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uLilithSuite


プラグインの特徴・機能

アルバムジャケット画像と歌詞の表示を支援するプラグインです。
音楽ファイルとは別ファイルの画像・歌詞ファイルだけでなく
音楽ファイルのタグ内に埋め込まれた画像・歌詞の表示にも対応しています。
また、アルバムジャケット画像の下部に、アルバムジャケットと同じ画像を
水面に反射させたような画像効果(「リフレクション」)を表示することも可能です。
画像ファイルをジャケット画像として表示する場合、folder.jpgだけでなく
cover.jpgなど他のファイル名の画像ファイルを指定することもできます。


使用前の準備

まず、uLilithSuiteのプラグインファイル(gpiファイル)をインストールしてください。
現在のuLilithで使用可能なuLilithSuiteプラグインは2018/11/02から
project9kのGoogleDriveの「uLilithSuite」フォルダで配布されています【※】。
  • 現在の最新バージョンはVer.1.52です。(2017/05/22公開)
  • ※上記のGoogleDriveのフォルダ内には過去にProject9k公式サイトのuLilith特設掲示板で配布されていた
Ver.1.03、1.04とVer.1.38以降のものが配布されているようです。
一部の環境で「サブウィンドウを開閉した時にそれ以降アルバムジャケットが変更されなくなる(プラグインの動作が停止する)
不具合が発生するようです。
  • Project9kの掲示板の『uLilithSuiteスレッド(2009年のスレッド)』で配布されていたものは、
プラグイン仕様が変更される前の古いバージョンなので、現在のuLilithでは使用できません。

uLilithが起動していないときに、zipファイル内の「uLilithSuite.gpi」【※】を
uLilithのインストールフォルダの「Plugin」フォルダに移動してください。
(※zipファイルの「x86」フォルダ内のuLilithSuite.gpi=x86版・x86版SSE2差分・Core2版用
  「x64」フォルダ内のuLilithSuite.gpi=x64版・x64Core2版用)
☆64bitOS環境でuLilithを使用している場合の注意点
 「uLilithSuite.gpi」の x86/x64 は使用しているuLilith本体に合わせてください。
 OSが64bitOSであってもx86版・x86版SSE2差分・Core2版を使用している場合は
 x64ではなくx86のuLilithSuite.gpiをインストールしてください。

.Net Frameworkのインストール
uLilithSuiteの動作には『.Net Framework 3.5 SP1』も必要です。
Windows XP / Vista / 8 / 8.1は初期状態ではインストール(8 / 8.1は有効化)されていないので、
インストールしていない場合はWindows UpdateかMicrosoftのダウンロードセンターで入手してください。
(Windows 7は『.Net Framework 3.5.1』が標準搭載されています。)
Windows XP / Vistaの場合
以下の【A】【B】【C】のうちどれか1つの方法でインストールしてください。
【A】Windows Updateでインストールする
【B】『.Net Framework 3.5 SP1』のインストーラを利用してインストールする
上記URLのページでインストーラをダウンロードし、インターネットに接続した状態でインストーラを実行してください。
【C】『.Net Framework 3.5 SP1』のフルインストーラを利用してインストールする
上記URLのページでインストーラをダウンロードし、
まず先に「フル パッケージ」をインストールしてから、次に「日本語 Language Pack」をインストールしてください。
こちらの場合はオフラインでもインストール可能のようです。
Windows 7 / 8 / 8.1の場合
インターネットに接続した状態でコントロール パネルの「プログラムと機能」→「Windows の機能の有効化または無効化」を開き、
『.NET Framework 3.5(.NET 2.0および3.0を含む)』のチェックを入れて有効化してください。
Windows 7の場合は初期状態で有効化されているので特に変更する必要はありませんが、
もしも無効化していた場合は上記と同様の手順で『Microsoft .NET Framework 3.5.1』を有効に切り替えてください。

SampleAlbumJacketプラグインの削除
uLilithSuiteプラグインでアルバムジャケット画像を表示させる場合は、
SampleAlbumJacketプラグインを削除して、
『SampleAlbumJacket』が汎用プラグインの一覧に出ないようにするのをおすすめします。
(SampleAlbumJacketが有効になっていると、uLilithSuiteが正しく働かないため。
 設定画面でSampleAlbumJacketのチェックを外していても、
 フェイスによっては、フェイス読み込み時に自動的にSampleAlbumJacketのチェックを入れるものがあるので、
 プラグイン自体を削除し、読み込めなくすることが必要)
uLilithのインストールフォルダの「Plugin」フォルダに入っている
「SampleAlbumJacket.gpi」ファイルを削除するか、
「SampleAlbumJacket.gpi.bak」と名前を変更し、拡張子を書き換えてください。

なお、uLilithSuiteプラグインは、フェイス定義ファイル(iniファイル)の中の
ジャケット画像の表示領域の設定が「SampleAlbumJacketプラグインと共通の仕様」なので、
アルバムジャケット画像を表示するだけであれば、
SampleAlbumJacketを使用するフェイスをそのままuLilithSuiteでも使用可能です。
(iniファイル内の「アルバムジャケット画像の配置位置などを設定している行」の編集をしなくても
 SampleAlbumJacketプラグイン使用時と同じ位置・大きさで表示されます。)

SampleAlbumJacket対応フェイス使用時の注意
SampleAlbumJacket対応フェイスを表示したとき、フェイスによっては以下の症状が発生することがあります。
それぞれ以下のように対処してください。
【A】『SampleAlbumJacket』プラグインがフェイスを切り替えた時に強制的に有効になってしまう
 (埋め込みアルバムジャケットが表示されず、folder.jpgのみが表示される)
→ SampleAlbumJacketプラグインを削除するか、gpiファイルの拡張子を変更してください。
  uLilithのインストールフォルダの「Plugin」フォルダに入っている
  「SampleAlbumJacket.gpi」ファイルを削除するか、
  「SampleAlbumJacket.gpi.bak」と名前を変更し、拡張子を書き換えてください。

【B】『汎用プラグイン有効化の確認』ダイアログが出て
 "SampleAlbumJacket.gpi"が必要で、プラグインを有効にするかどうか聞かれる
→ SampleAlbumJacketプラグインを削除していないときに出ることがあるダイアログです。
  「いいえ」をクリックしてダイアログを閉じるとジャケット画像が表示されます。
  「はい」をクリックするとSampleAlbumJacketが有効になり、uLilithSuiteが正常に動作しなくなるおそれがあるので
  必ず「いいえ」をクリックしてください。

【C】『必要なプラグインがみつかりません』というダイアログが出る
 ("SampleAlbumJacket.gpi"が必要で、プラグインがインストールされていないと出る)
→ SampleAlbumJacketプラグインを削除しているときに出ることがあるダイアログです。
  ダイアログを閉じるとジャケット画像が表示されます。
  (uLilithSuiteが正しく設定されていればジャケット画像は表示されます。)

【B】・【C】の場合はダイアログを閉じた後にジャケット画像は正常に表示されるので
本体側の設定変更などは特に必要ありませんが、ダイアログを表示させたくない場合は、
使用するフェイスのiniファイル内にある(ファイル先頭に近い部分に書かれていることが多いです)
NeedPlugin1=SampleAlbumJacket.gpi
の行を
NeedPlugin1=uLilithSuite.gpi
に書きかえてください。【A】の場合も上記のNeedPlugin行を書き換えてもかまいません。
(NeedPluginキーはフェイス表示に必要なプラグインファイル名を指定するキーです。
 このキーのファイル名指定を書きかえると、自動有効化または有効化の確認をするプラグインを変更することができます。
 上記のようにNeedPluginキーをuLilithSuite.gpiに指定すると、
 そのiniファイルのフェイスはuLilithSuiteを自動有効化して(または有効化の確認をして)読み込むようになります。)

アルバムジャケット画像のリフレクション・歌詞の表示について
アルバムジャケット画像のリフレクションや、歌詞を表示する場合は
uLilithSuiteに対応したフェイスのインストールが必要になります。

プラグインの設定について

まず、本体設定の「汎用プラグイン」の画面でuLilithSuiteのチェックを入れてください。
設定画面の「プロパティ」を開くと以下の内容の設定画面が表示されます。
使用したいジャケット画像や歌詞に合わせて設定してください。
(設定方法の詳細はulilithSuiteのzipファイル内のショートカットからアクセスできる
 Settings.html(説明書ページ)にも書かれています。)

「AlbumJacket」タブ

アルバムジャケット画像表示に関する設定を行います。
タグ検索
タグ内に埋め込まれたアルバムアート画像の読み込みについての設定です。
画像の検索(アルバムアート画像取得)の優先順位は、
ID3v2 > APEv2 > FLAC > AIFF > WMA > ファイル検索(後述) > Etc > 代替アルバムジャケット(後述)
になります。
□ ID3v2 : (デフォルト:ON
 ID3v2.2~2.4のアルバムジャケットの検索・画像表示を有効にします。
□ APEv2 : (デフォルト:OFF[※1]
 APEv2のアルバムジャケットの検索・画像表示を有効にします。
□ FLAC : (デフォルト:OFF[※1]
 FLACのアルバムジャケットの検索・画像表示を有効にします。
□ AIFF : (デフォルト:OFF
 AIFF-C/sowtタグとRIFFタグのアルバムジャケットの検索・画像表示を有効にします。
□ WMA : (デフォルト:OFF
 WMAのアルバムジャケットの検索・画像表示を有効にします。
□ Etc : (デフォルト:OFF
 アルバムジャケットの代わりにエクスプローラで使われているサムネイルを検索して表示します。
 (他の処理より重たいらしいので処理の重さが気になる場合はOFFにした方がいいようです。)
[※1]
 Ver.1.10以前のバージョンでは「ID3v2をOFFにしてAPEv2かFLACをON」にしていると、
 起動とファイル読み込み等で強制終了する不具合があったようですが、Ver.1.11以降では修正されているようです。

ファイル検索
音楽ファイルとは別に用意された画像ファイルをアルバムジャケットとして読み込む場合の設定です。
なお、タグ検索とファイル検索は同時に使用可能です。
(タグ埋め込み画像がないときに、画像ファイルをジャケットとして読み込むこともできます。
 この項目の設定によっては、SampleAlbumJacketと同じ動作にすることも可能です。)
□ 有効 : (デフォルト:OFF
 ジャケット画像のファイル検索を有効にします。
基底パス : [※2]
 アルバムジャケットを検索する基底パスを設定します。
 基底パスとは、「ジャケット画像すべてを共通のフォルダ(の以下)に配置している場合の、基準となるパス位置」のことです。
 画像を音楽ファイルと同じフォルダに置いているときなど、画像が共通の場所に無い場合は空欄にしてください。
[※2]Ver.1.14までは正常に機能していなかったようです。Ver.1.15以降では不具合修正され正常に機能するようです。)
検索書式 :
 以下の書式フォーマットを利用して、画像ファイルの位置を検索・取得します。
 (タイトル文字列の書式設定の識別子と似ていますが、一部異なるものもあります) [※3]
 拡張子は末尾に自動的に付加されるので入力する必要はありません。

 検索にはファイルのパス・ファイル名とタグ情報・ファイル情報などの各種情報が使用可能です。
%FilePath% ファイルのパス (ファイル名は含まない)    %ListNumber% ファイル番号 (プレイリストの No. カラムの値)
%FileName% ファイル名 (拡張子は含まない) [※3] %ListCount% リスト上のファイルの数
%FileExt% ファイルの拡張子
(「abc.mp3」なら「.mp3」になる) [※3]
%ListPlayed% リスト上の再生済みファイル数 (現在未実装)
%ListTotalTime% リスト上の全ファイルの合計演奏時間
%Title% タグのタイトル %FileType% ファイルの種類
%Artist% タグのアーティスト %Bitrate% 平均ビットレート
%Album% タグのアルバム %BitsPerSample% ビット深度
%Date% タグの日付 %Samplerate% サンプリングレート
%TrackNumber% タグのトラック番号 %Channels% チャネル数
%Genre% タグのジャンル %ChannelMode% チャネルモード文字列
(JointStereo とか、5.1ch Surround とか)
%Comment% タグのコメント
%TotalTime% ファイルの総演奏時間 %BitrateMode% ビットレートモード (CBR or VBR)
%ListCurrent% ファイルのリスト上での演奏順番
[※3]
 Ver.1.04以前のバージョンでは%FileName%が拡張子を含むファイル名全てを取得していましたが、
 Ver.1.05からuLilith本体のタイトル文字列の書式のほうの%FileName%の動作と同じく
 「拡張子無しのファイル名」で取得するようになりました。
 なお拡張子部分は拡張子取得用に新たに%FileExt%が追加されたので、uLilith本体の書式と同様にこの%FileExt%で取得します。
 Ver.1.04以前と同様の動作(拡張子つき)にする場合は%FileName%%FileExt%と指定してください。

基底パスと検索書式両方を入力した場合は、
(基底パス)/(検索書式){.jpg, .jpeg, .gif, .png, .bmp}
の形式で画像のパスが作成され、それに合うものがあれば画像が表示されます。
検索書式のみの場合は
(検索書式){.jpg, .jpeg, .gif, .png, .bmp}
の形式になります。

●設定例1
『音楽ファイルと同じフォルダにある「Folder」という名前のファイル』をジャケット画像として表示する(SampleAlbumJacketと同じ動作)
  • 基底パス
(空欄のまま)
  • 検索書式
%FilePath%\Folder
●設定例2
音楽ファイルと同じフォルダにあるcover.jpgのジャケット画像を表示する
  • 基底パス
(空欄のまま)
  • 検索書式
%FilePath%\cover
●設定例3
画像を音楽ファイルと別フォルダに分けていて、
下のように、音楽ファイルごとに対応する画像を個別に配置している場合は
C:\My Music(フォルダ)
   └jacket(フォルダ)
    ├album1(フォルダ)
    │├track1.jpg
    │├track2.jpg
    │└track3.png
    ├album2(フォルダ)
    │└ …………
    └album3(フォルダ)
     └ …………
(album1・album2・album3がタグのアルバム名、track1・track2・track3が曲名と同じ として)
  • 基底パス
C:\My Music\jacket
  • 検索書式
%Album%\%Title%
のように設定すると、ファイルごとに対応した画像が表示されます。
※例えば、アルバム名:album1、曲名:track2の音楽ファイルを再生すると、
 %Album%%Title%の部分がそれぞれ「album1」・「track2」となり
C:\My Music\jacket\album1\track2.jpg
の画像ファイルがアルバムジャケットとして表示されます。

エフェクト
ジャケット画像表示時のフェードイン・フェードアウトの設定(初期アルファ描画時間の部分)や
ジャケット画像の拡大表示・グレースケール表示、リフレクションの設定を行います。
初期アルファ : (デフォルト:180
 アルバムジャケットが表示された時の最初のアルファ値(不透明度)を0~255の間[※4]で設定します。
 ([※4] 「0」=完全透明・「128」=半透明・「255」=完全不透明)
 下の描画回数が「1」の場合はこの数値は無視され、最終アルファの設定で表示されます。
最終アルファ : (デフォルト:230
 アルバムジャケットが表示された時の最後のアルファ値(不透明度)を0~255の間で設定します。
 初期アルファよりも大きい数字を設定するとフェードイン表示、
 小さい数字を設定するとフェードアウト表示でジャケット画像が表示されます。
 初期アルファと同じ数字の場合はフェード処理は行われず、設定した不透明度ですぐ表示されます。
描画回数 : (デフォルト:10
 アルバムジャケットを表示するときのフェードイン・フェードアウト処理で描画する回数を1~10000の間で設定します。
 上の「初期アルファ」と「最終アルファ」が異なる数値の場合、
 フェードイン(またはフェードアウト)しながらアルバムジャケットが表示されますが、
 「初期アルファ」と「最終アルファ」の間に何回描画を行うかをこの項目で設定します。
 数値を大きくすると滑らかにフェードしますが、そのぶん負荷が大きくなります。
 なお、この数値を「1」に設定するか、「初期アルファ」と「最終アルファ」を同じ数値にすると
 フェードされずにすぐにアルバムジャケットが表示されます。
描画時間 : (デフォルト:100ms(0.1秒))
 フェード動作にかける時間を1~10000ms(=0.001~10秒)の間で設定します。
 しかし、この時間はあくまでも目安であり、正確な描画時間はお使いのPCのスペックに依存します。
 一枚のアルバムジャケットが描画された後、 描画時間 / 描画回数 分のSleepが挟まれます。
 即ち正確な総描画時間は、 描画時間 + 一枚のアルバムジャケットの表示にかかる時間 * 描画回数 です。
 上記の描画回数と反比例するように値を設定すると、滑らかなフェードが得られます。
※1 ジャケット画像をフェードイン表示させる必要がない場合は、
  描画回数1に、初期アルファ最終アルファは同じ数値に設定してください。(完全不透明なら255
※2 最終アルファ255(完全不透明)にしても、
  フェイス定義ファイル内の設定によっては半透明で表示されることがあります。
※3 アルバムジャケット画像が「サイズ変更が可能なサブウィンドウ」で表示されている場合、
  ウィンドウサイズを変更してもジャケット画像は再描画されず、
  最初に表示された時のサイズのままになります。(Ver.1.03からの動作)
  画像サイズを変更したウィンドウサイズに合わせたい場合はウィンドウを一旦閉じて開きなおすか
  音楽ファイルの方を再生しなおしてください。
  Ver.1.02以前の場合はウィンドウサイズを変更するたびに繰り返し再描画され
  そのつどフェードイン(フェードアウト)されて表示されます。
□ 拡大 : (デフォルト:OFF
 アルバムジャケットが画像の表示領域より小さい場合、画像の表示領域の大きさに合わせて拡大します。
 SampleAlbumJacketプラグインでは、表示領域よりも画像が小さい場合は画像は拡大されず、
 元の縦横サイズそのままで表示されますが、uLilithSuiteの場合はこの項目の設定で画像の拡大表示が可能です。
□ グレースケール : (デフォルト:OFF
 アルバムジャケットをグレースケールで表示します。
□ リフレクション : (デフォルト:OFF
 アルバムジャケットをX軸に対称に反転させ、アルファ値を線形に変化させたリフレクションジャケットを表示します。
 (水面に反射させたような画像効果でアルバムジャケットが表示されます。)
 リフレクションに対応していないフェイスを使用中の場合は自動的にOFFになります。
 反射率 : (デフォルト:60%)
  リフレクションと連動する設定項目です。
  リフレクションバッファにアルバムジャケットの何%を反射させるかを0~100%の間で設定します。
 初期α値 : (デフォルト:120
  リフレクションと連動する設定項目です。
  リフレクションの初期アルファ値(不透明度)を0~255の間で設定します。
  数値が大きければ強い反射、小さければ弱い反射のリフレクションジャケットが得られます。
 □ フィット : (デフォルト:OFF
  リフレクションと連動する設定項目です。
  アルバムジャケットとリフレクションジャケットの境界を無くします。

代替アルバムジャケット
□ スタティックイメージ : (デフォルト:OFF
 アルバムジャケットが埋め込まれていない音楽ファイルが再生された時、
 指定された画像をアルバムジャケットの表示領域に描画します。
パス :
 画像ファイルまでのパスを指定します。
 表示する画像ファイルを指定してください。

表示
GDI+表示優先 : (デフォルト:OFF
 Direct2Dで動作しているときにアルバムジャケット画像表示部分をGDI+で表示するかどうかの設定です。
 ONにすると、Direct2Dモードでもアルバムジャケット画像表示部分のみGDI+で表示します。

「Lyrics」タブ

歌詞表示に関する設定を行います。
タグ検索
タグ内に埋め込まれた歌詞データの読み込みについての設定です。
歌詞の検索(歌詞データ取得)の優先順位は、
ID3v2 > APEv2 > FLAC > AIFF > WMA > ファイル検索(後述) になります。
□ ID3v2 : (デフォルト:OFF
 ID3v2.2~2.4の歌詞の検索・表示を有効にします。
□ APEv2 : (デフォルト:OFF[※5]
 APEv2の歌詞の検索・表示を有効にします。
□ FLAC : (デフォルト:OFF
 FLACの歌詞の検索・表示を有効にします。[※6]
□ AIFF : (デフォルト:OFF
 AIFF-C/sowtタグとRIFFタグの歌詞の検索・表示を有効にします。
□ WMA : (デフォルト:OFF
 WMAの歌詞の検索・表示を有効にします。
[※5]
 Ver.1.11以前のバージョンではAPEv2の歌詞表示をONにすると強制終了していたようですが
 Ver.1.12以降では不具合修正されているようです。
[※6]
 Ver.1.21以前のバージョンではチェック不可能になっていましたが
 Ver.1.22から使用可能になりました。

ファイル検索
音楽ファイルとは別に用意された歌詞ファイルを歌詞として表示する場合の設定です。
□ 有効 : (デフォルト:ON
 歌詞ファイルのファイル検索を有効にします。
基底パス :
 歌詞ファイルを検索する基底パスを設定します。
 基底パスとは、「歌詞ファイルすべてを共通のフォルダ(の以下)に配置している場合の、基準となるパス位置」のことです。
 歌詞ファイルを音楽ファイルと同じフォルダに置いているときなど、歌詞ファイルが共通の場所に無い場合は空欄にしてください。
検索書式 :
 ジャケット画像検索と同様の書式フォーマットを利用して、歌詞ファイルの位置を検索・取得します。
 書式フォーマットの詳細については、「AlbumJacket」タブの同項目を参照してください。
 拡張子は末尾に自動的に付加されるので入力する必要はありません。

基底パスと検索書式両方を入力した場合は、
(基底パス)/(検索書式){.lrc, .kra, .txt}
の形式で画像のパスが作成され、それに合うものがあれば画像が表示されます。
検索書式のみの場合は
(検索書式){.lrc, .kra, .txt}
の形式になります。

検索の仕組みは、基本的にはアルバムジャケット画像の検索方式と同じなので
設定例に関してはアルバムジャケット画像の検索設定の項目も参考にしてください。
例えば、『音楽ファイルと同じフォルダにある、曲名と同じ名前のファイル』を歌詞ファイルとして表示するときは、
  • 基底パス
(空欄のまま)
  • 検索書式
%FilePath%\%Title%
と指定します。

文字コード :
 歌詞ファイルをどの文字コードでエンコードするか設定します。
 デフォルトはShift_JISです。
名称 備考
Shift_JIS (デフォルト設定)
UTF-8
UTF-16LE
UTF-16BE
System OSで設定されている文字コードが使用されます。
Auto 歌詞ファイルのデータから使われている文字コードを判断します。
euc-jp
JIS(iso-2022-jp)
US-ASCII

フォント
フォント : (デフォルト:MS ゴシック・レギュラー・12pt・文字飾り無し[※7]
 歌詞のフォントを設定します。
 設定出来るのは、 フォント名 、 スタイル 、 サイズ 、 文字飾り です。
色1 : (デフォルト:(0, 255, 0)[※7]
 歌詞の現在位置の色を設定します。
 歌詞の表示方式によって強調される部分が異なります。
  TYPE A :現在読み込まれている歌詞行の先頭~現在位置
  TYPE B :現在読み込まれている歌詞行の現在位置のみ
色2 : (デフォルト: 白(255, 255, 255)[※7]
 現在読み込まれている歌詞行の文字色を設定します。
色3 : (デフォルト: 灰色(100, 100, 100)[※7]
 先読みで表示される歌詞の文字色を設定します。
多段色1 : (デフォルト:(0, 255, 0)[※7][※8]
 多段ワイプでの歌詞の現在位置の色(色1と同様)を設定します。
多段色2 : (デフォルト: 白(255, 255, 255)[※7][※8]
 多段ワイプでの現在読み込まれている歌詞行の文字色(色2と同様)を設定します。
多段色3 : (デフォルト: 灰色(100, 100, 100)[※7][※8]
 多段ワイプでの先読みで表示される歌詞の文字色(色3と同様)を設定します。
アルファ値 : (デフォルト:255(完全不透明))
 フォントのアルファ値を0~255の間で設定します。
[※7]
使用しているフェイスによっては
「フォント」「色1」「色2」「色3」「多段色1」「多段色2」「多段色3」での設定が反映されずに
フェイス側で(iniファイル内の記述によって)設定されたフォント名・フォントサイズ・文字色で表示される場合があります。
(Ver.1.29からフェイスのiniファイル内に歌詞表示フォントの設定を指定するキーを記述することにより
 フェイス側からも表示フォント名・フォントサイズ・文字色が設定可能になりました。
 iniファイル内で表示フォント名などの設定が記述されているフェイスは、
 プラグイン設定画面での設定は反映されず、フェイス側の(iniファイル内での)設定が優先されます。)
[※8]
 Ver1.33以前(多段ワイプの文字色指定が未実装)の古いバージョンを使用していた環境で最新バージョンに更新した場合、
 「多段色1」「多段色2」「多段色3」の文字色設定が黒(0, 0, 0)になっていることがあるようです。
 その場合は多段色1~3を改めて設定し直してください。

歌詞
表示方式 : (デフォルト:TYPE A
 歌詞の表示形式を決定します。
  ○ TYPE A :
   現在読み込まれている歌詞行の先頭~現在位置が「色1」の色で強調表示されます。
  ○ TYPE B :
   現在読み込まれている歌詞行の現在位置のみ、「色1」の色で強調表示されます。
 どちらのTYPEでも、現在読み込まれている歌詞行の強調表示されていない部分は「色2」の色で表示されます。
先読み時間 : (デフォルト:3000ms(3秒))
 歌詞を何ms(ミリ秒)前に表示するかを1000~60000ms(1~60秒)の間で決定します。
先読み行数 : (デフォルト:2行) [※9]
 タイムタグが再生時間と先読み時間の和を超えている場合、最大何行まで先読みするかを決定します。
 行数は0~128行の間で設定が可能です。
改行方式 : (デフォルト:TYPE A[※10]
 歌詞の改行方式を決定します。TYPEによって改行ギャップ(インデント・字下げ)の追加方法が異なります。
  ○ TYPE A :
   先読み行数の分だけ改行ギャップが足されていきます。
  ○ TYPE B :
   先読み行数に関係なく改行ギャップが固定されます。
改行ギャップ : (デフォルト:0px) [※10]
 改行方式設定項目に依存する、先読み行のギャップ(X軸)(=インデント・字下げ)をピクセル単位で設定します。
 0~1000の範囲で設定が可能です。
なお、歌詞の表示部分が左揃え以外で表示されるフェイスの場合は
改行方式の設定や改行ギャップは使用されないようです。
文字ギャップX : (デフォルト:0px) [※10]
 歌詞の文字間ギャップ(X軸)(=単語ごとの横間隔)をピクセル単位で設定します。
 -1000~1000の範囲で設定が可能です。
文字ギャップY : (デフォルト:0px) [※10]
 歌詞の文字間ギャップ(Y軸)(=行ごとの縦間隔)をピクセル単位で設定します。
 -1000~1000の範囲で設定が可能です。
[※9]
 フォント・文字色設定と同様にフェイスによっては
 フェイス側で(iniファイル内の記述によって)先読み行数が設定されている場合があります。
 この場合は設定画面での数値指定は反映されずにフェイス側の設定が優先されます。
[※10]
 「改行方式」「改行ギャップ」「文字ギャップX」「文字ギャップY」は
 Direct2Dで動作しているとき(本体設定の「表示→フェイスの Direct2Dを使用する」が有効のとき)」は
 設定が反映されないようです。

表示
GDI+表示優先 : (デフォルト:OFF
 Direct2Dで動作しているときに歌詞部分をGDI+で表示するかどうかの設定です。
 ONにすると、Direct2Dモードでも歌詞部分のみGDI+で表示します。
同期タイプ : (デフォルト:同期
 歌詞の同期表示・非同期表示を設定します。
名称 備考
同期 同期歌詞のみを表示(デフォルト設定)
非同期A 歌詞をそのまま非同期で表示
非同期B タイムタグを削除して非同期で表示
非同期C タイムタグと@タグを削除して非同期で表示

uLilithSuiteの設定の保存先について

uLilithSuiteの設定内容は、uLilith本体設定が入っている「Config」フォルダにある
「GenericPlugin」フォルダの中の「uLilithSuite」フォルダに入っているsettings.iniに保存されます。
uLilithSuiteの設定のみ初期状態に戻したいときは、この「uLilithSuite」フォルダのsettings.iniを削除してください。
settings.iniの削除はuLilithが起動していない時に行ってください。

プラグイン使用上の注意

汎用プラグインの設定画面でuLilithSuiteの設定を変更した後は、
uLilithの再起動をしないと設定が反映されないようなので気をつけてください。

Ver1.03までのuLilithSuiteプラグインで歌詞を表示している間は、uLilithの動作が不安定になってしまうことがあります。
(歌詞表示中(歌詞があるファイルを再生中)にメニューを表示したり、フェイスを変更しようとすると、
 音楽が流れたまま動作が固まってしまうことがあるようです)
Ver1.0.4以降ではこの不具合は修正されているようです。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

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最終更新:2018年11月02日 23:44