アニメコンプレックス特撮系バラエティヒーロー】カテゴリです。
ここでは特撮+アニメによる実写作品『コメットさん(1作目)』(1967.7~68.12・TBS/国際放映)の第49話以降のゲストキャラを取り上げます。



★第2部ゲストキャラ


空飛ぶ自動車 {#49}
武・浩二兄弟が将来みどりと一緒に乗るための改造ポンコツ車に魔法をかけたもの。
宇宙も飛行可能。月型の星座に乗っていたみどりを乗せた。
星座の熊と競争したり、かんむり座にいる星の王様を驚かせた。
エンストになった車を天国ガソリンスタンドで星のエネルギーをチャージしていた。
星の王様 {#49}
かんむり座に星座のお城を建てている。
武・浩二兄弟が空飛ぶ自動車で来たご褒美に月桂冠をあげた。

パイの精 {#50}
結婚指輪を紛失したスミ子の悩みを解決するため、コメットが聞いていた。
男性が女性に押しつぶされていた。
アリ {#50}
アニメキャラ。菓子店にあるウェディングケーキにたかっていたアリ。
武・浩二兄弟は65円分のアリのたかった部分だけのケーキを買って、アリの巣にあげた。
その後、コメットと武・浩二兄弟に地底のアリの国を探検した。
アリの国食糧倉庫のパイにダイヤモンドが隠れていた。

紙人形 {#51}
笹舟に乗せて川に流せば願いが叶うという流しびな。
子供たちの「アイスが食べたい」などろくでもない願いを見たコメットが、真逆の効果を与えた。
しかし病弱のジローの「本当の海が見たい」願いは叶えさせ、タロー・ジロー兄弟と武らをボートに乗せて海へ。
その際、紙人形にも魔法で話すようになり、魂が分離したジローも子供たちと海で遊べるようにした。

てるてる坊主 {#52}
武・浩二兄弟がぶら下げたてるてる坊主。遠足雨天で中止になると首を切られるので、
雨の国へ行って神様に嘆願した。雨の国のシーンではアニメになっていた。
雨が止まないことで武・浩二兄弟に八つ当たりされてしまう。
復讐のため立ち上がり、てるてる坊主の集団や自ら変形した兵器で武・浩二兄弟に仕返しすることに。
やりすぎと感じたコメットは武・浩二兄弟と共に小さくなって、戦車に乗って反撃した。
降参した後、コメットらに「雨の国に行けばいいんだ」と伝える。
  • 黄色のてるてる坊主 : リーダー。折り紙の兜をかぶっている。
  • 赤のてるてる坊主 : 肉弾三銃士のひとり。筆に乗って墨で落書きする。
  • 青のてるてる坊主 : 肉弾三銃士のひとり。
  • 桃色のてるてる坊主 : 肉弾三銃士のひとり。
  • 紙飛行機 : てるてる坊主が変形した。
  • 紙爆弾 : 筆箱と鉛筆を使って、丸めた折り紙を飛ばす。
雨の国の神様 {#52}
天空にある雨の国の神様。一本角で鼻がじょうろになっている。
てるてる坊主たちは命乞いのためにお願いするが拒否される。
てるてる坊主騒動の後、コメットらは折り鶴に乗って雨の国を見学した。
おもちゃ戦車 {#52}
コメットと武・浩二兄弟が魔法で小さくなり乗り込んだ。
弾丸で次々とてるてる坊主の軍隊を攻撃した。
キャタピラで黄色のてるてる坊主のスカートのような部分を轢いて、勝利した。
折り鶴 {#52}
コメットたちが雨の国に行くために乗った魔法の折り鶴。

肝だめしのオバケ {#53}
石原家の両親の子供時代の肝だめし大会に登場。
三郎は恐怖に克服するため、拍子木を何度も叩いていた。
  • からかさ
  • 一つ目小僧
  • ちょうちんオバケ : 口の中にろうそく。
  • フランケン
  • ドクロ
  • ドラキュラ

怪物A(泉梅之助)&怪物B(きくち英一){#54}
<工事中>。

ナキムシ {#55}
ベータンの弟の1番目で髪の毛の色はピンク。名前の通り泣き虫。
他の弟たちと共にイタズラをする。
みんなでホットケーキ2箱を食べた後、コメットは武・浩二兄弟に罪をなすりつけていた。
オコリンボ {#55}
ベータンの弟の2番目で髪の毛の色は青。名前の通り怒りっぽい。
ローラースケート靴でかっ飛ばす。
チャッカリ {#55}
ベータンの弟の3番目で髪の毛の色は赤。生意気でおっちょこちょい。
ブースター付きロケットでやって来た。
ロンパリ {#55}
ベータンの弟の4番目で髪の毛の色は緑。目がくっついているのが特徴。
ベーコちゃんというガールフレンドがある。
インテリ {#55}
ベータンの弟の5番目で髪の毛の色は茶色。名前の通りインテリで眼鏡が特徴。
辞書で居候を調べ、ベータンが“厄介者”扱いにされていると思いこんだ。
兄弟と一緒にスミ子の楽譜の音符を食べてしまった。
最後は5匹ともロケットに縛られ、β星へ還された。その最中、星の先生とぶつかった。
ベーコちゃん {#55}
β星の小型怪獣と思われるロンパリの恋人。名前だけ登場。

サンダー・コング {#56}
星の先生が呼び出した魔法のゴリラの人形。女声で言葉を話す。
弱気な性格でやる気は無いが、それでも大きな体でビビらせることができる。
テレビを壊されたことをきっかけに本気となり、泥棒退治に活躍した。
赤ボコ(今野まこと)&青ボコ(牧はるを) {#56}
石原家に空き巣に入った二人組。しかし、石原家に貯金通帳を忘れてしまう。
盗んだ金でヨットを買って世界一周をしようとする。
赤ボコが兄貴分で青ボコが子分だが、ひょんなことから地位が逆転した。
テレビを壊されて怒ったサンダー・コングに容赦なく攻撃された。

虫歯の悪魔〔虫歯の鬼〕(池島**) {#57}
虫歯菌で、悪魔の全身タイツ姿。キャストはクレジットされていない。
チョコレートが大好物で、浩二の歯の中で虫歯を作っていた。
コメットの魔法でミクロ化した武とコメットの活躍でスプレーを浴びせられ、溶けてしまった。
予告編では“虫歯の悪魔”と呼ばれていたが、本編では“虫歯の鬼”と呼ばれていた。

宿題 {#59}
居眠り中の武・浩二兄弟の夢の中に出てきた。
学習ドリルや日記帳に手足が生えたもの。
武・浩二兄弟の両親や先生も一緒に襲ってきた。

ギャロ(北川巧){ #60}
メンコから実体化した水色の顔の正義の妖怪で、黄色いローブを着ている。実写の姿とアニメの姿の2つ。
メンコ1枚で200枚も稼いだ最強クラスだが、メンコの中にいたときは生傷が絶えなかったほど。
大きく息を吸い込んで、邪悪な妖怪を食べてしまう。
貨幣をメンコと勘違いするほど金銭の価値がわからないのを武・浩二兄弟が利用して、金儲けに走った。
武・浩二兄弟の顔に青いペンキで、食べた妖怪の数を示す×印を書く。
ケイブンシャ刊『全怪獣怪人(上)』では、写真の解説に「コメットと戦った妖怪」という誤記があった。
ガマ太郎 {#60}
武・浩二兄弟の妖怪漫画『ガマ太郎』から実体化した妖怪のひとり。アニメキャラ。
おそらく『ゲゲゲの鬼太郎』のような髪型の白髪で唇が大きい妖怪と思われる。
オレンジの体に灰色のシマが付いている。
妖怪漫画を読みすぎた武・浩二兄弟を妖怪の国へ招待した。
最期は他の妖怪と共に、ギャロの何でも吸い込む攻撃によって食べられてしまった。
名称不明 {#60}
灰色の体に一本角。黒いマント。妖怪たちのリーダー格と思われる。
マントを広げて妖怪の国の後継を見せる。
落第生のコメットの魔法が効かない。
名称不明 {#60}
水色の体の妖怪。武・浩二の耳の中に入り込んだ。
子分の妖怪に武・浩二の神経をかじらせた。
妖怪の王 {#60}
アニメキャラ。ガマ太郎ら配下の妖怪に、武・浩二兄弟を妖怪の国へ連れてくるよう命令した。
目的は武・浩二兄弟をゆでて食べること。
名称不明 {#60}
豚鼻の妖怪。妖怪の王に武をすすめる。
名称不明 {#60}
オレンジ色の小悪魔。ギャロが最後に食べた。

ドラのニャン太郎 (梅津栄){#61}
コメットが魔法でドラ猫を渡世人の姿に変化させたもの。
3年前に金倉家の主人に親猫のおたまと引き離され、捨てられてしまった。
金倉家の御先祖様が猫を殺害したことを憎んでいる。
人間の姿の時は奇怪な行動を取る。
スミ子が泥棒猫対策で仕掛けた猛毒かまぼこを持って食べようとしたが、コメットが石にして阻止した。
金倉夫人がおたまが千葉県にいることを教えたが、おたまは夕べに亡くなっていた。

山ン婆 (田中筆子){#63}
妖怪の森に潜む老婆の妖怪。人間を食べる。しかもハイスピード。
鷹の姿(アニメ)に変身して炎でコメットを失明させ、苦しめた。
おたえの投げた手まりにコメットの魔法を合わせた必殺技で倒された。
おたえ(鶴ひろみ) {#63}
妖怪の森へ誘う手まりをつく少女。
山ン婆の攻撃によって失明したコメットの目を治療し、消えていった。
声優の鶴ひろみさん*1が子役時代に演じていた。

会津藩の落武者(伊藤信明) {#64}
明治維新のとき、会津・鶴賀城から持ってきた財宝を米沢藩に隠したという。
解説シーンのときは実写で、亡霊の姿はアニメである。
石原家の祖先が会津藩の重臣であることから、石原家がその家宝である埋蔵金探しへ。
その第2の埋蔵場所の洞窟の奥で亡霊として出てきて、武・浩二兄弟を催眠術にかけた。
コメットの魔法で武・浩二兄弟を僧に変身させ、お経で封印させた。
その後、本物のお坊さんに成仏させてもらった。
足軽の霊 {#64}
会津藩の落武者の霊とともに出現。火縄銃を撃って攻撃。

ジロー(小沢直平) {#66}
金倉夫人がコメットに子守をさせた赤ちゃん。
ゴーゴーバーでの騒ぎで、コメットが魔法でによって18歳に一時急成長させた。
コメットは星の先生から0点をもらい、元に戻せなくなるハメに。
その後、ひょんなことから三郎が事故になってしまう。
コメットは行いを反省して、星の先生が赤ちゃんになる12時間前に時間を戻してもらった。

マリー {#71}
人形劇団“三姉妹”の巡回人形劇に登場する金髪の少女人形。
三姉妹の明子が急性盲腸炎で入院してしまったため、コメットが操演の代役を務めた。
コメットは人形操作を特訓するが怒られ、劇団から逃げてしまう。
コメットが一度人形を投げ捨てるが、明子のことを思い出したコメットの涙で動き出す。
ギター演奏でコメットは『ジグザグな屋根の下で』の歌を歌った。
悪人にトランクごと盗まれるが、身軽な動きと怪力で悪人を退治した。
ケロちゃん {#71}
巡回人形劇に登場する茶色のカエルの人形。
泥棒にケースごと奪われた後、捨てられるが、ネズミの人形らと共にマリーを応援した。

殿様(谷村昌彦) {#73}
コメットの親孝行のお話に登場。玩具コレクターの殿様で、政治に全く関心がない。
国中から御所車の玩具を集めていた。
武・浩二兄弟そっくりの親孝行兄弟に“生きている小さな牛”を持ってくる無理難題を出す。
親孝行兄弟は、三つの玉(勇気・愛・知恵)が一つになった玉の力で《牛の作り物》を出して、心が小さな牛を動かしたことを伝えるが信用されず、両親が死刑にされそうになる。
最後は、コメットそっくりの町娘の術によって赤ちゃんにされてしまった。

昌平おじさん(浜田寅彦){#74}
スミ子の叔父さん。おとぼけでホラ吹きな考古学者。スミ子に貧乏神呼ばわりされている。
縄文式土器を発掘したことをスミ子らに言うが、武はあきれる。
実は、土器のかけらは武の貯金箱を加工したインチキだった。
コメットが武・浩二兄弟に渡した魔法の指輪で縄文時代にワープ。武らの代わりに抜歯の儀式を受けることになった。
その後、縄文時代の大酋長となった。
古代人酋長(筑紫あけみ) {#74}
縄文時代の古代人の女王。女性中心の社会なので、彼女の領土の住人は平等に暮らしている。
武・浩二兄弟に抜歯の儀を実行することを決めた。
古代人(鮎川浩, 渡真二他) {#74}
縄文時代の住人で、セノキミなどがいる
武が現代から持ってきたカメラを見て、驚いていた。
成人の証として武・浩二兄弟として抜歯の儀で歯を抜こうとした。

ルンペン(大泉滉) {#75}
何でも願いが叶う魔法のピンポン玉の持ち主。勉強ができないで悩む武と遭遇する。
ピンポンの力で、王様やら独裁者やら革命家やらいろいろなことをやってきたと武に言う。
武にタダでピンポン玉をあげて、呪縛から解放されたことを喜んだ。
魔法のピンポン玉 {#75}
持ち主の願いを何でも叶えてくれるピンポン玉。何でも思い通りになる。
武はテストの答えを電話で知って100点を取ったり、欲しいものが何でも手に入った。
しかし、投げ捨てようとしても戻ってくる。中には禁断の箱が入っていた。
箱に操られて奴隷のように1000年以上働く小人たちがいて、コメットが箱を爆破して小人を解放した。

野見(平凡太郎) {#76}
サッカーチームの少年たちに昆虫名の仇名をつけてバカにし、やる気がない武・浩二兄弟にあきれたコメットが、DDTをかけられ死にかけになったノミに魔法をかけ、人間にした姿。
ご主人はペット好きで、そのおかげで血をたらふく吸ってきた。
運動神経の鈍い武・浩二兄弟を鍛え、虫たちのサッカーチームを率いて鳥羽コーチ率いるチームと試合をした。
虫たちを人間にする条件として、巨大注射でコメットの生き血を要求する。
試合の時はアニメのノミの姿に変身して、ミラクルテクニックを披露。
和良地(山口譲){#76}
読み仮名 わらじ
わらじ虫が人間になった姿で、虫チームのもう一人のエース。
すぐ転ぶ癖がある。本来の虫の姿で丸まったときはアニメになる。
虫チーム(泉梅之助, 渡辺白洋児, 南明, 小林文彦他){#76}
コメットの魔法で人間の姿に変わった昆虫たちによるサッカーチーム。
人間体になったときは通常の人間の倍以上のスタミナを発揮する。
武・浩二兄弟と共にサッカーチームを結成した (ちなみに監督がコメット、野見がキャプテン)。
役名がクレジットされていた和良地(=わらじ虫)以外のメンバーは以下の通り。
  • しゃくとり虫 : 緑の服にマント。地面を這う動き。
  • いも虫 : 線の入った衣装。
  • はえ : 黒い服。
  • かまきり
  • ごきぶり
  • てんとう虫
  • かぶと虫

オチバ君(太田博之) {#77}
落ち葉の精霊。葉っぱから王子になるアニメ演出から実写の姿になる。
黄色いブーツを探している。

マッチ売りの老婆(長島丸子) {#78}
スミ子がローソクを眺めているときの夢の中のシーンに出てきた。
老婆の顔を見て気絶してしまった。
マッチ売りの女(木葉久美子) {#78}
三郎が『マッチ売りの少女』を思い出している途中、夢で遭遇した。
なぜかピストルで撃たれてしまい、目が覚めた。
マッチ売りの少女(鶴ひろみ) {#78}
クリスマスの鬼ごっこのときに見た武・浩二兄弟の夢に出てきた童話の主人公。
マッチを売りながら雪の街をさまよう少女。貧しいため靴も買えずにいる。
武の場合、水が出るマッチがきっかけで夢から覚めて、鬼役のコメットに見つかってしまった。
浩二の場合、雪の街で少女のマッチを買うが、うまく擦れない。
ひょんなことから浩二はおたずね者になり、レンガの前で浩二がマッチを擦ると海が見えて脱出した。
白装束 {#78}
浩二の夢の中に出てきた白装束の集団。声は大人だが中身は子役たちが演じている。
おたずね者にされた浩二とマッチ売りの少女を執拗に追いかける。



★3代目コメットさん(1987・フジテレビ系)【おまけ】


※1987年ごろ、フジテレビ系でリメイクされた単発短編ドラマ。初代のリメイク版。
バラエティ番組内のコントと思われる。

コメットさん(国生さゆり)
主人公。幻の3代目。
3代目武くん(カケフくん)
“3代目”とテロップ表示されていたが、実際は2代目。



  • 情報提供:籾山幸士さん, どどこ@独身さん

参考HP

【β星より愛をこめて】
http://www.geocities.jp/comet19671968/
最終更新:2010年09月11日 23:50

*1 ※当時の芸名の名字は“鶴の上に“雨かんむり”。