それはもう言わないでくれよ///」 陰陽師、陰陽道で思い出したけど物忌み・方違えって風習があったんだよ 物忌みは外出を控え身を清めたりする事、方違えはその方角の吉凶を占い、悪い方角には進まないってものだよ 「風水みたいなもんか?」 だいたいそんな感じだと思うよ、詳しい事は知らないけれど 「破ったらどうなるんだ?」 多少いたかもしれないけどわざわざ破る人は少なかったと思うよ 昔は今と違って殆どの人が怨霊とかを信じていたし、今とは感覚が全然違うと思うの 今じゃあ占いは趣味の一つ、オカルト、なんて扱いだろうけど昔は生活の指針となるものだったらしいからね 因みに物忌みは外出を控えるってのがメジャーだけど食事を控えるってのもあったらしいよ 「マイナスなもんばっかだな~。吉凶って言うくらいだから吉のものはないのか? 例えばこの方角を進めばいいことがある、とかさ」 あったかもしれないけどわたしは知らないなぁ… 「そっか、それであんたはそういう風水的なものって信じてたりするのか?」 うーん、どうなのかなぁ…?でもカレンダーで仏滅とか見ると気が滅入る事はあるよ それでもわたしにはどんな不幸も降りかかる事はないけどね! 「どういうことだ?」 だって杏子ちゃんがいるじゃない/// 「あたしのこと買い被りすぎじゃないか?///」 そんな事ないよ!そんな事よりあんあんしようよ! 「ったく…仕方ねーな///」 わたしにとっての吉となる方角、それは杏子ちゃんがいる方角だよ/// #comment(noname) *308 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 00:32:57 ID:SQY9.7tA0 [1/2] 8月22日、杏子ちゃん…なんかとんでもない事をしてしまった気がするの… 今日はムンク美術館からムンクの『叫び』と『マドンナ』が盗まれた日だよ あの絵はインパクトがとてもあって有名だよね! 「そういやムンクの叫びみたいな使い魔を見た事があるぞ」 なんか怖そう…。因みにどんな攻撃をしてきたの? 「不気味な声を張り上げて攻撃してきたよ。大したことはなかったが、あの声を聞くと頭痛がするんだ 使い魔にしては強い方だったと思うけどまぁ、あたしの敵じゃなかったね」 流石杏子ちゃん!ベテランの魔法少女は違うね! 「へへっ…まぁな/// そういえば魔女の方はパリの凱旋門みたいな形をしてたぞ」 魔女って何でもありなんだね…。じゃあ東京タワー型とかピラミッド型の魔女もいるのかな? 「ひょっとしたらリンゴの形をした使い魔とか魔女とかいるかもね」 ガップリンみたいな?アンドレアル配合の素材になるよね 「懐かしいな~。でも、実際に甘い息で眠らせられたらすごいピンチだと思うんだ」 確かにゲームとかで厄介な状態異常系の攻撃って実際にやられたら厄介ってレベルじゃないよね 「そう考えるとモルボルみたいな奴がいたら大変ってレベルじゃなさそうだな」 でも杏子ちゃんはリボンを装備してるから大丈夫だと思うよ!それに強いし/// 「あたしのリボンはそんな高性能じゃねーよ… でも、強いって褒められるのは悪い気はしねーな///」 強くて優しくてかっこいい杏子ちゃん!褒めて褒めて褒めまくってあげるよ杏子ちゃん! リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「やめろい恥ずかしい///」 夏の夜の散歩、日中より暑くないとは言え、お世辞にも快適な気温と言えるものではなかった それでも草叢から聞こえる虫の声や田圃から聞こえる蛙の歌の聞こえる夏の夜には風情がある気がする 約1000年前の風流心のある雅な平安貴族であれば和歌でも詠んでいたかもしれない 蛙の歌はゲコゲコ、ゲロゲロといったようなものではなく言葉に表すのが難しい感じ それに田圃といっても近所の土地持ちが余った土地でやっているようなものなのでそんな広大なものじゃない 更に言えばそれは道路に面した所にあるので心無い人達が捨てて行った空き缶や煙草の吸殻などのゴミが浮いている わたしの隣にいるホットパンツに薄いTシャツ一枚の少女━━、杏子ちゃんはそれを見て顔を顰める 杏子ちゃんはマナー云々で不快な気持ちになっているというよりは田圃に対してそういう事をするという事に立腹しているみたい 「フツー田んぼにこういうことするか!?ここでできたモンはいずれ誰かの口に入るって言うのにさ」 きっと誰よりも食べ物の大切さを知っているであろう杏子ちゃんにとっては、これは決して許せない事らしい 因みに杏子ちゃんが教会裏で耕していたミニ畑は人気のない所なのでこういう被害はなかったとか 杏子ちゃんはしばらく腹を立てていたようだが時間が経つとハァと溜息をついて呟いた 「あー、なんかごめんな。 勝手にイライラしちまって」 わたしは別に杏子ちゃんが異常だとは思わない。大なり小なり不快感を抱くのは普通だと思うから 「なんか嫌な気分になっちまったな。お詫びにアイスでも奢るよ、コンビニにでも行こうぜ」 そう言って杏子ちゃんは手を頭の後ろで組んで天を仰いだ 「あっ…」 何が見えたのだろう? わたしも夜空に顔を向けた そこには満天、というほどではなかったがこの地域にしては多くの綺麗な星々が輝いていた 「綺麗だな~」と、さっきの腹立ちを忘れてしまったしまったように杏子ちゃんは呟いた 普段だったら素直に美しいと言えるであろう星空も今のわたしには少し皮肉めいたように見えてしまう 空はあんなに美しいのにこの地上は汚れている、なんて少し捻くれた事を言ってみる かぐや姫で月の使者が言っていたけれど地上は「汚き所」なのかもしれない 勿論、地上にも美しい所があるってのは知っているけれどね あの穢れなき天上の星に行ってみたい そこで永遠に杏子ちゃんと清らかなまま愛を語り合いたい 嗚呼、この寝台が星の箱舟となってわたしと杏子ちゃんをあの競い輝くような星々のもとへ送り届けてくれないものだろうか そんな事を思いながら今日もわたしは杏子ちゃんとこの眠りの舟を漕ぐのだった #comment(noname) *320 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/23(木) 00:18:34 ID:d2viW86s0 [1/3] 8月23日、大宰府管内諸国の公営田制が実施された年だね 今日はWWⅠで大日本帝国がドイツ帝国に宣戦布告した日だよ 「第一次世界大戦ってあんまり印象深くないなぁ…。第二次の方はあたしでも悲惨だったって知ってるけど」 第一次世界大戦も悲惨だったらしいよ。悲惨じゃない戦争なんてないだろうけどね 塩素ガスやマスタードガスなどの毒ガスが初めて使用されたのはこの第一次世界大戦なの 毒ガス等の化学兵器は人体には勿論、環境にも重大なダメージを与えてしまうの… 「化学兵器って恐ろしいんだな…」 ゲームとか漫画とかで毒系能力って地味なイメージだけど現実ではそうではないね 「マタドガスとかアーボックって恐ろしかったんだな」 R団、シャレにならないね。あと、そろそろ毒・ドラゴンタイプのポケモンが出て来てもいいのにね! 関係ないけど杏子ちゃんに愛のどくづきしてもらいたいな/// リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「いきなりなんだよ///」グサッ 人様のベランダで勝手に死ぬとかやめてほしい いや、死んでいるなら死んでいるでいい。だが奴らは死んだフリをしている事がある あの不快感を催させる銀色の腹を持つ虫は人が近づくといきなり不快な羽音を奏でながら飛翔する 足の開き具合で生きているか死んでいるか分かるというけど生憎わたしにはそれを凝視するなんて無理だ そんなわたしにとっての夏の脅威がわたしと杏子ちゃんの植物のような平穏な生活を脅かす あの醜い骸がベランダに居座っている所為で気持ちよく洗濯物を干す事も能わない 本当にアレが死骸なら死骸でまだマシなのだけれども、矢張り”死んだフリ”をしている可能性も考えなければ そんなわけで今、杏子ちゃんがベランダで横たわっているアレをトングでツンツンしてくれている 生きているか死んでいるかを確かめる為だ 「うん、大丈夫だよ。死んでるよコイツ」 わたしは安堵してほっと一息ついた━━━が、その時!わたしの網膜に稲妻が走るッ! 「ほれほれ~!あんた、セミ嫌いなんだろ~!?」と蝉の死骸を近づけてくる杏子ちゃん わたしは死んだ 「ごめんな…こんなことになっちまうなんて…」と涙声の杏子ちゃん あの事件から2時間後、意識を取り戻したわたしは廃人になっていた どうか泣かないで杏子ちゃん、そう言ってあげたかったけど声が出ない どうか泣かないで杏子ちゃん、そう文字で書いてあげたかったけど鉛筆を持てない ただ、杏子ちゃんがわたしの身体を抱きしめてくれている温もりだけが感じられた 「なぁ…なぁ…返事してくれよ…」と涙でぐしゃぐしゃになった顔でわたしの身体を揺さぶる わたしはただ涙を流す事しか出来なかった 「なぁ、見ろよ。今日も綺麗な星空が見えるな。あれは北斗七星かな?」 わたしには見えるよ、北斗七星の傍らに輝くあの蒼い星が きっとそろそろ、わたしは… でもわたしは幸せだったよ、杏子ちゃんに出遭えて、そして杏子ちゃんの腕の中で死ねて… 本当にありがとね、杏子ちゃん。 今まで本当に楽しかったよ 「おい…!どうしたんだよ…!?目を開けてくれよ…」 その夜は不思議と涼しい風が吹いていたのでした って感じで死にたいなぁ リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「つまんねーこと言うなよ!」バシッ #comment(noname) *343 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/24(金) 01:06:34 ID:b.N0lp2k0 [1/2] 8月24日、アンコー怒りの夏の断食!…ちょ、ぶたないで!ごめんね杏子ちゃん!冗談だって! 今日はドイツのルドルフ・クラウジウスって物理学者さんの命日らしいよ 熱力学第一法則・第二法則ってのを定式化したりエントロピーの概念の導入したんだって こっち方面に疎いわたしにはよく分からないけど、彼は熱力学の重要な基礎を築いたみたい 「エントロピー?どこかで聞いたような…」 わたしも聞いた事はあるけどエントロピーが何かは全く知らないよ 「あんたにも知らない事はあるんだなー」 わたしは知ってる事しか知らないよ。でも、これだけは誰にも負けないって分野のものならあるけどね 「それはいったい何だい?」 杏子ちゃんの神秘についてかな…/// リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「恥ずかしいセリフは禁止だぞ///」 夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。 これは平安中期、紫式部と仲が悪かった事で有名な清少納言の随筆『枕草子』 因みに清少納言の「清」は清原氏の「清」であり、清少納言は本名ではないというのは広く知られているだろう 彼女曰く夏は夜がいいという事でまたまたわたしと杏子ちゃんは夜の散歩を楽しんでいる 整備された河川敷、横に流れる川や草叢の名前も知らぬ虫の音を聞きながら川沿いを徒然と行く 天候の所為か天体の所為かは知らないけどわたし達の上の夜空に月は見えない 満月でなくとも闇夜も良いと清少納言も言っているので良しとしよう だが、とても残念な事にわたしと杏子ちゃんの住んでいる地域に蛍は見えない 多く飛び交っているどころかただ一つ二つなどと微かに光りながら飛んで行くのすら見た事がない 日本で蛍と言えばゲンジボタルが有名だがヘイケボタルというのもいるらしい またゲンジボタルの名は腹が光る事を源氏物語の光源氏に掛けたという説もあるらしいが定かではないとか そういえば杏子ちゃんは蛍を実際に見た事があるのだろうか?因みにわたしにはない 「ホタル?あんたホタルなんかが見たいのか?」 まるで見た事があるかのような口振りの杏子ちゃん、ちょっと羨ましかったりする 「いいよ、見せてやるよホタル。 ちょっとあたしに付いて来な」 わたしとした事が不覚だった 魔法少女の杏子ちゃんが言う「ちょっと」とわたしの言う「ちょっと」では感覚が離れすぎていた 何分、何時間歩いたのだろう?少なくとも3kmくらいは歩いた気がする。途中でジュースを買って休んだりもした 辺りを見回すと全く知らない道。どの道をどのように来たのかすら覚えていない ただ杏子ちゃんは方向音痴というわけではないのでわたしは安心して杏子ちゃんに付いて行った でも、いったい後どのくらい歩けばいいのだろう。いい加減にくたびれてきたしまった というよりここは何処だろう?今更になって気付いたわたしもわたしだが明らかに此処は森の中だ 森のあちこちに古ぼけた看板があるところを見ると此処は自然公園だったように思われる 「ほら、ここだよ!」と杏子ちゃんが足を止めて森の遠くを指差す その方向には点のような光が疎らに見えた これってひょっとして…とわたしが心の中で呟くと杏子ちゃんは察したように「さ、行こうぜ」とわたしの袖を引っ張って駆け出す そこには光の妖精が愛を求め合い飛び交っていた 見上げるとそれが夜空の星々なのか蛍なのか見分けが付かなくなるほどの数で 杏子ちゃんから聞いた話によるとこの場所には天然の泉的な何かが湧いているところがあるらしい それでこれだけの数のホタルが生息しているのだろう 「満足したか? あと、あんたホタルの光ってのは何を表しているのか知ってるか?」 うん、その口振りからすると杏子ちゃんも知っているようだね 「ああ…じゃあ…」 うん、ここで杏子ちゃんにお礼をさせてもらう事にするよ #comment(noname) *352 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/25(土) 00:54:06 ID:tz6RIb0Y0 [1/2] 8月25日、杏子ちゃんに回し蹴りされたい/// 今日は哲学者デイヴィッド・ヒュームやフリードリヒ・ニーチェの命日だよ ヒュームはイギリス経験論を代表する哲学者の一人で主著としては『人間本性論』が挙げられるよ 後のドイツ観念論のイマヌエル・カントはヒュームが自身の独断のまどろみを破ったと言っているね ニーチェはデンマークのキルケゴールと並んで実存主義の先駆者とされている事で有名 彼の主著は『ツァラトゥストラはかく語りき』が特に有名で「神は死んだ」という言葉はこれに記述されているの 「ツァラ…言いにくいな…。で、それってどういう意味なんだ?」 ツァラトゥストラはゾロアスターのドイツ語名らしいよ。杏子ちゃんはゾロアスター教って知ってる? 「ゾロアークなら知ってるけどゾロアスターは聞いたことないな」 ゾロアスター教は紀元前600年頃にペルシャでゾロアスターって人が開いた宗教だよ 光の象徴としての純粋な火を尊んだ為に「拝火教」なんて言われる事もあるね ゾロアスター教の特徴としては善と悪の二元論が挙げられるよ 善神アフラ・マズダーや悪神アンリマンユはゾロアスター教の善悪二元論を顕著に物語っているよね 因みにアフラ・マズダーはアフラマズダ、アンリ・マンユはアーリマンって呼ばれる事もあるよ 「アーリマンならFF3で出て来たぞ!最後のダンジョンに」 FF3と言えばクリスタルタワーって難易度高いよね!エウレカは大した事なかったけど 「あたしはガルーダの方が苦戦したけどな」 杏子ちゃん竜騎士さんなのに? リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ「だからあたしは竜騎士じゃないって言ってるだろ!」 ねぇ、世界が闇に包まれたらどうする杏子ちゃん 「なんだい薮から棒に」 だって杏子ちゃんがFF3の話するから… 「そういえばFF3って光の戦士と闇の戦士の物語だったな」 それで杏子ちゃんは世界が闇に包まれたらどうするの?闇と戦ったりするの? 「時と場合によるかな~」 と言うと? 「例えばその闇ってのがピンポイントにあたし達の生活を脅かしてきたら戦うよ でも大雑把に「世界から光を消し去り闇で覆ってやる~」みたいなのだったら動かないね」 なんで? 「たいていそういうのって超強い化け物とか魔王とかがラスボスじゃん あたしも魔法少女だからといって無傷で確実にそんなのに勝てるって自信はないからな あたし一人で倒したわけじゃないとは言えもうワルプルギスみたいなのとはやり合いたくねーしな まぁ、FF3の魔王は影が薄いっていうか弱いっていうか口で言い表しにくいヤツだったけどな」 杏子ちゃんカッコイイ…/// 「何処をどう受け取ればかっこよく見えるんだよ///」 「それにあたしはRPGとかで登場するとしても勇者みたいな役回りはやりたくねーんだ 中盤あたりのイベントで勇者に「頑張ってくれよ」みたいなこと言ってキーアイテムを与える役とかの方がいいよ」 なんかリアルだね杏子ちゃん… でも、それならわたしが勇者様になっちゃおうかな/// 杏子ちゃんからアイテムがもらえるなんて羨ましすぎるよぉ/// 「あんたには勇者なんて似合わねーよ」 そんな言い方ってないよ…! 「だってあんたはあたしの大切な婚約者だからな…///」 杏子ちゃん/// 杏子ちゃんはわたしの大切な天空の花嫁さんだよ だから今日もわたしと杏子ちゃんは天空の寝台で激しく愛を語り合うの 寝台から零れたそれは夜空に降り注ぎ流れ星となって人々の心を魅了するの/// #comment(noname) *365 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/26(日) 00:38:14 ID:ghofKaM.0 [1/2] 8月26日、杏子ちゃんと強風の吹き荒れる鉄塔でクレープ食べたい 今日は修道女マザー・テレサや大日本帝国海軍軍人坂井三郎の誕生日 坂井さんは『大空のサムライ』の著者としても有名な日本のエースパイロットなんだよ エース・パイロット(撃墜王)は多数の敵機を主に空中戦で撃墜したパイロットに与えられる称号なの 坂井さん以外の日本の撃墜王としては岩本徹三、西沢広義、杉田庄一などが有名だよ また、撃墜王として名が挙げられる人はカッコイイ異名を持ってたりするの 例えばドイツ空軍のエーリヒ・ハルトマンは「ウクライナの黒い悪魔」、日本の西沢さんは「ラバウルの魔王」の異名を持つよ 杏子ちゃんがエース・パイロットだったら「赤い幽霊(ロッソ・ファンタズマ)」って異名が似合いそうだね! 「だからそれはやめろって/// でも戦場で『幽霊』なんて言葉使うのって縁起が悪くないか?」 そうかなぁ?でも実際に「サン・トロンの幽霊」って通称を持つドイツ空軍所属のエースパイロットさんがいるんだよ 「へぇ~。そのエース・パイロットってのは見えない空中要塞も撃墜したりできるのか?」 グレイプニルだね、杏子ちゃん。一見無理そうに思えるけど一部の撃墜王さんならなんとか出来ちゃいそうな気がするよ 「世の中には凄い人物がいるもんだな。 でも、戦闘機で迫る敵を撃墜するってのもなんか楽しそうだな」 敵機はどうだか知らないけれど杏子ちゃんは既にわたしのハートを撃墜しちゃってるよ/// ヘリコプターを買ったよ杏子ちゃん!せっかくだからお空の散歩でもしてみない? リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ「いいな!やってみようぜ」 えっと…こうやって、こうやって、こうやって… よし、飛んだよ杏子ちゃん! リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ「すっげぇ!空飛んでるぞあたし達!」 あはは!見てよ、人がゴミのように小さいよ! 「世界ってこんなに広いんだな~~……むっ!」 ━━━━━━リノ(! ゚ ヮ゚ノリ━ピキーン!!━━━━━━━━ どうしたの杏子ちゃん…って前方に髑髏の顔をした巨大な怪鳥がっ!! 「あいつは魔女だ!しかもコイツ…かなりの強さだぞ!」 でも周りを見たところ、魔女の結界には入ってないよ! 「多分、こいつもワルプルギスみたいに結界で身を守る必要がないんだろうな 強さはワルプルギスほどじゃあないがかなりの大物だぞ」 どうしよう杏子ちゃん!このまま撃墜されたら… 「あぁ、オダブツだろうな。それに敵さんはどうやら逃がしてくれる様子はないみたいだな…」 そんなぁ…ん?このボタンはなんだろう?ええい!破れかぶれだ!押しちゃえ!ポチッ ボタンを押すと轟音が空を切り裂き、怪鳥の魔女の身体を爆撃した これはいったい…? わたしはもう一度そのボタンを押して見た 再び爆音がわたし達の耳を劈き眼前の魔女は天を貫くかのような悲鳴をあげる 「どうやらこのヘリは戦闘ヘリだったみたいだな!ほら見ろよ、翼を失った魔女が下に堕ちていくぜ」 よーし!わたし頑張っちゃうぞー!最後のダメオシにもう一発食らわせてあげるよ! 絶え間なく続く連続爆撃。爆風が巻き上がり巨大な怪鳥のシルエットが揺らぐ 「やったか?」 うん、やったよ!…と、答えようとした瞬間に目の前で鼓膜が千切れそうな爆音とともに大爆発が起きた 「コイツ…最後の最後で自爆しやがったぞ!こっちまで巻き添えになったらマズイ、すぐにここから離れるぞ!」 それが…出来ないの!今の衝撃で機体がイカれちゃったみたいで… 「なんてこった!仕方ないな、パラシュートでヘリから降りるぞ!」 ええっ!でも、スカイダイビングなんて怖くてできないよぉ… 「そんなこと言ってる場合か!ほら、いくぞ!安心しろ、あたしはあんたを死なせたりしない!」 杏子ちゃん…・/// なんとかパラシュートを上手く開けたわたしと杏子ちゃん 死を回避し、安堵したわたしと杏子ちゃんは空中で愛し合ったの/// #comment(noname) *379 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/26(日) 23:59:57 ID:aECk1bKs0 [2/2] 8月27日、杏子ちゃんと一緒にラーミア乗り回したいなって 今日は哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの誕生日だよ! 彼はカント、フィヒテ、シェリングなどと共にドイツ観念論の代表的な哲学者として有名なの 本当はそれ以外にも色々あるけど「弁証法」って言うとヘーゲルやマルクスのものを指す場合が多いよ ヘーゲルの弁証法はある命題(テーゼ)に対してそれに反する命題(アンチテーゼ)をぶつけ止揚(アウフヘーベン)させ、 それらを本質的に綜合した命題(ジンテーゼ)を生み出すって形のものだよ 一方、デンマークの哲学者キルケゴールはこのヘーゲルのそれを量的弁証法と呼んだの キルケゴールは自分のそれを質的弁証法と呼び、ヘーゲルのそれを観念的なものとして批判したのも有名だよ 「量的?質的?いったいどういうことさ?」 キルケゴールは「あれもこれも」なヘーゲルの思想を批判したの。二つを綜合したジンテーゼなんて無理だって それに対してキルケゴールの考えは「あれもこれも」じゃなく、「あれかこれか」と、どちらかを選択するものなの なんて言うとキルケゴールは現実的な哲学者だと思うけど自身の哲学に「神」を登場させちゃってるんだよ 「哲学ってよく分かんねーな…」 別に他人の哲学なんか分からなくてもいいと思うよ!でも、杏子ちゃんも自分の哲学ってのを持っているんじゃない? 「あたしの哲学・・・?生き方みたいなもんでいいのか?」 うん、だいたいそんなんでいいと思うよ! 「テキトーだな…。でもまぁ確かにそういうのがないってことはないかもね」 聞きたいなぁ、杏子ちゃんの人生哲学!教えて杏子ちゃん! 「そういうのはベラベラ人に喋るもんじゃないと思うぞ?それに…あんたはある程度分かってるんだろ…///」 まったく…杏子ちゃんには敵わないや…/// 間一髪、あの大爆発を回避したわたしと杏子ちゃんはパラシュートでとある場所に着地したの うーんでも、着「地」と言っていいのかな?だってわたし達が降り立ったこの場所は船の甲板なのだから もっと正確に言うと朽ち果てた船って言った方がいいのかもしれない。所謂幽霊船ってやつだよ 穴だらけで所々腐っている木製の甲板。まだ残っているのが返って不思議なほどにボロボロになった帆 いや、そんな事を言ったらこんな状態で沈没していない方がもっと不思議だよね… 「この船そうとう傷んでいるみたいだな。歩いただけであっちこっちミシミシいってるぞ」 そのようだね杏子ちゃん。それにしてもわたし達どうなっちゃうんだろうね… 見事にこの船の周りは霧に囲まれているみたいだし、舵も全く利かないようだし… 「まぁ、考えていても仕方ねーさ。ちょっくら探索でもしてみようよ」 杏子ちゃんはそういうと船内に続いているであろう古ぼけた木の扉を開けたの。キィィという音が不気味だったよ わたしは正直船内になんか入りたくなかったけど、甲板に一人残されるのは嫌だったから付いて行ったの でも杏子ちゃんと一緒なら不思議とどんな困難でも乗り越えて行ける気がするよ/// 「結局何もなかったなー。幽霊船なら財宝とかがあってもよかったのにな」 ある一室の小さなベッドにわたしと杏子ちゃんは腰をかけてお喋りしていた それにしてもこの船の甲板に着地してから何分くらい経ったんだろう…お腹減ってきちゃったよ… 「確かに…。それにここには食い物もないようだったしな…」 あったとしても危ないよ!食中毒とかになっちゃうよ! 「だよな…。はぁ…、なんだか暇だなぁ…」 それじゃあさぁ…こんな時にアレだけど…しない?/// 「マジかよ…。あんた節操なさすぎじゃねーか?///」 でも、杏子ちゃんも口元緩んでるよ/// 「うっせ/// あんたが誘ったんだろーが///」 わけの分からない寝台で寝っ転がってあんあんするのは流石に不潔だよね だからわたしと杏子ちゃんは腰を掛けた状態のまま、抱き合って熱い熱いキスをするの 二人の愛で身体が火照っちゃって、わたしと杏子ちゃんは我慢出来なくなっちゃったの そして、わたしと杏子ちゃんは不潔とは思いながらも寝台で横になって抱き合ってあんあんしたの あんあんし終わると不思議な睡魔が襲ってきて、そのままわたしと杏子ちゃんは抱き合って眠っちゃったの/// #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) [[【次】>【まどか☆マギカ】佐倉杏子はこの世界で一番大きな肉可愛い101 その②]] &br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()
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「止めるとまた暑くなるからそれは嫌だ」 我侭だなぁ、杏子ちゃんは… でもそういうところも全てひっくるめてわたしは杏子ちゃんが好きなんだけどね/// おっと、杏子ちゃん寒いんだったね とりあえずこのタオルケットを羽織ってみてよ今日子ちゃん これなら暑いって事もないと思うし、暑くなってもすぐ脱げばいいだけだしね 「おっ!思ってたより温かいな!それに柔らかくて気持ちいいし…それになんか落ち着くいい匂いがするよ」 いい匂いだなんて/// 「ん?どうしたんだ?」 そのタオルケット、さっきまでわたしが被ってたの それをいい匂いだなんて言われるとわたし、嬉しいような、恥ずかしいような気持ちになっちゃって/// 「やっぱりあんたの匂いだったのか~」ハムハム 杏子ちゃん!タオルケットは食べ物じゃないよ! 「ん?え?あぁ、そうだな/// あまりにもいい匂いでハムハムしちまったよ///」 それをハムハムするんならわたしのことをハムハムしてもらいたいなって/// 「いいのか?じゃあこっちに来いよ///一緒にこれ被ってはむはむしようぜ///」 そう言うと杏子ちゃんは羽織っていたタオルケットを一度脱いで横になったの そしてそれを掛け布団のように自分の身体の上にかぶせて、わたしに魅惑の手招きをするの/// わたしは杏子ちゃんの愛のお誘いに答えて夜這いをするような感じで杏子ちゃんに迫ったの/// わたしと杏子ちゃんが一緒にかぶる何の変哲もないタオルケット でも、その匂いを嗅ぐとわたしたちはとっても幸せになっちゃうの わたしと杏子ちゃんはそんな幸せの匂いを感じながらはむはむし合うの するとわたしと杏子ちゃんはもっと幸せな気持ちになるの/// - 規制のため引き続き避難所からの投稿 (2012-08-21 11:51:04) - きめえ (2013-09-13 23:14:12) #comment(noname) *271 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/19(日) 00:24:37 ID:ECsOiQeY0 [1/2] 8月19日、盗んだバイクとかじゃなくてちゃんと正式に購入したバイクで杏子ちゃんと夜霧のハイウェイを走り出したい 今日は8月19日の「819」が「はいく」と読める事から「俳句の日」とされているらしいよ 俳句は近世に発展した文芸である俳諧連歌、略して俳諧から生まれた近代文芸なの 連歌は室町時代に流行して、その連歌から分岐して産まれたのが俳諧連歌なんだよ 俳諧連歌は江戸時代に松永貞徳によって大成されたと言われ、彼の一門の俳諧連歌は「貞門派」と呼ばれたよ 江戸時代には他の流派の俳諧連歌も生まれて西山宗因の一門を「談林派」、松尾芭蕉のものは「蕉風」と言われるの 時は流れて明治時代、近代文芸として個人の創作性を重視して俳句を成立させたのが正岡子規だと言われるよ 一部では俳諧と俳句を同一視する考えもあるらしいけどわたしはどっちでもいいと思うの 杏子ちゃんも知ってると思うけど俳句の特徴としては次の事が挙げられるよ 先ず、五・七・五の「韻律」で詠まれ、季語を入れ、必ず「切れ」があり、そして余韻を残す 因みにオーキド博士が詠んでいるのから分かるように川柳も五・七・五だけど別に季語は必須じゃないんだよ 例えば「かわいいね ああかわいいね 杏子ちゃん」って詠んだとしたらこれは季語がないので川柳 「かわいいね 向日葵みたいな 杏子ちゃん」って詠んだとしたら夏の季語「向日葵」が入ってるので俳句 リノ(! ゚ ヮ゚ノ「勝手に人を題材にして詠むなよ///」 ごめんね杏子ちゃん  でも杏子ちゃんが可愛すぎるのが悪いんだよ/// 日本人にはあまりそういうイメージがないかもしれないけど俳句って世界で最短の定型詩なんだって 因みに現存する世界最古の詩はシュメールの『ギルガメッシュ叙事詩』と言われるよ 「ギルガメッシュって色んな作品に出てるよな~」 英雄王だったり、次元のはざまにデジョンで送られたり、色々いるね 「そういえば次元のはざまって天空の城みたいなところあったよな 実際に存在するなら一度はああいう場所に行ってみたいと思わないか?」 いいよね、そういうファンタジーな場所!あの宇宙みたいな空間もかっこいいよね! でも滝のある洞窟でウロチョロしてるアレはファンタジーなのかな? 「初見殺しのオメガか」 でも杏子ちゃんの可愛さも初見殺しだよ///わたしのハートに乱れ撃ち///わたしの心は盗まれちゃったの 「せめてジョブをどっちかに統一しろよ…」 杏子ちゃんのジョブは「魔法少女」だね! 「でもFFみたいに一口に「魔法少女」って言うのは難しいんじゃねーかな? ほら、武器に大砲とかリボンを使うのもいれば剣を使うのもいる、中には時間を止めたりするのもいるし…」 言われてみるとそうだね~  杏子ちゃんは竜騎士+魔法剣士って感じ!色的には赤魔道士もいいかもしれないけど… 「あれって使ったことないんだよなー。 序盤では役に立つらしいけどなんか中途半端なのは嫌だなーって あたしは赤魔道士より青魔道士の方が好きだな~、なんか面白いし!」 わたしもラーニング大好きだよ!だからね、杏子ちゃん…/// 「なんだよ?」 杏子ちゃんの【赤の衝撃】をラーニングしたいなって/// 「なんだよそれ///」 ねっ、お願い><赤い杏子ちゃんから青魔法教わりたいなって/// 「仕方ねーな…死んでも文句言うなよ?///」 【レベル3あんこ】でも【レベル5あんあん】でも、何でもいいから杏子ちゃんの技、いっぱい知りたいな/// その晩わたしと杏子ちゃんはビッグベッドの死闘を繰り広げたの/// #comment(noname) *282 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/20(月) 00:06:43 ID:CqIxH4a.0 [1/2] 8月20日、今日は天空から隕石が降ってくるよ!嘘だよ! 今日は壬申の乱で大海人皇子軍と大友皇子の近江朝廷軍が瀬田川で戦闘した日らしいよ 壬申の乱は天智天皇の太子の大友皇子に皇弟の大海人皇子が反旗を翻したものだよ これは古代日本最大の内乱と言われ、反乱者である大海人皇子が勝利するという例の少ない戦いだったみたい 乱の後、勝利した大海人皇子は即位して「天武天皇」になったんだよ また、敗北した大友皇子は1870年(明治時代)に諡号を贈られ天皇として認められたの 因みにこの乱があったのは672年でこれは飛鳥時代(592~710)に当たるよ ところで杏子ちゃん、飛鳥時代と言うと何が思い浮かぶ? 「聖徳太子? 関係ないかもしれないけどこの前テレビで関西の方に飛鳥寺ってのがあるとも言ってたな…」 うん、両方飛鳥時代に該当するよ!飛鳥寺は蘇我氏の氏寺として有名だね 「そういえば聖徳太子って一度に十人の声が聞けたって本当か?」 創作話っぽいけど偉人って言うだけで出来ちゃいそうだよね。でも聖徳太子にはもっと凄い伝説があるんだよ 馬に乗って天高く飛翔したり、予言したり… 最近では聖徳太子はいなかった、なんて言われるくらいだから信憑性はアレだけどね 「そこまでぶっ飛んでるとある意味すごいな~」 でも聖徳太子は外交力は素晴らしかったみたいだよ、いた場合の話だけれど 「へぇー、ジャージ着てウダウダやってるだけじゃなかったんだな~」 えっ リノ(! ゚ ヮ゚ノ「えっ」 あの時代にジャージはないよ… リノ(!; ゚ ヮ゚ノ「や、やだなぁ…冗談だよ冗談!」 冷や汗かいちゃう杏子ちゃんも可愛いよ!でもこの味は!嘘をついてる味だよっ! 行ってみたいな廃村廃墟に廃病院!流石に廃寺とかは遠慮したいけどね! 「どうしたのさ、藪から棒に」 ほら、そろそろ8月終わっちゃうじゃない。だのに今年はまだ肝試ししてないなぁって それで肝試しするなら何処がいいかなって考えていたところなの 肝試しって言っても必ずしも心霊スポットとは限らないから安心してよ 「えー!?いいよ肝試しなんかしなくて!ほら、これでも食ってそういうことは忘れなよ」 きのこの山…だね、うん、好きだよきのこの山! 「あれ?あんた、たけのこの里の方が好きだったか?」 ううん、わたしはきのこもたけのこもコアラもトッポもポッキーも皆好きだよ そういえばきのこたけのこで思い出したけど「すぎのこ村」ってのもあったんだよ 「初めて聞いたよすぎのこなんて。名前から察するにきのこたけのこの姉妹品みたいなもんか」 うん、勘がいいね杏子ちゃん!流石お菓子マイスターだね すぎのこ村は細長いビスケットにつぶつぶアーモンドをたっぷりつけてチョコをかけたお菓子だったんだよ 「なにそれ美味そう!あたしもそれ食べてみたい!」 それがね…もう食べる事は出来ないの… 「どういうことだオイ…!」 すぎのこ村はもう廃村になっちゃったの…しかも村制が施行されたその翌年に… 2005年に夜のテドンの村の如く復活したという情報もあるけど今はもう… 「マジかよ…食いたかったな、そのすぎのこ村ってやつ…」 だから杏子ちゃんも食べたいと思ったお菓子はすぐに買った方がいいよ チューペットみたいにいつの間にかに製造中止になってるなんて事もあるからね 「そうなのか…。うん、分かったよ!迷ったらとりあえず買う!」 えへへ、それでこそ杏子ちゃんだよ! でも何か忘れてるような… リノ(! ゚ ヮ゚ノ「キノセイダヨキノセイ」 その晩、わたしと杏子ちゃんは溶けたチョコレートみたいに愛し合ったの… #comment(noname) *289 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/21(火) 00:28:29 ID:ENEQRAWc0 [1/2] 8月21日、ミツハニー♂を捕まえたよ!イラネ 今日は源頼朝が征夷大将軍に就任し、鎌倉幕府が成立した日とされるよ 鎌倉幕府は「いい国つくろう」の語呂合わせで1192年成立ってのが有名だよね でも、現在はそれより前に統治機構は存続していたと考えられているの だから今は鎌倉幕府成立は1185年という説が有力みたいだよ リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「それじゃあ『いい箱作ろう鎌倉幕府』だな」 語呂合わせにするとそうなるね。ところで鎌倉幕府っていうと何を思い浮かべる? 「モンゴルと戦ったのくらいしか覚えてないな。けっこう鎌倉幕府って地味な感じがするよ」 ところがどっこい鎌倉幕府もけっこう印象深い事も多いんだよ 「たとえば?」 鎌倉幕府の将軍には大きく分けて3つの流れがあるの 一つは1~3代までの源家将軍、4、5代の摂家将軍、それ以降は宮将軍(皇族将軍)、この3つだよ それに小倉百人一首が編纂されたのも鎌倉時代なんだよ あと杏子ちゃんが言ったように蒙古襲来も鎌倉時代を代表する大きな事件の一つとして有名だね 「へぇ~、鎌倉時代ってあたしが思っていたほど地味なわけじゃなかったんだな」 地味な時代なんてなかったと思うよ杏子ちゃん! 南北朝時代は日本史上で大規模な内乱だし、室町時代なんてあっちこっちで乱とか一揆とかが起こってるし 奈良時代も政争が激しかったし、弥生時代も邪馬台国と狗奴国が争ってたりしていたらしいし 「物騒なのばっかじゃねーか…」 魔女の仕業だよ! 「なんでも魔女の所為にすんなよ、って言いたいところだけど確かに魔女の性質から考えると否定しにくいな~ でも昔にも魔女がいたとすれば魔法少女もいたってことになるよな、いったいどんな戦い方してたんだろうな?」 平安時代の魔法少女は和歌を詠んで魔女と戦っていそうなイメージがするよ! 「そうか?あたしはお札を貼ったりお経を唱えたり式神を召還したり、ってイメージだな」 陰陽師さんだね杏子ちゃん!でも、杏子ちゃんは式神使えるよね、「ロッソ・ファンタズマ」という名のね 「それはもう言わないでくれよ///」 陰陽師、陰陽道で思い出したけど物忌み・方違えって風習があったんだよ 物忌みは外出を控え身を清めたりする事、方違えはその方角の吉凶を占い、悪い方角には進まないってものだよ 「風水みたいなもんか?」 だいたいそんな感じだと思うよ、詳しい事は知らないけれど 「破ったらどうなるんだ?」 多少いたかもしれないけどわざわざ破る人は少なかったと思うよ 昔は今と違って殆どの人が怨霊とかを信じていたし、今とは感覚が全然違うと思うの 今じゃあ占いは趣味の一つ、オカルト、なんて扱いだろうけど昔は生活の指針となるものだったらしいからね 因みに物忌みは外出を控えるってのがメジャーだけど食事を控えるってのもあったらしいよ 「マイナスなもんばっかだな~。吉凶って言うくらいだから吉のものはないのか? 例えばこの方角を進めばいいことがある、とかさ」 あったかもしれないけどわたしは知らないなぁ… 「そっか、それであんたはそういう風水的なものって信じてたりするのか?」 うーん、どうなのかなぁ…?でもカレンダーで仏滅とか見ると気が滅入る事はあるよ それでもわたしにはどんな不幸も降りかかる事はないけどね! 「どういうことだ?」 だって杏子ちゃんがいるじゃない/// 「あたしのこと買い被りすぎじゃないか?///」 そんな事ないよ!そんな事よりあんあんしようよ! 「ったく…仕方ねーな///」 わたしにとっての吉となる方角、それは杏子ちゃんがいる方角だよ/// #comment(noname) *308 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/22(水) 00:32:57 ID:SQY9.7tA0 [1/2] 8月22日、杏子ちゃん…なんかとんでもない事をしてしまった気がするの… 今日はムンク美術館からムンクの『叫び』と『マドンナ』が盗まれた日だよ あの絵はインパクトがとてもあって有名だよね! 「そういやムンクの叫びみたいな使い魔を見た事があるぞ」 なんか怖そう…。因みにどんな攻撃をしてきたの? 「不気味な声を張り上げて攻撃してきたよ。大したことはなかったが、あの声を聞くと頭痛がするんだ 使い魔にしては強い方だったと思うけどまぁ、あたしの敵じゃなかったね」 流石杏子ちゃん!ベテランの魔法少女は違うね! 「へへっ…まぁな/// そういえば魔女の方はパリの凱旋門みたいな形をしてたぞ」 魔女って何でもありなんだね…。じゃあ東京タワー型とかピラミッド型の魔女もいるのかな? 「ひょっとしたらリンゴの形をした使い魔とか魔女とかいるかもね」 ガップリンみたいな?アンドレアル配合の素材になるよね 「懐かしいな~。でも、実際に甘い息で眠らせられたらすごいピンチだと思うんだ」 確かにゲームとかで厄介な状態異常系の攻撃って実際にやられたら厄介ってレベルじゃないよね 「そう考えるとモルボルみたいな奴がいたら大変ってレベルじゃなさそうだな」 でも杏子ちゃんはリボンを装備してるから大丈夫だと思うよ!それに強いし/// 「あたしのリボンはそんな高性能じゃねーよ… でも、強いって褒められるのは悪い気はしねーな///」 強くて優しくてかっこいい杏子ちゃん!褒めて褒めて褒めまくってあげるよ杏子ちゃん! リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「やめろい恥ずかしい///」 夏の夜の散歩、日中より暑くないとは言え、お世辞にも快適な気温と言えるものではなかった それでも草叢から聞こえる虫の声や田圃から聞こえる蛙の歌の聞こえる夏の夜には風情がある気がする 約1000年前の風流心のある雅な平安貴族であれば和歌でも詠んでいたかもしれない 蛙の歌はゲコゲコ、ゲロゲロといったようなものではなく言葉に表すのが難しい感じ それに田圃といっても近所の土地持ちが余った土地でやっているようなものなのでそんな広大なものじゃない 更に言えばそれは道路に面した所にあるので心無い人達が捨てて行った空き缶や煙草の吸殻などのゴミが浮いている わたしの隣にいるホットパンツに薄いTシャツ一枚の少女━━、杏子ちゃんはそれを見て顔を顰める 杏子ちゃんはマナー云々で不快な気持ちになっているというよりは田圃に対してそういう事をするという事に立腹しているみたい 「フツー田んぼにこういうことするか!?ここでできたモンはいずれ誰かの口に入るって言うのにさ」 きっと誰よりも食べ物の大切さを知っているであろう杏子ちゃんにとっては、これは決して許せない事らしい 因みに杏子ちゃんが教会裏で耕していたミニ畑は人気のない所なのでこういう被害はなかったとか 杏子ちゃんはしばらく腹を立てていたようだが時間が経つとハァと溜息をついて呟いた 「あー、なんかごめんな。 勝手にイライラしちまって」 わたしは別に杏子ちゃんが異常だとは思わない。大なり小なり不快感を抱くのは普通だと思うから 「なんか嫌な気分になっちまったな。お詫びにアイスでも奢るよ、コンビニにでも行こうぜ」 そう言って杏子ちゃんは手を頭の後ろで組んで天を仰いだ 「あっ…」 何が見えたのだろう? わたしも夜空に顔を向けた そこには満天、というほどではなかったがこの地域にしては多くの綺麗な星々が輝いていた 「綺麗だな~」と、さっきの腹立ちを忘れてしまったしまったように杏子ちゃんは呟いた 普段だったら素直に美しいと言えるであろう星空も今のわたしには少し皮肉めいたように見えてしまう 空はあんなに美しいのにこの地上は汚れている、なんて少し捻くれた事を言ってみる かぐや姫で月の使者が言っていたけれど地上は「汚き所」なのかもしれない 勿論、地上にも美しい所があるってのは知っているけれどね あの穢れなき天上の星に行ってみたい そこで永遠に杏子ちゃんと清らかなまま愛を語り合いたい 嗚呼、この寝台が星の箱舟となってわたしと杏子ちゃんをあの競い輝くような星々のもとへ送り届けてくれないものだろうか そんな事を思いながら今日もわたしは杏子ちゃんとこの眠りの舟を漕ぐのだった #comment(noname) *320 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/23(木) 00:18:34 ID:d2viW86s0 [1/3] 8月23日、大宰府管内諸国の公営田制が実施された年だね 今日はWWⅠで大日本帝国がドイツ帝国に宣戦布告した日だよ 「第一次世界大戦ってあんまり印象深くないなぁ…。第二次の方はあたしでも悲惨だったって知ってるけど」 第一次世界大戦も悲惨だったらしいよ。悲惨じゃない戦争なんてないだろうけどね 塩素ガスやマスタードガスなどの毒ガスが初めて使用されたのはこの第一次世界大戦なの 毒ガス等の化学兵器は人体には勿論、環境にも重大なダメージを与えてしまうの… 「化学兵器って恐ろしいんだな…」 ゲームとか漫画とかで毒系能力って地味なイメージだけど現実ではそうではないね 「マタドガスとかアーボックって恐ろしかったんだな」 R団、シャレにならないね。あと、そろそろ毒・ドラゴンタイプのポケモンが出て来てもいいのにね! 関係ないけど杏子ちゃんに愛のどくづきしてもらいたいな/// リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「いきなりなんだよ///」グサッ 人様のベランダで勝手に死ぬとかやめてほしい いや、死んでいるなら死んでいるでいい。だが奴らは死んだフリをしている事がある あの不快感を催させる銀色の腹を持つ虫は人が近づくといきなり不快な羽音を奏でながら飛翔する 足の開き具合で生きているか死んでいるか分かるというけど生憎わたしにはそれを凝視するなんて無理だ そんなわたしにとっての夏の脅威がわたしと杏子ちゃんの植物のような平穏な生活を脅かす あの醜い骸がベランダに居座っている所為で気持ちよく洗濯物を干す事も能わない 本当にアレが死骸なら死骸でまだマシなのだけれども、矢張り”死んだフリ”をしている可能性も考えなければ そんなわけで今、杏子ちゃんがベランダで横たわっているアレをトングでツンツンしてくれている 生きているか死んでいるかを確かめる為だ 「うん、大丈夫だよ。死んでるよコイツ」 わたしは安堵してほっと一息ついた━━━が、その時!わたしの網膜に稲妻が走るッ! 「ほれほれ~!あんた、セミ嫌いなんだろ~!?」と蝉の死骸を近づけてくる杏子ちゃん わたしは死んだ 「ごめんな…こんなことになっちまうなんて…」と涙声の杏子ちゃん あの事件から2時間後、意識を取り戻したわたしは廃人になっていた どうか泣かないで杏子ちゃん、そう言ってあげたかったけど声が出ない どうか泣かないで杏子ちゃん、そう文字で書いてあげたかったけど鉛筆を持てない ただ、杏子ちゃんがわたしの身体を抱きしめてくれている温もりだけが感じられた 「なぁ…なぁ…返事してくれよ…」と涙でぐしゃぐしゃになった顔でわたしの身体を揺さぶる わたしはただ涙を流す事しか出来なかった 「なぁ、見ろよ。今日も綺麗な星空が見えるな。あれは北斗七星かな?」 わたしには見えるよ、北斗七星の傍らに輝くあの蒼い星が きっとそろそろ、わたしは… でもわたしは幸せだったよ、杏子ちゃんに出遭えて、そして杏子ちゃんの腕の中で死ねて… 本当にありがとね、杏子ちゃん。 今まで本当に楽しかったよ 「おい…!どうしたんだよ…!?目を開けてくれよ…」 その夜は不思議と涼しい風が吹いていたのでした って感じで死にたいなぁ リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「つまんねーこと言うなよ!」バシッ #comment(noname) *343 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/24(金) 01:06:34 ID:b.N0lp2k0 [1/2] 8月24日、アンコー怒りの夏の断食!…ちょ、ぶたないで!ごめんね杏子ちゃん!冗談だって! 今日はドイツのルドルフ・クラウジウスって物理学者さんの命日らしいよ 熱力学第一法則・第二法則ってのを定式化したりエントロピーの概念の導入したんだって こっち方面に疎いわたしにはよく分からないけど、彼は熱力学の重要な基礎を築いたみたい 「エントロピー?どこかで聞いたような…」 わたしも聞いた事はあるけどエントロピーが何かは全く知らないよ 「あんたにも知らない事はあるんだなー」 わたしは知ってる事しか知らないよ。でも、これだけは誰にも負けないって分野のものならあるけどね 「それはいったい何だい?」 杏子ちゃんの神秘についてかな…/// リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「恥ずかしいセリフは禁止だぞ///」 夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。 これは平安中期、紫式部と仲が悪かった事で有名な清少納言の随筆『枕草子』 因みに清少納言の「清」は清原氏の「清」であり、清少納言は本名ではないというのは広く知られているだろう 彼女曰く夏は夜がいいという事でまたまたわたしと杏子ちゃんは夜の散歩を楽しんでいる 整備された河川敷、横に流れる川や草叢の名前も知らぬ虫の音を聞きながら川沿いを徒然と行く 天候の所為か天体の所為かは知らないけどわたし達の上の夜空に月は見えない 満月でなくとも闇夜も良いと清少納言も言っているので良しとしよう だが、とても残念な事にわたしと杏子ちゃんの住んでいる地域に蛍は見えない 多く飛び交っているどころかただ一つ二つなどと微かに光りながら飛んで行くのすら見た事がない 日本で蛍と言えばゲンジボタルが有名だがヘイケボタルというのもいるらしい またゲンジボタルの名は腹が光る事を源氏物語の光源氏に掛けたという説もあるらしいが定かではないとか そういえば杏子ちゃんは蛍を実際に見た事があるのだろうか?因みにわたしにはない 「ホタル?あんたホタルなんかが見たいのか?」 まるで見た事があるかのような口振りの杏子ちゃん、ちょっと羨ましかったりする 「いいよ、見せてやるよホタル。 ちょっとあたしに付いて来な」 わたしとした事が不覚だった 魔法少女の杏子ちゃんが言う「ちょっと」とわたしの言う「ちょっと」では感覚が離れすぎていた 何分、何時間歩いたのだろう?少なくとも3kmくらいは歩いた気がする。途中でジュースを買って休んだりもした 辺りを見回すと全く知らない道。どの道をどのように来たのかすら覚えていない ただ杏子ちゃんは方向音痴というわけではないのでわたしは安心して杏子ちゃんに付いて行った でも、いったい後どのくらい歩けばいいのだろう。いい加減にくたびれてきたしまった というよりここは何処だろう?今更になって気付いたわたしもわたしだが明らかに此処は森の中だ 森のあちこちに古ぼけた看板があるところを見ると此処は自然公園だったように思われる 「ほら、ここだよ!」と杏子ちゃんが足を止めて森の遠くを指差す その方向には点のような光が疎らに見えた これってひょっとして…とわたしが心の中で呟くと杏子ちゃんは察したように「さ、行こうぜ」とわたしの袖を引っ張って駆け出す そこには光の妖精が愛を求め合い飛び交っていた 見上げるとそれが夜空の星々なのか蛍なのか見分けが付かなくなるほどの数で 杏子ちゃんから聞いた話によるとこの場所には天然の泉的な何かが湧いているところがあるらしい それでこれだけの数のホタルが生息しているのだろう 「満足したか? あと、あんたホタルの光ってのは何を表しているのか知ってるか?」 うん、その口振りからすると杏子ちゃんも知っているようだね 「ああ…じゃあ…」 うん、ここで杏子ちゃんにお礼をさせてもらう事にするよ #comment(noname) *352 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/25(土) 00:54:06 ID:tz6RIb0Y0 [1/2] 8月25日、杏子ちゃんに回し蹴りされたい/// 今日は哲学者デイヴィッド・ヒュームやフリードリヒ・ニーチェの命日だよ ヒュームはイギリス経験論を代表する哲学者の一人で主著としては『人間本性論』が挙げられるよ 後のドイツ観念論のイマヌエル・カントはヒュームが自身の独断のまどろみを破ったと言っているね ニーチェはデンマークのキルケゴールと並んで実存主義の先駆者とされている事で有名 彼の主著は『ツァラトゥストラはかく語りき』が特に有名で「神は死んだ」という言葉はこれに記述されているの 「ツァラ…言いにくいな…。で、それってどういう意味なんだ?」 ツァラトゥストラはゾロアスターのドイツ語名らしいよ。杏子ちゃんはゾロアスター教って知ってる? 「ゾロアークなら知ってるけどゾロアスターは聞いたことないな」 ゾロアスター教は紀元前600年頃にペルシャでゾロアスターって人が開いた宗教だよ 光の象徴としての純粋な火を尊んだ為に「拝火教」なんて言われる事もあるね ゾロアスター教の特徴としては善と悪の二元論が挙げられるよ 善神アフラ・マズダーや悪神アンリマンユはゾロアスター教の善悪二元論を顕著に物語っているよね 因みにアフラ・マズダーはアフラマズダ、アンリ・マンユはアーリマンって呼ばれる事もあるよ 「アーリマンならFF3で出て来たぞ!最後のダンジョンに」 FF3と言えばクリスタルタワーって難易度高いよね!エウレカは大した事なかったけど 「あたしはガルーダの方が苦戦したけどな」 杏子ちゃん竜騎士さんなのに? リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ「だからあたしは竜騎士じゃないって言ってるだろ!」 ねぇ、世界が闇に包まれたらどうする杏子ちゃん 「なんだい薮から棒に」 だって杏子ちゃんがFF3の話するから… 「そういえばFF3って光の戦士と闇の戦士の物語だったな」 それで杏子ちゃんは世界が闇に包まれたらどうするの?闇と戦ったりするの? 「時と場合によるかな~」 と言うと? 「例えばその闇ってのがピンポイントにあたし達の生活を脅かしてきたら戦うよ でも大雑把に「世界から光を消し去り闇で覆ってやる~」みたいなのだったら動かないね」 なんで? 「たいていそういうのって超強い化け物とか魔王とかがラスボスじゃん あたしも魔法少女だからといって無傷で確実にそんなのに勝てるって自信はないからな あたし一人で倒したわけじゃないとは言えもうワルプルギスみたいなのとはやり合いたくねーしな まぁ、FF3の魔王は影が薄いっていうか弱いっていうか口で言い表しにくいヤツだったけどな」 杏子ちゃんカッコイイ…/// 「何処をどう受け取ればかっこよく見えるんだよ///」 「それにあたしはRPGとかで登場するとしても勇者みたいな役回りはやりたくねーんだ 中盤あたりのイベントで勇者に「頑張ってくれよ」みたいなこと言ってキーアイテムを与える役とかの方がいいよ」 なんかリアルだね杏子ちゃん… でも、それならわたしが勇者様になっちゃおうかな/// 杏子ちゃんからアイテムがもらえるなんて羨ましすぎるよぉ/// 「あんたには勇者なんて似合わねーよ」 そんな言い方ってないよ…! 「だってあんたはあたしの大切な婚約者だからな…///」 杏子ちゃん/// 杏子ちゃんはわたしの大切な天空の花嫁さんだよ だから今日もわたしと杏子ちゃんは天空の寝台で激しく愛を語り合うの 寝台から零れたそれは夜空に降り注ぎ流れ星となって人々の心を魅了するの/// #comment(noname) *365 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/26(日) 00:38:14 ID:ghofKaM.0 [1/2] 8月26日、杏子ちゃんと強風の吹き荒れる鉄塔でクレープ食べたい 今日は修道女マザー・テレサや大日本帝国海軍軍人坂井三郎の誕生日 坂井さんは『大空のサムライ』の著者としても有名な日本のエースパイロットなんだよ エース・パイロット(撃墜王)は多数の敵機を主に空中戦で撃墜したパイロットに与えられる称号なの 坂井さん以外の日本の撃墜王としては岩本徹三、西沢広義、杉田庄一などが有名だよ また、撃墜王として名が挙げられる人はカッコイイ異名を持ってたりするの 例えばドイツ空軍のエーリヒ・ハルトマンは「ウクライナの黒い悪魔」、日本の西沢さんは「ラバウルの魔王」の異名を持つよ 杏子ちゃんがエース・パイロットだったら「赤い幽霊(ロッソ・ファンタズマ)」って異名が似合いそうだね! 「だからそれはやめろって/// でも戦場で『幽霊』なんて言葉使うのって縁起が悪くないか?」 そうかなぁ?でも実際に「サン・トロンの幽霊」って通称を持つドイツ空軍所属のエースパイロットさんがいるんだよ 「へぇ~。そのエース・パイロットってのは見えない空中要塞も撃墜したりできるのか?」 グレイプニルだね、杏子ちゃん。一見無理そうに思えるけど一部の撃墜王さんならなんとか出来ちゃいそうな気がするよ 「世の中には凄い人物がいるもんだな。 でも、戦闘機で迫る敵を撃墜するってのもなんか楽しそうだな」 敵機はどうだか知らないけれど杏子ちゃんは既にわたしのハートを撃墜しちゃってるよ/// ヘリコプターを買ったよ杏子ちゃん!せっかくだからお空の散歩でもしてみない? リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ「いいな!やってみようぜ」 えっと…こうやって、こうやって、こうやって… よし、飛んだよ杏子ちゃん! リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ「すっげぇ!空飛んでるぞあたし達!」 あはは!見てよ、人がゴミのように小さいよ! 「世界ってこんなに広いんだな~~……むっ!」 ━━━━━━リノ(! ゚ ヮ゚ノリ━ピキーン!!━━━━━━━━ どうしたの杏子ちゃん…って前方に髑髏の顔をした巨大な怪鳥がっ!! 「あいつは魔女だ!しかもコイツ…かなりの強さだぞ!」 でも周りを見たところ、魔女の結界には入ってないよ! 「多分、こいつもワルプルギスみたいに結界で身を守る必要がないんだろうな 強さはワルプルギスほどじゃあないがかなりの大物だぞ」 どうしよう杏子ちゃん!このまま撃墜されたら… 「あぁ、オダブツだろうな。それに敵さんはどうやら逃がしてくれる様子はないみたいだな…」 そんなぁ…ん?このボタンはなんだろう?ええい!破れかぶれだ!押しちゃえ!ポチッ ボタンを押すと轟音が空を切り裂き、怪鳥の魔女の身体を爆撃した これはいったい…? わたしはもう一度そのボタンを押して見た 再び爆音がわたし達の耳を劈き眼前の魔女は天を貫くかのような悲鳴をあげる 「どうやらこのヘリは戦闘ヘリだったみたいだな!ほら見ろよ、翼を失った魔女が下に堕ちていくぜ」 よーし!わたし頑張っちゃうぞー!最後のダメオシにもう一発食らわせてあげるよ! 絶え間なく続く連続爆撃。爆風が巻き上がり巨大な怪鳥のシルエットが揺らぐ 「やったか?」 うん、やったよ!…と、答えようとした瞬間に目の前で鼓膜が千切れそうな爆音とともに大爆発が起きた 「コイツ…最後の最後で自爆しやがったぞ!こっちまで巻き添えになったらマズイ、すぐにここから離れるぞ!」 それが…出来ないの!今の衝撃で機体がイカれちゃったみたいで… 「なんてこった!仕方ないな、パラシュートでヘリから降りるぞ!」 ええっ!でも、スカイダイビングなんて怖くてできないよぉ… 「そんなこと言ってる場合か!ほら、いくぞ!安心しろ、あたしはあんたを死なせたりしない!」 杏子ちゃん…・/// なんとかパラシュートを上手く開けたわたしと杏子ちゃん 死を回避し、安堵したわたしと杏子ちゃんは空中で愛し合ったの/// #comment(noname) *379 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/26(日) 23:59:57 ID:aECk1bKs0 [2/2] 8月27日、杏子ちゃんと一緒にラーミア乗り回したいなって 今日は哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの誕生日だよ! 彼はカント、フィヒテ、シェリングなどと共にドイツ観念論の代表的な哲学者として有名なの 本当はそれ以外にも色々あるけど「弁証法」って言うとヘーゲルやマルクスのものを指す場合が多いよ ヘーゲルの弁証法はある命題(テーゼ)に対してそれに反する命題(アンチテーゼ)をぶつけ止揚(アウフヘーベン)させ、 それらを本質的に綜合した命題(ジンテーゼ)を生み出すって形のものだよ 一方、デンマークの哲学者キルケゴールはこのヘーゲルのそれを量的弁証法と呼んだの キルケゴールは自分のそれを質的弁証法と呼び、ヘーゲルのそれを観念的なものとして批判したのも有名だよ 「量的?質的?いったいどういうことさ?」 キルケゴールは「あれもこれも」なヘーゲルの思想を批判したの。二つを綜合したジンテーゼなんて無理だって それに対してキルケゴールの考えは「あれもこれも」じゃなく、「あれかこれか」と、どちらかを選択するものなの なんて言うとキルケゴールは現実的な哲学者だと思うけど自身の哲学に「神」を登場させちゃってるんだよ 「哲学ってよく分かんねーな…」 別に他人の哲学なんか分からなくてもいいと思うよ!でも、杏子ちゃんも自分の哲学ってのを持っているんじゃない? 「あたしの哲学・・・?生き方みたいなもんでいいのか?」 うん、だいたいそんなんでいいと思うよ! 「テキトーだな…。でもまぁ確かにそういうのがないってことはないかもね」 聞きたいなぁ、杏子ちゃんの人生哲学!教えて杏子ちゃん! 「そういうのはベラベラ人に喋るもんじゃないと思うぞ?それに…あんたはある程度分かってるんだろ…///」 まったく…杏子ちゃんには敵わないや…/// 間一髪、あの大爆発を回避したわたしと杏子ちゃんはパラシュートでとある場所に着地したの うーんでも、着「地」と言っていいのかな?だってわたし達が降り立ったこの場所は船の甲板なのだから もっと正確に言うと朽ち果てた船って言った方がいいのかもしれない。所謂幽霊船ってやつだよ 穴だらけで所々腐っている木製の甲板。まだ残っているのが返って不思議なほどにボロボロになった帆 いや、そんな事を言ったらこんな状態で沈没していない方がもっと不思議だよね… 「この船そうとう傷んでいるみたいだな。歩いただけであっちこっちミシミシいってるぞ」 そのようだね杏子ちゃん。それにしてもわたし達どうなっちゃうんだろうね… 見事にこの船の周りは霧に囲まれているみたいだし、舵も全く利かないようだし… 「まぁ、考えていても仕方ねーさ。ちょっくら探索でもしてみようよ」 杏子ちゃんはそういうと船内に続いているであろう古ぼけた木の扉を開けたの。キィィという音が不気味だったよ わたしは正直船内になんか入りたくなかったけど、甲板に一人残されるのは嫌だったから付いて行ったの でも杏子ちゃんと一緒なら不思議とどんな困難でも乗り越えて行ける気がするよ/// 「結局何もなかったなー。幽霊船なら財宝とかがあってもよかったのにな」 ある一室の小さなベッドにわたしと杏子ちゃんは腰をかけてお喋りしていた それにしてもこの船の甲板に着地してから何分くらい経ったんだろう…お腹減ってきちゃったよ… 「確かに…。それにここには食い物もないようだったしな…」 あったとしても危ないよ!食中毒とかになっちゃうよ! 「だよな…。はぁ…、なんだか暇だなぁ…」 それじゃあさぁ…こんな時にアレだけど…しない?/// 「マジかよ…。あんた節操なさすぎじゃねーか?///」 でも、杏子ちゃんも口元緩んでるよ/// 「うっせ/// あんたが誘ったんだろーが///」 わけの分からない寝台で寝っ転がってあんあんするのは流石に不潔だよね だからわたしと杏子ちゃんは腰を掛けた状態のまま、抱き合って熱い熱いキスをするの 二人の愛で身体が火照っちゃって、わたしと杏子ちゃんは我慢出来なくなっちゃったの そして、わたしと杏子ちゃんは不潔とは思いながらも寝台で横になって抱き合ってあんあんしたの あんあんし終わると不思議な睡魔が襲ってきて、そのままわたしと杏子ちゃんは抱き合って眠っちゃったの/// #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) * #comment(noname) [[【次】>【まどか☆マギカ】佐倉杏子はこの世界で一番大きな肉可愛い101 その②]] &br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()&br()

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