仮面ライダーキバが変身可能なフォームの中でも、最も上位のクラスに値する形態でキバの本来の姿で、キバの最強形態。体色はその名の通り「皇帝」の上品さを現すかのように金色がベースとされており、皇帝の名を持つにふさわしく背中にはマントが装着されている。また、皇帝の肩書きを持つだけでなく実力も相当のものであり、どんなに強力な力を持っている怪人でさえ一撃で撃破するというパワー、どんな相手の攻撃も受け流すという俊敏さを兼ねている。また、このフォームが魔皇力を十分に発揮した場合、世界1つは滅びると伝えられている。
ドラン族のゴ-ルディワイバーンの改造態「
魔皇竜タツロット」を腕に装着することで全身のカテナを開放し変身する。
武器はガルルフォーム、バッシャーフォーム、ドッガフォームが使用する武装全てであり、更に物語中盤では
ドラン族のモンスター「
キャッスルドラン」の城の内部から発見された強力な力を持つ剣「
魔皇剣ザンバットソード」を手に入れたことで、更にこのフォームは力を高めることとなった。ザンバットソードからは広範囲に放射可能な光刃を刃先から発することが可能である。ザンバットソードは元々、
ファンガイアのキングの所持品であり、1986年のキングがクイーンの真夜との会話時にキャッスルドランの壁にめり込ませた。
紅渡はザンバットソードに一時乗っ取られ暴走したが
アームズモンスターが合体した幻想怪物「ザンバットバット」が剣に装着することで制御可能になった。
必殺技は空中に飛び上がって強力な空中キックを発動する「
エンペラームーンブレイク」のほか、ガルルセイバーの刃先を分離させ、その刃先で空中から5回斬り付ける「
エンペラーハウリングスラッシュ」、ドッガハンマーで魔皇力を集結させたエネルギー弾を相手にぶつけて一切の動きを封じた後、ドッガハンマーを振り下ろし敵を粉砕する「
エンペラーサンダースラップ」という2種類の必殺技も存在する。なお、バッシャーマグナムで発動される「エンペラーアクアトルネード」という必殺技も存在するが、劇中では未使用であった。
また、ザンバットソードに装着されている幻想怪物「ザンバットバット」に装着されているフエッスル「ウエイクアップフエッスル」を発動する事で、ザンバットソードで広範囲の標的を斬り付ける必殺技「
ファイナルザンバット斬」を発動可能である。更にこの必殺技には、刃先から強力なエネルギー弾を発射して敵を粉砕するという派生技も存在する。
また、この形態から紅渡のようなファンガイアと人間のハーフは
紅音也と真夜が作ったバイオリン「ブラッディ・ローズ」で巨大なコウモリ形の竜のような「キバ飛翔体」(エンペラーバット)に変身できる。
劇中では
門矢士が変身する
仮面ライダーディケイド コンプリートフォームの専用アイテム・
ケータッチで発動される能力「
カメンライド エンペラー」で召喚された個体と、完結編で
ワタルが変身する
仮面ライダーキバ キバフォームが
仮面ライダーディケイド コンプリートフォームの力で二段変身した姿として登場した。