「学問のすすめ」は古典的名著なので必読です。原著は明治擬古文だから読みづらいという人は、せめて
現代語訳を聴いてみることをお勧めします。江戸・明治の両方を生きた人がここまで合理的に考えて啓蒙活動を行っていたことが嬉しくもあります。できたら小学生高学年のうちに読ませたいです。なぜ勉強する必要があるの?という素朴な疑問に明治の啓蒙家が懇切丁寧に答えてくれます。
1867年の大政奉還を機に侍の時代が終わりましたが、それからまだ150年も経っていないことに驚きを感じます。侍の時代であった江戸時代と近代日本の発祥である明治の間で一番大きな隔たりは、福沢諭吉が言うように技術力ではなく政治思想や国民の考え方といったメタな内容なのだと思います。そして、明治と平成が違うのもやはりそのメタな部分の違いでしょう。インターネットという技術が存在するまでは思いもしなかったGlobalizationの考え方・・・。150年前の日本人は、もしかしたら国民がどんどん豊かになっていく生活を夢見たのかも知れませんが、インターネットのような道具を使って世界がフラットになり、世界中の人が相互にコミュニケーションを取れる世界までは想像できなかったでしょうね。
少年老い易く学なり難し