半円筒の転がり振子
中身の詰まった半円筒形を水平面上で転がり振動させたときの周期を求める。
手近にあったガラス製半円プリズムで実験したところ0.53sec.
理論値0.66sec. との差が気になる。摩擦なしで滑る場合は理論値0.54sec.なのだが,滑っている様子もない。どこか計算違い?

次の図のように設定する。

傾き角のときの重心の座標および重心の速度は,




となる。重心の軌跡はサイクロイドである。なお,半円の重心は円中心からの距離にある。
(パップス-ギュルダンの定理)

一方,重心まわりの慣性モーメントは平行軸の定理により,



である。ただし,円筒の慣性モーメントを用いた。

初期条件をとすると,エネルギー保存により


すなわち,


周期を求めると,



となり,の極限で,ガラスプリズムの値を代入すると,sec.となった。

一方,摩擦なしの場合はだから,



となり,理論値はsec.となった。

ガラスプリズムでの測定値は,sec.であった。もちろん,見たところ滑りはなく,きれいな転がり振動をしているように見える。

どこか勘違いしているのかもしれないが,まだわからない。

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