東風ヶ丘線(こちがおかせん)は荻沢電鉄の鉄道路線である。



鉄道路線データ

路線名 東風ヶ丘線
読み方 こちがおかせん
ラインカラー コチニールレッド
運営事業者名 荻沢電鉄(2016年5月31日まで)
MHRみはらし鉄道(2016年6月1日から)
区間 東風ヶ丘中央-見晴市-荻沢
路線距離 42.0km(支線含む)
軌間 1067mm
駅数 24
複線区間 全線
電化区間 全線
電気方式 直流1500V
閉塞方式 自動閉塞
保安装置 ATS-P(2016年5月まで)CS-ATC(2016年6月より)
運行支援装置 ATO(荻沢北支線旅客列車および回送列車のみ)
運転指令所 沿線主要駅からの指令
または荻沢指令所在来線事業部(2016年5月まで)
MHRみはらし鉄道指令部(2016年6月から)
設計最高速度 160km/h
運行最高速度 130km/h
備考 OTOS導入路線(ただし放送系、および年末年始などのイレギュラー時)

概要


東風ヶ丘本線は荻沢電鉄が自力で建設した路線としては最古参でありる。
この路線は荻沢電鉄グループに納入された車両が必ず走行する路線でもある。
この路線は地上線が多く、景色もきれいで、観光路線のような顔をしている。
当線起点駅の荻沢駅付近では学校が林立しており、ラッシュ時は学生が多く乗車することでも有名となっている。

運行形態



2016年6月以降


2016年6月以降、地元自治体や荻鉄、銀行等の出資による第三セクター『MHRみはらし鉄道』へ移管されることとなっており、以下の運転計画は計画段階であることを特記しておく。

荻鉄の現物出資扱いにより、N200系がすべて移籍、MHRみはらし鉄道籍として運行されることとなっている。なお、編成組み換えにより6連15本にすべて集約、車庫は見晴市駅に設けられることとなっている。重要検査は荻鉄が受託。
移管後、MHRみはらし鉄道の運転士の研修が終了するまでは荻鉄運転士・車掌が出向の形で運行を実施するが、研修終了後は、MHRみはらし鉄道の運転士によるワンマン運転となる。また、荻沢(荻鉄委託)、大具知、見晴市、東風ヶ丘中央、東風ヶ丘温泉、神沢口(美野里電鉄管轄)以外の駅を無人、または委託に切り替えることとなっている。

普通列車のみが日中15分間隔、ラッシュ時は7分間隔で運行される予定。

2016年5月まで

起点は長年、荻沢駅であったが、路線延伸により、愛浜駅に変更になった。しかしその後の路線分割により、荻沢駅に戻った。
荻沢へ向かうのが上り、そうでないものを下りとしている。
種別は普通・快速・特別快速・特急(臨時)であり、各種列車が運用に就く。

特別急行「ときめき」

終日に亘り20分間隔で運転。美野里電鉄夜島市駅から当路線を経由し西畳電鉄白金茶屋駅までを結ぶロングラン列車であり、通しでの所要時間は約4時間にも及ぶ。長距離輸送と近郊輸送をともに請け負っている列車であるため、Oシート1両、普通車指定席3両の特別車4両と一般車6両を併結した10両編成での運転が基本となっている。
荻鉄車、美野里車問わず、車内販売を実施している。

編成例
←白金茶屋・愛浜・荻沢/東風ヶ丘中央・神沢口・夜島市→
O指

快速

荻沢~神沢口間にて20分間隔で運転。なお半数の列車が篠山線に直通している。篠山線内は各駅に停車。

普通

荻沢~神沢口間にて10分間隔で運転。大半の列車が神沢口、東風ヶ丘中央、大具知、荻沢の各駅で快速または特別快速に接続する。半数の列車が篠山線に直通。

車両


荻沢電鉄の車両については車両紹介(荻沢電鉄)も併せてご覧ください。

  • 運用中の車両
    • 鉄道線車輛
      • 220系
      • 280系
      • 310系
      • 320系(寝台特急専用)
      • 新1000系(旧田原電鉄継承車)
    • N101系(旧田原電鉄継承車)
  • 乗り入れ車両
    • 美野里電鉄
      • MR30系(特別快速)
    • 長岡旅客鉄道
      • E1000
      • E233系3500番台(基本編成のみ)
      • E231系1000番台(三沢車,基本編成のみ)


歴史


1968(昭和43)年:荻沢-大具知間が開業する。この際は本線と名乗っていた。
1975(昭和50)年:東風ヶ丘中央まで延伸し、美野里電鉄(当時はMR)との乗り入れに備え、名称を現在の東風ヶ丘本線と改称する。同年8月、猛威を振るった大型台風が引き起こした津波により、海浜公園駅が浸水し全壊、その煽りを受け、荻沢-大具知間が運休する。回復は二ヶ月後の10月10日。
1992(平成4)年:長岡鉄道との相互乗り入れを開始する。
2008(平成20)年:荻沢-東愛浜間が延伸開業する。同年、特急の運行が開始される。
2009(平成21)年:愛浜臨海鉄道が開業する。同年、愛浜支線が複線化される。マグニチュード8.0・最大震度6弱の夢ノ浜南部地震が発生。花本一関~荻ノ川間が不通に。その後、地上線として復旧。高架線は2010年に復旧。
2010(平成22)年:路線分割で東風ヶ丘線に名称変更するも、翌々年戻される。
2012(平成24)年:河和線と一部線路を共用することとなる。
2013(平成25)年:荻沢検車区内に駅を設置、荻沢北駅とする。同年、美野里電鉄から東風ヶ丘中央~神沢口間を譲受する。(荻鉄が第二種、美野電が第三種)
2016(平成28)年:6月1日を以て第三セクターMHRみはらし鉄道へ移管、見鉄荻沢~海浜公園間を地下線切り替え予定。

駅名



駅名 駅名読み 起点からの距離 快速・直通快速停車駅 特別快速停車駅 特急ときめき停車駅 駅ナンバー 備考
見鉄荻沢 みてつおぎさわ 0.0km KC33 荻沢電鉄愛沢本線篠山線荻沢港線、起点
南荻沢 みなみおぎさわ 4.2km × × KC32
海浜公園 かいひんこうえん 7.2km × × × KC31
大具知 おおぐち 11.6km KC30
見晴市 みはらし 15.1km × × KC29
大山口 おおやまぐち 16.6km × × × KC28
中倉新 なかくらしん 23.9km × × KC27/KS32/SH31
東風ヶ丘ニュータウン こちがおかにゅーたうん 26.5km × × KC26/SH32
東風ヶ丘中央 こちがおかちゅうおう 28.9km KC25/SH33 美野里電鉄志乃崎線
川野福島 かわのふくしま 30.1km × × × KC24
時計台前 とけいだいまえ 31.2km × × × KC23
本藍川 ほんあいかわ 32.0km × × × KC22
南藍川 みなみあいかわ 32.9km × × × KC21
東新橋 ひがししんばし 33.6km × × × KC20
東風ヶ丘温泉 こちがおかおんせん 34.5km × × × KC19
東風ヶ丘大橋 こちがおかおおはし 35.6km × × × KC18
川野新町 かわのしんまち 36.4km × × × KC17
川野橋 かわのばし 37.2km KC16 ER川野橋線館川鉄道稲崎線
神沢口 かんざわぐち 39.9km KC15 美野里電鉄美野里本線三坂線池上海峡線
直通運転区間 美野里電鉄美野里本線経由夜島市まで


関連項目


最終更新:2016年04月27日 18:57