「少女は道を歩いてる。」の編集履歴（バックアップ）一覧はこちら

「少女は道を歩いてる。」(2011/08/24 (水) 15:05:34) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

少女は道を歩いてる。 
知らない道を歩いてる。 
途中で出会ったおばさんにたずねた。 
少女「ここは何処ですか？」 
おばさん「私は少し寂しいねぇ。あの子はいつもやさしいのよ。」 

少女は道を歩いてる。 
夕暮れの道を歩いてる。 
途中で出会った青年にたずねた。 
少女「うちに帰りたいけど道がわからないの。」 
青年「僕はあの子の月にしかなれないんだ。 
まわりをクルクル回るだけで、決して近づく事は出来ないんだよ。」 

少女は道を歩いてる。 
まっすぐな道を歩いてる。 
途中で出会ったおじいさんにたずねた。 
少女「この先には何があるの？」 
おじいさん「悲しみの形は人それぞれ。 
あの子がそれに気付くといいけど。」 

少女は道を歩いてる。 
少女はこの道を知っている。 
少女は涙を流してつぶやいた。 
少女「そうだったんだ・・・」

解答：
&color(white){太陽系の話。}
&color(white){少女：地球に衝突する隕石、あの子：地球、おばさん：金星、青年：月、おじいさん：太陽に置き換えると、}
&color(white){「私は少し寂しいねぇ。あの子はいつも優しいのよ」とは、地球がなくなって、金星を信仰する人がもう居なくなるから寂しいという意味。}
&color(white){「僕はあの子の月にしかなれないんだ。まわりをクルクル回るだけで、決して近づく事は出来ないんだよ」 }
&color(white){は、これから地球に衝突する（＝近づける）少女が羨ましいという意味。}
&color(white){「悲しみの形は人それぞれ。あの子がそれに気付くといいけど」 とは、地球が自分の最後に気付けるかどうかという意味。}
&color(white){そして少女は全ての意味を理解して、「そうだったんだ・・・」と涙を流した、ということ。}