編集の前にトップページか参戦作品でガイドラインを読んでから編集してください。ガイドライン違反の内容は削除対象となります。
「太陽の使者 鉄人28号」
- 放映日時
- TV放送:1980年10月3日~1981年9月25日
ストーリー
- 今は亡き父・金田博士の遺産「鉄人28号」を受け継いだICPOの金田正太郎は、悪人から世界の平和を守るため戦う。
悪魔が街を狙ってる、僕らの街を狙ってる! スクランブルだ緊急出動、メカニックスイッチ・オン! 戦え、鉄人28号!
特徴
- 「鉄人28号」としては二度目のTVアニメ化作品。
- 「破界編」から参戦している「六神合体ゴッドマーズ」とは同じ横山光輝の原作にあたり、同局同時間帯で放映されていた前番組にあたる。
- 今作でも大塚警部(長官)をはじめ敵味方共にゴッドマーズとのクロスオーバーが多い。
- 本作(再世篇)唯一の完全新規参戦作品である。
- 新規参戦ではあるが今回はゴッドマーズの追加要員といった面もあり原作での黒幕ポジションもゲシュタルトが担っている。
- 本作未登場の宇宙魔王の存在も含めて次作以降に期待したいところ。
登場人物
パイロット
金田正太郎
- 本作の主人公。
- 小学生ながらICPOの一員。
- 今や広まった「ショタコン(正太郎コンプレックス)」という言葉の語源となった人物。初代でも今川版でもなく太陽の使者が大本である。
- ただしこの言葉を提唱した人物は、太陽の使者ではなく原作漫画版や初代アニメの正太郎をイメージしていたらしい。
- そういった事情もあってか、キューピッドの日イベントでなんだか危ない感じの人らに…。
- 今作ではワッ太とは同じ小学校のクラスメイトという設定。
- しかし正太郎はワッ太より2歳年下のはずである。
- 前作で出て来なかったのはブランチ一味を追っていたから。
- 原作中では悪党相手であれば全く容赦をしない事でも有名。敵を殴る時は的確にコクピットを抉っていた。
- フライングキックでは敵メカのコックピットをパイロットごと容赦なく蹴り砕いていたが、今作では未再現。
- だがローリングアタックのダメージ演出はかなりエグい。機体によっては乗る人がミンチよりひどいことになってそうなくらい。
- OPでは鉄人の肩から易々と地面に着陸するという驚異の身体能力を発揮する。…勿論演出だが。
- 鉄人フルパワーのとどめ演出では、このシーンのラストカットが再現されている。
ブランチ
- ロボットマフィアのボス。
- 原作では彼よりさらにスケールが大きい相手が待ち構えているのだが…今作では登場せず。
- 原作での黒幕的役割を今回はゲシュタルトのメタールが担っている。
ブランチメンバー
- ブランチ率いるロボットマフィアの面々。当然ながら犯罪者なのだが、民間人である竹尾ゼネラルカンパニーの面々に捕えられるという失態も。
非パイロット
敷島牧子
- 敷島博士の娘で正太郎のガールフレンド。愛称はマッキー。
- ゲッターロボの敷島博士の孫……というのはもちろん冗談。
敷島大次郎
- 金田博士の設計を元にして鉄人28号を作り上げた科学者。
- スーパーロボット博士のご多分に漏れず、戦闘指揮もこなせる臨機応変な優秀人物である。
- 内容を知らないファンからは混同されがちだが、ゲッターロボの敷島博士との関係は全くない。
- 発表は「鉄人28号」の方が早く、「ゲッター」の敷島博士が名前をなぞったと考えるのが妥当。
- あっちの敷島博士とは違って常識人。
不乱拳(ふらん けん)
大塚警部
- サラッと説明されるだけだが、かつてICPOに所属していた時の大塚長官(六神合体ゴッドマーズ)のこと。
- 一介の警部からクラッシャー隊の指揮官にまで出世したのは本作における一連の事件を解決した功績の為、妙なパラドックスである。
機体
鉄人28号
- 金田賢太郎博士が開発し、敷島大次郎博士によって完成された、正太郎が操る巨大ロボット。
- 初代(漫画版)鉄人とはデザインラインが全体的にスマートで細部が違う他に瞳が無いという特徴がある。
- 操縦方法は外部からの遠隔操作。動力源は太陽エネルギー転換システム(今流行のソーラーパワー)。
- 普段は敷島博士宅のテニスコートの下にいる。
- コントローラーには鉄人のアイカメラからの映像パネルや2本の操縦桿がある。このリモコンは複数のチャンネルを使うレインボーウェーブというもので、妨害されにくい。
- この「ビジョンコントローラー」の通称であるVコンの命名者は敷島牧子。
- 「Vコンシステム」により、パイロットが搭乗していないメリットを存分に発揮。連続ターゲット補正無効、プレースメント補正無効、精神耐性つきでAB取得のクワトロも霞む高性能。
- 一方で「良いも悪いもリモコンしだい」の言葉通り、リモコンを奪われると…。
- 内蔵火器が一切なく、攻撃手段は殴る蹴るのみ。おかげでかなり頑丈な部類。
- 大抵の〆技は「フライングキック」。本作でも「鉄人フルパワー」が出るまでは最強技になっている。
- 鉄人フルパワーでも演出上は〆技となっており、鉄人を象徴する技であると言える。
- ローリングアタックが命中した際の演出が凄まじい。おそらく次元獣の攻撃を当てられたぐらいすごい。
- デザインはゴッドシグマやダンクーガノヴァをてがけた村上克司。「再世編」では鉄人を含め、村上デザインの変遷を見ることができる。
- 今作では「08」という整備ロボットを連れてきているおかげで修理装置が付いている。
- 本作では再現されなかったが、『独立連動システム』という名前からして矛盾する謎のシステムを持つ。
- 要するに稼働動力が少なくなれば少なくなるほどその分余ったパワーを他の部分に回してパワーをあげる底力の様なもの。だが、何故そんな物が搭載されたのかは謎。
- 一応、どんなにダメージを受けても各部が独立して稼働するためパワーダウンしないものとされている。
- スパロボ過去作なら部位破壊があったGC/XO向きの設定である。
- OP主題歌の「空だ海だ地の果てだ」を忠実に再現して地形適正オールAという稀有な機体。
ブラックオックス
- 歴代シリーズに登場する永遠のライバルロボット。時に敵として、時に心強い味方として活躍する。本作においてもその関係は変わらない。
- 開発者は不乱拳博士。Vコンで操作される鉄人とは反対に、こちらは自らの意思で動くロボット。
- 但し、知能は3歳児程度。その為この作品のオックスはライバルと言うより純粋無垢な弟分であると言うのが正しい。それゆえに簡単にだまされたりするのだが。
- 初代(漫画版)鉄人のブラックオックスは、鉄人に比べてスマートで魅力的なデザインから後の多くのロボット作品に影響を与えたことでも知られる。
- ゲッター1、マスターガンダム、ゲシュペンスト、果てはグラハム専用ユニオンフラッグカスタムII等枚挙に暇がない。
- ゲッター1とは入れ違いで共演を逃してしまったが、今回はある意味モチーフにさらに近づいたブラックゲッターと夢の共演を果たした。
- 本作のブラックオックスは初代と大分デザインが違っているため、見比べてみるのも良いだろう。
- 今作ではダイガードの飯塚が訓練を引き受けてくれた。
- 残念ながら鉄人28号との合体攻撃は無し。
ブランチロボ1号
デスラム
ブランチロボ5号
補足
- 本来のタイトルはこちらも「鉄人28号」なのだが、初代アニメと区別するためにLD発売時にこちらのタイトルになった。
- それ以前は「(新)」「('80)」等と表記されることがあった。
- なお、現実のICPO(国際刑事警察機構)は、国際犯罪および国際犯罪者に関する情報のデータベース化とフィードバック、国際手配が主な仕事で、本作や「ルパン三世」のようなフィクションのICPOのように逮捕権はない。
過去参戦作品
最終更新:2012年08月07日 00:21