その1
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homuhomu_tabetai
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「ホムーホムー…」ガサガサ… …ホミュー…ホミュー…
「マドーマドー…」ガサガサ… …ミャロー…ミャロロー…
「あ…こいつら…子供を生んでるじゃないか…初めての子ども達だな///やったー///」
夕方…ケージで飼っているほむほむとまどまどがゴソゴソしていたので覗くと…寝床になっているワラの上に…生まれたばかりの仔ほむと仔まどが居た。
「…ホミャーホミャー…」コロリン… コロリン…
「…ミャロロー…」ヨチヨチ… キョロキョロ…
ワラの上で仔ほむは寝転がり、仔まどは一生懸命に親の所に這っていこうとしている様だ。
…肝心の親たちは…。
「ホムーホムホムー…」ポリポリ…
「マドマドマドー…」ポリポリ…
…一仕事終えて腹が減ったのか、子どもを置いて…少し離れた餌入れのひまわりの種を齧っている。
「…お疲れ様。しかし…やっぱりかわいいな…チビ達もな///」…ホミャー…ミャロー…
俺はケージの天井を開けて…もう少しで親にたどり着きそうな仔まどに手を近づける…親は餌に夢中で気づいていない。
「ミャロー…ミャロー…」ヨチヨチ… ヒョイッ…ミャロ?…
仔まどをつまみ上げ、手のひらに乗せる…仔まどは少しキョロキョロしたが、すぐに俺の手のひらを這い出した。
「ミャロー…ミャロー…」ヨチヨチ…
「くすぐったいな///…おっとっと…これでどうだー///」
「ミャロロー…ミャロー…」ヨチヨチ…ヨチヨチ…
片方の手のひらの端に来たら、落ちないように逆の手をその前に差し出す…いわゆる永遠ループだ。
まだ親の所に行こうとしているのか、仔まどはずっと這い続ける。
…しばらく遊んでいたが…仔まどは這うのをやめて、手のひらの窪みに止まり…横になって丸まった。
「…ミャローン…」ゴロゴロ…
「…さすがに疲れたか?…よしよし///」ツンツン …ミャロン///…
仔まどを乗せたまま、ケージを見る…まどまどはまだ種を齧っていたが、ほむほむは残された仔ほむが居る寝床に帰っていた。
「ホムホムー」「ホミャホミャー」コロリン…コロリン…
仔まどが居ないのに気づいていない様子で、ほむほむは仔ほむの横で一緒になってコロコロと寝返りを打っている。
「…子どもが一匹居ないのに…気づかないのか?……お前、忘れられてるみたいだぞ…」 …ミャ…ロ…
手のひらの仔まどに話しかける…仔まどはいつの間にか眠ってしまっていた。寝ている仔まどをしばらく眺めてから…またケージを見る…。
「ホミャー…ホミャミャー…」Zzz…
「ホムラチャーン…」ペロペロ…
「マドカァ…」ペロペロ…
まどまども寝床に戻って…ほむほむとお互いの顔を舐めあっている。その横で仔ほむは眠っている…。まどまども気づいていないようだ。
「…気づけよ…それとも…仔まども生んだ事を忘れてるのか? …戻してやるか…」
俺は仔まどの乗っている手を寝床に近づける…と…?。
「ホムッ!?!? …ホムーッ!!! ホムムーッ!!!」ギュー… …ホミュッ?…
「マドッ!?!? マドマドーッ!!!」ブンブンブンブン…
ほむほむは俺の手に気づくと、仔ほむをしっかりと抱きしめ…寝床にうつ伏せにうずくまる…どうやら子どもを取られない様に隠しているつもりらしい。
まどまどの方は…ほむほむと俺の手の間に立ち、両手を振り回して…俺の手を威嚇(?)している…。
「おいおいおい…まぁいいか…ほら!」コロン… …ミャロッ!?…コロコロ…
番を無視して、仔まどを寝床に転がす…仔まどはほむほむの横に落ちた。
「ホムッ!?!? ホムーホムー!!!」ギュー…ミャローン?…ホミャー?……
「マドドーッ!!! マドマドッ!!!」ペチペチ…ペチペチ…
ほむほむは急いで落ちてきた仔まどを抱きしめうずくまるが…さすがに一匹では無理がある…仔ほむの下半身がほむほむの脇からはみ出た。小さな足が緊張からか…ピーンと伸びている。
…まどまどは近づいた俺の手をペチペチと叩きだした。…特に痛くは無い。
「一応…子どもだってことは分かってるんだな…安心した。…おっと!!」スッ
「マドンッ!!!」ブンブンブン…
まどまどに噛みつかれそうになって手を引っ込める…まどまどはまだ威嚇を続ける。
「…勇ましいな…いつもは掃除や餌やりする時は、あたふたと走り回るのに…」
そうなのだ…子どもが生まれる前まではケージに手を入れただけで、驚いて走り回り…最終的に…俺の作業が終わるまで、隅っこで身体を寄せ合って震えていたのだ。
「しかし…飼い主を威嚇するとは…いい度胸だ!…制裁だっ!!」
ペチン…
「マギョッ!?!?」ゴローン…
まどまどの額を軽く指で弾く…まどまどは後ろに倒れこんだ。
「ホムーッ!?!? マドカーッ!!! …ホムホムー…」ガササ…ペロペロ…
「マドーッ!!! …マドマドー…」 ギュー…
「ホミャホミャ///」「ミャロロン///」ペロペロ…///
ほむほむは…倒れたまどまどに急いで近寄り、顔を舐めだす。ほむほむの腹から開放された子ども達は、お互いの顔を舐めあっている。
そして、落ち着いたのか…ほむほむは仔まどを…まどまどは仔ほむを抱いて眠り始めた。
「…ホムー…ホムムー…」Zzz… 「…マド…マドー…」Zzz…
「…ホミャー…ホミャ…」ペロペロ… …Zzz… 「…ミャロー…」ペロペロ… …Zzz…
子どもは親の顔を舐めてから…眠りだす。俺はその様子をしばらく眺めていた…。