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しこりの話


「しこり」の意味がわからないまま、今日まで生きてきた僕です。



「しこり」。果たして、この言葉の意味を正確に知っている人は日本中に何人いるのだろう。一億分の、しこり。所さんの、笑って答えて。

カメラの前で、ごめんなさい。


「しこり」の意味を、友人に尋ねてみました。
僕「“しこり”って、何なんだろう。」
友「ああ、“しこり”って、あの幼稚園の時にみんなでよくやった、イモを掘るやつだよ。」
僕「・・・」
友「あ、ごめん、それは“イモ掘り大会”だった。早とちりィ!」

彼もまた、無知でした。
でも僕は、そんな彼とは今も仲良しです。


「しこり」を、活用させてみました。
未然形→しこらず
連用形→しこります
終止形→しこる
連体形→しこるとき
仮定形→しこれば
命令形→しこれ

ラ行変格活用でした。
妙に、親近感が湧きました。
命令形を用いたことは、いまだかつてありません。

ついでなので、敬語についても考えてみました。
尊敬語→おしこりなさる
謙譲語→おしこりする
丁寧語→おしこり

イマイチ実感湧きませんでした。というか、予想外に難しかった。
異論・反論ございましたらいつでもどうぞ。


僕はさまざまな手段をもちいて、「しこり」に対する理解を深めようと試みました。

「しこりはどこにありますか」とおまわりさんに聞きました。
「ここからずっと北、寒いところだよ」おまわりさんは言いました。
「たかが、おまわりがぁ!ほざいてろ」僕は言いました。
言葉遣いがなっていないと、おしこりの言葉を頂きました。
飼い猫に、「しこり」という名前をつけました。
猫の「しこり」は、すこししゃくれています。
手のひらに「しこり」と3回書いて食べるふりをしました。
緊張が、すこし和らいだ気がしました。
英和辞典で、「SIKORI」という単語を血眼になって探しました。
ついでに「KONISHIKI」も探しました。
いくら探しても、どちらも見つかりませんでした。
砂浜の波打ち際で「しこり」と何度も書きました。
いくつもの「しこり」が、広大な海に呑み込まれては消えました。
そうしているうちに、西の空へと日が沈みました・・
世界の中心で「しこり」と叫んでみました。
涙があふれて、いつまでも止まりませんでした。。。



やりきれない気持ちが後に残され、心にはしこりが残りました。



「しこり」の意味がわからないまま、今日も生きている僕です。