侍戦隊シンケンジャー(スーパー戦隊シリーズ第33作)

【番組の詳細】(スーパーヒーロータイム

  • 2009年2月15日から毎週日曜日7時30分~8時00分にテレビ朝日系で放送中のスーパー戦隊シリーズの第33作。劇場版1本公開予定
  • 本作よりフィルムでの撮影から「レッドワン」と呼ばれるデジタルビデオカメラに変更され、オールサイレントで後からアフレコする方式から現場での同時録音に変更された。
  • 夏に公開される、「劇場版 侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦」は日本で初のフルデジタル3D映像で製作される。DLP上映*1が可能な劇場のみで3D版が公開される。


【スーパー戦隊シリーズと仮面ライダーシリーズとの関連】

  • 1975年に放送された「仮面ライダーアマゾン」の放送を最後に、毎日放送とNET(当時のテレビ朝日の会社名)のネットワーク変更が行われ大阪、毎日放送はTBSとのネットワークに変更される。土曜日の夜7時30分の人気ヒーロー放送枠がTBSに移動となったためこの放送枠の後番組としてNETは東映に後番組を発注する。仮面ライダーの原作者の石森章太郎(現、石ノ森章太郎)のアイディアを元に「秘密戦隊ゴレンジャー」が誕生する。
  • ゴレンジャーの後番組として製作された「ジャッカー電撃隊」は同じく石森章太郎原作の4人サイボーグ戦士の物語。番組が終了した後の1978年製作された「東映まんがまつり」で公開された「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」で、同じ原作者での番組の枠を越えた作品として製作された。この物語の世界では世界中でヒーローが戦っており、写真だけの登場であったがこの物語で敵として登場する4つの組織とヨーロッパで仮面ライダーV3、アマゾンでは仮面ライダーアマゾンがそれぞれ戦っていたという設定であった。
  • ジャッカー電撃隊をもって一旦シリーズは終了するが、土曜夕方6時に放送されていた「闘将ダイモス」が早期終了になりこの後枠を埋めるためにテレビ東京で放送されていた「スパイダーマン」の後番組として企画されていた「バトルフィーバーJ」がスタートすることになる。原作者は八手三郎*2で以降放送時間の変更や放送時間短縮などがあったが、様々なハードルをクリアしつつ現在2009年で33作まで続く長寿シリーズとして続いてきた。放送時間が現在の日曜日の朝7時30分になり、平成仮面ライダーシリーズの第1作の仮面ライダークウガが放送開始され、このディケイドの平成仮面ライダー10周年と同様に同じスーパーヒーロータイム枠で戦隊とライダーとの組み合わせとしての放送も10周年となる。ライダーのお祭りが派手な一方、地味ではあるがディケイドの異世界を越えるという設定を使い、クロスオーバーという形でこれまで交わろうにも交わりにくかった二つの東映二大ヒーローの夢の共演が実現した。
  • 平成仮面ライダーシリーズでは度々、スーパー戦隊シリーズと出演者やスタッフが共通することが多かった。「侍戦隊シンケンジャー」の腑破十臓役の唐橋充は仮面ライダー555では海堂直也=スネークオルフェノク役、仮面ライダーカブトでは日下部ひより=シシーラワームの絵の担当、仮面ライダーGではシェード隊員を演じている。


【侍戦隊シンケンジャーと仮面ライダーディケイドとの関連】

  • 本作「侍戦隊シンケンジャー」でメインライターを担当する小林靖子はスーパー戦隊シリーズの冠がついた最初の作品で第24作「未来戦隊タイムレンジャー」のメインライターを担当。以降、仮面ライダーアギトから平成ライダーシリーズに参加。アギトの次回作の「仮面ライダー龍騎」のメインライターを担当している。その後しばらく特撮からアニメ作品へと別のジャンルの作品を担当した後にスーパー戦隊シリーズ第30作の「轟轟戦隊ボウケンジャー」ゲストライターを担当。翌年2007年から平成仮面ライダーシリーズ第8作「仮面ライダー電王でメインライターを担当している。ディケイドでは電王の世界シンケンジャーの世界のクロスオーバー作品を自ら担当した。
  • 「劇場版 侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦」は日本で初のフルデジタル3D映像で製作されており、その3D映像の解説として、仮面ライダーディケイドのレギュラーも登場している。
  • 第二十幕と第二十一幕では、シンケンジャー本編にも仮面ライダーディケイドのレギュラー海東大樹門矢士光夏海光栄次郎が登場している。


【侍戦隊シンケンジャーの物語に登場した戦士】



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最終更新:2010年01月14日 01:41
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*1 デジタル・ライト・プロセッシングの通称。デジタル上映。本来フィルムにプリントされた映像が公開されるが、デジタルデータとして映画館に配信されフィルムを使用しない上映となる。初回上映以降、フィルムの劣化により上映される映像のクォリティの変化がなく、綺麗な映像がいつでも楽しめる。この設備を設置している映画館は現在、数箇所のみ

*2 様々な紆余曲折はあるが現在は東映テレビ事業部の共同ペンネーム