「【まどか☆マギカ】佐倉杏子はかき氷可愛い91 その②」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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*944 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/10(土) 00:25:44.51 ID:Gi/aWbDO0
3月10日、砂糖の日。ぺろぺろぺろぺろ、杏子ちゃんと一緒にお砂糖ぺろぺろしたい
今日は米軍が東京大空襲を行った日で京葉線が全線開通した日
漫画家藤子不二雄Aの誕生日で童謡詩人金子みすゞの命日
大東亜戦争当時、東京は米軍の空襲を受けたが、通常「東京大空襲」と言った場合には今日を指す事が多い
日本本土空襲と言った場合、大抵1944年からのものを指す事が多いが初空襲は1942年のドーリットル空襲だ
3月10日の東京大空襲での無差別爆撃では夥しい数の人が亡くなったという
この無差別爆撃は戦争犯罪ではないのかという指摘もあるが、日本はサンフランシスコ平和条約で賠償請求権を放棄している
東京都はこの東京大空襲に因んで1990年に3月10日を「東京都平和の日」として制定したそうだ
金子みすゞは大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人だが、或るCMをきっかけに知名度が上がった
東北地方太平洋沖地震の影響で頻繁に流されたACのCMで彼女の作品「こだまでしょうか」が朗読された事による
そんな彼女の最期は服毒自殺、26年の短い生涯だったという
このように今日は沢山の人が亡くなった日。わたしと杏子ちゃんは彼らに哀悼を捧げる
そして、彼らが生きたかった日をわたしと杏子ちゃんは感謝して生きるの
酷い雨だ。空が泣いているようだ。でも、泣きたいのはこっちだよ。
無様ったらありゃあしない。何の凸凹もない歩道橋で転んでしまうなんて。
雨に打たれるわたし。惨め。濡れて惨め。何が水も滴るいい女だよ…、あっそれは男だった。
嫌だなぁ、まともに頭も回らなくなってしまったのか。通行人の冷やかな視線。
そりゃ、こんな狭い歩道橋でずっこけて、ずっとしゃがみこんでいたら邪魔だよね。
あぁ、血が出てる。膝を擦り剥いてしまったようだ。本当についてないよ・・・
傘も転んだ衝撃で曲がってしまった。でも、傘で目を突いたりしないで済んだ事は不幸中の幸いかな。
そろそろ立ち上がらなくちゃ。通る人の邪魔になっちゃう。
あぁ、気持ち悪い。下着まで濡れてしまってぴったりと地肌にくっついている。
風邪をひいてしまいそう。とっても寒い。でも、いつまでもこうしてるわけにもいかない。わたしは歩き出す。
歩き始めて10分くらい経った。雨がますます酷くなってきた。風がない事は不幸中の幸いかな。
傘はひしゃげてしまったので上手く差せない。自分で言うのもアレだけど、とってもみすぼらしいよ・・・
溜め息しか出ない。生きていれば浮き沈みくらいあるだろうけど、それでも今のわたしの惨めさには溜め息しか出ない
そんなくだらない事を考えながら歩いていると、後ろの方から声がした。わたしの知っている声だった。
「いったいどうしたんだよ!その姿は!」
わたしは後ろを振り返る。杏子ちゃんだった。ビニール傘を指したパーカー姿の杏子ちゃん。
あれ、どうしてこんな雨の日に杏子ちゃんが?
「そんなことより自分の心配をしろよ!何かあったのか!?身体もこんなに冷えちまってるし・・・」
平気だよ。ただ、転んだだけだから。ごめんね、心配させちゃって。
「こんな身体冷やしたままだと風邪ひいちまうぞ?」
杏子ちゃんはそう言うと、持っていた傘をガードレールに掛けてわたしの身体をひょいとおぶってしまった。
悪いよ、杏子ちゃん。わたし、今びしょびしょだし、それに最近、ちょっとだけ体重増えちゃったし・・・。
「魔法少女なめんなよ?あんたくらいの体重だったら2人分だって簡単におぶれるさ」
杏子ちゃんはわたしの言う事には全く耳を貸さずに、わたしをおぶったまま、さっき掛けた傘を開いた。
「帰ったら、風呂入らなきゃな・・・」
でも、杏子ちゃんも濡れちゃったし・・・。杏子ちゃんが先に入りなよ。
「バーカ。一緒に入るに決まってんだろ?」
杏子ちゃんの背中はとっても温かかったの
その時、初めて雨の音が心地良く聞こえた
#comment(noname)
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3月10日、砂糖の日。ぺろぺろぺろぺろ、杏子ちゃんと一緒にお砂糖ぺろぺろしたい
今日は米軍が東京大空襲を行った日で京葉線が全線開通した日
漫画家藤子不二雄Aの誕生日で童謡詩人金子みすゞの命日
大東亜戦争当時、東京は米軍の空襲を受けたが、通常「東京大空襲」と言った場合には今日を指す事が多い
日本本土空襲と言った場合、大抵1944年からのものを指す事が多いが初空襲は1942年のドーリットル空襲だ
3月10日の東京大空襲での無差別爆撃では夥しい数の人が亡くなったという
この無差別爆撃は戦争犯罪ではないのかという指摘もあるが、日本はサンフランシスコ平和条約で賠償請求権を放棄している
東京都はこの東京大空襲に因んで1990年に3月10日を「東京都平和の日」として制定したそうだ
金子みすゞは大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人だが、或るCMをきっかけに知名度が上がった
東北地方太平洋沖地震の影響で頻繁に流されたACのCMで彼女の作品「こだまでしょうか」が朗読された事による
そんな彼女の最期は服毒自殺、26年の短い生涯だったという
このように今日は沢山の人が亡くなった日。わたしと杏子ちゃんは彼らに哀悼を捧げる
そして、彼らが生きたかった日をわたしと杏子ちゃんは感謝して生きるの
酷い雨だ。空が泣いているようだ。でも、泣きたいのはこっちだよ。
無様ったらありゃあしない。何の凸凹もない歩道橋で転んでしまうなんて。
雨に打たれるわたし。惨め。濡れて惨め。何が水も滴るいい女だよ…、あっそれは男だった。
嫌だなぁ、まともに頭も回らなくなってしまったのか。通行人の冷やかな視線。
そりゃ、こんな狭い歩道橋でずっこけて、ずっとしゃがみこんでいたら邪魔だよね。
あぁ、血が出てる。膝を擦り剥いてしまったようだ。本当についてないよ・・・
傘も転んだ衝撃で曲がってしまった。でも、傘で目を突いたりしないで済んだ事は不幸中の幸いかな。
そろそろ立ち上がらなくちゃ。通る人の邪魔になっちゃう。
あぁ、気持ち悪い。下着まで濡れてしまってぴったりと地肌にくっついている。
風邪をひいてしまいそう。とっても寒い。でも、いつまでもこうしてるわけにもいかない。わたしは歩き出す。
歩き始めて10分くらい経った。雨がますます酷くなってきた。風がない事は不幸中の幸いかな。
傘はひしゃげてしまったので上手く差せない。自分で言うのもアレだけど、とってもみすぼらしいよ・・・
溜め息しか出ない。生きていれば浮き沈みくらいあるだろうけど、それでも今のわたしの惨めさには溜め息しか出ない
そんなくだらない事を考えながら歩いていると、後ろの方から声がした。わたしの知っている声だった。
「いったいどうしたんだよ!その姿は!」
わたしは後ろを振り返る。杏子ちゃんだった。ビニール傘を指したパーカー姿の杏子ちゃん。
あれ、どうしてこんな雨の日に杏子ちゃんが?
「そんなことより自分の心配をしろよ!何かあったのか!?身体もこんなに冷えちまってるし・・・」
平気だよ。ただ、転んだだけだから。ごめんね、心配させちゃって。
「こんな身体冷やしたままだと風邪ひいちまうぞ?」
杏子ちゃんはそう言うと、持っていた傘をガードレールに掛けてわたしの身体をひょいとおぶってしまった。
悪いよ、杏子ちゃん。わたし、今びしょびしょだし、それに最近、ちょっとだけ体重増えちゃったし・・・。
「魔法少女なめんなよ?あんたくらいの体重だったら2人分だって簡単におぶれるさ」
杏子ちゃんはわたしの言う事には全く耳を貸さずに、わたしをおぶったまま、さっき掛けた傘を開いた。
「帰ったら、風呂入らなきゃな・・・」
でも、杏子ちゃんも濡れちゃったし・・・。杏子ちゃんが先に入りなよ。
「バーカ。一緒に入るに決まってんだろ?」
杏子ちゃんの背中はとっても温かかったの
その時、初めて雨の音が心地良く聞こえた
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