紅渡

「あなたは全ての仮面ライダーを破壊する者。創造は破壊からしか生まれませんからね、残念ですが。」*1

【種別】 登場人物・出演俳優(TVシリーズ ゲスト登場人物)
完結編 登場人物・出演俳優(ゲスト登場人物)
平成仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーキバ(平成第9作)
【名前】 紅渡
【よみがな】 くれない わたる
【キャスト】 瀬戸康史 (オリジナルキャスト
【登場話】 第1話第31話
劇場版 仮面ライダーディケイド 完結編

【ディケイドの物語】

この現実世界と別に存在する9つの世界が交わりそうになっている危機を伝えるために、どこからともなく現れた門矢士が出会った謎の青年。この世界が消滅する、と。過去の記憶が定かでない士を「全てを破壊する者」と呼ぶ。記憶をなくす以前に、すでにかかわりがあったかのようなそぶりをみせる。バックルカードの存在も知っている。
光夏海が瓦礫の中から偶然拾った古ぼけたディケイドライバーとライドブッカーで士は仮面ライダーディケイドに変身して様々な怪人と戦ったが、突然全てのライダーカードが使用不可となってしまう。その理由を彼は「それは、君がすべて失ったからだ」という。そして9つの世界を旅して世界を救わなければならないとメッセージを残す。
そして、第31話にて再び登場。ディケイドの「ライダーを破壊するのではなく、仲間にしてしまう」という想定外の行動によって彼を敵とみなし、仮面ライダーキバに変身。「僕の仲間」であるオリジナルの平成ライダー達と共に「貴方の旅を終わらせます」と宣言、ディケイドに襲い掛かる。
余談だが、地上波デジタルでの字幕表示で紅渡のキバの変身時、キバットバットⅢ世が「キバットバット二世」と表示されている場面があった。*2

【オリジナルのキバの物語】

前作「仮面ライダーキバ(平成第9作)」の主人公。表向きは腕利きのバイオリン職人として活動しており、有名なバイオリニストなどが依頼してくる自分のバイオリンの修理をするなどバイオリン職人としての腕は抜群である。しかし、バイオリンを修理したり、最高のバイオリンを製作するために猫が食べていた魚の骨などを盗んだりするなどの奇行が目立ち、彼の保護者である少女「野村静香」も少々彼から引いている。また、裏側では「キバを受け継ぐ者」として仮面ライダーキバに変身し、人間の魂「ライフエナジー」を捕食している怪人軍団「ファンガイア」たちと戦う使命を持っている。しかし、これは彼が望んだことではなく、運命が彼を仮面ライダーキバに変身するのを望んだことである。ギタリストのイケメンズのメンバー「襟立健吾」と友人になる。
また、キバに変身できるのは人間とファンガイアの間に生まれた(=人間とファンガイアのハーフ)からであり、ファンガイアの血を引き継いでいるため、いつ人間をファンガイアの力で襲い掛かってしまうかもしれない事に苦悩する。内気な青年ではあるが自分の父親である元バイオリニスト「紅音也」のことを誰よりも尊敬しており、彼をバカにしようとする相手には恐れず抗議するなど、父に対する思いが大きいと推測される。「名護啓介」の紹介で怪しげな霊媒師に関わった際、紅音也が一時的に彼の体に憑依していたこともある。
後に母親がファンガイアのクイーン「真夜」であることが判明する。彼は幼少期から彼女の顔を覚えていたが、紅邸に預けられた後別れたため、異父兄の「登太牙」に教えられるまで彼女が生きていることを知らなかった。後にビショップに命を狙われた登太牙を守るため、過去のキングと同じ衣裳を纏い、ファンガイアのキングになる宣言をする。
彼のファンガイアの姿は不明。劇場版「魔界城の王」では、杉村隆=仮面ライダーアークに操られた際、キバットバットⅢ世無しでキバ飛翔態(エンペラーバット)に変身している。
また、その性格から社会や自分に与えられた使命におびえて引きこもりに近い行動をとることが多いため周りの人間から白い目で見られることがあったが、ディケイドの物語でははきはきとした態度で士に接してくるなど成長した部分も垣間見られる。

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最終更新:2010年11月19日 20:59
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*1 20世紀を代表する画家であり彫刻家のパブロ・ピカソが残した「あらゆる創造活動はまず何よりも破壊活動である。」格言からの引用と思われる。

*2 誤植の可能性もあり、よく間違いがある