荻沢航路(おぎさわこうろ)、または内荻航路(うちおぎこうろ)は内急フェリーおよび荻沢電鉄が運航する、内池と荻沢を結ぶ航路である。内池側では主に「荻沢航路」、荻沢側では「内荻航路」の名称で親しまれている。
概要
荻沢航路(おぎさわこうろ)、または内荻航路(うちおぎこうろ)は
内急フェリーおよび
荻沢電鉄が運航する、内池と荻沢を結ぶ航路である。人気の内池~愛浜航路の補完として内池と荻沢を結ぶ航路として開通した。
なお当初の単独運航会社であった内急フェリーの歴史的経緯(詳しくは
内急フェリー参照)、および鉄道車輛航送を行っていないことから厳密な定義での鉄道連絡船には当たらないとされている。しかし内池・荻沢両岸ともに鉄道線との連絡があり非常にアクセスのよいことや、資本上での鉄道会社とのつながりや共同運航という形で鉄道会社である荻鉄の運航への参画、連絡船車券の発売や案内上での取り扱い(内急側では《フェリー連絡》、荻鉄側では《内荻航路乗換》の案内を実施)などから鉄道連絡船の一つとして扱われている。
また当航路では夜行で長時間となることと内池自治府からの自治府の保安上の要請により乗船名簿への記入が必要である。そのため、荻鉄の他航路では可能なMinaca・UTICAなどでの直接の乗船は不可能である。
ただし内池側については内池急行の各駅や内電旅行各店、主要旅行代理店で、荻沢側では荻鉄グループの本支店、各駅や営業所、荻鉄乗車券取扱のある旅行代理店、荻鉄オンライン乗車券予約サービス『e-ogitetsu.net』にて乗船券をUTICA・MinacaなどのIC乗車券の残高(内池側と荻鉄荻沢・愛浜地区ではスピードカードも可能)で購入することが可能である。
路線データ
路線名 |
荻沢航路/内荻航路 |
よみ |
おぎさわこうろ/うちおぎこうろ |
事業区分 |
定期旅客航路 |
運航会社 |
内急フェリー株式会社 |
荻沢電鉄株式会社(2014年より) |
総路線長 |
*.*km |
運行区間 |
内池本港~荻沢港 |
各船舶船籍港 |
内池港(内池自治府内池市)[内急フェリー] |
荻沢港(愛浜県荻沢市)[荻沢電鉄] |
備考 |
内急フェリー・荻鉄の共同運航 |
運行形態
夜行1往復の運航。所要時間は約8時間。
現在、内急フェリー・荻鉄合わせて2艘の船舶が就航中であり、各船舶が交互に運航されている(往路復路をそれぞれ隔日で担当)。なお、内池側は内急が、荻沢側は荻鉄が発券業務を担当している。
運賃計算は、内急フェリーの運賃表を採用。2500円が基本運賃となる。
舶車接続について
内池港(内池本港)
鉄道線から、航路への接続保障あり。なお、船舶から鉄道線への接続保証は内池本線の列車が多い為なし。ただし座席指定券についてはフェリーが遅れた場合後続の列車で使用、または無手数料で払い戻し可能。実際にははまもり号の定刻に臨時特急を発車させてはまもり号の発車時刻を遅らせることも多い。
荻沢港(荻沢桟橋)
鉄道線から、航路への接続については、出航時刻10分前に到着する列車まで接続を保障。
なお航路から鉄道線への連絡保障は無いものの、3~10分間隔にて鉄道線の運行を行っているため、長時間待つことなく乗車可能。
荻沢港線を経由し、荻沢駅(15分程度)より特急列車を利用される場合、余裕を持った計画をお願いします。
本航路を介した鉄道・自動車・他航路運賃計算上の注意・特例
内急フェリー
荻沢航路に限ったことでもないがUTICA・スピードカードでの直通乗船は不可能である。内急線直通の連絡乗車券については通常切符・企画乗車券では発売しているがUTICA・Minacaなどでは適用されないため発駅~本港駅/内池本港~荻沢港と運賃が本港でリセットされるので注意が必要。
荻沢電鉄
荻鉄電車、バスおよび荻鉄他航路(宮路島)との連絡乗車券を購入する場合、荻鉄他路線の運賃に本航路の運賃を単純に合算する形を採る。なお、有効日数は一括購入する場合に限り、荻鉄他路線キロ程に関わらず一律1日(往復は2日)を追加する(そのため、40km以下の普通乗車券と本航路の乗船券を一括で購入した場合、途中下車が可能となる)。
また、本航路ではMinacaなどのIC乗車券では、乗船時に乗船名簿への記帳が必要であり直接の乗船ができないため、運賃計算が内池本港・荻沢桟橋で打ち切られる(元々運賃制度上も打ち切りではあるが)。
鉄道/自動車特定都区内を適用することも可能であるが、選択により不適用とすることも可能である。
就航船
- 運航中の船舶
- 内急フェリー所属
- 荻沢電鉄所属
- いちぜき丸
- 総トン数5000t、元商船愛浜所属。
- 最大船速は22ノットであり、特別な事情が無い限り、本船舶が就航している。
- 第二ささぎ丸
- 総トン数3050t、鉄道車両航送可能《ただし本航路では使用停止》。
- 最大船速はいちぜき丸同様22ノット。副務船であり、いちぜき丸のドック入り時や臨時便としての運航用に指定されている。
その他
- 2015年夏季から内急フェリーの名物である潮風カレーと荻沢電鉄航路の連絡船ラーメンの「食の相互乗り入れキャンペーン」が開始され荻鉄いちぜき丸で内急名物潮風カレーが、内急フェリーのフェリーはるかで荻鉄名物連絡船ラーメンが販売されることになった。
- ドック時期についてはフェリーはるかは1月の内急フェリー冬ドック期間に、いちぜき丸は8月にドック入りとなる。期間中は荻鉄担当便については第二ささぎ丸で、内急フェリーは夏ドックを済ませている船舶(2016年は「フェリーうく」の予定)で代走を行う。
歴史
年号 |
できごと |
1998年 |
繁忙期のみの航路として開設。 |
2012年3月 |
愛浜航路の補完として定期就航。 |
2014年 |
荻沢電鉄との共同運航となる。 |
駅一覧
関連項目
編集履歴ノート
最終更新:2016年03月25日 20:05